パピヨンの歴史

パピヨンの祖先はスペイン原産のトイ・スパニエルとされています。イタリアのボローニャ地方にて繁殖され、16世紀頃にはフランスに入り、王侯貴族たちに愛されていました。

19世紀頃からスピッツとの交配により今のような立ち耳になり、チワワとの交配により小さな容姿になったと言われています。リスのような華やかな尻尾から、もともとはスカーレル( リス )・ドッグ、スカーレル・スパニエルと呼ばれていましたが、蝶のような立ち耳タイプが多く繁殖されるようになり、パピヨン(蝶)という名前で呼ばれるようになりました。

賢い犬種ランキング堂々の8位

パピヨンの賢さは犬の中でもトップクラス。賢い犬種ランキングでは、300種類以上の犬種の中で、8位にランクインしています。華やかな見た目だけでなく、頭がよく聡明で、しつけがしやすいことも人気の理由です。

性格は人懐っこく穏やかで、愛玩犬らしい気質と言えます。明るく活発ながらも、警戒心が強く、気位が高い一面も持っています。

そんな二面性のある性格も、パピヨンの魅力のひとつと言えるのではないでしょうか。

パピヨンの大きさ

パピヨンの一般的な体重は2~5.5kg、体高は20~28cmほど。スタンダードは体高28cm以内とされています。

パピヨンの毛色の種類

パピヨンはベースの白色に、茶や黒などの毛色が基本です。体や手足は白色の割合が多いほうが好ましいとされています。

ホワイト&ブラウン

日本で一番メジャーな毛色と言えるでしょう。白色ベースに顔の左右に分かれて茶色が入り、優しい色合いで人気です。茶色が黒っぽいものをホワイト&セーブル、赤茶色の場合はホワイト&レッドと呼ぶこともあります。

ホワイト&ブラック

海外で人気のある毛色です。存在感があり、優雅な雰囲気を持っています。かわいらしさとカッコよさを兼ね備えたカラーですね。

トライカラー

ベースの白色の他に、黒や茶色の二色が混じっていて、おしゃれな印象を受けます。色の割合は個体によりさまざまで、個性を楽しめる毛色です。

パピヨンの寿命

パピヨンの寿命は一般的に12歳~15歳と言われています。常に病気やケガに気を付けてあげるのはもちろん、ストレスを溜めさせないことも長生きの秘訣です。

パピヨンのかかりやすいケガや病気

パピヨンはほかの小型犬みられる先天性の疾患が少なく、比較的体が丈夫な犬種です。

ただし、活発な性格なので膝の皿の脱臼「膝蓋骨脱臼」に気を付けてあげましょう。脱臼してしまうと痛みにより歩行困難になり、体の衰えの原因となってしまいます。
また、ほかには「骨折」にもなりやすいです。体が小さいので過度な運動や衝撃には気を付けましょう。

目の病気「眼瞼内反症」も多いと言われています。
この眼瞼内反症とは、内側に巻き込まれてしまった目の皮膚やまつ毛によって、目の角膜を傷つけてしまう病気です。早期に発見できれば重症化を防げるので、こまめにチェックしてあげましょう。

パピヨンの飼い方

先にも述べた通り、パピヨンはとても賢い犬です。子犬の頃からしっかりとしつけることで、飼い主に従順で優しい性格になります。

まずは上下関係をはっきりさせましょう。知能が高い犬種ゆえに、悪いこともすぐに覚えます。
甘やかしすぎるとワガママで攻撃的になったり、噛むことで要求を通そうとしたりしてしまう場合も。ダメなものはダメと教え込んでください。

また警戒心が強い性格なので、無駄吠えが多い傾向があります。その都度、なぜ吠えているのかを理解し、原因に合わせて対策をしましょう。

まとめ

華やかなルックスと賢さを兼ね備えたパピヨン。世界中で人気が高いのも頷けますね。社交的な性格でしつけもしやすいので、初めて犬を飼う方にもオススメの犬種です。
 執筆者プロフィール
“人と関わる仕事”、“愛犬・猫家”、“自称二流料理家”、“Mrchildren大好き”と、色々勝手に掲げてやっております。“フリーライター”として文章の勉強も兼ねて皆様にわかりやすく楽しい文章を提供できればと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

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