相談内容:膝蓋骨脱臼への対応について
飼い主からの相談
相談タイトル
膝蓋骨脱臼への対応について(その2)
相談の本文
以前「膝蓋骨脱臼への対応について」の表題にてご相談させて頂きました。今回はその後の状況に関し、以下について皆様の知見をご教示頂ければと思い相談させて頂きました。
■現在の状況
右脚のパテラについてはアンチノールを服用したおかげか状態は改善してる様に見られます。
しかし元々患っていた左脚の状態が芳しくありません。そのせいか左右の筋肉バランスが良くありません。(左脚を庇っているせいか右脚の筋肉の方が発達しています)
■確認事項
1.左右の筋肉バランスをとる為のトレーニング方法
2.重複しますが外科的な施術を施さずに状態を改善させる方法(環境、躾、内服治療等)
以上、お忙しい所を恐縮ですがご教示頂けましたら幸いです。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

1,
関節の曲げ伸ばしやマッサージである程度トレーニングできる可能性はございますが、懐疑的な意見も多いです。ネットで方法を説明するのは難しいですが、効果的ではないのであまりお奨めできません。
使いやすい方の足を使ってバランスをとりますので患肢の筋肉量が減るのはやむを得ないことです。
2,
アンチノールはサプリメントですので、薬事法上コメントは出来ませんが非常に期待の出来る製品というのが率直な感想です。
さらに併用できる内科療法としてはカルトロフェンベットの週一回の注射療法がございます。
これは単なる痛み止めでは無く関節軟骨の修復やヒアルロン酸の合成促進や血流の改善を行い関節の炎症性の疾患を修復いたします。
膝蓋骨脱臼でも症状緩和が認められますので週一回で数回注射を受ける価値があると思います。
患肢を使わせて筋肉量を戻す方法としては鎮痛剤やステロイドを使い発症している足を使わせる方法もございます。主治医の先生と相談して慎重にご検討下さい。
環境としては階段を使わせない・ジャンプをさせない・ボール遊びをしない・フローリングを避ける等でしょう。
足の裏毛をカットして滑らないように気を付けることも大事です。
お大事にして下さい。
相談内容:膝蓋骨脱臼への対応について
飼い主からの相談
元々左脚にはパテラ(グレード2〜3)の症状があったのですが、先週右脚を庇っているので動物病院に連れて行きました。
診断は左脚と同じパテラ(グレード2〜3)でした。今までパテラの軽い症状はあったものの何かの拍子に外れてしまったのではとの事でした。このまま様子を見ていた時に更に症状が悪化しないか心配でなりません。
昨年、先生に確認した際には左脚の状態から年末までに手術しても良い時期かもしれないと仰っていました。とは言え、去勢手術を終えたばかりで1年に2回も手術する事と全身麻酔の影響を考えると踏み切れずにいました。今回の診断を受けて、将来症状が悪化する事を考えた場合に手術に踏み切るべきでしょうか。
・外科手術に踏み切るタイミング
・手術を選択せずに現状を維持出来ますか
・ご経験談
以上についてご教示頂ければ幸いです、どうぞ宜しくお願い致します。
補足)
1枚目の写真
2021.1.16時点
2枚目の写真
2020.8.23時点
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

見た目には判断ができません。
触診でないとわかりにくいかと思います。
飼い主様自身で判断は難しいはずです。
われわれ獣医師は触ったときに、すぐに外れるか、戻りにくいか、そういった感触で判断します。
カクカクするということでグレード2~3という判断かもしれません。
グレードが3になるとカクカクしにくくなります。それは外れっぱなしの状態となるためです。
あくまで症状があまりなければ、手術のメリットは少ないかもしれません。
症状を改善させるための手術なので。
急速に悪化するものでもなく、命にかかわるものでもありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
************************************
konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
■評価をお願いいたします
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJA1BzT_-fWjUR3MNwV2hR9S0
https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/340232
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■公式動画のご視聴・評価をお願いいたします。
https://www.youtube.com/channel/UCymyK5FjUmS6F3QPW-krhEw/featured
■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
MAIL:info@kurioaimec.com
どうぞよろしくお願いいたします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
小型犬には膝蓋骨脱臼がよく見受けられます。
外科手術に踏み切るタイミングですが、グレード3の状態(脱臼している時間が大半を占める状態)となっているとき、または、注射や痛み止めなどの内科的治療に反応しないときとなります。
昨年の時点で年末までに手術してもよい時期と案内されているのであれば、手術したほうが良いと思います。
もちろん手術をしなくても現状を維持できる可能性はありますが、多くの場合は悪化していくことが多いです。
ただ、悪化したとしても、命が奪われるわけではありません。
なので、緊急性の高い手術というわけでは決してありませんが、若いうちに、早期に実施したほうが成功率は高いと思います。
私であれば、まずは内科的な治療を行いますが、1カ月程度しても症状が改善しない場合は手術を提案しています。
特に目立った症状がなければ手術はしない方がよいかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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どうぞよろしくお願いいたします。
相談内容:三ヶ月半のヨークシャテリアが前足を痛がっている様に見えます
飼い主からの相談
2点ご質問があります。
犬種はヨークシャテリアで月齢3ヶ月半です。
●1.右前足でびっこ引いています
先日の事ですが、2回ほど「一度だけキャン」という鳴き声と共に右前足でびっこを引き、痛がる様子が見受けられました。1度目はサークルに飛びつこうとしてジャンプした時です。2回目はサークル内を周回する際にぬいぐるみに躓いた時に鳴きました。この2回は同一日で時間の間隔は略ありません。2度とも暫くの間びっこを引く様に歩いていました。その後、様子を注視していますが特に痛がる素振りやびっこを引く等の挙動は以降ありません。
これは、獣医に診察して頂く必要があるのでしょうか。それとも経過観察で宜しいのでしょうか。
●2.伸び(祈りのポーズ?)をします
朝一番にケージから出す際、1回若しくは複数回標記ポーズをとります。このポーズは概ね寝起き後にしている様に見受けられますので最初は伸びをしているもの考えていましたが、ネットで色々と調べていると「S.O.Sのサイン」で腹痛を堪えていえる様な記載がありました。これには「膵炎等の可能性もあるので早急に獣医に診てもらって下さい。」との記載があり心配しております。
自宅へ迎えて2ヶ月程になりますが、嘔吐は2回だけありました。1度目は5粒ほどのフードと白い泡、2回目は黄色い液のみです。各々の間隔は空いています。
これは、本当に腹痛を堪えているのかストレッチの一種なのか判断出来かねております。当方、何分にもペット飼育初心者の為に色々と知識不足が否めません。何卒、ご見識をご教示頂けます様お願い致します。
長文、大変失礼致しました。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

子犬のうちは色々なことが心配の種になることと思います。
1
その後症状がないのであれば、様子を見ても良いでしょう。
しかし念のため、ワクチンなどの機会で動物病院に行ったときに確認してもらいましょう。
2
そもそも膵炎は幼少の犬がかかる病気ではございません。
ただ、腹痛が有るのか無いのか・多の消化器疾患が無いかどうかは判りませんので、検便用に便を持って動物病院に行きましょう。
お大事にして下さい。
相談内容:歩けない、ふらつく
飼い主からの相談
ここ2週間前からふらついたり、つまずいて転んだりする状態が日に数回ありました。つまずくのは、足を前に出したときに、通常足の裏を床面につけて立ちますが、足の甲を床につくようにしてしまい、うまく立てずに転ぶような様子です。
だんだんとその回数が増えていました。また、日中は寝て、夜6〜8時ごろも今までは目がぱっちり起きている時間も寝るようになっていました。加齢の影響もあると思いますがそのようなことをここ数日で急に感じるようになりました。
そして、昨夜、ふらついて、足が出ない、歩けない症状が出ました。これまでは、少し時間が経つとゆっくりと起き上がって歩いてご飯を食べたりしていましたが、昨夜は立つこともできないようでした。何となく力が入らないような様子も伺えました。
意識はいつもはっきりとしています。表情も変わらず、目もきちんと開いており、ただ手足が使えない、足が前に出ない、出ても足の甲をついて転んでしまうような状態です。なので、お腹が空いてご飯が食べたい、歩きたいといったことを訴えるように吠えたりします。食欲もあり、ごはんも手であげたら完食しました。
不安でしたので、夜間急患で診てもらい、血液検査、レントゲン、エコー検査をしてもらいました。血液検査から内臓や機能などの数値に異常はなく、正常数値だということでした。レントゲンは、背骨、腰のあたりの骨と骨の間に黒い隙間が見えず、濃い白色に写っていて、これがもしかしたら神経系に影響を及ぼしているかもしれないと言われました。しかし、触診の時に、足の反射(抱いた状態で、片足ずつ床に近づけると足で床を蹴るか、足の甲を床につかせると、自分で元に戻すか)を見たときに、若干弱いものの、前右足、後ろ足は問題ない、少し前左足が反射が弱いとおっしゃっていて、先生の見解では、レントゲンに写った腰の骨の神経系は、後ろ足に影響が出る可能性が高いということで、前左足に影響が出るのは考えにくいということでした。
このことから、今日は病院で預かり、明日すぐにMRIで詳しい検査をすることを勧められましたが、愛犬の精神的な負担も考えて(意識ははっきりし、内臓系も正常なので)入院は避けたく、一旦帰宅し、病院に空きがある最短の4日後にMRI検査の予約を取りました。
帰宅して、1時間ほどは座っていましたが、その後、自分で立って、歩いて、トイレをしに行っていました。先ほどは全く足が前に出なかったり、足の甲を床につけるようにしていましたが、それもなく、ゆっくりですが歩けていました。
異常があるのは認識し、これから歩けない時間の方が多くなりそうなこともわかります。ただあれよあれよと事が進んでしまい、麻酔をかけてMRIを取ることになり、原因を見つけなければ治療はできないこともわかりますが、今の現状に不安があります。
同じような症状があった過去の例をご存知の方にぜひお話を伺いたいです。
愛犬の症状、原因、それに合った治療が必要なのはわかりますが、似たものでもどのような原因だったのか、どのような治療をしたのか、知りたいです。また、荒い説明で申し訳ありませんがここまでの経過で、こういったことではないかというようなことももしございましたら、ご教授いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
p.s.愛犬の過去の病院に行った症状ですが、2年ほど前、足裏を舐め始め、トゲが刺さっている、ストレスなどの可能性を考えて、病院にいきました。最初はよく原因がわからず塗り薬を処方していただきましたが、塗っても気にして舐めてしまうことを伝えたところ、塗り薬はやめて、飲み薬をいただきました。しかし改善はしませんでした。それからまた検査をして、細菌がいる事が認められ、専用のシャンプーをもらい清潔な状態を保つこととなりました。辞めさせてることもあり(意識を逸らす、布を足にかぶせる)、以前よりは若干舐める頻度も減りましたが、完全には治っていません。なので、前よりは落ち着きましたが足裏に赤み、肉球と肉球の間に腫れが見られます。
また、2年ほど前に、まれに夜間無呼吸のような状態になることもあり、無呼吸の状態で目が覚めて、自分で頑張って息を吹き返すような仕草、また立ち上がってソファから降りて、その降りた衝撃でふっと息ができる(まるで詰まったものがとれるように)ような症状があり、病院に行ったこともありました。原因としては、肥満、また先天的に軌道が細いことも考えられ、肥満だとして、痩せても完全に無呼吸がなくなる事はないと言われました。それから、無理のないダイエットをし、痩せて、症状は回数的には減りましたが、無くなっていません。
今回、足の件で先生に見てもらった時もこれらのことは伝えました。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

頸部椎間疾患特にC4からC6あたりに椎間板ヘルニアが起きている可能性がございます。
椎間孔の狭窄や突出した椎間板髄核による神経の圧迫で頚腕症候群が起きている可能性がございます。
早期治療であれば内科的に改善可能ですが手術が必要なケースもございます。
確定診断にはCTやMRIが望まれますが、診断的治療と言って治療を先行して結果を見て判断するのも有りだと思います。
文章から一番可能性の高い疾病を推察しただけですので、過信しないで下さい。
主治医の先生とよく話し合われて下さい。
脳梗塞や循環器系の問題や脊髄での出血や末梢神経炎や脳腫瘍等も鑑別診断しないと活けません。
お大事にして下さい。
相談内容:首を下げたまま歩いてる
飼い主からの相談
トリミング終わって、かえってきたときは普通にご飯を食べ遊んでたんですが夜中に起きたら首を下げたまま歩いてる姿を見てすぐ撫でてあげて朝になれば治るかなと思ったんですがまだ首を下げたまま歩いてます、フラフラです。
どうしたんでしょうか?
トリミングの時は何も事故などなかったみたいです。
是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちはマユさん
ヨーキーくんの様子、心配ですね
歩き方にふらつきがある、首を下げているということですが
頸椎や胸椎、腰椎などに異常がある場合、おっしゃるような症状が出ることがあります
本人も痛みがあったり、辛いのだと思うので、できるだけ早めに診察を受けてあげてください
トリミングとの関係性は不明ですが、何かの拍子に脊椎や周囲の筋肉を痛めた可能性が高く思います
早めに痛みを取ってあげて、安静にすることも必要だと思います
長引くと他の箇所の痛みを引き起こすこともあります
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください。
小野寺史也先生(小野寺動物病院(東京))からの回答

ありゃ、すでに他の獣医師の方が返答済みの質問に蛇足をつけてしまいました。
申し訳ありません。
僕の回答はなかったことにしていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
小野寺史也先生(小野寺動物病院(東京))からの回答

はじめまして、よろしくお願いいたします。
僕が該当動物を診察させていただいたわけではありませんので、的はずれなことを書いてしまうかもしれません。
一般論に終止してしまう場合もあるかもしれません。ご了承ください。
僕は飼い主様の投稿文をコピー・アンド・ペーストして、文中の意見に矢印を書いてコメントすることにしています。
読みづらいかもしれませんが投稿文を見逃さないようにするための個人的な工夫ですのでご理解ください。
トリミング終わって、かえってきたときは普通にご飯を食べ遊んでたんですが夜中に起きたら首を下げたまま歩いてる姿を見てすぐ撫でてあげて朝になれば治るかなと思ったんですがまだ首を下げたまま歩いてます、フラフラです。
どうしたんでしょうか?
トリミングの時は何も事故などなかったみたいです。
⇒違和感があるか、痛みがあるか、恐怖心があるかして、頭を上げたくない・もしくはあげられない状態かと思います。可能性として高いのは頚胸部の椎間板ヘルニアです。
速やかに近隣の動物病院を受診されることをお勧めいたします。
ちなみに、事故を起こしたかもしれない側の人の言う「事故がなかった」の発言は信用する根拠がありません。
よろしくお願いいたします。
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