相談内容:歯茎からの、度重なる出血
飼い主からの相談
5月12日、散歩中他の犬に激しく吠え付いた後、口の中が切れたのかポタポタト道に落ちる位出血しました。その日のうちに診察を受けステロイド注射、抗生物質で5日ほど何事もなく過ごしておりましたが、ほえた後また、出血以降2回のステロイド注射、止血剤と増血剤の服用をしてますが、改善されず、今日にいたってます。前きゅう歯と裂肉歯の間から血が出ているようです。歯石は1年ほど前に1度取ってます。最近では階段を降りただけでも血が出ます。11歳のシュナウザーです。どうかよろしくおねがいします。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

少々血が止まりにくい体質になっているようです。
①血小板の数は大丈夫でしょうか
②肝臓は大丈夫でしょうか
③播種性血管内凝固(DIC)予備軍になっていないでしょうか
それぞれ検査をする方法がございます。念のため血液検査を受けてみてはいかがでしょうか。
尚、③は特殊な定量検査を含みますので病院によっては受けられない場合もございます。
追伸
口の中が切れて出血をしているのと歯肉炎や歯槽膿漏がひどくて出血しているのとでは全く話が別になります。この場合には口腔衛生のコントロールが基本になります。ただし、慢性的な炎症からエプーリスという良性の腫瘍が出来てそこから出血している場合や腫瘍の発生が原因でその部位の潰瘍から出血している場合には、その状況に合わせた検査や治療が必要になってきます。
相談内容:本当に誤嚥性肺炎だけなのでしょうか?
飼い主からの相談
はじめまして、心配になったので是非アドバイスをください。
去年の12月に9歳になったミニチュア・シュナウザー♀です。
9日の朝に高熱・激しい嘔吐と脱糞・失禁をしてしまい、急いで近くの病院へ連れて行きました。
その数日前に何度かコーヒーを盗み飲みしてしまったのが原因だと思っているのですが・・・その事は獣医に伝えました。
血液検査では肝臓の数値が高くなっており白血球も減少しているとの事で、その日は入院になりました。
輸液を続けてだいぶ穏やかになったので翌日の夕方に退院し、強肝剤・活性炭・利胆剤をもらいましたが、『胃腸炎を起こしてるかもしれない』と言われただけでした。
獣医からは「食欲がないみたい」と言われていたのですが、好き嫌いの多い方だったので家に連れて帰ってから普段与えている餌を与えてもほとんど口にせず、水ばかり飲みます。
呼吸が以前より浅く・速く感じたので二日後の通院日時に獣医にその事を伝え、レントゲンを撮り『誤嚥性肺炎』と言われました。
お腹の辺りを触られるのを嫌がり触れると悲鳴をあげるのですがその事については何も言われず、その日は気管支拡張剤・強肝剤・抗生剤をもらいました。
今も相変わらず食欲はほとんど無く、おやつは少し食べる状態です。
最近口の中が臭く感じるのですが、人間も胃が荒れると口臭がでる・・・これと同じ事なのでしょうか?
このまま餌を食べないのも心配ですし衰弱していくだけなのですが、獣医からはハッキリとした診断は『誤嚥性肺炎』だけだったので・・・肝臓が弱っているのにこのままの通院でいいのでしょうか?
餌をほとんど食べずに薬を与えても効果があまりあるとは思えず、下手に長引くだけだと・・・、飼い主としてどうすればいいのかアドバイスをください。
宜しくお願いします。
遠藤 薫先生(遠藤犬猫病院)からの回答

こんにちは。
腹部を触られて痛みがあるのですから、何か異常があるはずです。誤嚥性肺炎では腹部の痛みはありません。肝臓の値が高いとのことですが、具体的な項目や数値がわからないので何とも言えませんが、肝障害でも食欲は低下します。しかし、すでに一週間経過していても症状の改善が見られないのであれば、再度検査をしてもらい、遠慮なく納得するまで先生に質問してみてください。もし、いやな顔をされたら別の病院で診察をしてもらってください。
飯田 恒義先生(いいだ動物病院)からの回答

肝臓や白血球の数値だけでは、詳細は分かりませんが、症状から誤嚥性肺炎だけではないように思われます。
食事を1週間以上取れない状態は問題です。原因を究明することも重要ですが、栄養の供給を早急に行わなければいけません。
再度、しっかりした検査が必要ではないでしょうか。
相談内容:よだれと匂い
飼い主からの相談
初めて質問させていただきます。
3週間ほど前から、粘ついたよだれと独特なにおいがするようになり、病院に連れて行ったところ口内炎がひどいので抗生物質と口内消毒液を頂いてきました。実は昨年7月に15歳で亡くなりましたオスのシュナウザーが全く同じ症状で、同じように抗生剤を飲ませては直りしばらくするとまた腫れてきてまた薬を飲ませ・・・を繰り返し歯石除去もしましたが2ヶ月ほどでまた同じ状態になり、なかなか口の中を見せないので麻酔をかけてみた所、口内上皮癌になっていました。その犬の初期の症状と全く同じなので、また同じ治療をすることには不安があります。いわゆる歯周病の口臭とは違う匂いなのです。また1年半前に歯石の除去もしております。寝ている時にはそれほどでもありませんが、動いていると泡立った粘ついたよだれが大量に出ます。
伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

歯石から発した、歯肉炎や歯槽膿漏の仔の口臭は、感染した菌によっても違いはあります。癌が出来たから臭うのではなく、やはり腫瘍性の口内炎や化膿があったために臭いが出ていたわけです。5歳でもし口腔衛生に力を入れていなかったとすると、歯石が付着しそこが歯肉炎や歯槽膿漏になっているのではないですか?
前の仔の除石は、それほど嫌がっているのに無麻酔なのですか?それとも2ヶ月前にはなかったのでしょうか?
歯肉炎や歯槽膿漏で除石をするケースは、口腔内腫瘍の発生に比較して、桁違いに多いのです。除石をした後に、歯磨き等の習慣がなければ、個体差はありますが、1年内外で次の除石の時期になりますよ。
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