ゴールデンレトリバーの鼻の異常に関する獣医師さんへの相談内容

ゴールデンレトリバーの鼻の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:鼻づまり

飼い主からの相談

相談者:京都府 keicoさん
ゴールデンレトリバーの女の子7でしです。
寒くなると鼻がジュルジュルいうようにはなっていたのですが(鼻水が垂れるということはなかったです)、いよいよ鼻がつまって寝苦しそうににていたため、病院で診てもらいました。
12/20、12/21と2件病院に行ったのですが、同じ診断で、レントゲンでは異常が見られないので、お薬で一週間様子を見て、変化がなければCT検査をしましょうということでした。薬を飲ませて3日ですがまだ効果は感じられません。粘着性のありそうなのが鼻の奥にありそうで、たまに痰がからんだみたいにのどの奥でゴロゴロいってます。
両方の病院とも、検温、血液検査はなかったです。
それと関連があるのかわかりませんが、鼻の上に(マズル?)シコリのようなものが出来、小さすぎるので針生検はまだ出来ないので様子見と言われていたのですが、この間に少し大きくなってきた(直径2mmくらい)うえに、しこりが一つ増えました。
今は鼻詰まりを少しでも早く軽減してやりたいです。
加湿器をかけたり、温めたタオルでマズルを温めたりマッサージしたりしてますが、他に方法があったら教えていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

はじめまして。
ゴールデン・レトリーバーは鼻腔や口腔周りの腫瘍が比較的多い犬種です。なぜ20日と21日と2軒の病院に行かれたのかわかりませんが、レントゲンで不明であればCT検査を行うか、対症療法を行うかということになると思います。
CT検査は人間の病院では比較的一般的ですが、動物病院ではまだ普通の病院に導入されているような機械ではありません。また、検査のために全身麻酔が必要になります。そのため、費用、体にかかる負担を考えると頻繁に行える検査ではありません。
鼻炎などお薬で反応が出る異常であれば、一週間程度のお薬である程度の改善が考えられると思いますが、改善がなければかかられた病院の先生がおっしゃられるようにCT検査をした方がいいでしょう。
重要なのは、いくつもの病院を点々とするより、「お薬を飲んだけど変わらない」ということをきちんと伝えて同じ病院に通うことです。どのお薬をどのくらい飲ませて変化がないのかどうかが重要なことで、下手に点々とすると同じ薬をなんども出されていつまでもきちんとした検査がうけられないということになります。
鼻づまりの改善には加湿は一般的に効果的と考えられます。場合によってより積極的に加湿するような治療(吸入療法)などが行える場合もあります。病院で相談されるといいでしょう。

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相談内容:鼻血

飼い主からの相談

相談者:北海道 ハンナのお父さんさん
以前に一度、飼い犬のご相談をさせて頂きました。ご親切なご回答に感謝しております。
今回の質問ですが、私の飼い犬ゴールデン・レトリバー・雌・8歳が昨夜散歩から戻った際、右鼻から鼻血を出しました。ポタポタと滴り落ちる程度の量です。急いでかかりつけの病院に連れて行き、レントゲン写真を撮影し、血液検査もしてもらいました。レントゲン写真では、鼻に腫瘍のようなものは見えないとのことでした。血液検査の結果はまだ出ていません。
以前から、日中観察すると、右目の開き方が左目よりも少ないような感じもあり、今後どうしてよいか心配しております。
心配症と思われるかもしれませんが、今年2月に一匹を癌で亡くしたばかりですので、心情ご理解下さい。

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

中高齢犬の鼻出血は腫瘍を疑いますが、
実際に主治医が診察をして、それ以上の問題が無いように、
おっしゃられているので、
診ていない獣医師が口を挟む余地は無いように思いますが、
最もハッキリさせる方法は、CTやMRIを撮って、
鼻の中をチェックしてもらう事だと思います。
主治医にそうだんして、紹介してもらっては如何でしょう。
もう一人を亡くされたとの事、
ご心痛の程、お察しいたします。
ハンナちゃんが、そのような問題ではなく、
早期に解決する事をお祈りいたします。

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相談内容:腫瘍でつらそうです、どうしたらいいのでしょう

飼い主からの相談

相談者:北海道 hideakira0411さん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問出せていただきました。ゴールデン12歳です。今年の1月に大量の鼻血が出て、鼻から左目にかけて腫れてきたため病院に連れて行きました。血液検査の結果、肝臓がほとんど機狽オていないそうで鼻血は腫瘍のようだと言われました。左目もおそらく腫瘍のせいで圧迫されているようだと。地元では検査できる所がないため、注射と飲み薬で様子をみていました。今は、薬も効かなくなったため、治療はしていません。鼻からというか、顔全体が腫れていて、息も苦しそうで立つ事もやっとです。今は、呼吸も荒くなっています。先生から食事が取れなくなったら終わりと言われていました。2.3日前からあまり食べなくなり見ているのがつらいです。最後までこのまま生かしておくことが犬のためなのか、安楽死を選んで楽にしてあげたほうがいいのか・・・飼い主の私がしてあげられる事を教えてください。

北森 隆士先生(北森ペット病院)からの回答

ゴールデンで、12歳・・・とても長生きさんだと思います。
さて、
獣医にも色々あって、安楽死(その言葉が適切かどうかは別にして)をする獣医とそうでない獣医がいます。
私は安楽死処置をする獣医ですが、私の意見を書きますね。
>飼い主の私がしてあげられる事を教えてください
動物は自分の体調が悪いとき、おそらく、痛みからの
怯えよりも、天敵から襲われるのではないかという本能的
な怯えの方が強いのではないかと思います。ですから、
飼い主さんは、犬にとってはリーダーなのですから、出来る限り
そばにいて下さい。それだけでも、この子は安心するのではないかと思います。
安楽死処置選択に関しては、先生によっておそらく独自にガイドラインなども設けて判断していると思います。しかし、最終的には、飼い主の、判断に委ねらます。ただ私は、痛みがあまりないようであれば、見取ってあげるというのも愛情かなと思います。
お大事にしてください。

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相談内容:鼻が苦しそうです。

飼い主からの相談

相談者:千葉県 らふさん
 こんにちは。アドバイスを頂きたいと思い、質問させていただきます。
 我が家のゴンは12才のゴールデン、オスです。両眼とも失明していますが、日中は庭の犬舎で過ごし、夜は玄関で寝ています。
 3週間ほどまえから、夜寝るときに鼻がピューピュー鳴るようになり、その音が始まると呼吸が苦しくなるのか、横になって寝ていても慌てたように立ち上がり、グルグルと回ります。体を横にしても、最初は「フンフン」という鼻息の音なのですが、しばらくすると鼻息に「ピューピュー」という音が混じってきて次第に大きくなり、その後ガバッと立ち上がるというパターンです。症状が出て3日目に病院に行きましたが、特に異常はないということで様子見になりましたが、その後も症状は変わらず、本人は寝たいのに寝られないようで可哀想なのできのうまた病院に連れていきました。病院に行ったときにはその「ピューピュー」いう音が出ないので先生もちょっと首を傾げてしまいましたが、口を押さえたら少し鼻から音がする・・ということで抗ヒスタミン剤を5日分貰ってきました。
 先生に症状がよく伝わっていないという気も少しするので、次回病院に行くときに持参しようと思って、夕べそのピューピューの音を録音しました。
 先生は体をよく触ってくれて、どこにも悪いモノはみあたらないと仰いましたが、もし鼻の中になにか出来ていたりしたらどのようにわかるのでしょうか?また、このような症状から何か疑われる病気がありましたら教えてください。よろしくお願いいたします。

飯田 恒義先生(いいだ動物病院)からの回答

 鼻汁は呼吸器、眼、口腔などに異常があると見られ、感染症、歯牙疾患、異物、腫瘍などが原因として考えられます。
 鼻の中は骨に囲まれている場所であり、鼻鏡からも奥が見えないため、診断が難しいことがあります。
 「身体を触り、悪いものはない」との診断であれば、レントゲン、細胞診などの検査が必要と思いますし、またCT検査が必要になることもあるかもしれません。
 

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相談内容:痙攣と鼻の乾き

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 アンジェリカさん
ゴールデンレトリバー1歳6ヶ月の、昨年11月に初めて全身痙攣を目撃しました。朝散歩に出かける前に突然バタッと倒れ、つっぱる様な全身痙攣を1分ほどお越し、ヨダレをたらし、その後正気にもどるまで30分ほどかかりました。その日は落ち着いてから病院で血液検査、レントゲンなど撮りました。血液検査には特に異常なく、画像診断で肝臓か少し小さいといわれました。薬を始めるには特に慎重に、1月に一回くらいの場合では特に問題ないと言われました。
2度目はその1月後の12月に起こりました。朝です、同じく1分程で全身痙攣は治まりました。
3度めは先月3月半ばに、深夜睡眠中にやはり1分程、30分程で我にかえり、その後意味もなくうろうろと徘徊、発作の前と後には目をショボショボさせてうとうとする事が多いようです。
4度目は1月後の4月半ば、飼い主が留守をし、家に帰ってみると口のまわりがヨダレの跡でバリバリになっていたので、留守中痙攣起こしたのかな?と思いました、軽く散歩に行き、便がとても緩かったのを覚えています。ご飯を食べ(食欲は旺盛)とても眠そうだったので、その日も早目にケージに入れて休ませました。が、深夜睡眠中起こりました、痙攣は1分ほどで、その後の症状や態度も全く同じです。今回、その1日後、歩行は普通なのですが、立っている時にフラッとバランスを一瞬失うことが数回あり、少し気になっています。
現在、薬は飲んでいません。
食欲もあり、おなか、便も良好です。体格は23Kg、小ぶりです。性格はとても活発ですが、興奮しやすいようです、その割に臆病です。車酔いします。よだれ、嘔吐、(嘔吐してもすぐそれを食べてしまいますが)
もう1件は鼻の乾きです、鼻右半分だけガサガサに乾いています。生後半年位からです。角化症だといわれましたが、半分というのが気になります。
以上、長くなりましたが、痙攣については、今後どのような検査をし、どのようなコントロールの方法があるのか、まだ様子をみるべきなのか、多くの先生のご意見を聞かせて頂きたいと思っています。
よろしくお願いいたします。

佐羽 建先生(犬と猫の病院 Ken doc.(ケンドック))からの回答

アンジェリカさんこんにちは。リカちゃんはメスにしても23kgではかなり小ぶりな体格ですね。診られた先生のコメント通り画像診断で肝臓が本当に小さいとなると小肝症による肝性脳症の疑いがあります。メール中の症状と併せて考えると特に門脈体循環シャント(以下PSS)の可能性が示唆されます。食前の低血糖及び食後の高血糖及び高アンモニア血漿、それに付随して起こる神経症状(発作や沈うつ、徘徊行動)などがPSSで最もよく認められる症状です。検査は、食前食後の2回にアンモニア、血糖値、胆汁酸の測定を行います。その他コレステロール値や肝パネル(肝酵素系数値)も補助的に行います。腹部のエコー検査等も補助的検査としては有用です。PSSの病態は門脈から後大静脈や奇静脈などへの短絡血管存在するため、肝臓内に流れる栄養血液が減少することにより、アンモニアの代謝や肝臓そのもの、しいては体全体の成長が悪くなることが分かっています。肝臓のエコー検査では門脈より流入するための血管床が乏しい所見が得られるはずです。以上がPSSの臨床検査になります。これでPSSが強く疑われる場合は手術前提で門脈造影という運びになります。もっとも症状と「肝臓が小さい・・・」という画像診断の結果のみから推測される疾患をあげるとこれが思い当たりますが、あくまでもPSSであるならばの話です。あとは中枢神経性の疾患。例えば特発性癲癇発作や脳腫瘍なども考えられます。あまり様子を見られることには反対です。症状が短い期間に頻発していますので、一度循環器か、神経疾患の強い先生にセカンドオピニオンを兼ねて受診されてみてはいかがでしょうか?

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 執筆者プロフィール
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