子猫を選ぶときには、体の大きさをチェックしましょう

子猫の段階でスコティッシュフォールドを選ぶ場合に、一番大切な基準は「大きさ」です。なぜなら骨の形成異常の遺伝子を持つスコティッシュフォールドは、他の猫種よりも体が弱いことが多いもの。特に子猫の段階で体格が小さいと色々な病気にかかる可能性も高くなってしまいます。

しかし、だからといって体が小さい子猫は飼わないほうが良いというわけではありません。これはあくまで「何匹かいる中で選ぶのであれば」という程度のもので、実際に先天性内臓疾患や骨の形成異常の発症率と体格に直接的な関係があるという研究結果はでていないため、小柄なサイズの子猫を飼っても元気に長生きすることもあります。

成猫になったときのサイズは、約60cm

平均的なスコティッシュフォールドの場合、成猫になった段階でのサイズは体長約60cmです。もちろん個体差があるため、この数値はあくまで目安のひとつですが、基本的に大きく外れることはありません。

また、スコティッシュフォールドは体長と体高が1:1の割合になる「スクエアタイプ」の体型であることも、スコティッシュフォールドの可愛さを際立たせている理由のひとつといえるでしょう。

体の特徴としては、やや筋肉質タイプ。見た目以上にがっしりと太い手足を持っているため、初めて抱き上げたときに驚いたという方もいるほのではないでしょうか。この体の特徴は、折れ耳・立ち耳関係なく全てのスコティッシュフォールドに共通しています。

体格が大きくなっていくのは、8か月頃まで

スコティッシュフォールドの体の成長期は、生まれてから8か月頃まで。「猫の1歳=人間の18~20歳」という解釈ですが、たっぷり1年かけて体が大きくなるわけではありません。

親猫の体の大きさなど遺伝的要素も関係するため成長サイズは様々ですが、注意点がひとつあります。実際にスコティッシュフォールドの体に触れたときに、背骨がわかるほど痩せていたり、肋骨が見えるようであれば明らかに痩せすぎです。

食欲があるのに太ることができていない場合は、内臓疾患など何かが原因で栄養を吸収できなくなっている可能性が大きいと言えます。家で与えているエサと量をメモして、動物病院を受診することをおすすめします。太りすぎも問題ですが痩せすぎもスコティッシュフォールドの健康上、好ましくありません。

太っているかどうかはサイズよりも体重で判断

ほかの猫種と比較しても、運動量が少なく肥満になりやすいとされているスコティッシュフォールド。肥満になると他の病気を発症する確率も上がるため、飼い主さんとしては心配なところですが、肥満の判断は見た目だけではできません。

特にスコティッシュフォールドはふわふわとした毛と、しっかりした骨格、丸い顔を持っていることから体つきだけで判断すると実際の体重以上に太って見えるもの。

肥満が心配な場合は、家で体重を測るだけでなく動物病院に連れて行き診断を受けると良いでしょう。また、特に成猫のスコティッシュフォールドの場合は運動させて体重を落とすことが難しいため、子猫のうちからキャットタワーで遊ぶ習慣をつけたり、いくらねだってきてもおやつをあげないなどの管理が必要です。

まとめ

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