犬の年齢を人間の年齢に換算する方法について

犬の一生は人間よりも短いものです。当然、犬は人間よりも遥かに早いスピードで歳をとり、寿命を迎えます。
まずは犬年齢を人間の年齢に置き換えると、おおよそ何歳に相当するのかを見ていきましょう。

犬年齢1歳
大型犬は人間でいうと12歳、中・小型犬は15歳にあたります。
1年で生まれたての赤ちゃんから、小学生~中学生まで一気に成長します。

犬年齢2歳
大型犬は人間年齢で19歳、中・小型犬は24歳です。
2歳になると成長のスピードも緩やかになります。

犬年齢3歳
大型犬は26歳、中・小型犬は28歳です。
1歳のころと比べると落ち着いていますが、まだまだ活発さも失われていない年代です。

犬年齢5歳
大型犬は40歳、中・小型犬は36歳です。
人間でいうと働き盛りの年代ですが、そろそろ老化の兆しが見えはじめる年代です。5歳ごろから大型犬と中・小型犬の年齢の進みは逆転します。

犬年齢10歳
大型犬は75歳、中・小型犬は56歳です。
10歳になると犬はシニア年代に突入します。大型犬はすっかり高齢者の域に入り、身体能力の衰えが出てきます。中・小型犬はシニアとはいっても、まだまだ元気いっぱいの犬も多いです。

犬年齢12歳
大型犬は89歳、中・小型犬は64歳です。
大型犬は天寿を全うする子も多くなります。中・小型犬も確実に老いが出てくるころで、シニア犬としての対策が必要になります。

犬年齢15歳
大型犬は110歳、中・小型犬は76歳です。
大型犬でこの年齢まで生きると、かなりのご長寿です。中・小型犬も寿命が近づく年齢です。

以上のように、大型犬と中型犬・小型犬とでは、歳をとるスピードも変わります。
環境省から発表されている情報によると、3歳までは大型犬の方がゆっくり歳をとりますが、以降は老化のスピードが速まっていきます。

さらに、英国BBCでは以下のような犬種別の年齢換算計算式も紹介されています。

【全犬種共通】犬年齢0歳から2歳までの計算式
小型犬… 犬年齢×12.5歳
中型犬… 犬年齢×10.5歳
大型犬… 犬年齢×9歳

【犬種別】犬年齢3歳以降の計算式
チワワ… 犬年齢×4.87歳
ミニチュアダックスフンド… 犬年齢×4.32歳
シーズー… 犬年齢×4.78歳
ミニチュアシュナウザー… 犬年齢×5.46歳
パグ… 犬年齢×5.95歳
フレンチブルドッグ:1年×7.65歳
ウエストハイランドホワイトテリア… 犬年齢×4.96歳
ビーグル… 犬年齢×5.20歳
コッカースパニエル… 犬年齢×5.55歳
キャバリア… 犬年齢×5.77歳
ボーダーテリア… 犬年齢×4.47歳
ラブラドールレトリバー… 犬年齢×5.74歳
ゴールデンレトリバー… 犬年齢×5.74歳
スパニエル… 犬年齢×5.46歳
ブルドッグ… 犬年齢×13.42歳
ボクサー… 犬年齢×8.90歳
ジャーマン・シェパード・ドッグ… 犬年齢×7.84歳

2歳以降は、犬種により歳の取り方にかなり差が出てくることが分かります。
BBCの情報によると、最もゆっくり歳を取るのはミニチュアダックスフンド、最も早く歳をとるのはブルドッグということになりますね。

小型犬が大型犬より長生きする理由は諸説あります。アメリカのゲノム学者Adriana Heguyは、体の大きい動物は、成長する過程でがんを発症する確率が上がるため、寿命も短くなる傾向にあると解説しています。

サイズ・犬種別の平均寿命について

犬年齢が分かったところで、次に知っておきたいのは犬の平均寿命です。
小型犬から大型犬まで、寿命の目安も犬種によって決まります。

【小型犬の平均寿命】
 トイプードル… 14.7歳
 チワワ… 13.7歳
 柴犬… 14.5歳
 パグ… 12.3歳
 シーズー… 13.6歳

【中型犬の平均寿命】
コーギー… 12.5歳
ブルドッグ… 9歳
ビーグル… 13.3歳

【大型犬】
ラブラドールレトリバー… 12.8歳
ゴールデンレトリバー… 11.1歳

犬種別で見ても、体の小さな小型犬のほうが平均寿命も長い傾向にあることが分かります。

ところで、世界で一番長く生きた犬についてご存知でしょうか?
最長寿命のギネス記録を持つのは、29年5ヶ月も生きたオーストラリアンキャトルドッグのブルーイーです。
また非公式ではありますが、オーストラリアンケルピーのマギーはブルーイーを超える30年生きたと証言されています。真実であれば世界レコードとなる大記録です。

犬の加齢研究では、“加齢による筋肉量低下の速度が遅いこと”、“骨密度が高いこと”などが犬の長生きに繋がっているという結果も出ています。
体の大きさや犬種に後天的な要因が重なることで、犬の寿命も決まっていくのです。

外見による犬の年齢の見分け方について

①歯
犬は生まれて3~4週ごろから歯が生え始め、乳歯の期間を経て7ヶ月ごろに永久歯が生えそろいます。
1歳ごろまでは白くキレイな歯を保っていますが、2~3歳ごろになると歯垢や黄ばみなどの汚れが付くようになります。
5歳以降は歯の欠落や腐敗が見られるようになります。

②目
6~8歳ごろにみられる症状として、核硬化症があります。犬の瞳孔がやや灰色~白色、または青みを帯びて見えるようになります。
白内障はシニア犬によくみられる病気です。

③被毛や皮膚
5歳ごろからは犬の被毛に白髪が見えるようになります。ヒゲや体全体に白い毛が生えるようになると、高齢犬である可能性が高まります。
皮膚の弾力が下がり、乾燥しがちになるのもシニア犬の特徴です。

いつからシニア期? 老化のサインと健康管理のポイント

犬にとってのシニア期は、7~9歳ごろから始まるとされています。シニア期に差し掛かると、犬にも老化のサインが現れるようになります。

主な老化のサイン
・白髪が増えて被毛のツヤがなくなってきた
・毛量が減った、毛が伸びるスピードが遅くなった、抜け毛が増えた
・皮膚の弾力が下がってきた
・目が白っぽくなった(白内障)
・太ってきた、または痩せてきた
・口臭が出てきた
・目ヤニの量が増えた
・イボなどのできものができるようになった

見た目といった分かりやすい部分から、皮膚の感覚から匂いといったところまで、身体の至るところに老化のサインが出ます。飼い主として、日頃から注意深く観察するようにしましょう。

また、愛犬がシニア期を向かえたら、以下のようなポイントに注意してみましょう。

シニア犬が食べやすい食事に変える
 ・フードをシニア用に変える
 ・食いつきが悪くなったときは嗜好性が高いフードを混ぜて与える
 ・ご飯を水やお湯でふやかす
 ・ご飯を人肌程度にふやかす
 ・1回の食事量が減った場合は、回数を分けて与える

お散歩の方法を変える
 ・散歩時間を短めにする
 ・犬のペースに合わせてゆっくり歩く
 ・階段やじゃり道、障害物の少ない歩きやすいコースを選ぶ
 ・散歩前に室内でウォーミングアップをする
 ・日中高温になる時間帯は避ける

シニア犬のための飼育環境を整える
 ・床に滑り防止のシートやマットを敷く
 ・上り下りが楽になるよう階段にスロープを設置する
 ・首が疲れにくくなるよう高さのあるフード入れを使用する
 ・犬にとって障害物となるものを部屋から取り除く
 ・室温の変化に注意する

飼い主の心遣いと暮らしの工夫で、身体能力や消化機能、味覚や嗅覚が衰えてきたシニア犬も快適に過ごせるようになります。
いざというときにも対応できるよう、少しずつシニア期に向けた準備をすることをおすすめします。

まとめ

今回は犬年齢の計算方法や犬種別の平均寿命、老化のサインと対応方法について解説しました。
老化の兆候は徐々に現れてきます。愛犬と長く幸せに暮らすためにも、飼い主が正しい知識を身につけておきましょう。

参考文献 BBC NEWS 「Dog years: How do you calculate a dog's true age?」(英文) http://www.bbc.com/news/magazine-22458083

アニコム損害保険株式会社「犬種別の平均寿命を調査」 https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2016/news_0160531.html

執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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