イタリアングレーハウンドの手・足の異常に関する獣医師さんへの相談内容

イタリアングレーハウンドの手・足の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:イタリアングレーハウンドについて

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 レスラーさん
愛犬が亡くなり1年以上たちます。
そろそろ欲しくなりペットショップなどを見てるのですが…最近はこの子はこういう病気を持ってますとか情報が凄くていいなと思っていますが…何も病気を持ってない子などはいないのかなと思ったりもします。イタリアングレーハウンドがいいなと…そこは決まってるんですがこの犬種をショップから買う時に気をつけて見るべき事などはありますか?鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、膝の皿の緩み、停留睾丸などよく見ます。これは無い方がいいとかあればアドバイスお願いいたします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

鼠径ヘルニアや臍ヘルニアはヘルニア輪が小さければ、さして手術の必要性も無く、手術が必要でも比較的安価に施術可能です。
停留睾丸は去勢手術を行えば問題ございません。停留睾丸は正常に比べ10倍以上癌化しやすいので去勢手術は必須です。
去勢手術費用は腹腔内に睾丸があるとかなり割高になります。
記載の中で膝蓋骨の脱臼は手術を行った場合に一番高額になるリスクがございます。重傷ですと歩行困難になります。必要かどうかはグレードの正確な判断が重要です。
純血種で血統が良く全て正常な子は当然購入価格が高額になると思います。しかし、上記のように後々手術を受けた場合にその差額以上に結果的に支払うことになると思います。
良く吟味して下さい。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
あくまで私の感覚となりますが、イタリアングレーハウンドについていえば
気を付ける点
①肢が細いので、骨折などが多い
②皮膚病がやや多い
③体表面積が大きく寒さに弱い
一方で強みとしては
①内臓は比較的、丈夫なイメージ
②シャンプーはしやすい
③噛んだり怒ったりする子が少ない
そんなところでしょうか。
獣医師としてはイタリアングレーハウンドの子は大人しく人懐っこい子が多いので診察がしやすいです。長生きしている子も多い気がします。
どうぞよろしくお願いします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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相談内容:ヘルニアの薬

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 みゆさん
現在13歳のイタリアングレーハウンドについて質問させてください。
今年の夏から慢性腎臓病になり通院しています。定期的に血液、尿検査、エコー検査をして投薬治療をしています。
最近右前足が力が入らなくなりグニャっとしてしまうようになり病院で相談した所、腎臓病が最優先とのことで治療は特にありませんでした。
日を追うごとに散歩中も転んでしまったり、足を引きずるため爪から出血したりで再度相談したところ、特に検査はなかったのですが、首のヘルニアかな?と言われ、アンチノールというサプリメントとメチコバール、リオレサールを処方されました。(首は痛そうにしていません)
昨日から飲み始めたのですが、今日散歩に出たところ後ろ足がふらふらで立っていられなくなってしまい、自宅に戻ってからも腰が引けて足がふらふらになってしまいました。
インターネットでヘルニアの治療薬などを調べるとステロイドあるいあは非ステロイド性消炎剤を注射もしくは内服でしばらく投与とケージレストと書いてあるのを沢山見たのですが、今処方されているアンチノールというサプリメントとメチコバール、リオレサールはヘルニアに対してどうなのか教えていただけたらと思い質問させていただきました。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
まず、ヘルニアかどうかは分かりませんが、仮にヘルニアであれば、確かにステロイドや非ステロイド性消炎剤を用いることが一般的です。
リオレサールはあまり使いません。(アンチノールとメチコバールは一般的に使用します。)
リオレサール自体が動物医療ではほとんど用いることがありません。(私自身も使用経験がありません)
1日3回の投与が必要であることと、猫では使えないということが理由に挙げられます。
私なりにいろいろ調べましたが、リオレサールは神経の異常によって筋肉が過度に緊張してしまった際に効果を示すようです。
四肢が硬直して、うまく曲がらなかったり、立ち上がれない時、細かく痙攣している時には良いかもしれません。
しかし、ヘルニアというのは神経そのものの問題ではありません。脊髄神経が椎間板などの周囲の組織から圧迫を受けることで、痛みを生じます。なので神経回路自体に問題がある病気ではありません。その圧迫を取り除く意味で、ステロイドなどの抗炎症薬を使用するのが一般的です。
ただ、あらためてですが、ヘルニアかどうかが分かりません。判定するには脊髄の造影検査やCTまたはMRI検査などが必要ですが、慢性の腎臓病ということもあり、上記のような麻酔をかけた検査はしにくいというのがあるのかもしれません。
ふらふらで立ってられないということなので、硬直している状態とは反対ですから、確かにヘルニアの可能性はあるかと思います。あとは、心機能が落ちていたり、腎機能低下による尿毒症でもふらつきは出てくると思われます。脳などの中枢神経の問題も考えられそうです。
結論を申し上げると、、
今、処方されている内服薬で大きく間違っているということはなさそうです。しかし、1~2週間継続しても改善しなかったり、悪化する場合はステロイドなどに切り替えが必要になるかと思います。非ステロイド性消炎剤は効果が弱いので、ふらついているなどの症状のレベルであればおススメはできません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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相談内容:後脚のリハビリ

飼い主からの相談

相談者:静岡県 od-boyさん
初めて質問させていただきます。
現在、8ヶ月になるイタリアングレーハウンド(メス)ですが、7ケ月に差し掛かる頃に左後足を上げていることに気付き、掛かりつけの獣医に診てもらったところ「膝蓋骨脱臼レベル1」と診断されました。薬を出して様子を観てくださいと言われ3週間分ほどの薬をもらいました。
薬を飲みきるまで様子を見てみましたが(その間にアースリスージという関節に良いサプリも飲ませました。)相変わらずビッコでどんどん左足は、細く、右足が太くなっていきました。そこで再度、病院に問い合わせたところ「ビッコの期間が長いのでずっとビッコのままかもしれませんね」とのこと。様子を見てというのは、2、3日のことですよ。といわれました。長くおいたら治らなくなるのであればちゃんと言って欲しかったです。
それで、別の獣医さんの診察を受けることにしたのですが、診断結果に驚きました。「膝は、全く悪くなく、足をつかないのは、大腿骨の剥離骨折があるからです」とのことでした。
獣医の勧めと、このまま痛い思いを続けさせるのは、可哀想だったのですぐに剥離した骨を取り除くことと骨頭切除の手術を受けました。
手術は、うまく行ったようで痛がることは、無いのですが、やはり癖になってしまっているようで、それから2週間たった今でも左足をつきません。
このままだとますます筋肉が萎えてしまい一生3本足での生活になってしまうと思います。あんなに足が速くて元気に走り回っていたのにと思い出すと悲しくなってきます。
なんとかしてあげたいのですが、人間で言うリハビリのようなことは、してあげられないのでしょうか?マッサージ、曲げ伸ばしは、すこしづつやっていますが、痛かったときの記憶なのか腿の内側辺りをマッサージするのは、嫌がります。
長文になってしまい申し訳ありませんでしたがなにかアドバイスいただければと思います。

芦田 輝明先生(水戸動物病院)からの回答

筋肉量が落ちてしまった後肢のリハビリには根気と時間が必要です。まず歩行時に、初めはすごくゆっくりだと思いますが患肢を接地できるスピードを維持し、患肢を使わせるトレーニングからはじめましょう。また子供用のプールに足が着けるほどのぬるま湯をはり、歩行訓練をするのも効果的だと思います。痛みを伴う場合は、鎮痛剤を処方してもらうといいでしょう。とにかく時間はかかります。焦らずに根気強く続けてください。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

2週間たった今でも左足をつきません。・・・・・・・
もっと長い経過観察が本手術では必要です。きっと、もっと回復します。
骨頭の切除によって、股関節と大腿骨の関節面の形が平らなものに変わります。ここまでくるのに時間がかかるからです。2ヶ月目頃よりかなりよく脚を使うようになります。大型犬では6ヶ月は必要です。小型犬では特に切り離しだけでも経過は良いのですが。ただ、体重が13から15キロを超えてきますと、この形態の股関節では痛みが引き難いようです。大型犬の場合は、切除した面を覆うために後肢の筋肉を挟み込む方式をとることも有ります。その他大型犬に適応できる多種類の手術方式が有ります。
イタリアン・グレイハウンドは体重がせいぜい6Kg程度でしょうか。肥満させないことが大切です。
術後のリハビリとしては、散歩が一番良いでしょう。よく脚を使うことです。また鎮痛剤を併用するとなおいっそう患脚を使うようになります。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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