相談内容:猫のアレルギーについて
飼い主からの相談
約半年ほど前から、ソマリ5歳女の子体重3kg弱(避妊済み)に首周り、腰、尻尾、様々な所に人間のにきびみたいな物ができ始めました、その後かかりつけ医に相談するとアレルギーとの事でステロイド治療をし症状はマシになりましたが、ステロイドを辞めるとまた再発したので、現在シクロスポリンを2錠飲んでいます。
症状はマシになったり、すこしアレルギーがでてきたりと繰り返していますが、方向的にはなくなっていっています。
下痢の症状が出てかかりつけ医と相談し、整腸剤or薬を辞めるとマシになるので、間違いなくシクロスポリンのせいかと思います。
現在の方針としては、シクロスポリンを平日のみ飲ませ、土日は休薬を作る方向で話が進んでいます。
通院歴は約1年半前の猫カビ(完治済み)のみです。
他にも猫が4匹(アメリカンショートヘア、マンチカン、キジトラ、サイベリアン)居てます。
ノミダニの薬も毎月1回やってます。
現在ご飯はピュリナワンのグレインフリーを食べています。
以前は、普通のピュリナワンを食べていました。
アレルギーが出てからヒルズの食物アレルギーのご飯も与えましたが、特に変わらずでした。
1つ目に、シクロスポリンは飲ませ続けて下痢等は大丈夫なのでしょうか?下痢以外は食欲もあり、元気でもあるので気になる点はありません。
2つ目に、他の治療方法はありますか?血液検査をしたのですが、アレルギーを特定できずにいます、もし他の検査方法でアレルギーを特定できるのであれば、その方法を試したいと思っています。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
繰り返す皮膚症状で心配ですね。
仰る通り、シクロスポリンの副作用で嘔吐や下痢が出ることは多いです。
が、多くは一過性と言われているので、現在のところ大きく問題視されていないのが現状です。
が、やはり下痢をされると困りますよね。
シクロスポリンは、効果のある最低限の投薬で良いお薬と言われているので、投与回数を効果のある最低の回数にすると、その分副作用も回避できるかと思います。
猫のアレルギー検査においては、現時点では犬ほど良い検査は確立されていません。
あまり期待しないほうが良いでしょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:ツメダニの治療について
飼い主からの相談
こんにちは。
うちの猫(ソマリ、11ヶ月)がどうもツメダニに寄生されているようです。
治療や予防について伺いたく、質問させて頂きます。
数ヶ月前から、フケが目立つようになり、ブラッシングすると毛根に大量
の白い粉のようなフケがごっそりついてくるようになりました。
普段は痒がることもなく、若いから新陳代謝が激しいのかな、位に思って
いたのですが、最近ツメダニの存在を知り、またここ最近は数ミリ程度の
かさぶたも取れたりしたことから、恐らくツメダニではないかと思ってい
ます。。。
毎日細い金属の櫛でブラッシング&水のいらないシャンプー(スプレー)
をしているのですが、フケが減る様子はありません。
昔飼っていた猫のノミはフロントラインで一発でいなくなったので、それ
を思い出して調べてもみたのですが、フロントラインがツメダニに有効な
のかどうかは分かりませんでした。
やっかいなダニだということですが、効く薬や注射、シャンプーなどは
あるのか、病院で治療を受けるべきものなのか、など、ご教示頂けると
幸いです。
宜しくお願い致します。
今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

ツメダニの治療は病院によっても違いがあるかもしれませんが、当院では主にシャンプーと注射で治療しています。
しかし、"恐らくツメダニ" だとありますが、それほど症状が激しいのであればツメダニは確定診断が可能だと思います。
確定する前に治療を始めると、ツメダニの診断は困難になることがあります。
ツメダニの治療は感染した動物だけではなく同居している動物の治療や自宅の清浄化も必要になります。
治療には手間がかかりますので、まずは確定診断をして必要なら適切なアドバイスをしてもらいましょう。
フロントラインによる治療も聞いたことはありますが、残念ながら私は実施したことがありません。
相談内容:唇に潰瘍のようなものができているようなのですが・・
飼い主からの相談
生後7ヶ月くらいになり、そろそろ避妊をとおもっていたところ、
どことなく唇がはれているなと思い、よくよくみてみると
下唇の右側に潰瘍のようなものができてはれていることがわかり
ました。
一度病院につれていったのですが塗り薬を渡され、様子を観てい
たところ、一旦よくなったようにみえましたので薬を塗るのを
ひかえたところ、昨日夜中みてみると再度はれているようです。
生後2ヶ月くらいに同じような状況で、そのときは市販のゲルネ
ローションをつけてみたところ問題なくなったのですが、
今回は少し様子が違うようです。
喉の左右のリンパ節を確認しましたところ、唇がはれているほう
のリンパ節が小指の先くらいに腫れている状況です。
原因は、アレルギーか外傷かではないかみているのですが、
アレルギー性の場合に首のリンパ節が腫れることがあるので
しょうか。傷だとすると同居の♂猫のほうと毎晩とっく
みあいをしているのでそのときにできたのではないかと
おもっています。
食事によるアレルギーという点では、特に食事を変えていない状況
ですので、あまり思い当たりません・・・
しいていうなら、食事のお皿のしたにひくマットを、活性炭入りの
別の商品に変更したというのが最近の変更点くらいです。
活性炭やマットの布質によりアレルギーになることがあるの
でしょうか?
病院で薬をもらった際には、具体的な病名は教えてもらいません
でしたが、ソマリ種には遺伝的に皮膚病が出るときがあるようなの
ですが、その診断をするには相当病気が進んで病気の皮膚を採取
し診断する必要があるとのことで、今の段階ではなんともいえない
とのことでした。
今週末か来週末なりに再度病院に連れて行くことも考えていますが、
同様の症状によるリンパ節の腫れという部分で何かアドバイスを
頂戴できればとおもいます。
石本 浩先生(中央動物綜合病院)からの回答

皮膚に潰瘍状、腫脹、リンパ節腫脹との事ですが、直接塗抹や剥離塗抹、採血(塗抹)検査、好酸球数など調べられることは多くあります。
組織球腫、肥満細胞腫、形質細胞腫、好酸球性肉芽腫、細菌性、ウイルス性、リンパ肉腫・・・疑うべき病気はこの他にもたくさんあります。
病名が無く、処方された薬が何であるかが判りませんが、再燃する症状なら詳細な検査が出来る病院をお勧めします
相談内容:皮膚病
飼い主からの相談
はじめまして。
ソマリ(オス1歳去勢済み)を飼ってます。
背中から腰にかけて、皮膚にかさかさした湿疹が多数あり、かゆみはないようです。
獣医さんに診ていただき、抗生剤をいただきました。
はじめの1週間はよくなったようにみえましたが、だんだん尻尾のほうに移動しているように思えます。
このまま抗生剤で様子みていいのか、悩んでいます。
よろしくお願いします。
今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

背中から腰にかけて湿疹があると聞くと、粟粒性皮膚炎を考えますが、この場合は痒みや体を舐める行動が見られます。
猫ちゃんのこのタイプの皮膚炎はよく見られますが、発症部位からノミアレルギーなどは絶対に検討するべきです。
また、抗生剤で完治すれば問題ありませんが、抗生剤を使ってよくなっても再発を繰り返すときは、必ず何らかの原因があります。
この原因を見つけて治療をしないと、完治しないことがありますので注意が必要です。
相談内容:生後3ヵ月のオス猫(ソマリ)です
飼い主からの相談
拝啓 先生様。生後3ヵ月のオス猫(ソマリ)です。現在体重1.8Kg、順調な生育状態とは思うのですが心配事が2点あります。まず、のど(?)ですが、水を飲むとむせかえる事があります。さほどひどくはありませんが誤飲しているような気がします。また、声がとても細く小さくてほとんど聞えません。大きく口を開けて鳴くには鳴くのですが小さなしわがれ声か極度に小さな音の甘えた様な声しか出ません。喉全体に係る奇形等の障害でもあるのでしょうか?次に皮膚(?)、お腹の真ん中に平常時小豆粒大、興奮時その2倍程度のふくらみがあります。内臓が癒着する場合もあり得る症例と聞いていますが、一体どの様な状態になっているのでしょうか?早々の治療が必要なのでしょうか。ペットショップでは「出べそ」と称してました。とある医師は「ヘルニア」と言っていました。「ヘルニア」とは素人のイメージに合わない病名です。触れても嫌がりもせず今はまだ痛みも全く感じていないようです。なんとか健康になってもらって長く一緒に暮らしたいと思っているところです。正直、可愛らしくてしょうがありません。何卒、ご指導を宜しくお願い申し上げます。 敬具
玉井 康教先生(桜山動物病院)からの回答

まずのどの状態ですが、声がかれていることもあると猫の風邪やウイルスによる扁桃腺の腫れがある可能性があります。
またお腹に関しては、臍(さい)ヘルニアと呼ばれるヘルニアで、一般的に人で言うでべそはへその緒を切るのが長すぎるイメージですが、動物の場合には、お腹の筋肉が左右で真ん中でくっつくのですが、それがくっついていないためにお腹の脂肪が出てくる状態です。犬では、ペキニーズやシーズーに多いです。
植田 成利先生(神楽坂ペットクリニック)からの回答

水を飲むのが下手なのも,声が小さいのも生後3ヶ月という月齢ではなにも心配いりません
お腹のふくらみも母猫が臍の緒を切る時にちょっとミスをした時に多い「ヘルニア」「デベソ」(どちらも正しい)です
放っておいてかまいませんが、去勢手術をなさるのならその時に直してもらってください
元気がない時には必ずお腹を見てください
ふくらみが硬くなっていたら腸が圧迫された状態ですのですぐに
病院に行ってください。
遠藤 薫先生(遠藤犬猫病院)からの回答

こんばんは。
飲水の異常と声については元々からそうであるなら、心配はないと思います。今まで正常だったのが急に変化したとなると、咽喉頭部の炎症が考えられます。
お臍については、臍ヘルニアといいます。ヘルニアというのは、簡単に言うと、体の一部が本来ある正常な位置から脱出してしまう事です。
臍ヘルニアの場合ですと、お臍に生まれつき穴が開いてしまい、そこから内臓の一部(脂肪や大網、場合によって腸)が皮膚の下に出ている状態です。
興奮して2倍にもなるのでしたら手術して治したほうがいいでしょう。腸が脱出して元に戻らなくなると緊急で手術が必要になってしまうからです。
ペット保険について

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