マルチーズの歯・舌・口の異常に関する獣医師さんへの相談内容

マルチーズの歯・舌・口の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:慢性心不全と薬のエナカルドについて

飼い主からの相談

相談者:大阪府 narutaさん
はじめまして、不安に思っていることがあり、質問させていただきました。
我が家で飼っているマルチーズは10歳半です。
だいたい半年くらい前の定期健診で、ちょっと心臓に雑音があるといわれ、たいしたことないけれど、早めにお薬を飲んでおこうということでエナカルドを処方されました。
緑色ので恐らく一番弱いものだと思います。
エナカルドについては説明していただき、私も悪くなってから飲むのではなく、早めに対処ということで理解しています。
ただ、このお薬を処方してもらってから一ヶ月ほどたってから、犬の状態が少し悪くなりだしました。
今までは若犬のように元気で走りまわっていたのですが、夜にハァハァといった息切れや、普段あまり出ないような大きい鼾(ごぉ~というような大きい音)を出すようになりました。
その時は対して気にしてなかったのですが、だいたい三ヶ月~四ヶ月目にして異様な食欲を見せていて、体重が一キロほど増えました。
息もすごく臭くなってきていて、ハァハァと息をするせいか、横にいくとにおってきます。
元々痩せ型で、もう少し太ってもいいという風に言われていました。
そしてだんだん散歩を嫌がるようになり、寝てばかりで、今はほとんど起きることがなく、ハァハァといった荒い息をし、その息の音にもぐぉ~といった苦しそうな音が混じっています。
咳はほとんどないのですが、ごくたまに「かほっ」って感じのものをします。
症状でみれば、心臓からきているものだと思うのですが、たった半年で症状がここまで悪化するものでしょうか??
エナカルドは副作用があまりないというふうに書かれているのですが、エナカルドを飲ませたことによって逆に症状が悪くなっているように思えてしまいます。
それまで心臓が悪いという症状すらありませんでした。
一度エナカルドを飲ませるのをやめてみようかと思ったのですが、一度飲ませてやめると逆にリバウンドが返ってくるということで、1日だけ抜いて様子を見たのですが、やはり1日では分かりません。
症状が悪化した原因には、体重の増加もあるのでしょうか??
今は起き上がるのも億劫のようで、苦しそうです。
食欲は一時を思えば減ってきているようですが、いちおうは自分から食べています。
病気が心臓なので、無理に運動させることもできず、食事の量を少し減らしたりしているのですが、
エナカルドの副作用で余計に息が苦しくなったりということはありますでしょうか??
それとも、もともとこの子の病気の進行が早かった、ということでしょうか??
薬を飲めば、もっと徐々に悪くなっていくと思っていただけに、
いきなりの重病でかなり童謡しています。
やはり半年も飲ませていて、服用をやめるのは危険ですよね??
分かりにくい質問ですいませんでした。

杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

こんにちは。
心臓の病気は気になりますね。
まず、文面だけで考えると、急に食欲が出て体重が増える・・・・というのは心臓が悪い子の症状とは一致しませんし、エナカルドの副作用とも考えにくい症状です。
考えられるものとしては・・・
・心臓病が一般的にエナカルドで長期コントロールを目指す「僧帽弁閉鎖不全症」ではない、一般的ではない心臓病であった
・心臓病以外の病気がある
・心臓病以外の病気のせいで心臓病が悪化している
などというものです。
まずは一度今の状態を、最初に心臓病と診断した獣医師(お薬もそこからいただいていますよね?)に相談し、今の心臓の状態、心臓以外の全身の状態など評価して貰う必要があります。その上でエナカルドをやめたほうがいいのか、やめないほうがいいのか、他に何か治療が必要なのかどうかを考えてはどうでしょうか。

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相談内容:乳歯について

飼い主からの相談

相談者:静岡県 奈菜ママさん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきます。   我が家はマルチーズ(女の子)が2匹飼っています。1匹は5月で3歳です。もう1匹は3月30日に1歳(麻衣)になりました。その麻衣ですが、下の歯(犬歯)の乳歯が抜けず犬歯が2本並んで生えてます。他の乳歯はすべて生えそろったのですが、下の犬歯(両方)だけ抜けませんでした。しっかり生えているので自力ではもう抜けないと言われました(1歳過ぎたので・・・)。全身麻酔をして抜くべきでしょうか?またそのままにしておくといけない理由も教えてください。全身麻酔となるとリスクもあるのではと不安があります。ちなみに体重は1.9キロです。よろしくお願い致します。

森 典夫先生(森動物病院)からの回答

1歳といいますと、人にたとえると、17歳くらいです。
もう「乳歯」は、抜けてほしいですね。
犬の歯は、一本一本離れていることによって「歯石」が、着きにくくなっています。  従いまして、「犬歯」なら犬歯が、重なるように生えていると、隙間が狭いので、よくないのです。
当院では、麻酔ではなくて、鎮静で、処置を行ないます。
病院を、いろいろ探してください。   森。

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相談内容:アジソン病について

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 ひろりんぐさん
はじめまして。自分でもかなり調べたのですが、かなり困っているのでどうかご返信お願いします。
5/8、うちのマルチーズが、アジソン病と診断されました。生理食塩液の輸液のため、4日間入院した後、5/11に退院。フロリネフの経口投与を一日半錠開始し、3日後に再検査することになりました。退院日の数値は GLU 測定せず(入院前が正常値だったためか?) BUN 18 Na 134 K 3.5 Cl 100 で,ほぼ正常範囲内でした。
しかし、帰ってもあまり元気がなく(体重は何と1㎏減で2,1㎏)、怒りっぽい、便は黒、そして歯茎はかなり白いままでした。3日間フロリネフを投与しつつ調べたところ、ミネラルコルチコイドのほかに、かなりの確率でグルココルチコイドが必要だとわかりました。そして、歯茎の白さは赤血球数の影響では・・・?と、夜も眠れぬ日が続きました。
三日後の検査でその旨を伝えたところ、うちの犬は採血しづらいため、赤血球比率で測定することになり、GLU 135 BUN 23,7 Na 131 K 4,3 Cl 89 HCT 30弱(かなりアバウトな感じがした)でした。
グルココルチコイドの質問をしたところ、GLU値が安定している為、不要との事でした。
次に赤血球比率の質問をしたところ、多少低いが、肉類をあげてみて様子を見よう。 とのことでした。今診ていただいている獣医さんは、アジソン病の治療は初めてらしいので、正直、失礼なのは分かっているのですが、不安な部分もあります。
先生方に質問したいのは、
①グルココルチコイドの投与の目安は、GLUの数値のみの判断で大丈夫なのでしょうか?
②赤血球数は、今の状態を考慮に入れて、肉(レバーとほんの少しの牛乳を混ぜてあげてみました)をあげているだけで本当に安全と言えるのでしょうか?
③今の獣医さんには大学病院等大きな病院の検査は必要ないと言われているのですが、本当に必要ないでしょうか?また、ホルモン関係に詳しい動物病院に変えたほうが良いのでしょうか?もしさいたま市近辺でご存知でしたら教えてください。
④他に何か気づかれた点がありましたら是非教えてください。
大好きな家族のためにも、少しの不安要素も取り除きたいです。本当に本当に、ご協力お待ちしてます。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、ひろりんぐさん。
シロップちゃんのアジソン病の診断、治療、アジソン病は初めてあたられる獣医師という事で、不安な面をおもちな気持ちは、よくわかります。
アジソン病は、多様な病態を持ちながら、特定の症状(決定的な症状)が無いために、よく他の病気と混同されて、他の病気と間違えられたり、逆にアジソン病でないのに、アジソン病と診断されたりする事の多い病気です。
アジソン病の確定には、コートロシンなどの副腎皮質刺激ホルモンを使った検査をする事が必要ですが、それらについては行われたでしょうか。副腎皮質刺激ホルモンを投与しても、それらに対しての反応が無い時に初めて、副腎皮質の機能不全の確定が出来、また、アルドステロンや内因性ACTH等の測定も同時にすることにより、原発性か続発性かの判定も出来ます。
もし、これらの試験がまだであれば、まずはそこから始めて、本当にアジソン病なのか調べてもらってください。
アジソン病であるとして、あげていただいた質問についてお答えしますが、まず血糖値(Glu)のみでグルココルチコイドの投与基準とする事はありません。また、基本的にはアジソン病の治療は失われた副腎皮質で生成されるべきグルココルチコイドとミネラルコルチコイドを薬でおぎなってあげる事により、様々な症状の改善を目指しますので、グルココルチコイドの投与をしないでの治療は通常はありません。特に初期の治療ではなおさらです。ただし、その他の症状の消失が見られた場合には、グルココルチコイドの投与量の減量をする事はあります。ミネラルコルチコイドも同様です。
赤血球数の低下、Ht値の低下は、アジソン病の症状として、現れる事もありますが、今回の件では少々腑に落ちない点もあります。赤血球数だけではなく、血液塗抹像を見るなどして、赤血球の状態も見てもらった方がいいような気もします。
大学病院でなくとも、アジソン病の診断や治療は出来ますが、まずは副腎皮質刺激ホルモンを使った検査を行ない、その後の血中コルチゾールや、アルドステロンなども検査するのに検査センターを使ってよく副腎皮質の状態を見ながら投与量を決めていかなければなりません。
これらについて、よく相談出来る関係を先生との間に作っていく事も大切だと思います。
以上、少しでも参考になればいいのですが。
また何かありましたらご質問下さい。
お大事になさってくださいね

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相談内容:下の歯が、、、

飼い主からの相談

相談者:愛媛県 ころなさん
はじめまして。
我が家の、コロナさんは、
下の歯が、もともと1本無かったのですが、
今日、またも歯が抜けてしまっていました。。。
下の歯が2本並んでありません。。。。
これは、歯周病や、歯肉炎ですか??
それとも、生まれつきのものなのでしょうか。
2才頃保護され、保健所からきた犬です。
マルチーズか、ヨークシャテリアの、雑種で、
4,7㌔です(←医者によると普通らしいです。)
病院へ行ったほうがいいのでしょうか??よろしくお願いします。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、コロナくんの飼主さん。
さて、コロナくんですが仔犬の頃の栄養状態やもともとの体質によって歯が弱い子なのかもしれませんね。
歯肉の状態はどうでしょうか、赤くなっていたり、ただれたりはしていませんか?口臭はひどくありませんか?歯石はついたりはしていないでしょうか。
上記の事に異常が無ければ、おそらくは歯の質自体があまり良くない子なのだと思います。残念ながら、歯の質自体をよくする方法というのは無いのですが、デンタルジェル等を使って、歯石などを予防していく事は出来ますので、病院に相談してみてください。
また、上記の異常が見られる場合は歯周病の可能性がありますので、病院にて治療をすれば歯の抜けるのも防げると思いますので、早めに病院にて診察、治療をしてもらってください。
どうぞお大事になさってくださいね。

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相談内容:歯茎の上に・・・

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 マルノンさん
初めまして。家には4歳になるマルチーズがいます。4歳の割りには小さく、現在の体重も1.9キロとマルチーズとしてはかなり小さめ。
それでも生まれた時は何の異常もなかったみたいで、普通の大きさでした。
一週間前の話なのですが、たまたま犬の歯の話しになり、気になったので口の中を見る事になりました。軽いノリで見てみたのですが、見たら大変なコトに。歯に歯石がすごいのと、全部の歯がグラグラしていて、全滅寸前だったのです。すぐに医者に電話したのですが、『小さい犬は歯槽膿漏になりやすいから放っておいても大丈夫』と言われて安心したのか、親に『放っておけ』と言われて、病院にも連れて行かずに放っておきました。
ところが、昨日やっぱりちょっと心配になって、口の中を再度見てみると、㊤の歯茎がポコっと腫れていて、白くなっているのも発見!! たまたま見えたのはありましたが、前回は全く気付きませんでした。
これは歯槽膿漏で歯茎にばい菌が入っちゃったとかですかね?
それとも腫瘍か何かなのでしょうか? すごく心配です。

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、マルノンさん
さて、ノンちゃんの歯ですが、歯石をそのままにしておくことは、歯やそのまわりの状態を悪くするだけで、何も利はありません。適切な処置を行なって歯石を取ることが大切だと思います。
歯についた歯石は、歯茎部に進行していき歯肉を圧迫、炎症などを引き起こし慢性的な歯周病の原因となります。
また、雑菌の巣窟になりやすく、ここから雑菌が体内に入ることにより様々な病気を引き起こすこともよくあります。(最近は歯周病連鎖という言葉で一般にも知られるようになってきましたね)
『小さい犬は歯槽膿漏になりやすいから放っておいても大丈夫』
というのは、どういう経緯で大丈夫と言われたのか不明なのですが、歯槽膿漏を含む歯周病になりやすいからこそ、適切な歯石の処置等が必要になりますね。
身体の小さい犬では、アゴの大きさと歯の大きさのアンバランスが起きやすく歯並びに問題が出やすいので、歯周のケアは特に注意が必要です。日頃からよく観察して、歯石などの処置も早めにすることが大切になります。
今回の歯茎の異常もおそらくは歯周病の一つだと思いますので、適切な処置を早めに受けるようにしてください。
どうぞお大事になさってください

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『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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