相談内容:高齢犬の手術について
飼い主からの相談
2ヶ月程前、口内(上顎の外側の歯茎)に腫瘍を発見し、
かかりつけ医に相談したところ、
切除して病理に出さないとどういったものかが分からないということで手術に向けて血液検査をしました。
結果、Lipの値が高く(当時1000以上)リスク高いということで
口内の腫瘍については切除見送り、膵臓の治療を優先ということで薬を投与しております。
現在600程度まで下がっておりますが、(正常値160以下と聞きましたので、十分高いと思いますが。。泣)
口内の方が大きくなってきてしまっており、(直径4CM程度)
食欲は若い頃と同様にあるのですが、たまに食べづらそうな時があり、、
かかりつけ医の先生は痛みもあるだろうとのことです。
飼い主としては、切ってあげて検査までしてあげたいのですが
やはり膵臓と年齢のこともあり麻酔や手術のリスクが心配です。
かかりつけ医の先生からは、リスクはあるので手術の実施有無は飼い主の判断になりますということで、、
今年で15歳、かなり高齢なので仕方ない部分も多々あると思いますが、
もちろん私は素人ですのであまりにも判断材料が少なく、、
手術リスクについて、ご意見お聞かせ願えますと幸いです。
本人はいたって健康で、昼間ははしゃいだり食欲はかなり旺盛で、若い頃とほとんど変わらないくらいです。
(さすがに寝る時間は増えましたが、、)
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
手術にあたって異常値があれば、手術を見送るという方針は正しいと思います。
ただ、腫瘍の拡大が顕著であれば、リスクを考慮したうえで、手術するという選択も検討しないといけません。大きくなっている場合は悪性の場合も多々ありますので。
歯茎の腫瘍であれば、多くの場合は短時間での切除ができるはずです。
(歯をまきこんでいたり、色が歯肉より赤くはれていたりしたら、面倒なこともありますが)
こればかりは直接みてみないとなんとも言いづらいところですが、短時間(30分以内)で終わるようなものであれば手術するのはありかなと思います。LIPが高いのは気にはなりますが、嘔吐などの症状が出ていなければ、トラブルにはなりにくいだろうと判断できます。よく、脂質の代謝が悪いときにLIPが高くなることがあります。特段、ひどい病気ではないのかなと思ったりはするのですが、、、高齢というのもあるので、悩まされますね。
確かに、飼い主様の判断という感じかもしれません。
おそらく95%は大丈夫だろうけど、、、5%程度の不安はあるというイメージでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
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相談内容:よだれと鼻炎について
飼い主からの相談
半年ほど前から鼻水をすするような音が聞こえ、飲み込みも下手になり痰を吐くようなカッカッという仕草をするようになりました。2週間程前から粘り気の強いよだれが急に垂れ始め、病院に連れて行ったところ少しだけ歯肉炎になりそうな感じらしく薬をもらいました。薬を飲ませてもよだれはあまり変わりません。鼻をすするような音が気になって、鼻息を嗅いでみるとほんの少し青っ鼻のような臭いがする気がします。よだれではなく鼻水が口から出てきているのではと思うのですが、そんなことはあるのでしょうか。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

後鼻漏と申しまして鼻腔からの分泌物が咽頭の方に流れることは良くあります。
単純な副鼻腔や鼻腔の炎症による上部気道感染であれば内科的に治療できます。
しかし、歯根膿瘍や鼻腔腺癌などが原因の場合には内科的根治は困難です。
犬歯や第四前臼歯などの歯根の深い歯が病巣の場合には抜歯が不可欠です。
鼻腔腺癌の場合にはレントゲンやCT等や細胞診で確定診断を行います。
ボーダーコリーは鼻腔内腫瘍が出来やすい犬種ですので慎重な判断が必要になります。
お大事にしてください。
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