犬の名前ランキング！ 人気の名前や名づけ方、名前を覚えてもらう方法を紹介

まずは子犬の情報サイト「みんなのブリーダー」が発表している犬の名前ランキングから見ていきましょう。

第1位　ルーク
第2位　レオ
第3位　まる
第4位　マロン
第5位　ルイ
第6位　チョコ
第7位　福
第8位　そら
第9位　むぎ
第10位　シンバ

オスの名前人気ランキングの第1位は、「ルーク」でした。他にも「レオ」や「ルイ」、「シンバ」といった男の子らしい名前が多くランクインしています。
また第4位の「マロン」をはじめ、「チョコ」、「むぎ」と言った食べ物にちなんだ名前が人気ですね。特に茶色の毛並みを持つワンちゃんは、似たような色の食べ物の名前がづけられるケースが多いようです。

第1位　はな
第2位　もも
第3位　ゆず
第4位　こむぎ
第5位　きなこ
第6位　さくら
第7位　ナナ
第8位　モコ
第9位　ココ
第10位　むぎ

メスの名前は、第1位にひらがなの「はな」、第7位にはカタカナの「ナナ」がランクイン。第2位の「もも」、第6位の「さくら」のように、女の子らしくやわらかで、さらに日本らしさも感じられる花の名前も根強い人気があります。
また「ゆず」、「こむぎ」、「きなこ」、「むぎ」……と続くように、メスの名前は食べ物のオンパレード！　思わず食べちゃいたいくらいかわいいという飼い主さんの気持ちの表れなのでしょうか。

人気ランキングから、オスメスともに呼びやすい2文字または3文字の名前、さらにかわいらしい食べ物の名前が好まれていることが分かりましたね。
続いては、おすすめの名付け方と名前の例をご紹介します。まずはオスから見ていきましょう。

毛の色や体格、全体の雰囲気から連想される名前です。白い犬だから「シロ」というストレートなものから、栗毛の犬を少し捻って「マロン」、またチャウチャウの見た目から連想して「レオン」、どっしりしているから「ボス」というような名づけも人気です。

・シロ（白い毛並み）
・マロン（栗色の毛並み）
・モコ（もこもこの毛並み）
・レオン（ライオンに似た見た目）
・ボス（どっしりとして威厳のある見た目）

柴犬、秋田犬といった日本犬によく見られるのが、〇太郎、〇助といった和風の名前です。お年寄りでも呼びやすく、覚えやすいのもポイントですね。
一方、意外性を狙ってか、洋犬に和風の名前を付ける人も増えてきている様子。さらに歴史好きの人で、戦国武将や歴史上の人物にちなんだ名前を付ける、といったケースも多いようです。

・小虎（虎のように勇敢なイメージ）
・小太郎（日本男児らしいイメージ）
・小鉄（江戸時代の刀鍛冶にちなんで）
・茶々丸（歴史上の人物の幼名）
・武蔵（伝説の剣豪の名）

洋犬であれば、トイプードルならフランス語、ダックスフンドならドイツ、といったように原産国にちなんだ名前を付けるのもおしゃれです。また、思い出の旅行先であるハワイといったように、愛着のある国の言葉を使うのもおもしろいですね。

・英語…ポジティブな単語や、神話、日本でもおなじみのイベントにちなんだ名前
　Champ　(チャンプ／優勝者)、 Justin　(ジャスティン／真実の)、 Noel　(ノエル／クリスマス)

・フランス語…食べ物や色の名前も、フランス語になるとおしゃれ度アップ
Chocolat（ショコラ／チョコ）、Noir（ノアール／黒）

・ハワイ語…おおらかなハワイのイメージにちなんだ名前
　Koa（コア／勇敢な）、Mahalo（マハロ／ありがとう）、Kai（カイ／海）

続いてはメスに付けたい名前のご紹介です。人気ランキングでは花の名前や食べ物の名前が人気でしたね。
名付けの方法はオスと同様ですが、より女の子らしくかわいらしい名前、上品な名前を付けたいものです。

モコモコの毛並みが特徴の犬に「モコ」、真ん丸とした瞳が可愛い犬に「マル」、小柄な体格の「ちび」というように、見た目にちなんだ名前は根強い人気があります。
またアプリコットの毛色から「あんず（杏）」、茶色の毛並みの「ココア」というように、色と食べ物の名前が掛け合わさった名前もかわいらしいですね。

・モコ（もこもこの毛並み）
・マル（真ん丸の瞳、丸いフォルム）
・ちび（小さくかわいらしい体躯）
・あんず（アプリコット色の毛並み）
・ココア（茶色の毛並み）

柴犬や秋田犬、甲斐犬のような日本犬には、やはり和風の名前がよく合います。オス犬の〇太郎、〇助、〇次郎に対し、メスの場合は花（華）、桜、小梅のように、女の子らしいやわらかさと上品さを兼ね備えた名前が人気です。
犬が生まれた季節や花にちなんだ名前も、メスらしくていですね。

・花（小粋な町娘のようなイメージ）
・桜（春の花、さくらにちなんで）
・小梅（春の花、梅にちなんで）
・小夏（夏の季節にちなんで）
・茶々（戦国時代の女性の名にちなんで）

洋犬、和犬問わず、外国語の名前を付けるのも人気です。外国人の女の子のような名前や、色や食べ物にちなんだ名前には、どことなくおしゃれな雰囲気が漂いますね。

・英語…アメリカやイギリスの女の子のような名前、神話にちなんだ名前
　Chloe　(クロエ／若々しく美しい)、 Emily　(エミリー／熱心な)、 Luna　(ルナ／月の女神)

・フランス語…食べ物や色の名前も、フランス語になるとおしゃれ度アップ
Blanche（ブランシェ／白い）、Parfait（パルフェ／パフェ）、Cherie （シェリー／愛される者）

・ハワイ語…おおらかなハワイのイメージ、ロコガールを想起させる名前
　Moana（モアナ／太平洋）、Anela（アネラ／天使）、Mana（マナ／奇跡、霊的な力）

じっくりと考え抜いて付けた犬の名前。せっかくなら早く犬に覚えてもらいたいですよね。
最後に、犬に名前を覚えてもらうコツを紹介します。

名前を呼んで犬が反応できたら褒める、おやつを与えるといったように、ご褒美方式で名前を覚えさせる方法です。
このとき、名前を呼ぶ声は犬が好むやや高めのトーンで、聞き取りやすくはっきり呼んであげましょう。

ついついやりがちなのが、「コラ、○○！」のように叱るときに犬の名前を呼んでしまうこと。これは先ほど説明した自分の名前＝いいことがあるの逆で、「自分の名前＝いやなことがある」ということを刷り込んでしまいかねません。
一度覚えてしまうと、名前を呼ぶと逃げられてしまう……なんて悲しいことも。そうならないためにも、叱るときは決して名前を呼ばないことを徹底しましょう。

以上、犬の名付けに悩む飼い主さんに向けて、人気ランキングや名付け方法を紹介しました。日本らしい名前から、外国の名前、食べ物や季節、歴史にちなんだものまで、犬の名前は実にバリエーション豊かですね。
犬にとっても“一生物”となる名前。ぜひ家族みんなでステキな名前を付けてあげてくださいね。