相談内容:乳腺腫瘍
飼い主からの相談
アドバイスお願いします。14歳メスのヨークシャテリアです。出産後10年ぐらい前に避妊手術をし今年の3月にヘルニア手術を行い2ヵ月前のトリミング時には気が付きませんでした。本日左股関節(最下部の乳房)近くに複数の小豆大の腫瘍が見つかり、病院にて血液検査と胸部レントゲン検査うけました。血液検査では尿毒症の症状があり、レントゲン検査では肺に影1つ見つかりましたが因果関係は分かりませんでした。触診では腫瘍は硬く悪性腫瘍の可能性が高くリンパ節まで及んでいる可能性があると云われましたが、年齢を考えると手術をするべきか、躊躇しています。肺に転移すると1ヵ月の余命と云われましたが、現在本人はいったて元気です。年齢と手術後のリスク等を考えていますが、判断つきません。よろしくお願いします。
杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

はじめまして。
まず、乳腺錦織ができているから乳腺腫瘍とは限りません外観や触診での硬さだけでは良悪の判断は難しいですが、リンパ節の腫大が顕著であれば悪性腫瘍とその転移の可能性が高いかもしれません。また乳腺のしこりと胸部レントゲンで影人の関係もはっきりしませんね。
14歳と言っても元気な子であればまだ数年の余命が考えられることもあります。肺の影がどのくらいのスピードで大きくなっていくのかの定期的なチェックや、乳腺のしこりが何なのか調べるための針生検など、今すぐ手術するかどうかを決めるのではなく少し経過を見てできることからやっていくという方法もあるのではないかと思います。
主治医の先生とよく相談の上今後の方針を考える必要があります。また、場合によっては高度医療が受けられる病院での検査・治療を検討してもいいかもしれません。
納得のいく治療をしてあげられるといいですね。
相談内容:皮膚の脂肪種???
飼い主からの相談
先生方、初めまして(^v^)
我が家のヨークシャテリア6歳男の子です。3年ほど前に左の脇腹から背中にかけての部分に小さなシコリみたいなのができました。その時に動物病院に行き診てもらいましたが、脂肪腫だと思う、大きくなるようなら検査しましょうと言われました。その後も少しずつシコリが大きくなっていましたが病院の先生には大丈夫と言われていましたので私も大丈夫だろうと思っていました。そして半年か1年くらい前から、そのシコリの丁度真中の部分に黒いホクロみたいなのができ、しばらくすると黒いホクロも大きくなり、シコリの部分を少し摘まんだりすると痛いのか嫌がっていました。そして今日、何気にシコリ部分を見てみると何か変でした。変と言うのは、穴が空いてる中にまるで黒い物体を詰め込んだみたいで皮膚と黒い部分に少し隙間があるように見えました。愛犬もしこりを触っても今日に限って痛がらなかったので、少し摘まむと何と黒い物体が浮き上がって出てきてしまいました。そしてシコリも無くなりました。これって何だったんでしょう?愛犬はケロっとしていますが病院で診てもらったほうが良いのでしょうか??
今瀬 覚先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは
様子から考えると、私は、表皮嚢腫ではないかと思います。
これは、腫瘍ではなく、毛穴が何らかの原因で塞がることで毛包のなかに脂やフケが溜まることで嚢という袋が出来るものです。
そこに感染等で炎症が起きる(この時に痛がります)と破けて、中身が排泄されることで小さくなることがあります。
ただし、袋が残っているので、また大きくなる可能性が高いです。この病気であれば、また再発した場合、袋ごとの外科切除で完治します。
相談内容:束で抜ける
飼い主からの相談
ヨークシャーテリア1歳半です。
よろしくお願いします。
半月ほど前に気がついたのですが、両耳の先の縁の毛が束で少しずつ
抜けます。
抜けた毛の根元には、黒い皮か、かさぶたのようなものが付いています。
かゆがる様子や痛がる様子はなく、他に変わった様子は見つかりません。
何かの病気なのでしょうか・・・
少ない情報ですみません。
よろしくお願いします。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

この皮膚病は色々な原因で起こります。原因が異なっても症状としてはあまり変わりがないので、診断にてこずる事が多い病気です。
動物病院で、ふけやかさぶたの顕微鏡検査や培養検査を受けた方が良いでしょう。真菌が原因なのか単純な化膿性皮膚炎なのか外部寄生虫が原因なのか・・・が判断できます。また、病原体が原因ではなく、アレルギーや自己免疫性疾患で発症する事もございます。これらの疾患の場合には、よりいっそう診断に時間が必要になります。
頑張って通院してください。お大事にしてください。
相談内容:血液検査後の内出血
飼い主からの相談
ヨークシャテリア7歳オスのことで質問です。1週間位前に病院で血液検査をしてもらったのですがその部分が内出血しました。もともと少し止血しにくい体質で気をつけてもらっていましたが、今回は止血後興奮状態でしたので内出血したとおもいます。気になるのは内出血が徐々に拡がってきていることです。最初は直径3センチくらいだったのが今胸元から脇手前くらいです。食欲元気はあります。一般的にある程度は拡がるものなのですか?すぐ病院に連れて行ったほうがいいですか?少し様子見しても大丈夫ですか?もし様子を見る場合はどのような点に注意すればいいでしょうか。一般的なことも含めて教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします。
富永 敏秀先生(トミー犬猫病院)からの回答

一週間ほどかけて、徐々に内出血が広がるというのは、普通ではありえないことです。もともと、血液の凝固能力に、なんらかの問題がある患者さんでしたら、起こりうることかもしれません。放置しておいて、これ以上広がったり、出血に伴う何らかの異常が(貧血など)おきるといけません。はやく、かかりつけの病院へ行って、状態を確認していただくことをおすすめします。
是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、ティアラさん
血液検査の際に針で傷つけて出来た程度の内出血斑がお話の程度ほど大きくなってしまうのは血液の凝固機能に異常がある可能性があります。
通常はよほど傷つけても1日程度で広がりは収まり、その後は薄くなりながら消えていきます。
斑が薄くなりながら広がるといった事はありますが、それでもかなり大きく広がっているようですので心配ですね。
一度病院で内出血斑の診察もしてもらうようにしてくださいね。
また、「もともと少し止血しにくい体質」ということですが、これまでに具体的な血液凝固能の検査はしていないのでしょうか?また、止血しにくい体質というのは病名は告げられていないという事でしょうか。
もしまだ凝固能の検査をしていないのであれば、お尋ねになるといいと思います。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
相談内容:膿皮症
飼い主からの相談
はじめまして。ヨークシャーテリア6歳ですが2年前から毎年、梅雨の時期になると膿皮症になってしまいます。4.5箇所、膿か疹ができ、9月くらいまで出来ては治りを繰り返します。最初の頃は薬を頂いて飲ませていたのですが下痢になる事が多い為、薬をやめてシャンプーをまめにして様子を見ていく事になりました。今は月に1回トリミングに行ってシャンプーしてもらっています。清潔にするのは大事だけど洗いすぎるのも良くないって雑誌で見た事があるのですが、膿皮症の場合どのぐらいの頻度で洗ってあげたらいいのでしょうか。お忙しい所すみませんがアドバイスお願い致します。
富永 敏秀先生(トミー犬猫病院)からの回答

状態が悪いようでしたら、一週間に2~3回程度です。
再発防止が目的でしたら、一週間に1回程度です。
毎日洗う必要はないと思いますが、洗いすぎると皮脂が抜け落ちて、皮膚が乾燥してしまうでしょう。そういう意味では、洗いすぎはよくありません。
膿皮症になる患者さんは、もともと皮膚がデリケートで弱いですので、洗う頻度に関係なく皮膚の保湿剤を併用することを、お勧めします。シャンプーをした日も、していない日も、毎日使ってあげてもいいですよ。
代表的な例をいくつか挙げるのでしたら、ビルバック社の「ヒュミラック」、日本全薬工業の「オーツコンディショナー」など、犬用の製品があります。他にも、あるかもしれませんが。
患者さんにあったものをつかうほうがよいですから、詳しくはかかりつけの病院で、お尋ねください。
今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

梅雨の頃から、9月くらいまでの発症、つまり、季節によって症状が改善したり悪化したりする特徴があるようですね。この時期に膿皮症が悪化するなら、ノミアレルギー、イネ科の牧草類、あるいは雑草、またハウスダストなどが関与しているかもしれません。
まずは、この点を確認し、原因がわかればその対策がほんとは一番大切です。
その対策の1つにシャンプーを取り入れることになるかもしれません。
シャンプーを取り入れるとなると、膿皮症のシャンプーの頻度は?というような質問はよく聞きます。
その答えは?
たとえば、シャンプーだけに頼ると、症状を抑えるために週に1,2回あるいは毎日しないと症状を抑えることができないこともあります。
週に1回、多くても2回のシャンプーだけで数ヶ月以上に渡って膿皮症の再発を抑えることができれば、その頻度でシャンプーをするだけで、他の治療はいらないかもしれません。
しかし、週に3-4回シャンプーしないと再発するというケースは問題です。
そのときは、獣医師の正しい判断が求められます。
ほんとに再発なのか?、あるいは、今完治している状態にあるのか?
この2つはしっかりと見分けないと治療はうまく進みません。
もっとも、週に3-4回のシャンプーをしないと再発するというケースは本来はないということを知っておきましょう。このようなケースは再発ではなく、病気が治癒しておらず、くすぶった膿皮症が緩和と悪化を繰り返していると考え、シャンプーによる治療の他に何かを追加した方が良いと判断します。
私自身は週に3-4回のシャンプーはいずれ良くない結果を見るように思っています。
上記のように病気の治癒がうまくいっていないケースかもしれないし、洗いすぎによる肌へのダメージ、あるいはドライヤーによる乾燥のしすぎや、逆に乾燥が不十分など、回数の多いシャンプーには問題が多いのは確かでしょう。
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