ビーグルの特徴

ビーグルは古来からウサギなどの狩りに用いられたハウンド犬の一種です。

ハウンド犬には、優れた視覚により遠くの獲物を見つけるサイトハウンドと、優れた臭覚により獲物の匂いを追跡するセントハウンドの2種類がありますが、体高が低く、長い鼻を持つビーグルは、セントハウンド犬。その抜群の嗅覚を活かし、警察犬や麻薬探知犬としても活躍しています。

セントハウンド犬のなかでもいちばん体が小さい犬種がビーグルです。引き締まった筋肉のためがっちりとして見えますが、体高は40cmに満たないほどで、体重も15kg前後。飼育に広い敷地を必要とせず、日本の住宅事情に適した犬と言えます。

ビーグルの性格

スヌーピーのモデルとして知られるビーグルは、そのイメージ通り、フレンドリーで愛情深い性格です。賢く協調性があり、穏やかで優しい気質なので、小さい子どものいる家庭にもすぐ馴染んでくれるでしょう。

ビーグルにはやんちゃで好奇心旺盛な面があり、大の遊び好きです。さみしがり屋なので、長時間の留守番などはストレスをためてしまいがち。旅行などで家を空ける際は、シッターと綿密に打ち合わせをして、できるだけビーグルがさみしくないよう配慮してあげましょう。

飼い方のポイント

無駄吠え対策は必要

ハウンド犬は獲物を見つけ、吠えて知らせることが仕事です。そのためビーグルは体のわりに声が大きく、無駄吠えしがちという点は覚えておいてください。

かまってほしいという要求や身体的なストレスなど、なんらかの理由があってビーグルは吠えています。まったく吠えないようにしつけることは難しいものの、吠えている理由を理解し対処することで無駄吠えを少なくできるでしょう。

意外と抜け毛が多い

短毛種なのでトリミングは必要ありませんが、ダブルコートの毛がみっしりと生えていて、抜け毛は多いほうです。ブラッシングは毎日しましょう。

3週間に1回程度シャンプーすると、抜け毛がかなり落ち着きます。ビーグルは皮膚炎を起こしやすい犬種だと言われているので、シャンプーは低刺激のものを使ってくださいね。

運動が大好き

ハウンド犬であるビーグルは、小さい体ながらも多くの運動量を必要とします。散歩は毎日1時間程度が目安です。社交的な性格なので、ドッグランのような場所でほかの犬と一緒に遊ばせてあげるのも喜びますよ。

ビーグルの気を付けたい病気

ビーグルは太りやすく、軟骨が弱いという特徴があります。
肥満が原因の椎間板ヘルニアになりやすいため、体重の変化や食事量には気を付けてください。毎日運動させることも重要です。足腰をかばうような歩き方をしている場合は、病気が進行している可能性があります。必ず病院へ連れていってください。

また、ビーグルは目の病気にかかりやすく、白内障や緑内障なども注意すべき病気として挙げられます。定期的に健康診断を受けましょう。
ほかに、垂れ耳のため蒸れて外耳炎になりやすいと言われていますが、適度に耳掃除することで予防できます。

基本的にビーグルは病気に強い犬とされているので、飼い主が日々留意すれば健康に長生きしてくれるでしょう。

まとめ

スヌーピーのように優しく愛情深いビーグル。家族の一員として迎えれば、きっと幸せなペットライフが待っているでしょう。 ビーグルは病気にかかりにくい犬種ですが、食事量や運動不足には十分気を付け、ビーグルの健康を維持してくださいね。
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『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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