相談内容:痙攣を久しぶりに起こした
飼い主からの相談
入浴の最中にだっこしながら背中をあらっていました。
体勢が悪かったのか、だっこの向きを変えようと向きを変えながら洗っていました。もちろん頭や耳に水をかけないよう細心の注意を払っていましたが、だっこの仕方が苦しかったのか、呼吸が荒くなり痙攣のような足をバタバタする発作を起こしてしまいました。
過去に半年に一回程度、計3回起こしたことがありますが、そのときは私が就寝中にネコは足元にねていて、発作を起こしました。素人の想像ですが、布団で鼻や呼吸器気道が塞がれ、呼吸困難になって発作が起きるのかな?と考えており、羽毛布団ではなくネコ専用で毛布や埋もれない対策等講じてきました。
その後は痙攣はしていなかったのですが、今日数か月ぶりにお風呂にいれた際に発作が起きました。
やはり、呼吸などが原因なのでしょうか?
かかりつけ医には、食事、水分がとれているなら問題ないと毎回言われています。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
脳神経の異常となると、MRIが診断に必要となることが多いです。
が、往診となると難しいので、まずは一般的な血液検査、血圧の検査、お腹や心臓の超音波検査が実施できれば理想的かと思います。
その中で、痙攣発作に繋がる異常がないか検診することをオススメします。
また、シャンプー以外のスキンケアだと、あとはドライシャンプーのような水を使わないものでのケアになると思います。
が、その痒みも病的な要因が含まれていないか、検討しましょう。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
猫ちゃんの痙攣、とても心配ですね。
猫の痙攣は犬ほど多くありません。
また、痙攣のおおもとに何か原因があることが多いです。
若い年齢なので、先天的な異常や奇形などが背景にある可能性はあると思います。
ご質問者様が仰る痙攣のような発作が、本当に痙攣であるのであれば、可能な限り原因は調べておいた方が良いかとは思います。
痙攣発作が起きるトリガーが、精神的なストレスである可能性もあると思います。
文章でのご相談なので確実なことは言えませんが、トリガーとなるような状況は避け、定期的な健診と原因究明を推奨します。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:肥大型心筋症
飼い主からの相談
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。アメショーもうすぐ11歳です。2年4ヶ月前に大学病院で門脈シャントの検査時に肥大型心筋症も発覚。(肝内シャントでシャント血管が複数、心筋症もあり手術断念)心筋症はたまたま発覚という程度だったのでそのとき投薬はしてなかったのですが、半年前からアンモニアのコントロールが難しくなってきた、体調が思わしくなくなってきたこともあり、心筋症の投薬を始めることにして、1日モニラック1~1.5mg/回×2、ヘルベッサー1/4錠×2、フォルテコール5mg1/2錠×1をあげていました。先月はじめて痙攣発作を起こし、かかりつけの先生からは状況からアンモニア上昇によるものより心筋症によるものの可能性が高いとのことで、フォルテコールの量を増やすのも選択肢のひとつと言われ、4月から増量してみることにしました。
フォルテコールの増量について質問ですが、いきなり倍量(5mg1/2錠×2回)は多すぎではないですか?体重が3kgなので、1/2錠×2ではなく、もう少し加減した方がいいのかと思っているのですが、どうでしょうか?医師からは量の厳密な指導はありません。特に問題の無い量と言われていますが、逆に低血圧になるのではと心配です。もともとシャントもあり、貧血気味で体の弱い子なので…
どうかよろしくお願いいたします。
和泉谷 研 先生(マック動物病院)からの回答

フォルテコールの投与量の変化については問題ありません。もともと一日二回投与の薬剤で、今までは無症状であったために一日一回投与にしていたと思われます。
血圧を下げるお薬ですが、比較的安全に使いやすいお薬ですので投与開始1週間ほど体調変化に気をつけていれば、その後は継続して使用して問題ないかと思います。
相談内容:手足の麻痺
飼い主からの相談
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思い質問させていただきました。
アメリカンショートヘア7歳♂(去勢済)です。1月14日早朝から嘔吐が始まり、症状が改善しない為、16日に病院にて血液検査とレントゲンをしてもらいました(異常はありませんでした)。
胃の炎症を抑える白い粉薬とラキサトーンを貰い、しばらく様子をみることになりましたが、18日の夜から麻痺のような症状が出てきました。
左の前足がつったような感じで硬直し、よろよろ歩くような感じです。
翌日、病院へ行き病状を報告したところ、「設備の整った大きな病院で見てもうのが良いかも。少し様子を見て下さい」と言われてしまいました。
19日には嘔吐はすっかり治り、食欲旺盛で元気よく動きまわっていますが、
手足が麻痺して歩けないような状態が、1日2~3分くらい続きます(多い時は、2~3回)。
意識はあるようで、必死で麻痺した手足を動かして歩こうとしています。
(酔っぱらった猫のように、ふらふら倒れそうになりながら歩きます)
全身ブルブル震わせ泡を吐くといった症状は全くありません。
やはり、MRIやCTで検査をしない限り原因や治療方法が分からないものなのでしょうか?
もし、命に別状がないということであれば、自宅でゆっくり過ごさせたいと考えています(治療が猫のストレスや負担にならないようにしたい)。
米地 謙介先生(アサヒペットクリニック本院)からの回答

こんにちは。
ネコちゃんの場合、麻痺をおこすのは脳の病気か、肝臓など内臓の病気であることが多いのです。内臓の病気であった場合は血液検査で判明することが多いので今の病院ですでに診断されていることでしょう。「設備の整った病院へ」と言われているということは脳の病気だという見立てなのだと思います。脳の病気にも沢山種類があるため、今後の治療方針などを正確に把握するためにはCTやMRIが必要です。命に別条があるかどうかも診断がつかなくてはなんとも言えないと思います。
では、CTやMRIのない時代であったらどうでしょうか。10年くらい前まではそうでした。その時代では「分らないなりに症状を抑える治療をする」ということになります。この方法では検査ストレスなども無く、また検査費用も負担が少なくなります。
どちらが良いかというのは難しい問題です。担当の先生とよく話し合って下さい。
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