ビーグルがケイレンをおこす症状に関する獣医師さんへの相談内容

ビーグルがケイレンをおこす症状に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:2つの病院を受診したが震えと腹痛が改善しません

飼い主からの相談

相談者:群馬県 もえさん
1/25の夕方から震えていて元気がなく尻尾も垂れていて様子がおかしいと感じました。お腹を触ると嫌がり痛そう?な様子もありました。なんとなく肋骨のところが張っているような気もします。ベランダで飼育しています。
次の日26日かかりつけの病院に受診、体温、心音、瞳孔を見てもらい異常なし、少し腹圧があるとのことでステロイド系の注射をしてもらいましたが症状変わらず
27日別の病院を受診、血液検査、X線(腹部)、超音波で見てもらいましたが異常なし
プリンペランとセスデン、ビタミン剤の注射をしてもらい内服でプリンペラン、プロナミドを処方してもらいました。
少し様子みていますが29日になっても様子はかわりません。
波があるように感じますが震えがひどい時もあるように感じます。
食欲はあり、下痢なし
病院を受診してから餌を減らすように言われ少なくしてから排便なし
排尿はあります。まだお腹は痛そうな様子あります。
検査も異常がないので今後どのように対応すれば良いのかわかりません

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
とても心配な状態ですね。
わんちゃんが震える場合、まず病的でない要素は環境(低温)、心因性(恐怖、興奮)、加齢などが挙げられます。
心当たりがあるものはありますでしょうか?
次に、病的な場合は、痛み、脳神経の異常などが挙げられます。
今回はお腹の痛みを中心に治療、検査をされていますが、例えば他見逃されがちなのは、椎間板ヘルニア、脳脊髄炎などの神経の痛み、または多発性関節炎などの関節の痛みが挙げられます。
特に、それら脳神経、骨格の異常はあまり血液検査に異常が出ません。
次に行うべき検査としては、まず入念な身体検査だと思われます。
頸部痛や背部痛がないか、全身の四肢の関節の曲げ伸ばし、または腫れのような異常はないかどうか、です。
飼い主様の方でも、姿勢の異常や歩様の異常がないか、入念に見てみましょう。
特に、尾が垂れているというのは椎間板ヘルニアではよくある症状です。
あとありうるとしたら、胸部の異常でしょうか。
心臓腫瘍など、珍しいところも痛がるように見えるかもしれません。
胸部レントゲンや超音波検査を行いましょう。
それでも分からなければCTやMRIに進むと思いますが、その前に今回は「痛み止め」による治療が行われていないようなので、そういった大掛かりな検査の前に試験的な治療を行った反応性を見ていくことも一つだと思います。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:臭化カリウムとフェノバールの併用について

飼い主からの相談

相談者:岐阜県 Yunさん
除外診断にて、真性癲癇(重積発作)とみなされ
二年半ほど前から、フェノバールの投薬を続けておりました。
通院先から肝臓の数値が悪くなったとの連絡をいただき
そこでフェノバールを減らし
★臭化カリウムを併用することを検討しているのですが
地元に一つしかない獣医さんが、
癲癇分野に関しては、精通しているとまでは言い難い印象ですので…
僭越ながら、基礎知識を学んでおきたいと考えた次第です。
臭化カリウムは、当サイトの他の質問記事でも、薬量の調節が難しいとされていました。
ましてや併用した場合には…
フェノバルビタールの血清値との兼ね合いや、犬の個体差もありますので
どのようにスタート時の薬量を決めるのかが気に懸かりまして…
Q:もしも薬を併用するさいの算出基準がないようでしたら
ほかの犬の症例をもとに
スタート時の目安となる臭化カリウムとフェノバールの比率を
教えていただたら幸いです。
●当方の願望と致しましては、
フェノバールを一日半錠ぐらいまで減らしたうえで、
臭化カリウムと組み合わせられないかと考えています。
あとは癲癇を抑えられるか、肝臓、腎臓の具合はどうかを見守りながら
獣医さんと相談して、薬の量をコントロールしていきたいと考えています。
■うちの犬はビーグルの九歳、♀、体重11.8キロ。
いまはフェノバールを朝に1/2錠、
夕方に3/4錠→近々1/2錠に減らす予定です
家族が目撃しているかぎりで2、3ヶ月に一度の重積発作を起こし、
そのたびにダイアップの座薬で鎮めています。
(GPTとGOTは基準範囲 ALPが2800、ALBが4.5、TPが7.6)
いまは肝臓の薬もいただいてます。
カルシウムの値はわからないのですが、GLUは94です。
よろしく、お願いいたします。

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

ご質問の趣旨とは違いますが、
ALPには危険値というものが存在しません。
GPTとGOTが基準値内でしたら、
フェノバールの変更は必要ないかもしれません。
フェノバールを与えている限り、
ALPの上昇は致し方ないと私は判断します。
さて、臭化カリウムの併用については、
それほど難しいとは思えません。
併用する場合の目安としての用量も、
ある程度情報がありますから、
その中から先生が選択すると思います。
私が併用を考える場合は、
フェノバールのみで癲癇を抑えられないケースなので、
どのくらい減らしたら大丈夫という、
そういった事を考えた事がありません。
要はどこまで減らしても、癲癇が起きないか。
そこが問題ですから、減らしながら、
発作の頻度が増えたら、また増やす。
そういった事の繰り返しで、
あなたのワンちゃんに適した量を、
探っていく事になるのだと思います。

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相談内容:突然歩けなくなりました。

飼い主からの相談

相談者:福井県 かもめさん
はじめまして。よろしくお願いいたします。
ビーグル7歳です。
約2週間前に 雷におびえて 家から逃げ出し
帰ってきたときには歩きにくくなっていました。
最初はフローリングを後ろ足をすべらせて 不自然な歩き方になり
自分のくしゃみでも しりもちをつくぐらいに不安定になっていました。
その後 どこかはわからいのですが 痛みをかんじるのか「きゃん!」と
弱く鳴くことも時々あり
獣医さんを訪ねました。
最初は痛み止めを
三日たっても改善されないので
今度は 消炎剤を追加されました。
それから三日おきに通院し 
椎間板ヘルニアの検査の話がでた2週間たったころ
一度 痙攣を起こしました。
苦しそうに呼吸をあらげながら 座ったままあちらこちらに
移動していく動作も加えて
先生からは脳からきている可能性を指摘されました。
素人では すぐに検査を・・・と
考えてしまうのですが
精密検査の機械もないことなどから
あと5日間の薬で 様子をみることに
不安を感じています。
場合によっては 遠方の病院に年内でも・・・と
考えておりますが
どのくらい急を要するものなのか まったくわからないので
ご相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。

米地 謙介先生(アサヒペットクリニック本院)からの回答

 こんにちは。
 けいれん発作と後ろ足の痛みが同じ原因でおこっているかどおか分かりません。ごんちゃんのふらつきやしびれという症状は前足にもでていますか?前足にも出ている場合や精神状態にも問題がある場合には脳の病気が疑われます。
 いずれにしてもMRIもしくはCT検査が望ましく、設備のある病院を紹介してもらう方がよいと思います。神経の病気は症状や外見から今後を予測することは難しく、特に脳の病気の場合には急変することもありますので慎重に判断してください。

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相談内容:肺腫瘍による気管圧迫

飼い主からの相談

相談者:北海道 snoopynopieさん
 2度目の質問です。ビーグル12才メスです。昨年5月に痙攣で病院へ行き、レントゲンで肺に腫瘍があると判明しました。数から言って恐らく脳にも腫瘍があるでしょうと診断です。肝臓の数値もよくなく、その頃からタウリンや心臓の薬でステロイド(デキサメゾン錠)等を服用させています。痙攣の薬はジアゼパム服用です。痙攣も治まっていたのですが、先月あたりから肩で息をして、とても苦しそうな呼吸をするようになりました。数時間で治まることもあれば、2日位続く事もあります。かかりつけの病院では、肺の腫瘍が気道を圧迫しているのでは?との診断(レントゲン等で気道を見た訳ではありません)です。気管支拡張の薬(不明)も服用させてますが、あまり効果がでてません。携帯酸素も鼻の近くで散布してみても楽になりません。食欲はまだあります。散歩も控えてますが行きたがり、気持ちは元気だと思います。
 また、胸も痛いだろうからと、痛み止めの飲み薬(不明)・座薬(レペタン)を処方されましたが、座薬投与後は余計に呼吸が荒くなる為、ストップしています。
 昨年の診断時、肺腫瘍が癌であると宣告されていれば、抗がん剤の選択もあったかもしれませんが、つい最近まで「癌」という言葉を先生の口から聞く事がなかったので腫瘍に対しての薬は服用させていませんでした。
 セカンドオピニオンとして一度他の病院も受診させようかとも考えていますが、検査等のストレスで身体に負担がかかったら・・との懸念もあります。
 呼吸を楽にさせられれば、という事と、セカンドオピニオン・CT等の検査は愛犬の体力を考えてもやるべきかアドバイスをお願いいたします。
  

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 肺の腫瘍は見ていて大変お辛い状況だと思います。呼吸器系の腫瘍はいずれも、飼い主やご家族の方そして患者の方には大変な御負担を強いるものだと思います。
 
 レントゲン撮影と異なり、CTスキャンは麻酔が必要になります。一定以上の肺の面積が腫瘍に冒されているのであればとても危険性のある検査であるといえましょう。腫瘍が肺の一部分に限局していれば手術による摘出も考えられましょうが、これとて一時的に気管の圧迫を解除できるだけで、手術による体力喪失がかえって転移病巣を悪化させる事になりかねません。
 
 文中にある抗癌剤の選択ですが、肺癌に関してはまだまだ効果的な治療薬が見出されていないのが実情です。肺癌の進行を遅くできる量の抗癌剤の使用は在宅では非常に困難と言えます。また効果的な抗癌剤を考えるためには、細胞診による腫瘍細胞の同定が不可欠になります。麻酔をかけて肺の一部の組織を採取し、小細胞癌なのか大細胞なのかなどを見極めるわけです。
 
 しかしこの事とセカンドオピニオンを受ける事とは、また異なります。ご心配であれば、後悔しないためにも受けるべきでしょう。先ずはお話を聞いていただき、どのような検査がありえるのか・麻酔の必要のない検査だけで病状を推測していただけるかどうか・どのような対症療法が選択できるのか等をお尋ねになると良いでしょう。
 お大事にしてください。

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相談内容:治らないのでしょうか?

飼い主からの相談

相談者:大阪府 aicoさん
こんにちは。教えて下さい。
ビーグル8歳のオスです。
先週から十数回ものてんかんを引き起こし、病院で処置をしていただきましたが、抗癲癇薬フェノバールと、ソフニゾロンで、てんかんは治まっています。
しかし、癲癇ではなく、昨日19日の夜から、少しづつ寝ている時に手足がカタカタと震えのようなケイレンが始まり、今日も1日中治まっていません。
呼吸の後に特に右半身(顔、手、足)がガタガタガタっと震え、苦しいのか寝ながら顔を上に上げています。
1日何回とゆうよりも、常にケイレンしている状態です。
昨日までは少しづつ歩けていたのに、今日は1回も自分で立つこともできずに、横になった体を、ふせのように真っ直ぐに戻すだけもバタバタともがきながら、ひっくりがえりながら出来る時もあれば、出来ない時もあるという状況です。
食欲はありますが、舌が運動麻痺していて、うまく食べれず、すごく散らかしながらどうにか食べている状態です。
今日はいつもの病院がお休みで、大阪、阿倍野にある24時間している病院にいきましたが、フェノバールをいつもの2倍量注射でしてもらい、血液検査もさほど、問題ありませんでしたが、震えのようなケイレンは治まりませんでした。
病院(いつもの病院、今日の病院)では、どちらとも、脳に異常があるとおもいますが、詳しくはCTを撮らないとわからないといわれています。
又、別件ですが、口にたぶん良性の腫瘍があるといわれています。
今日の病院では外耳炎がひごいとゆわれました。
その場合、CTをとって何かがわかればこの痙攣も治り、前のように歩けるようになるのでしょうか?耳や口の手術もするべきなのでしょうか?
最近、検査や抗癲癇薬などで、金額が厳しくなり、親が安楽死まで考えだしていて、私はそれだけはどうしてもさけたいのです。
後、今のケイレンは頭が右に傾きます。
癲癇ではないこのケイレンは一体何なのでしょうか?
もし、脳に異常があった場合、最悪どこまで、麻痺が進むのでしょうか?
食事や排便、排尿まで困難になったりするのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

飯田 恒義先生(いいだ動物病院)からの回答

  脳以外の検査をして、特に問題が無ければ、説明を受けられているように、脳に問題があると思われます。
検査としては、CTあるいはMRIが必要と思います。
  発作を起す原因として、変性性、奇形、代謝性、腫瘍性、栄養性、炎症性、中毒性、外傷性、血管性、特発性などに分けられます。年齢や飼育環境などから、これらのいくつかは除外されますが、発作を起す疾患はたくさんあります。
  たとえば腫瘍であったとしても、腫瘍の種類、悪性度、発生位置などによって治療法や予後は異なります。
  障害を起している部位により、不自由になる行動や程度も異なります。
  大変ご心配なことと存じますが、脳に限らず、どのような症状であれ、原因が分からなければ、治療法も予後も分かりません。
  どのような検査であれ、万能ではありませんし、CTなどは高価な検査になります。主治医の先生と、よくご相談されるのが良いのではないでしょうか。
  

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

大変ご心配だと思います。
お気持ちは良く判ります。
痙攣や麻痺といった神経障害がある場合、
それも、永遠ちゃんのように重い症状が出ている場合は、
やはり脳内の問題を疑わざるを得ません。
CTやMRIといった断層写真を撮る以外に、
脳内の状態を知るすべは無く、
ご心配されている今後の展開も、その検査次第なので、
治せるものかどうか検査をして、初めてわかる物と、
思ってください。
物によっては進行し全くの寝たきりになる事も
可能性として頭に入れておく必要があるでしょう。
検査前に歩けるようになるとも成らないとも、
わかる獣医師は居ないと思います。
耳や口の件は痙攣や麻痺の問題から考えると、
二の次と考えるべきでしょう。
痙攣や歩行困難が改善したら検討するべき内容でしょう。
苦痛を取り除いてあげるすべが無いと判断された場合には、
安楽死という選択も、動物のために成る場合があります。
日本人にはあまりなじみの無い処置なので、
抵抗が有ると思いますが、
苦痛を長引かせるだけならば、その選択肢も十分考慮すると
良いと思います。

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 執筆者プロフィール
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