ベンガルの食欲の異常に関する獣医師さんへの相談内容

ベンガルの食欲の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:慢性膵炎における内視鏡検査と細胞診について

飼い主からの相談

相談者:宮城県 ちゃぼさん
はじめまして。猫ちゃんの慢性膵炎における内視鏡検査についてアドバイスをいただきたく質問させていただきます。
もうすぐ10歳になる男の子の猫ちゃんです。昨年の10月に嘔吐を繰り返し診察の結果、慢性膵炎と診断されました。
血液検査では膵臓の数値が上下を繰り返している状況です。
症状は嘔吐(時々辛そう)、食欲不振
4/27の血液検査結果(膵臓の炎症を示す数値)は186(単位は分かりません)
この数値が300を超えていないのため、現状は緊急性ないと判断し、症状に合わせたお薬を処方していただき2週間様子見となっています。
2週間抗生物質も処方されました。
ドクターからの提案で、血液検査と健康診断では膵臓以外全く問題はなく謎だと言われました。膵臓の現在の状況などを把握するため、内視鏡で検査することも提案されました。内視鏡は体の負担も大きいことから、飼い主の判断に任せると言われています。
素人の知識では、慢性膵炎の場合、起きた症状にその都度合わせた処置をしていくことだけかと思っていました。
現時点では慢性膵炎の特効薬はないと理解していますが、内視鏡をすることでその後の治療方針が見えてくるものでしょうか。
膵臓の内視鏡や細胞診をした際のメリット、デメリットをご教示頂きたく、また、アドバイスを頂けますと大変うれしく心強いです。
よろしくお願いいたします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
仰る通りです。
一般的な血液検査のみだと、たまに腫瘍の種類により特徴的な異常値を示すことがありますが、腫瘍を見つけることは概ね困難だと思って頂いて差し支えありません。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
腫瘍に関しては、最終的には腫瘍と思われる部分を生検(細胞や組織を回収すること)をやらないと判断がつかないことが多いです。
膵臓の細胞診はあまり実施されない印象です。
が、膵臓に腫瘍を疑うなら、必要な検査でしょう。
内視鏡での消化管の生検はよくよく行われます。
消化管での腫瘍が疑われるなら必要でしょう。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院))からの回答

こんにちは。
慢性膵炎とのことで、心配ですね。
まず、膵炎の診断において、内視鏡で膵臓を検査する、というのはあまり聞いたことがありません。
内視鏡は、口もしくは肛門から挿入し、胃や小腸、大腸の精査を行う機械になります。
もしくは、腹腔鏡で膵臓の生検を行う、という意味なのでしょうか?
恐らくかかりつけの先生の提案の意味としては、慢性膵炎の裏に膵臓に腫瘍が隠れていないか、腹腔鏡や細胞診で精査を行うか、消化管型リンパ腫が兵併発していないか内視鏡で消化管の生検をするか、という意図なのではないかと思います。
もちろん、どちらも全身麻酔になりますので、確かにねこちゃんへの負担にはなります。
が、もし腫瘍が存在するのであれば、治療方法が大きく変更となるので、検査する価値はあるでしょう。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:血液検査の結果について

飼い主からの相談

相談者:北海道 まゆさん
いつもより寝てる時間が多いなーと思っていたことから病院に行き血液検査をしました。
検査の結果貧血と、グロブリンが高く外部検査に出すが今のところ言えるのは骨髄腫瘍や、白血病、伝染性腹膜炎など怖い病気の可能性があると言われ、黄色い液体を吐いていたこと、以前おしっこが詰まり入院したこともあり、尿検査もしたら膀胱炎と言われました。エコーもレントゲンも撮ったがとくに異常はないとのことで、いろいろ心配で外部検査の結果が1週間後ということもありネットで検索してみましたが、ますますいろいろな病気の可能性もあり余命もあとわずかなのかなーと思うと悲しくなってきました。
猫の様子は元気でおしっこもしており、ご飯も食べています。チュールのようなごはんも食べています。
もちろん詳しいことは言えない思いますが、この結果を見るとガンや伝染性腹膜炎の可能性高いのでしょうか?
とくに目や皮膚が黄色くなってるとかの症状もありません。
よろしくお願いします。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾です。
多発性骨髄腫と白血病は別の病気ですが、起源が骨髄という点では似ています。
大きな違いは白血病は末梢の血液で診断することが可能ですが、多発性骨髄腫は骨髄を直接確認しないと診断が難しいという点です。
末梢の血液というのは普通の血液検査だと考えていただいて構いません。
寝方については個体差があるので、寝方での診断はできません。
ただ、重要なことは「寝れている」ということです。
当然、つらくしんどい時は「寝れない」レベルになる可能性があります。
癌が悪化しているかどうかは分かりませんが、血液検査というのはFIPの検査でしょうか?
もし、そうであれば、あまり待つ意味はないかもしれませんが、待つしかないのかもしれませんね。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

画像検査でうつらなかっただけでは否定はできません。あくまで総合的な判断が必要となります。
これから病状が進行すると画像的な判断ができるようになったり変化が起こる可能性もあります。
「血が作られていない」という説明は専門家としては非常に良い指摘だと思います。その一言だけで、良い優秀な先生だと判断できるくらいのレベルです。普通はそこまで説明してもらえないことが多いためです。
骨髄の癌であった場合、その後の経過というのは、癌の悪性度に大きく寄与します。単純ですが、悪性度が高ければ、その分、寿命は短くなるかもしれません。反対に低ければ、長生きするケースもあります。
例えば白血病とひとくくりに行っても、急性リンパ芽球性白血病と、慢性骨髄性白血病では全然展開が異なります。同じ白血病ですが、前者はもって数か月ですが、後者は何年も生きる可能性があります。そうしたものは骨髄検査をしないと判定できない部分があるかもしれません。
もちろん、骨髄の癌では無い可能性もあります。あくまで仮定での話であるということはご理解ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

カルシウムが高くなる病気はほとんどありません。
ほとんど腫瘍性疾患または上皮小体の疾患に限定されます。
その中でも、タンパクが高くなるのは腫瘍性疾患にほぼ特定されるように思えます。
ただし、まれにカルシウムが普段から高めに出る子もいるので、病気などない可能性もなくはないです。
膀胱炎はあっても骨髄の検査は問題ないとは思います。ただ、骨髄の検査は非常に繊細で、猫の場合は骨も小さいので、やや検査自体が難しいとは思います。正直、多発性骨髄腫であれば検査結果などの話は合ってきます。
伝染性腹膜炎の可能性も否定はできませんが、やはり現実的ではないと思います。高齢猫で発症することも無くはないですが、本当に少ない可能性です。どちらかというと骨髄の病気の方がはるかに考えやすい状況です。
また、伝染性腹膜炎では一般的にカルシウムは高くなりません。また、ビリルビン値がもう少し高くなるような気もします。腹水もなく、画像検査では異常がないことなど、伝染性腹膜炎は考えにくいというポイントはいくつかあります。
ただ、一方で、仮に多発性骨髄腫であったとしても、レントゲンなどで異常がみえないというのが話が合わないといえば合いません。程度にもよると思いますが、今の状況では骨髄に問題がありそうとしか言えない感じです。
どうぞよろしくお願いいたします。

栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
資料を拝見いたしました。
ちょっと字が小さくみえにくいのですが、TP値やCa値が高いのでしょうか?
年齢的なことや、血液検査の状態から、腫瘍性疾患の可能性が高いように思えます。確かに骨髄腫瘍などは候補のひとつになりそうです。多発性骨髄腫のような腫瘍ではモノクローナルガンモパシーという現象によりTP値が高くなることがあります。
一方で、一般的にいう白血病や伝染性腹膜炎の可能性は低いように思えます。白血病の際には一般的に白血球数の顕著な増加が認められますが、それが無さそうです。また、伝染性腹膜炎は幼若齢での発症がほとんどなので、考えにくいと思います。
場合によっては骨髄検査などが必要になるのかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
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どうぞよろしくお願いいたします。

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相談内容:乳状の腹水

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 アップルさん
アメリカノースカロライナに住んでおります。
二匹のネコを飼っていますがその一匹
9歳になるメスのベンガルの症状についてお尋ねします。
夏頃から徐々に体重が減っていたのですが元気な様子に病気とは考えていませんでした。
この1ヶ月ほど食べ物を吐くようになったのとあまりに痩せてしまったので
11/29にかかりつけの獣医に連れていったところ
オートラサウンドによる検査で腹水がたまっていることが分かり
翌日の精密検査でFIPと腹部の組織を取り腫瘍の検査をしましたがどちらもネガティブで
理由が分からないまま様子を見ることになりました。
ところが12/4の夕刻に食べたものを吐いた後急激に具合が悪くなって翌日に再度病院へ
体温が急激に低くなって危ない状態だということで救急の動物病院を紹介してもらい
応急処置でなんとか一命を取り留めました。
しかしそちらの病院で行った生体検査やレントゲンでもやはり原因は見つからないと言うことでした。
これ以上の検査は手術をして内部を診る以外無いと言うこと、
手術は避けたいので家に連れ帰りました。
腹水は様々な病気で発生し原因を治療しない限り対処療法しかないと言う説明を受け
家でできる処置を教わり連れ帰りました。
12/8の夜から暖かいところにペット用のヒーターを敷き、好物の柔らかいツナやサケのネコ缶を与えています。
1~2日は大した食欲はなくいつもの半分量ほどしか食べませんし水もあまり飲めませんでした。
食事の後にCLAVAMOX (amoxicillin trihydrate)を日に二回与え、
生理水?を皮下注射で100cc注入して水分を補給しています。
今は随分容態が安定してきました。
今月12月24日に長年の駐在生活を終えアメリカから日本へ本帰国する為
ネコも連れて帰る準備をして来たのですが
帰る間際になって身動きができない状態になってしまって困っています。
もちろんなんとか体力を回復させて日本へいっしょに連れ帰ってやりたいのですがこんな状態で大丈夫でしょうか?
また病院で教わった方法に加えて体力を回復させる手だてがないでしょうか?
人間では腹水を減少させる対処法として「利尿剤」や「アルブミン製剤」が使われるとのことですが
ネコではそう言う手段は取れないのでしょうか?
長文の問い合わせ申しわけありません。
よろしく御願いします。

今瀬 覚先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは
腹水の性状と内容は、何でしょうか?
それによって、考え方が全く違いますので、その結果を教えていただけますか?
例えば、血液様や細胞(炎症細胞や異型細胞等)が出ているとか、無色透明とか、総蛋白質・アルブミンの含有量とかが、重要です。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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