犬の外飼いのメリットについて

まずは犬の外飼いのメリットから見てみましょう。

家の中が汚れない

外飼いなら「犬の抜け毛のせいで掃除機をかけてもキリがない……」といった、部屋のお掃除問題の心配はありません。
また、お散歩後に犬の足裏に付いた砂や土を部屋に持ち込んでしまうこともないでしょう。排泄の失敗で部屋が汚れることもありません。

家の中に犬の臭いが付かない

飼い主はなかなか気付けないものですが、室内飼いの場合、どうしても愛犬の臭いは部屋に染み付いてしまいます。動物の臭いが苦手な人を家に招いた際に、不快な思いをさせてしまう可能性も否めません。
このような心配がないのも、外飼いならではのメリットの一つでしょう。

室内でのイタズラや誤飲の心配がない

箱ティッシュや新聞紙、人間の食べ物など。家の中は犬が思わずイタズラしたくなるもので溢れています。またヘアピンや輪ゴム、タバコなど、床に落ちた生活雑貨の誤飲は犬の室内飼いによく見られるトラブルの一つです。
このようなものが少ない屋外なら、ゴミの片付けさえ気を付けておけば、基本的にイタズラや誤飲の心配はしないで済むでしょう。

お散歩後の汚れを気にしないで済む

室内飼いの場合は、お散歩等で外に出るたびに、犬の汚れた足裏を拭く必要があります。
一方外飼いは極端に汚れなければお散歩後のケアも必要なく、そのままお外に繋ぐだけなので余計な手間がかかりません。

犬の外飼いのデメリットについて

続いて、犬を外飼いすることのデメリットも確認しましょう。

室内飼いに比べて平均寿命が短くなる傾向にある

外で飼うことにより、ノミやダニ等の寄生虫やウイルスの感染可能性が高まること、飼い主の目が行き届かず体調の変化に気付けない場合があることなどが理由とされています。
また、夏場の熱中症や冬場の低体温症には注意が必要です。

脱走の危険がある

鎖が切れたり繋ぎ方が不十分だったりすると、飼い主が気付かないうちに愛犬が脱走してしまうという事態も起こり得ます。ただの脱走ならまだいいものの、最悪の場合道路へ飛び出して事故に遭う危険もあります。

汚れやすくなる

外飼いは土や砂、黄砂などの影響で汚れやすい傾向にあります。犬をきれいに保つためには、家飼いするときよりもこまめに洗ってあげる必要があるでしょう。

悪天候の影響を受けやすい

飼い主が留守のときに突然の雷雨や大雪に襲われてしまったら、自分で家の中に入ることができない犬は、びしょ濡れのまま飼い主を待つことになります。
外飼いのスペースに避難できる犬小屋があったとしても、雨風の程度によっては犬が濡れてしまう恐れがあります。

人通りに吠える場合がある

家への来客や宅配業者などの訪問があったとき、警戒心の強い犬や気の弱い犬は防衛本能から吠えかかってしまうことがあります。
吠え癖がつかないようにしっかりとしつける必要があります。

他人にイタズラされる危険がある

飼い主の目の届かないところで悪質なイタズラをされたり、酷い場合にはけがをさせられたりする危険性も否定できません。
イタズラされる恐れがある場合は、防犯カメラや見回りの対策が必要となりますが、いずれにしても費用や手間がかかることです。

外飼いに向いている犬種

外飼いを考えるのであれば、もともと外飼いに向いている犬種を選ぶことがベストです。具体的にはどんな犬種が外飼いに適しているのでしょうか。

柴犬、秋田犬、甲斐犬などの日本犬

日本を原産国とする日本犬は、多くの場合、外飼いでも問題ないと言われています。日本の気候風土に適しており、毛の生え変わりによって、暑さと寒さ、両方への適応力も備えているためです。
また、日本犬は自立心が強い傾向にあるため、家の外で一匹でも孤独を感じることが少ないとされています。

ダブルコートの犬種

ダブルコートとは、固いオーバーコートと柔らかいアンダーコートが二重になった毛並みを指します。アンダーコートが寒い季節に伸び、暑い季節に抜け落ちるので、四季のある日本の気候に適しています。
また、夏にごっそりと毛が抜けるので、お掃除の手間を考えても外飼いにおすすめです。

寒い地域の犬

北海道などの寒さが厳しい地域の場合、シベリアからカナダの北極圏を原産とするシベリアンハスキーのような、寒い地域で生まれ育った犬種がおすすめです。ただし暑さには弱いので、寒冷な地域でも猛暑の年などは注意が必要です。

外飼いに向いていない犬種

反対に、外飼いには向かないと言われる犬種も存在します。やはり暑さや寒さへの適応力が弱い犬種は、外飼いに向かない傾向です。

シングルコートの犬種

被毛が二重になっているダブルコートに対し、アンダーコートがほとんどないものをシングルコートと呼びます。シングルコートは室内飼いを目的に品種改良された毛並みなので、寒さや雨風に弱く、外飼いには向きません。

小型犬

一般的に、犬は体が大きいほど寒さに強く、小さいほど弱いと言われています。例えばチワワミニチュアダックスフントなどの小型犬は、ダブルコートですが寒さは大の苦手なのです。

短毛種

ミニチュアピンシャーイタリアングレーハウンドなどの短毛種の犬は被毛の防寒性が低いため寒がりな個体が多く、冬場の外飼いは低体温症の危険があります。

短頭種

フレンチブルドッグパグなどのマズルが短い、いわゆる「鼻ぺちゃ」の犬種は、舌を出してハアハアと熱を逃がす呼吸(パンティング)が苦手です。そのためマズルが長い犬と比べて暑さに弱く、熱中症のリスクも高くなっています。

そのほか、日本犬と比べて洋犬は飼い主への依存心が高い犬が多いため、人と離れて暮らす外飼いよりも家飼いのほうが体調やメンタルが安定しやすいと言われています。

犬を外飼いするときの注意点

外飼いを検討するときは、以下のような点をチェックしておきましょう。

屋外用サークルを設置する

外で走り回ることが好きなイメージがある犬ですが、それは遊ぶときのこと。休息時や寝るときには、安心できる場所が必要です。
敷地のなかが開放的だと、常に自分の身に危険が及ばないよう広範囲に気を張ることとなり、犬も安心できません。愛犬が安心できる場所をつくるため、敷地の中を適切な大きさのサークルで囲ってあげる必要があります。

鎖(リード)の長さは適切に

愛犬を繋いでおく鎖は、長すぎず、短すぎず適切な長さに調節しましょう。目安は野外用サークルのなかを十分動き回れる長さです。鎖やリードが長すぎると、絡まって思わぬ事故の原因にもなります。

外でもトイレスペースとしつけは必須

外飼いの場合でも、室内飼い同様のトイレトレーニングが必要です。
サークルの中に決まったトイレ場をつくり、排泄のタイミングでトイレ場に連れていくようにします。子犬のうちからトイレトレーニングをすることで、決まったトイレの場所を覚えさせることができます。
排泄物をそのまま放置することは不衛生です。ペットシーツを敷く、排泄物は拾って処理するなど、犬が気持ちよく過ごせる環境をつくりましょう。

暑さと寒さへの対策は万全に

外飼いのスペースの中に、犬が避難できる屋根付きの犬小屋を用意します。場合によっては犬用の暖房やクーラーも活用するとよいでしょう。
また、台風や大雪などの悪天候で外飼いの犬に危険があるときは、決して無理をさせずに家の中に入れるようにしましょう。

表札などに犬を外飼いしていることが分かる目印をつける

ステッカーや注意書きを貼り、初めての来訪者でも犬がいることを知らせておくと親切です。「犬がいることを知らずに敷地内に入ったら、突然吠えられた」ということも少なくなるでしょう。

まとめ

家の事情などで外飼いをする場合は、記事でご紹介したようなメリットやデメリットを十分に理解する必要があります。
また、犬を飼うスペースや設備など適切な準備を行ったうえで、外飼いに適した犬種を選ぶと良いでしょう。
外飼いによるトラブルが起きてしまう前に、ぜひ記事で紹介した内容を参考にしてみてくださいね。

執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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