パピヨンの目の異常に関する獣医師さんへの相談内容

パピヨンの目の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:角膜の傷

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 るーすけさん
先月の半ば頃から、右目をシバシバさせるような様子が見られ、充血していたので病院に行ったところ、
小さな傷ができているということで、抗生物質と
目に潤いを与えるという目薬をもらって帰宅。1日に3回点眼するように言われましたが、とにかく嫌がって暴れるので、口輪を付けて押さえつけて点眼していました。一週間後の再診では、傷が大きくなっていたため、別の目薬を処方され(ガチフロ、パピテイン)
こちらも1日に3回の点眼。他の家族の協力を仰げないため、一人で押さえつけて点眼し、自分で擦り付けたりしないよう、エリザベスカラーを装着させていますが、とにかくストレスが溜まるようで、食欲も無くなり、嘔吐の症状が再発してしまいました。愛犬は14歳で、昨年の夏頃より嘔吐の回数が増えたことにより、ステロイドの内服薬を3日に一度飲ませています。獣医の話では、ステロイドを飲ませていると、角膜の回復も遅くなるとのことですが、こちらを断薬してしまうと、胃腸炎も悪化する可能性もあるとのことで、続けています。傷の大きさや程度によって違うとは思うのですが、だいたいどのくらいの期間で回復するのでしょうか?点眼のたびに大暴れ、エリザベスカラー生活で、ストレスがたまるのも可愛そうですが、
失明の恐れなども怖いです。傷の状態や症状によっては外科的手術も言われましたが、年齢的なこともあり、それは考えていません。また、目の症状が落ち着いてから、狂犬病やワクチンの接種も言われたのですが、こちらも受けるべきか悩んでいます。
まとまりの無い長文になってしまいましたが、宜しくお願いいたします。
見え辛いですが、真ん中あたりにあるのがキズです。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

角膜潰瘍や充血がある場合に、根底に別の病気が隠されていないかどうかも重要です。
ドライアイや緑内障がある場合にはこれも並行して治療しないと治りにくい事があります。
ですので、治療期間がどのくらいかは個々に異なります。
それらがないのに治療が困難な場合には、自己血清点眼と言う方法もございます。自分の血清ですから、点眼してもほとんどしみませんし副作用も少ないです。
ただ、どうしても点眼をさせないこの場合には目を守るために一定期間眼瞼を縫合して角膜を守らなければなりません。
小型犬でこの年齢は人間で言えば70歳くらいですから、麻酔が不可能な年齢ではないと思いますが、詳しくは術前検査を受けないと何とも言えません。
次に狂犬病や混合ワクチンについてですが、こればかりは実際に診察している獣医師以外はリスクについて論じることはできません。心配であることを主治医に伝えてよく話し合って決めてください。
お大事にしてください。

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相談内容:角膜内皮障害による水泡性角膜症?

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 Whoさん
15歳のパピヨンを飼っているのですが、目の病気で困っていることがあります。
デスメ膜瘤かと思って、ここでも一度目の症状について質問したのですが、獣医さんに診せることを勧めていただいたので、かかりつけの獣医さんに調べてもらいました。デスメ膜瘤ではないことはわかったのですが、その獣医さんは、フーの目の症状が何なのかわからないようでした。黄色い検査薬を目に入れた所、どこも黄色く染まっていないので、デスメ膜瘤ではない、とのことでした。家族はその獣医さん以外に行くことに反対なので、私がインターネットで調べていたりしているのですが、なかなかいい治療法が見つかりません。
以下、愛犬フーの症状です。
一年ほど前に、外で散歩中に目をぶつけて角膜が眼球の真ん中直径0.5㎝程剥がれてしまいました。両目に白内障があったのですが、まだ白内障がひどくない方の左目を負傷してしまい、それから痴呆もはじまり、今ではもう飼い主もほとんど認識できない状態です。炎症止めの点眼薬
(薄黄緑色のキャップの目薬でしたが名前は思い出せません)とヒアレインをしばらくつけていて、なかなか治らないので、獣医さんが飼っている犬から作った血清目薬(うちの犬はとても小さく、体調も悪かったため自己の血で血清は作れなかった)もしばらく試していたのですが全く治る様子がありませんでした。それから1年程経ち、15年間通った獣医さんは、もう老犬なのであまり治療はしないほうがいいと言っています。ヒアレインは出してくれているので一日に5回ほどつけています。10日程前、角膜が剥がれている傷の真ん中辺りに、2つ、小さな(1ミリ程度)水ぶくれのような透明の玉のようなものがあるのに気がつきました。数週間前から赤く細い血管も傷のまわりにできはじめ、一カ所、赤く血が固まったような部分もあります。
心配になり、再びインターネットで調べていた所、もしかして、水泡性角膜症というものかもしれないと思いました。
https://d-mypet.com/p.php/15/9019/
このリンク先の質問に、角膜内皮障害による水泡性角膜症、ということについて書いてあり、その症状がとてもよく似ているのではないか、と思いました。
もう痴呆もひどく、先は長くないと思うのですが、目が潰れてしまうこともあるとのことですので、それを防げるのなら防ぎたく、治療法を探しています。気づいた時には2つだった水泡は、今は4つに、さらに少し大きくなっています。それから、傷全体が少しふくれたような感じになっていたこともありました。このような症状の場合、何をするのが一番いいのでしょうか?ヒアレインの他に、このような症状の場合に効果のある目薬はありますか?老齢で体力がなく、麻酔をする治療は無理なので、改善、というよりも、現状維持と、痛みがあるなら取り除いてあげたいです。
念のため、今飲んでいる薬の情報です。
腎臓の薬、メイベット、オメガフィッシュオイル、プラチナ乳酸菌、コロディン、
夜鳴きがひどいので鎮静剤、ヒアレイン目薬、です。
見にくいですが、画像も添付します。
お手数ですが、お時間のある時に返信をいただければ幸いです。よろしくお願いします。

竹口徹先生(うめぞの動物病院)からの回答

Whoさん、こんにちわ。
茨城県のうめぞの動物病院、竹口です。
かかりつけの先生に診察していただいたのですね。
文章を拝見した結果、角膜を染色しても色が残っていないことから角膜潰瘍は起きていない可能性はあります。
ただし、写真で見ても水泡のような部分は認められますね。
ヒアレインの目薬以外に効果のある治療があるかどうかを知るには、現在のふぅちゃんの目に何が起きているのかちゃんと診断する必要があります。
診断するためには、角膜に傷がないか染色する以外にも目の中のどこの部分に異常があるのか調べる精密検査を実施する必要があります。
お住まいが埼玉県でいらっしゃるので、隣の東京都には、眼科を専門にしていらっしゃる動物病院(他の病院からの紹介でみなさん受診されています)や、大学病院があります。
ちゃんと検査をしてからでないと、ふぅちゃんの目に何が起きているのか診断できないので、一度眼科専門の動物病院や、大学病院を受診されてはどうでしょうか?
お大事になさってください。

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相談内容:デスメ膜瘤?角膜の傷に水ぶくれのようなものが・・・。

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 Whoさん
よろしくおねがいします。
パピヨンの男の子15歳です。一年ほど前に、外で散歩中に目をぶつけて角膜が眼球の真ん中直径0.5㎝程剥がれてしまいました。両目に白内障があったのですが、まだ白内障がひどくない方の左目を負傷してしまい、それから痴呆もはじまり、今ではもう飼い主もほとんど認識できない状態です。炎症止めの点眼薬(薄黄緑色のキャップの目薬でしたが名前は思い出せません)とヒアレインをしばらくつけていて、なかなか治らないので、獣医さんが飼っている犬から作った血清目薬(うちの犬はとても小さく、体調も悪かったため自己の血で血清は作れなかった)もしばらく試していたのですが全く治る様子がありませんでした。それから1年程経ち、15年間通った獣医さんは、もう老犬なのであまり治療はしないほうがいいと言っています。ヒアレインは出してくれているので一日に5回ほどつけています。3日程前、角膜が剥がれている傷の真ん中辺りに、2つ、小さな(1ミリ程度)水ぶくれのような透明の玉のようなものがあるのに気がつきました。数週間前から赤く細い血管も傷のまわりにできはじめ、一カ所、赤く血が固まったような部分もあります。心配になり、インターネットで調べていた所、もしかして、デスメ膜瘤というものかもしれないと思いました。失明の可能性もあるとのことで、失明を防げるのなら防ぎたいのですが、痴呆も白内障も進んでいるので、せめて痛みだけでも抑えるために目薬でもコンタクトでもしてあげたいです。このような症状の場合、何をするのが一番いいのでしょうか?ヒアレインの他に、このような症状の場合に効果のある目薬はありますか?(老齢で体力がないので、麻酔をする治療は無理です。)
念のため、今飲んでいる薬の情報です。
腎臓の薬、メイベット、オメガフィッシュオイル、プラチナ乳酸菌、プロザイム(酵素)、コロディン、夜鳴きがひどいので眠り薬、ヒアレイン目薬、です。
見にくいですが、画像も添付します。
よろしくお願いします。

杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

おはようございます。
写真ではデスメ膜流ではないようにも見えますが、この状態になってから獣医師の診察は受けていませんか?デスメ膜瘤であれば、きちんと治すためには全身麻酔が必要です。角膜表層が傷ついて深層が圧力で飛び出している状態なので、点眼薬で「治る」ことはありません。
また、犬用のコンタクトレンズは、それを装着しただけでいい状態が保てることは非常に少なく、気づくととれてしまっていたりします。
周囲の血管が増えてきているということから、おそらくその部位の違和感も結構あるのではないかと推察されます。
まずはそれがデスメ膜瘤なのかどうか、眼の状態や全身状態がどうなのかを再度獣医師に確認してもらってください。
全身麻酔を行わない範囲でできるのは「治す」のではなく「違和感を軽減する」処置になると思います。点眼だけで違和感が取れればいいのですが、そうでなければ眼瞼を一部縫合して眼帯のようにしたり、コンタクトを入れた後それが外れないようにやはり眼瞼を縫合したりといったような、対症療法的な治療を考えますが、いずれにせよ眼の今の状態とふうちゃんの様子によると思いますので、よくよく相談されることをお勧めします。

竹口徹先生(うめぞの動物病院)からの回答

Whoさん
茨城県うめぞの動物病院の竹口です。
写真を拝見しましたが、実際に診てみないとこれだけでデスメ膜瘤であるのか、そうでなければ何であるかお答えするのは難しいです。
角膜潰瘍に使用する目薬はヒアレイン以外にもあります。
ただ、ふうちゃんの症状が1年近く続いていていて経過がとても長いので、角膜潰瘍であるとしたら難治性の角膜潰瘍である可能性が高いです。
この場合目薬を使用した内科療法だけでは改善しなくて、外科的な治療(全身麻酔が必要ですが…)が必要になることがあります。
ふうちゃんの目を改善させるには、まずは再度目の診察、検査をされて今の状態を確認して、場合によっては眼科専門の病院を紹介していただいて診ていただくのも良いでしょう。

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相談内容:角膜移植について

飼い主からの相談

相談者:静岡県 harumoniaさん
はじめまして。是非、アドバイスを頂きたいと思いまして質問させて頂きました。パピヨン11歳です。今年2月に、目に白い点があるのに気ずき、病院に行くと「この白いのは、傷で、この病気は「角膜ジストロフィー」だとと診断されました。有効的な治療は無いと言われ、とりあえずと、炎症を抑える目薬と抗生物質をもらい、与えていましたが、1ヶ月程過ぎた頃、目に穴が開き始め(5mm位)、充血もひどかったので、慌てて違う病院に行くと、「このままだと、眼球破裂の恐れがある」との事で、角膜に傷を入れ眼圧を下げる手術を受けました。その1週間後、退院の検査で「傷が浅すぎた」と、そのまま2度目の手術を受けました。(実際には、悪い細胞を削ぎ取り、切り込みを入れたそうです)
 その後、2週間程、血清点眼を差して経過を見ていましたが、角膜の再生が思わしく無く、今のままでも良くなる見込みは無いから「角膜移植するしか無い」と言われました。
  その移植手術の成功確立は50パーセントだそうです。
 本人(パピヨン)は食欲旺盛で、元気もいいのですが、血液検査で肝機能も弱いと言われ、年齢も考えると、半分の確立の「角膜移植」手術を行ってもいいのか?悩んでしまい、決断できません。
この手術がうまく行かなかったら、また次になるそうです。
 傷がある限り、移植以外に方法は無いのでしょうか?
   じつは、もう片方の目にも、白い点が出て来ています。
そちらの目は、なんとか進行を防ぎたいのですが、今、通っている病院では処置の対象では無いと。
やはり、「ジストロフィー」は、何も出来ないのでしょうか?
アドバイスを頂けたら、光栄です。
宜しく、お願い致します。

森 典夫先生(森動物病院)からの回答

「コンタクトレンズ」について、聞いたことが、ありますか?
眼球を、保護するということで、使われる先生が、います。
一度、主治医の先生に聞いてみてください。  森。

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相談内容:目の下の腫れ

飼い主からの相談

相談者:福岡県 モンチャックさん
はじめまして。よろしくお願いします。
2日前から、パピヨン(メス)の左目の下が腫れています。
今日見たら、少し大きくなっていて、触ると嫌がります。
痛がったり、かいたりはしませんが、腫れが大きくなっているので心配です。食欲・元気はあります。
早めに受診するべきなのでしょうか?
アドバイスお願いします。

増田 国充先生(ますだ動物クリニック)からの回答

写真を拝見いたしましたが、確定的なことは判断しかねます。
眼瞼結膜が腫れているか、あるいは皮膚が腫れているのか、あるいは、歯に問題がないのかなどのいくつかのチェックしておきたい部分があります。
また、この症状が出る前に普段と異なるものを食べたりしているかどうか…なども診断する上で有用な情報となると思います。
腫れが大きくなっているのであれば、受診の必要性があると考えます。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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