ビーグルの鼻の異常に関する獣医師さんへの相談内容

ビーグルの鼻の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:甲状腺機能低下症とクッシング症候群

飼い主からの相談

相談者:千葉県 ハニャコさん
こんにちは。
8才になったばかりのビーグル(去勢)のことで相談させてください。
3月ごろから、元気・覇気がない状態が続いていて原因がはっきりとわからずに心配しています。
具体的な症状としては
くしゃみと逆くしゃみが多い、散歩に行きたがらない、ヒート中のメスに反応しない、目の周りがむくんでいてしゅん膜が見えていることが多い、多飲多尿、いつも寝てばかりいる、みけんを押すと痛がる。
といったところです。
病院の血液検査で基準オーバーしたものは
ALP(385)、T-Cho(315)、TRIG(472)、CK(176)
ホルモン値はFT4(1.5)、T4(1.1)と、基準内ながらも若干低め。
尿比重は薄めですがBUN(17.3)、Cre(0.6)と、腎臓機狽ヘ異なし。
肺のエコーでわずかな胸水が確認された、とのことでした。
今のところ、甲状腺機白瘟コ症やクッシング症候群を疑っているのですが、脱毛はまったくなく、被毛や皮膚に異常はみあたりません。
(下方向への段差を怖がるのですが、それは関節炎から来ている症状のように思い、試しに消炎剤(Nsaids)を飲ませましたらそのときは少し改善しました。)
多飲多尿は、仔犬のころから続いていています。
ステロイドを飲ませたこともないと思います。
そもそも今回異常だと思い始めたのはくしゃみがきっかけです。
とりあえず、甲状腺の治療を始めてみようかとは考えているのですが
内分泌系の疾患は、皮膚に症状があらわれるのが一般的なようなのですが、そうでない場合もあるのでしょうか?
治療をはじめるにあたり、疑問や不安がありますのでアドバイスいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

山下 拡(かく)先生(かく動物病院)からの回答

はじめまして。京都のかく動物病院、山下かくです。
甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症を疑っておられるとのことですが、確かに教科書的にはどちらの疾患も皮膚に症状がみられると記載があります。
これらの内分泌疾患において、皮膚症状がでてくるのは、比較的経過が長くなってからであり、初期は見られないことが多いです。
最近は血液検査や、超音波検査などの検査により、より早期に発見されることが多くなり、皮膚症状がないことも多くあります。
したがって皮膚症状がないから内分泌疾患ではないとは言えません。
また甲状腺ホルモン値は副腎皮質機能亢進症でも低下傾向を示しますので、できれば副腎皮質機能亢進症がないのかも検査しておいたほうがいいと思います。ホルモン検査以外にも超音波検査で副腎のサイズを見ることにより、疑いがあるのかどうかわかることもあります。

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相談内容:ホーナー症候群について

飼い主からの相談

相談者:千葉県 クマガイさん
こんにちは。
前回、ホーナー症候群について質問させていただいた
ところ、もっと詳しく書かないとアドバイスできない
とのことだったので、詳しく書かせて頂きます。
愛犬は9歳のビーグルミックスです。
体重は18キロくらいです。
先週の金曜の夜ぐらいから、突然左目が開きずらそう
になり、元気がなくなりました。
日曜の朝には右の目の眼球が上にあがってしまうよう
になり、病院に行ったところ、ホーナー症候群と
言われました。
そのとき、病院では血液検査をしました。
血液には異常はないと言われました。
ただ、ALPが297で少し数値が高いといわれました。
でも、これは以前から肝臓があんまりよくないので、
そのせいかもしれないと言うことでした。
念のため、そのときの検査結果です。
BUN-PS=11.0mg/dl
CRE-PS=0.7mg/dl
GOT-PS=17U/l
GPT-PS=37U/l
ALP-PS=297U/l
GLU-PS=105mg/dl
LDH-PS=L21U/l
CPK-PS=43U/l
TBIL-PS-=L0.1mg/dl
喉の神経を確かめるために、病院でご飯を食べさせてみました。
そしたら、特に痛がる様子もなく食べたので、
喉の神経は大丈夫だろうと言っていました。
そして、病院では神経の炎症を抑える薬など5種類もらいました。
(すいません、その他の作用を忘れてしまいました)
病院では、口が閉じなくなったらすぐに来て下さいといわれました。
(現在はこの症状はありません)
それから2~3日は、本当に元気がなくてご飯もあまり食べず、
散歩も行かないので、おしっこもうんちもしてなくて、
心配だったので、3日目に無理やり散歩に連れて行ったら、
元気よく歩いて、いつも通りの散歩ができました。
そして、ご飯も食べるようになりました。
でも、家にいるときは、いつものような元気はなく
ずっと寝てばかりでした。左目も閉じたままです。
そして、4日目に左の鼻が詰まってるのに気がつきました。
鼻の穴が鼻水(?)が固まったみたいなものでふさがっていました。
5日目、とにかく散歩は行かなきゃと思い、昼間に散歩に連れて
行ったら、元気よく散歩に行き、ふさがってるのも
気がついたらとれてました。(左目は閉じたままです)
しかし、左の鼻はちょっとおかしい気がします。
というのも、右の鼻はぬれているのに、
左は乾いてて、奥を覗くとまだ固まってる感じです。
鼻の件はまだ、病院に相談していません。
あと、左の目が気になるのか手で掻こうとします。
現在は、左目がほとんど閉じていて、右目は夜になると
眼球が上にあがってしまいます。
そして元気はないのですが、ご飯も少し食べ、無理やりですが
散歩に行って、おしっことウンチはしています。
でも、そのほかはずっと寝ています。
あと、左の鼻が乾いています。
突然、このようなことになり、すごく心配です。
今年の冬になってから、体調を崩すことが多くなり
寒さが原因なのでしょうか?
家で何かできることはあるのでしょうか?
だらだらと、まとまらず書いてしまってすいません。
説明が足りているのか心配ですが、
よろしくお願いいたします。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

病変部が、抹消にあるか中枢にあるかで予後は変わってきます。
おそらく病院で検査をしていると思いますので、そこのところが知りたいのですが。これは瞳孔の反射と、散瞳剤の点眼で調べることが出来るはずです。
末梢性のものですと、交感神経の損傷から来るものです。原因にもよりますが、現象の対症療法により4~5週で回復がみられると思います。しかし中枢性のものや抹消でも腫瘍などの進行性原因によるものは、治療効果はあまり期待できないと思います。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 前回申し上げましたように、ホルネル症候群の中には多種多様な病態が含まれております。
 あまりくよくよ悪い方ばかり考えずに治療を続けましょう。検査によって原因となる病名がはっきり診断される事もありますが、はっきりせずに治療が先行することも間々あります。
 主治医の先生とともにがんばって一つ一つ疑えるものを打ち消して行き、治療を続けてゆきましょう。他の病気と違い、きりの中を手探りで行くような方法になりますが、あなたが強くなって、ミックちゃんの力を信じてあげてください。
 主治医がパートナーとして信頼できなければ転院すべきですが、むやみな転院は治療や検査を振り出しに戻してしまう事もあります。一度専門医を紹介していただくのも一つの方法でしょう。中枢神経の問題をクリアーにするには画像診断も不可欠な場合があります。
 完治する事をお祈り申し上げます。

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相談内容:ホーナー症候群について

飼い主からの相談

相談者:千葉県 クマガイさん
前回質問させて頂いたものです。
愛犬は9歳、ビーグルミックスです。
目の異常があったので病院に行ったら、ホーナー症候群と診断されて
薬を10日分もらいました。
ネットでホーナー症候群について調べてみたんですけど、
詳しく載ってるところがみつからず、よくわからないので
教えて下さい。
ちょっと調べたところ、首から目にかけての神経を1日数回軽くマッサージ
してあげて下さいと書いてあったのですが、特に病院からは言われてないのですが
マッサージして大丈夫ですか?
あと、すっごく元気がなくて、散歩もいかず、おしっこもうんちも2日してません。
ご飯もあんまり食べないし。。。
で、今朝見たら、左の鼻の穴がつまっちゃってたのですが、どうしたらいいですか?
触ろうとすると嫌がるし。。。
病院で薬をもらったものの、どんどん悪化してる気がして心配です。。
よろしくお願い致します。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 ホルネル症候群と言われたのですね。ただしこれは病名でも診断名でもありません。
 ホルネル症候群とは中枢神経~交感神経~目の間のどこかに損傷が起きて、それによって眼瞼下垂や瞳孔の左右差等がある状態の事です。
 原因としては、特発性(原因不明に対する格好を付けた言い方)・外傷・腫瘍・脳梗塞・神経の炎症などが考えられます。交感神経が中耳のすぐそばを通るので、中耳炎や副鼻腔炎から起こる事もあります。
 治療法はホルネル症候群を起こした病気により異なります。しかし、この症候群の半数以上は原因が特定できず、交感神経作動薬の点眼で、数週間で改善していきます。
 目以外の症状も訴えておられる様子ですので、もう一度よく見てもらうと良いでしょう。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

ここに書いてあることでは、ホーナー症候群のアドバイスは出来ません。病院で言われたこと、診察結果の説明を、すべて記載してください。この疾病の場合治療できるケースが限られています。まず病変がどこにあり、現在どういう段階にあるのかが知りたいのです。再度質問し直してください。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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