ヨークシャーテリア(ヨーキー)の基礎知識

小さな体につぶらな瞳がかわいいヨークシャーテリア。美しい被毛を揺らして歩く姿は気品を感じます。性格は好奇心旺盛で明るく、とても活動的。見た目の優雅さとやんちゃな性格のギャップも魅力ですね。

吠え癖や噛み癖のある犬と思われがちですが、子犬のうちからきちんとしつければ、聡明なヨークシャーテリアが問題行動を起こすことはありません。プライドの高い犬が多いので、頭ごなしに叱らず、褒めて教えるようにしましょう。

警戒心が強いので、初対面から心を開くことはあまりありませんが、慣れた飼い主には甘えん坊です。さみしがりの面もあるので、たくさんコミュニケーションをとってくださいね。

ヨークシャーテリアは運動大好きな小型犬

体高約20cm、体重2~3kgのヨークシャーテリアは超小型犬です。つややかな被毛におおわれた体は意外に骨太でがっしりと筋肉質。遊ぶことが大好きな犬種で、いつも動きまわっています。

体が小さいので室内で自由に走りまわれるなら運動量は十分ですが、ヨークシャーテリアのストレス解消や社会化訓練のためにも、できれば毎日散歩に連れて行きましょう。朝晩に1回10分くらいずつで大丈夫です。
加えて、たまにドッグランや安全な公園などで思い切り運動させると喜びますよ。

ヨークシャーテリアは気温の変化に弱い犬です。出かけるときは、夏は暑い時間を避け、冬は必要に応じて服を着せてあげましょう。

貴婦人に愛されたヨーキーの歴史

ヨークシャーテリアは19世紀のイギリスで誕生しました。
ヨークシャー地方のネズミ狩りをする害獣駆除犬で、工場や倉庫などの狭い隙間にも入れるよう、小型化されました。
「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア」と命名されましたが、あまりに長いので単にヨークシャーテリアに落ち着いたようです。

そのころのヨークシャーテリアは小型といっても5kg程度で、7kgを超えることもありました。

労働者の間で重宝されたヨークシャーテリアは、上流階級の貴婦人の目にとまります。被毛の美しさから「動く宝石」と呼ばれ、愛玩犬として大ブームを巻き起こしました。
そのときにさらに小型化され、より美しい被毛を持つ現在のヨークシャーテリアの見た目になったようです。

一般家庭でも飼われるようになったヨークシャーテリアが、日本に輸入されるようになったのは1950年ころ。それから今に至るまで、ずっと人気犬種として愛されています。

ヨーキーの被毛の色は7回変わる?

ヨークシャーテリアは「7回色が変わる」といわれています。

独特の色は「スチールブルー&タン」といい、成犬はこのパターンです。しかし、生まれたときのヨークシャーテリアは、みんな「ブラック&タン」。
生後3~4カ月くらいで色が変わり始め、1歳を超えたあたりから被毛が伸びます。

成長途中でブラックはシルバーに、タンはゴールドに変化します。全身がホワイトに近いシルバーになったり、ゴールドになったり、変化の具合は犬によってさまざま。兄弟や親子でも異なります。

ヨークシャーテリアの子犬を迎えた場合、毛色の変化の様子を見られることも楽しみのひとつですね。

ヨークシャーテリア(ヨーキー)を迎えよう

丈夫な犬種といわれるヨークシャーテリアですが、それでも注意しておきたい病気があります。どんな犬でもかかる可能性がありますが、なかでもヨークシャーテリアがなりやすい病気を挙げてみます。

気管虚脱
気管がつぶれてしまい、呼吸が苦しくなったり咳が出たりする
膝蓋骨脱臼
後ろ足の膝の皿がずれ、痛みや歩行困難を引き起こす
急性膵炎
膵臓が炎症を起こし、激しい痛みがある

このほか、歯槽膿漏や角膜炎などにもなりやすいといわれています。肥満や運動不足などの病気リスクを減らし、万が一病気になったときに早期治療できるよう、毎日の健康チェックを欠かさないようにしましょう。

ヨーキーが暮らしやすい部屋はどんな部屋?

ヨークシャーテリアは活発な犬種なので、走りまわっても安全なように配慮しましょう。特に床が滑ると犬のひざや腰に負担がかかり、転倒の危険もあります。
足の裏の毛をマメにカットすることも大事ですが、家のなかの環境を整えることが必要です。

フローリングの場合は滑り止め対策が必要。おすすめはコルクマットです。汚れたり壊れたりしたときにその部分だけ交換できるジョイント式が便利ですよ。

マットを敷けない場所は滑り止めワックスを塗ってもいいですね。カーペットを敷く場合はカーペット自体が滑らないように工夫してください。犬の爪にはめる滑り止めキャップや、滑り止めがついた犬用ソックスも販売されています。

好奇心旺盛なヨークシャーテリアがイタズラしないよう、触られて困るものはしまっておくことも大切ですよ。

飼う前に考えておきたいかかりつけ病院

ヨークシャーテリアを飼うと決めたら、動物病院のことを考えておきましょう。

飼っているペットが病気やケガをしたときに行くものと思いがちですが、病気予防のワクチン接種をはじめ、フィラリア予防薬をもらったり健康診断したり、何かと動物病院にお世話になる場面はあります。
ペットサロンが併設されている病院だとさらに身近ですね。

立地や料金体系など、選ぶ基準はたくさんありますが、以下を参考にしてください。

・待合室を含め、院内が清潔
・症状や治療、薬についてきちんと説明してくれる
・獣医師やスタッフの対応が親切
・夜間や休日の急患対応ができる

万が一、ヨークシャーテリアの体調が悪くなったら、できるだけ事前に電話して症状を伝えてから来院しましょう。嘔吐物や排泄物を持ってくるようにいわれる場合もあります。

動物病院は愛犬にとってはもちろん、飼い主も長い付き合い。いくつか通って、最終的には獣医師の人柄や相性を見て決めましょう。

ヨークシャーテリアをお迎えするなら

ヨークシャーテリアと暮らすことを決めたら、ブリーダーを探しましょう。犬種のプロから飼い方のアドバイスをもらえたり、犬舎を見学できたりするのは大きなメリットです。

ヨークシャーテリアに限らず、子犬は母乳を通して免疫を強くし、兄弟とのかかわりで犬同士のルールを学びます。少なくとも生後7週までは親と過ごすのがいいとされていますが、ペットショップの場合は流通の関係からもっと早いうちに離されることが多いです。

体が弱く、他の犬と仲よくできない犬になってはかわいそうです。

すべてのペットショップが悪質ではなく、母犬と長く過ごすことを重要視しているところもあります。ヨークシャーテリアを飼う場合はよく考えて探してくださいね。

ヨークシャーテリア(ヨーキー)の飼い方

賢いヨークシャーテリアのしつけ方

ヨークシャーテリアのしつけはとにかく「褒めること」が中心です。
子犬を迎えてすぐは、甘噛みや無駄吠えに手を焼くことがあるかもしれません。噛んだり吠えたりしたら、「ダメ」と教え、ヨークシャーテリアを無視します。可能であればその場を立ち去りましょう。

ヨークシャーテリアがだめな行為を止めたときは大げさなほどに褒めます。物覚えのいい犬種なので、そう長い間苦労することはないですよ。

絶対にしなくてはいけないのはトイレトレーニングですね。犬は遊んだあとや起きたときに排泄しやすいので、見計らってトイレに連れて行きましょう。うまくできたらやはり大げさに褒めます。

失敗して他の場所でおしっこしてしまったときは、あまり叱らないようにしてください。賢いヨークシャーテリアは「おしっこがだめなこと」と思いかねません。

意外と簡単・ヨークシャーテリアのお手入れ

ヨークシャーテリアの被毛は抜け毛が少ないシングルコート。被毛を短くカットしていれば絡まりにくく、長毛種のなかではお手入れが簡単な犬種といわれています。

ただし、ロングにしていれば毛は絡まります。もつれた毛をほうっておくと、毛玉になったり湿気がこもって皮膚炎になったりすることも。
毎日ブラッシングすると、ヨークシャーテリアの毛に艶が出ます。スキンシップや血行促進のためにも日課にしてください。毛の短い子犬のうちからブラシに慣れさせましょう。

爪切りや肛門絞り、足の裏の毛や肛門まわりの毛のカットも必要ですが、ペットサロンに連れて行ったときに一緒にお願いしても大丈夫です。

口のまわりや足先は汚れやすいので、散歩や食事のあとはホットタオルなどで拭いてあげるといいですよ。

さまざまなカットスタイルが楽しめるのが魅力

ヨークシャーテリアの毛は伸び続けるので、トリミングが必須です。さまざまなカットスタイルが楽しめるのもヨークシャーテリアの魅力ですね。
見た目だけでなく、目に毛が入ったり、毛を踏んで転んだりしないためにも定期的にカットしましょう。

リボンなどでヘアアレンジができるロングにしたり、つぶらな目がよく見えるベリーショートにしたり。耳まわりの毛を多く残すパピヨンスタイルや、マズルのまわりを残したシュナウザーカットもかわいいですね。

ヨークシャーテリアはトリマーがもっとも腕を振るえる犬種といわれています。自宅でもバリカンやはさみがあればトリミングできますが、プロに任せると愛犬のかわいらしさが引き立ちますよ。

スタイルにもよりますが、1~2カ月に1回はカットしましょう。

ヨークシャーテリアはお留守番できる?

ヨークシャーテリアは飼い主が大好きな甘えん坊で、「いつも犬と一緒にいてかわいがりたい!」という人にぴったりな犬。そのため、留守番は苦手です。
さみしさのあまり鳴いたり吠えたり、体調を崩してしまうことさえあります。

あまり家を空けないのが望ましいですが、どうしても留守番させる場合はケージなどに入れるようにしましょう。犬は縄張り意識が強く、特にヨークシャーテリアは警戒心の強い犬です。広い部屋では注意する範囲が多く、気が休まりません。

子犬のころからケージやクレートで過ごせるように訓練し、帰宅したらしっかりスキンシップしましょう。温度変化に弱い犬なので、留守中の気温の管理もお忘れなく。

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