グレートデンの特徴とは

グレートデンはドイツ原産の大型犬です。毛色は、ブラック、ブルー、フォーン、ブリンドル、ハールクインの5種類があり、被毛は光沢のある美しい短毛です。
体高は70~80cm、体重は46~54kgもあり、二本足で立つと170cmを超えるほどの大きな犬です。

「世界最大の犬・体高部門」でギネス記録に認定されている「ゼウス」もグレートデンで、その体高は111.8cm。後足で直立すると、なんと226cmもあったそうです。

グレートデンは、猟犬、ハウンドドッグ、軍犬と幅広い分野で古くから使役犬として働いていました。大きく強い体を持ちながらも生活の場では穏やかで優雅なグレートデンは、真に強く美しい存在の象徴として、上流階級のステータスシンボルでもありました。
ギリシャ神話に登場する最上級の神である太陽神アポロンになぞらえて、「犬の中のアポロ」とも呼ばれています。

グレートデンの愛すべき性格とは

グレートデンは、「優しい巨人」と呼ばれるほど非常に穏やかな性格をしています。飼い主には従順で献身的、家族以外の人や犬には控えめに接します。
たくましい体をしていますが、実は甘えん坊の寂しがり屋。大きな体で飼い主の膝の上に乗って甘えたがります。
他の犬の挑発には基本的に乗らず、小さい子供にも優しく接する穏やかで忍耐強い犬です。

基本的にとても優しい性格のグレートデンですが、しつけがおろそかになると、その巨体ゆえに制御は困難。
飼い主はしっかりとしつけを行わなければなりません。もし少しでも自分では手に余ると感じた場合、早い段階でドッグトレーナーに相談しましょう。

グレートデンを飼うときの注意点

聞き分けが良く理解力の高い犬種のため、いたずらはあまりしません。しかし体が大きくパワフルなため、しっぽを振っただけでテーブルの上にある食器が飛んで行ったり、ガラスが割れたりしてしまうことがあるんだとか。
悪気はないので、飼い主もグレートデン同様広い心で許してあげる必要がありますね。

ストレスを溜めないように、毎日適度な運動も必要です。特別激しい運動は必要ありませんが、長時間の散歩を行いましょう。

グレートデンは、飼い主のそばで過ごすのが大好きです。寂しがり屋なので室内飼いが望ましいですが、飼い主よりも大きくなる可能性のあるグレートデンを飼うとなると、日本の住宅事情では飼うのは難しいでしょう。
体が大きい分、食費の負担も大きいですし、もし倒れたときにどうやって病院に連れて行くかも考慮しなければいけません。

とても魅力的なグレートデンですが、必ず事前によく考えて、必要な環境を万全に整えてからおうちに迎えてくださいね。

グレートデンは胃捻転に要注意

グレートデンの平均寿命は6~8年とかなり短めで、その理由はいまだ解明されていません。
しかし、長生きのポイントの一つに「胃捻転の予防」があることは確かでしょう。

胃捻転は二番目に多い大型犬の死因とされており、グレートデンは特に発症しやすいといわれています。
食事直後の運動や運動直後の水の多飲、食べ過ぎや早食いは胃捻転の原因となるので、日ごろからグレートデンの食べ方・飲み方によく注意してください。
胃捻転の症状には、嘔吐、食欲不振、大量のよだれ、頻繁なゲップなどがあります。

胃捻転を起こしたら、早急な手術が必要です。症状が出てから獣医を探すようでは手遅れになる可能性があるので、グレートデンを飼うときは、いざというときにすぐに頼れる獣医が近所にいるかどうかをよく確認しましょう。

まとめ

とっても大きな体のグレートデンは、心も広い「優しい巨人」。穏やかで甘えん坊な愛らしい性格の持ち主です。

間違いなく最高の家族となってくれるグレートデンですが、飼育に必要な環境を整えるのは簡単ではありません。家族とよく話し合い、グレートデンが快適に過ごせる環境かをきちんと考えてから飼いましょう。