聖なる犬、ラサアプソの歴史

ラサアプソは、2000年前には存在していたといわれるチベット原産の犬で、シーズーの祖先犬と言われています。見た目もよく似ていますよね。

ラサとは、当時のチベットの首都、そしてアプソとは、チベット語で「ヤギに似ている」という意味です。他説では「よく吠える、ライオンに似た犬」の意味を持つアプソ・セン・カイというチベット語から派生したとも言われています。

ラサアプソは、ラマ教の寺院があったラサで、僧侶や貴族の間で飼育されていました。幸福を招く魔除けの犬と信じられており、ダライラマによって中国皇帝にも献上されていたそうです。このとき中国に渡ったラサアプソが、シーズーやペキニーズの祖先となったと言われています。

チベットが外国と交流するようになった20世紀初期頃、ヨーロッパに渡り、イギリスのショーで紹介されると「東洋のお守り犬」として人気を博すようになりました。

イギリスのケネルクラブに公認されたのは、1933年のことです。

ラサアプソの身体的特徴

ラサアプソは愛玩犬に分類される小型犬です。

・サイズ
体高はオスで25.4cm、メスはやや小さいサイズが理想とされています。

・被毛
非常に長く豊かな被毛が特徴で、毛質は比較的真っすぐで硬めです。

・毛色
ゴールデン、サンディ、ハニー、ダーク・グリズル、スレート、スモーク、パーティ・カラー、ブラック、ホワイト、ブラウンと豊富です。

ラサアプソの性格

ラサアプソの性格は明るく、飼い主に忠実です。家族のそばで過ごすことを好み、膝に乗って甘えたり一緒に遊びたがったりすることもあるでしょう。

家族には深い愛情を見せますが、他人にはあまり懐くことはありません。用心深いので、優秀な番犬となりますが、過剰な警戒心を抱かないよう子犬のときに社会性を養いましょう。

自尊心があり、落ち着いています。

ラサアプソの飼い方のポイント

ラサアプソの被毛はダブルコートで、ゴージャスなロングコートを保つにはこまめなブラッシングが必須。 最低でも週に3回はブラッシングしましょう。眼病予防のため、目の周りの毛は短くカットする、あるいはリボンで結ぶなど、工夫するとよいでしょう。

激しい運動は必要ありませんが、毎日20分程度散歩に連れて行きましょう。長い被毛は一見歩きづらそうですが、見た目に反し、とても軽快に歩きます。

聴覚が優れており、外部の音に敏感でよく吠える傾向があります。集合住宅での飼育を考えている場合は、飼う前に周囲の環境を考慮したうえで検討しましょう。

まとめ

長い被毛がなんとも神々しいラサアプソ。チベットや中国で聖なる犬として大切にされてきたのもわかるような気がしますね。
飼い主には忠実ですが、用心深いので社会化訓練はしっかり行いましょう。ブラッシングはこまめに行い、美しい被毛をキープしてあげてくださいね!
 執筆者プロフィール
税理士・社労士補助や衛生管理者を経てフリーライターに。ビジネス、ガジェット、ヘルスケア、ペットなどのWEBメディアを中心に『読むサプリ』をモットーに執筆中。@y_nakan0

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