相談内容:腎臓、心臓病、胸水の猫との闘病生活について。
飼い主からの相談
今年2/19、元々20歳の老猫でエサの食べが最近は特に少なく、首が上がらない状態の低カリウム血症になり動物病院へ行きました。
血液検査の結果、多飲多尿はあり腎臓は良くはないですが思ったより酷くないとの事でした。
その日に点滴も受け、腎臓の水薬、カリウム錠剤を処方して頂きました。
普段からではありますがご飯の食べが少ないので(その時は一日で缶ずめ半分食べるかどうか)あまり食べれないなら元気になるまでは点滴を受けた方が良いとの事で、219〜2/22の間で3日間皮下点滴を受けに行きました。
2/23の夜に寝ている時の早い呼吸のお腹の動きが気になり、
2/24の朝の時点では明らかに呼吸と心臓がとても早く苦しげな呼吸の状態でした。
そのまま2/24に病院へ。
心電図を少し見せて頂いたのですが明らかに異常な図だそうで、
心臓が1分間で200以上(260…?一瞬だったのですが200代でした)、フンッフンッと体が動くほどの呼吸が1分間に60回程でした。
血圧は5回測った平均を取るそうで、1~3回目は問題のない平常値だったそうですが段々と上がっていき最後の2回は上が180~200程なっていました。(先生は結局ちょっと分からないね…とおっしゃってました)
エコーも行い、心臓肥大があり胸の周りに水があるとの事でした。
先生は「心臓が悪いのは確か。ただ点滴も逆効果で良くなかったかも…」とおっしゃってました。
今までの20年間では激しい呼吸や咳などはした事はなかったです。
2/24、利尿剤(ラシックス、1/6錠を1日2回)、強心剤(ピモベハート、1/2錠を一日2回)を処方して頂きました。
2/26、現在まだ早めで体が揺れる呼吸の仕方ですが、寝転がる事も出来なかった一番酷い時よりは一時マシになっているのかな…という感じです。(昼はマシでも夜中に酷くなったりします。横になると苦しいのか、あまり眠れてないように感じます。)
食欲的には腎臓に良い療養食に変えてみたのですが食い付きはあまり良くなくすぐ食べるのを止め、
療養食ではない缶詰は少しづつ食べる状態です。(ヒルズのプリスクリプション(特別療養食)a/dや、おやつ系だと缶詰1/3〜半分程など)
病院の先生には今は取り敢えず食べれるものをと言われましたが、今後出来るだけ療養食優先か、とにかく食べれる方を優先か、どちらがより大事かもお聞きしたいです。
そして薬について心配や不安がありまして、
発症当初から呼吸と心臓がドッドッドッと激しい動きで早く動いている状態なのですが、今後強心剤を飲み続けても大丈夫なのでしょうか…。
獣医さんの判断が素人なんかより正しいのはもちろん理解しているのですが…
震えたり興奮して酷く暴れて嫌がったりなど通院に酷いストレスがかかっているようで、多少は食べているのに安易に点滴に頼りすぎて酷くしてしまったのかと後悔してしまったり、
心臓を楽にしたり負担をかけないようなお薬がある中、激しい心臓の動きをしている状況の猫に強心剤を飲ませ続けて正しいのか、弊害が無いのかが、知識がない故に不安になってしまっております…。
是非ご助言など頂けましたら幸いてす。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

低カリウムになっておりますと筋肉がしっかりと収縮できなくなります。腎不全で尿崩症状態になるとカリウムを喪失し、心筋の動きが悪くなり、元々心筋症があるとさらに悪化します。
そこに補液をしますと循環血液量が増え、行き所を失った血液中の水分が胸腔内ににじみ出してしまいます。
点滴や皮下補液が必要なのに出来なくなる状況になるわけです。
この場合、必要最低限の補液量を探っていかなければなりません。フロセミドやARB製剤やACE阻害薬で肺水腫を改善しながら(防ぎながら)慎重に治療を進めていきます。
それでも呼吸不全になる場合には補液も食事も止めると案外とおだやかに臨終の方向に向かっていきます。
これは敗北ではありません。「愛猫と飼主のフィナーレの時の過ごし方」=大事な場面です。
酸素テントは愛猫ちゃんに良いプレゼントでしたね。
獣医師に任せずに崇高な判断をして下さい。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

胸に水がたまっているのであれば利尿剤は必要です。
皮下補液をしながら利尿剤を使いセミントラなどのARB製剤(テルミサルタン)を内服しながら腎臓の保護を行うのもありです。
しかし、食べ物を受け付けないのは、尿毒症による吐き気と胃腸の蠕動運動低下によりますので、食べる事は苦痛なはずです。
実際に目の前にしませんと何が得策かは断言できませんが、今までしっかり治療をしていてもこの状態になると治療を終了することを提案することもあり得る状態だと思います。
口から無理に何も食べさせない・水を少しずつ含ませる・場合によって少量の皮下補液を行う・何しろ温かくしてあげる・出来るだけ側にいてあげる・家でのんびりさせて住み慣れたところで飼主様と一緒に最後を迎えられると良いですね。
人間であればこれは消極的安楽死と考えられ到底認められません。しかし幸か不幸か治療を止める選択肢もございます。
拝見せずにこの様な話をしますと誤解を生じたり、この文章を読まれた第三者にお叱りを受けるかもしれませんが、あえて話します。
動物は人間以上に覚悟が出来ていると思い生ます。動物の尊厳も考えて治療を終了することも今まで連れ添った相棒に対する最後のプレゼントかもしれません。
人に言われて決めたことは後悔します。辛いでしょうがご自身でしっかりと判断して下さい。
いつかその日が来るまで、どうかお大事にして下さい。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

腎不全から尿毒症に陥った猫に対する治療として、補液(皮下点滴)は一般的です。
しかし、かなりの高齢で心肺能力が衰えた猫では、肺水腫や胸水で呼吸困難が起こるリスクがございます。
輸液量は慎重に探っていく事になります。
場合によっては入院して血管から一日かけてゆっくり投与しないといけないかもしれません。
しかし、年齢を考えると、頑張らせて入院で延命させることが幸せとは言いきれません。
今後の治療は主治医と十分に話し合って納得のいく形で続けましょう。
来院された方には最善の治療をするのが獣医師ですが、飼主の最善・動物にとっての最善は異なります。
注射による治療も混合できない薬も多く、注射本数も増える事もあります。
もちろんこの状態ですと内服薬も多くなり投薬も苦労することでしょう。
最終的には、流されずに自分がこの子に何をしたいかよく考えることです。
お大事にして下さい。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

ご冥福をお祈り申し上げます。
入院等のさらなる治療をせず、しっかり家で看取れて、愛猫は寂しい思いをせずにしっかりとお別れが出来たことと拝察します。
大変でしたね。飼主の方々もねこちゃんもほんとうによく頑張りました。
きっとこれから色々とこみ上げる思いがあると思います。
ペットロスになると思います。私はペットロスは乗り越えるものでは無いと思います。
家族の死のいたみは乗り越えるものではありません。
これからは愛猫の霊位とともにしっかりと一心同体で生きていって下さい。
飼主の心の中で愛猫は生き続けます。
いつの日かあなたが亡くなる時に愛猫にしっかりと生きたよと報告できるように、お天道様の下を歩んでいきましょう。
辛いでしょう。今はとことん泣いていいんですよ。
悲しみの涙は天国の猫ちゃんにとって甘露の雨となって降り注ぐことでしょう。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

良く猫と対話して下さい。
尿毒症によりいよいよ食事を受け付けなくなってくる場合には、食べる事によって一層吐き気や悪心におそわれます。しかし、少しずつ口当たりの良い物を与えて吐き出さずに消化できるようであれば、まだ体は生きようとしているわけです。
死を受入れる時期が来ているのか、命の炎はまだ燃え続けられるのか。ここを見極めないと苦しい時間を延ばすだけの場合もございます。
なお、この状態で飢餓の苦しみは無いはずです。死期が近づき食べられない時は食べない方が体は楽な場合が多いものです。
ただし、今がその時かどうかは拝見していない者にはわかりません。
症状が落ち着く状態であれば少しずつ食べさせて一日も長く一緒に暮らしていく選択になります。
大変でしょうが、しっかりと寄り添ってあげて下さい。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
食事というのはあらゆる病気を治すうえで、また生きていくうえで絶対に必要となります。なので、とにかく食べれるものを食べた方が良いです。療養食が理想的ではありますが、食べないなら食べれるものを与えた方が無難なことは多々あります。
強心剤については状況によります。心臓病は簡単に分類すると、弁膜症・心筋症・腫瘍などに分けられます。
弁膜症であれば強心剤は有効です。一方で心筋症や腫瘍の場合は投与の注意が必要です。心臓がどのような状況かが不明なので、なんとも言いづらいところです。
でも確かに心臓が激しい動きをしているのであれば、投与を控える方が無難かもしれません。単純に利尿剤だけでも十分効果は期待できる可能性があります。
どうぞよろしくお願いします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

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相談内容:睡眠不足と発情期(前)が尿量変化に影響するのかどうか
飼い主からの相談
お世話になります。
ここ2日間ですが愛猫の尿量が極端に少なくなっているので異常があれば早期発見したいと考えており質問させていただきます。
以下箇条書きで状況をお伝えさせていたただきます。
・尿量変化: あり。水は自動給水機を使用。普段砂が直径5cmから8cm強ほどのサイズのおしっこを1日に6回ほどします。ここ2日間は、普段のサイズもありますが、かなり小さい直径1-2cmあるかどうかの砂の塊で厚みも薄いです。
・食事量変化: なし。
・毛並み変化: なし。
・グルーミング時間変化: なし。
・睡眠時間の変化: あり。いつも私と妻の間で一緒に朝まで寝ていますが、ここ2日間、妻が忙しくしていて不規則な生活をしているため一緒に寝ていなく睡眠時間がほとんど無いように見えています。
・発情期: 始まってはいませんが予兆が見られます。
・愛猫の行動変化: いつも以上に目を合わせに来て、鳴くことが増えた。忙しくしていると立ち上がって足に抱きついて鳴く。愛猫に呼ばれてついて行くと必ずベッドに案内される。眠すぎて一人ぼっちで2時間ほど寝る時があるが、いつも寝ない場所で寝る。キャットタワーで遊ぶ回数が減った。
以上になります。
ただの睡眠不足なのかとは思うのですが…念のためご一考いただけると幸いです。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

確かに単純な発情行動なのかもしれません。
しかし、少量ずつ頻回尿は膀胱炎などの泌尿器感染症の症状でもあります。
念のために新鮮な尿が持って行けるのであれば尿を持って動物病院に行きましょう。
細菌性膀胱炎であれば抗生物質の投与が必要です。
特発性膀胱炎であれば食事療法を薦められるかもしれません。
猫は元々睡眠が浅く少しずつ何回も寝ます。
睡眠周期は人間とは異なりますので睡眠不足の心配は無いでしょう。
お大事にして下さい。
相談内容:肥大型心筋症?
飼い主からの相談
3ヶ月になったばかりの はる(♀)です。
1週間ほど前から食欲が落ちていきなんとなくいつもより元気がない状態で夏バテかなと思いウェットフードを多めにご飯をあげてました。
3日前には今までのご飯の4分の1程度しか食べなくなり、一昨日ご飯を全く食べず、呼吸がとても早くなり、鼻でも呼吸をしていました。
一昨日の夕方16:00に病院に連れていきご飯を食べていないので栄養剤を入れてもらいました。
熱は平熱でした。
先生によると栄養剤を入れても元気がなかったら、先天性の何かがある可能性があるので月曜日に連れてきてねと言われました。(日曜日は休診日)
それからもご飯を食べず、ずっと隅でじっとしているので日曜日の夕方に違う病院に行きました。
触診、レントゲン、血液検査、エコーをしてもらいました。
熱は平熱でした。
レントゲンの結果は心臓が背骨9個分の和(?)10.5もあるらしく、形はバレンタインハートと言うもので心室の筋肉は分厚くないとのことです。
また肺が真っ白で水が溜まっていました。
先生は肥大型心筋症の可能性があるけど、3ヶ月になったばかりの子猫が発症するには早すぎるから、まだ原因不明ということで手探り状態です。と言っていました。
今は酸素室で点滴を打ちながら治療してもらっています。
1度違う先生の意見も聞きたいと思い相談させていただきました。うちの猫はいったいどのような病気なのでしょうか。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

ご連絡ありがとうございました。
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

心筋症であれば、年齢的なことを考えると、遺伝であると断定してよいとは思います。
発症する前に検査で見つけることは可能だとは思いますが、症状がない個体に対してそもそも検査をすることがありません。全頭検査などをしていたら、獣医師が何人いても足りなかったり、かかる費用も莫大なものとなってくるので。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
まだ3カ月の子猫ということで、なかなかつらい状況ですね。
年齢的なことを考えると確かに先天的な異常があってもおかしくないかもしれません。
例えば心筋症であれば、肥大型心筋症だけではなく、拘束型心筋症や拡張型心筋症などの分類があります。
しかしいずれにしても完全に治すのは難しい気がします。
(人間であれば心臓移植を海外で行って、何億円とかかる治療となるような話となります。)
とにかく生きてもらうためには肺の水を抜くなどの処置をするしかなさそうです。
本当に心筋症であれば長生きはできないと覚悟を決めるしかなさそうです。
超音波画像を添付いただきましたが、画像的には肥大型心筋症ではありません。しかし拡張型心筋症の可能性は十分にありそうです。
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相談内容:腎臓病 カルシウムが高い
飼い主からの相談
17歳の猫、腎臓病ステージ3 ラクテック皮下点滴週1、2回 薬は飲んでいません。
フードは療法食、自宅点滴の時は腎臓用ちゅーるを少しあげています。
最近異常すぎるほど水を何度も飲む、何回も吠えるように鳴くをくりかえしています。
いつも高い場所の暖かいベッドで寝ていましたが
窓側の冷たい床で寝ています。
また起きている時は小さいビクッと震えみたいのが何回もあります。
食欲もムラがあります。
1月27日血液検査で高かったのは
ALT166
BUN62.1
CRE2.04
カルシウム16
リン4.2
1月11日にした検査では
SDMA23
カルシウム13.3です。
もともとカルシウムは高かったです。
血糖値が136なのでALTは問題ないと言われました。
甲状腺検査
T4 0.85
TSH0.06
甲状腺ではなさそうと言われ
カルシウムが高いのが原因で興奮してるのかも?
カルシウムの入っていない生理食塩水へ変更したらカルシウムがさがるかもしれないと言われました。
高血圧も心配で測り出しましたが
11日に140 26日 測れないと言われ、 27日164です。
また黒目の大きさが左右少しだけ違っていて眼科に行きましたが、白内障は心配ない、網膜剥離、眼底出血は今はしていないが過去に出血した後があると言われました。
今の辛い状態を取り除いてあげたいです。
今後の治療法を教えて下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

あくまでカルシウムを意識する場合ですが、
・乳酸リンゲルよりも生理食塩水の方が良いはずです。理にかなっています。ある程度、食事がとれていれば、電解質バランスを崩すということは意識する必要はありません。他の猫の話はたまたまか、他の要因が考えられます。
・利尿剤は腎臓に良くないというのは認識として正しくはありません。腎臓の治療に利尿剤を使用することは一般的です。「腎臓 治療薬」と調べていただけたら、利尿薬が必ずといっていいほど治療薬にあがっています。正しい使用をすれば問題ありません。トイレに何回も行っているということですが、腎機能低下による尿量の増加と、利尿剤による尿量の増加は作用機序が異なります。あくまでカルシウムを排せつさせることのためには利尿剤の使用は問題ありません。使いたくないということであれば仕方ありませんが。
・T4が0.85というのは低値という判断になってもおかしくありません。しかし、一般的にT4が低い場合はフィードバックによりTSHが上昇するはずです。そこでTSHも0.06と低値を示しているとなると、脳下垂体の問題ととらえられても仕方ありません。なので、やや引っかかる検査結果となります。完全な低値とは言い切れない微妙な数値であることと、腎機能の問題やいろいろと症状をかかえているなどがあればどうなるか分からない部分でもありますが。
・血圧に関しては飲み薬はしておいた方が無難かと思います。愛猫が嫌がらなければ飲ませるべきです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
血液中のカルシウムイオン濃度が高い場合はまず、PTHというホルモンの測定が必要になります。
問題が上皮小体にあるかどうかということです。甲状腺とは異なります。
もし、異常があれば、上皮小体の摘出手術が適応となりますが、高齢ということもあり推奨しにくいかもしれません。
反対にPTHが正常であれば、腫瘍性疾患の有無を探ることとなります。
ガンがないかどうかということですね。
ガンが見つかれば、抗癌剤や腫瘍の摘出手術などを検討しないといけません。
ただ、これも腎機能が弱ってきている猫では推奨しにくいかもしれません。
カルシウムが高いときは静脈点滴をしたり、利尿剤を投与することである程度改善させることは可能です。
T4が0.85というのが本当かな?というのも若干思うところではあります。
、、、とはいえ、まずはPTHの測定ではないでしょうか。そこは最低限必要な検査となります。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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相談内容:皮膚の異常があります。
飼い主からの相談
うちの猫のことです。今は毛変わりの時期で自分で毛を舐めて剥がして取っています。全体的に毛が固まっていて、毛が剥がれたところは地肌が見えてしまっています。そこを舐めすぎてしまって所々赤くただれてるような感じになっています。毛を切るのに恐怖心のようなものがあるようで祖母が毛を切ろうとすると逃げていってしまいます。
昨晩、あまりにも痒そうにしていたので父を呼びました。父が祖母を呼んだらしく、祖母が『毛を切れば大丈夫』などと言ってハサミを持って切ろうとしたら逃げて暴れ回ってしまって、精神状態もよくないようです。夜中はずっと暴れていました。排泄物を漏らしたりもしています。
祖母が飼い始めた猫で病院へ連れて行くことを提案しても『猫は自然治癒力があるから…』などと言って連れて行こうとしてくれません。だから今は祖母に内緒で相談しています。
対処法だけでも教えて頂けると幸いです。
小野寺史也先生(小野寺動物病院(東京))からの回答

よろしくお願いいたします。
僕が診察したわけではないので回答が担当の先生と重複したり、一般論に終止してしまう場合があります。
ご不明な点があれば質問を重ねていただければお答えいたします。
僕は投稿者さんの文章をコピペして、⇒にて回答を記す方法をとっています。
読みにくいかもしれませんが文章の見逃しを減らす個人的な工夫ですのでご理解ください。
うちの猫のことです。今は毛変わりの時期で自分で毛を舐めて剥がして取っています。全体的に毛が固まっていて、毛が剥がれたところは地肌が見えてしまっています。そこを舐めすぎてしまって所々赤くただれてるような感じになっています。
毛を切るのに恐怖心のようなものがあるようで祖母が毛を切ろうとすると逃げていってしまいます。
昨晩、あまりにも痒そうにしていたので父を呼びました。父が祖母を呼んだらしく、祖母が『毛を切れば大丈夫』などと言ってハサミを持って切ろうとしたら逃げて暴れ回ってしまって、精神状態もよくないようです。夜中はずっと暴れていました。排泄物を漏らしたりもしています。
祖母が飼い始めた猫で病院へ連れて行くことを提案しても『猫は自然治癒力があるから…』などと言って連れて行こうとしてくれません。だから今は祖母に内緒で相談しています。
対処法だけでも教えて頂けると幸いです。
⇒原因になるような病原体は多数あります。診察していないので断言はできかねますが表面が湿った状態になっているのであれば急性湿性皮膚炎は起こしていると思います。また、毛玉があれば毛玉もさらに掻痒の原因になりえます。剃毛と清潔化は基本ですがハサミに恐怖を感じているようですので自宅での対応は難しいのではないかと思います。
動物病院にて鎮静をかけ、全身剃毛、検査、治療を一気に行うことをおすすめします。
万が一バリカンには恐怖を感じないようでしたら自宅での剃毛も可能かもしれませんが。
ペット保険について

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