ラブラドールレトリバーの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容

ラブラドールレトリバーの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:皮膚炎

飼い主からの相談

相談者:三重県 ベンツさん
2週間前、頭部がジュクジュクしてただれてきました。皮膚の様子は浸出液が出て来て、赤くなり患部が広がりただれています。
市販のヒビクス軟膏を塗って様子を見ています。
痒みがあり、爪でかいています。
通院はしていません。
これの皮膚炎の診断名と治療方法を教えていただけますと幸いです。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

ヒビクス軟膏には抗生物質・抗真菌薬・副腎皮質ホルモンなど、とりあえず皮膚科で治療に使う外用薬がオールラウンドに入っております。
取り合えずの初期治療には良いのですが改善しないときには動物病院で検査をして診断に合わせた適格な治療を受けなければなりません。
診察なしに診断名は判りませんので、治療方法に関してはお役に立てません。お写真の見た目だけでは残念ながら診断困難なのです。お大事にして下さい。

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相談内容:アレルギー症状

飼い主からの相談

相談者:千葉県 マミさん
7キロのミックス犬メスと26キロのラブラドールメスがいます。5日前に7キロの子に顔面の腫れ嘔吐と痒みの症状出たので病院に行き治療してもらいました。食べなれないイチゴをあげたのでそれが原因かと思いましたが、今日26キロの子にも同じ症状が出たので病院で同じ治療をしてもらいました。26キロの子は治療後の容体も良くなく心配です。いつもの食事以外変わった物はあげていません。
2匹続けて同じ症状が出た事がとても気がかりです。
食べ物以外でも原因はありそうでしょうか?病院でアレルギー検査などをしともらった方が良いでしょうか?
今後の対応のアドバイスをよろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

アレルギーを起こす原因は食物だけではございません。
接触性の物:例えば観葉植物や花をいたずらして口吻周りや顔全体に肥厚をおこす。
吸引性の物:例えば花粉・ほこり・ダウンの羽毛・化学物質を嗅いで発症。
等、飲食以外の原因や昆虫による吸血が引金のこともございます。
杉花粉の時期では無くても、冬物を出したときに昨シーズンの花粉が舞って出ることもございます。
水栽培のヒアシン球根球根鱗粉が原因のこともありました。
ただ、二頭同時である事と容体が良くないのが心配です。植物などの中毒も考えなければなりません。
しっかりと対症療法を行うことと原因究明が大事です。
IgEテストと獣医師と飼主との対話で原因を探っていく事となるでしょう。
お大事にして下さい。

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相談内容:犬のイボに関して教えてください?

飼い主からの相談

相談者:愛知県 盲導犬使用者さん
10月で引退することになっている11歳の雌のラブラドールです。
全身観察が日課になっていて、耳の横に小さな膨らみを発見しました。
小さな豆くらいの膨らみで、硬いです。
昨日獣医師さんに出かけて診察していただいたら「イボのようですね」と言われ、塗り薬を塗ってもらいました。
飲み薬を処方されたので、食事と一緒に与えて経過観察中です。
不用意に患部に触らないようにと支持されました、「状況に合わせて飲ませなさい」と支持されましたが、犬がどんな反応を示したら飲ませてやればいいのかが判りません。
患部を気にする様子はありません。
曖昧な文面ですみません。

杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

はじめまして。
しこりに対して特別な検査はしていないようですが、何のお薬かといった説明もなかったのでしょうか。幹部に触らず、でも「状況に合わせて」はやや曖昧な感じがしますね。
出ているお薬の種類にもよりますので、曖昧にしておくのではなく、電話でもいいですから「どういう効果のお薬なのか」「どうなったら塗るといいのか」は再度確認してみてはどうでしょう。
診察や治療についての質問はして頂いてもいいと思いますし、曖昧なままにしておくよりはっきりさせておいたほうがお互いのためだと思います。
無事に治るといいですね。

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相談内容:高齢犬にアトピカ治療は大丈夫?

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 エルのママさん
うちには16歳10カ月のラブラドール♂がいます。
9歳からアトピーを発症し、除去食・手作り食をやったり、お掃除を頑張ったり、シャンプーを頑張ったりしてきましたが、改善が見られませんでした。
皮膚掻爬検査でも何も見つからず、アトピーが基盤になって痒みが起こっているという意見でした。
血液検査は全て正常値ですが、尿比重が低いことと超音波で見たときに腎臓が半分しか機能してないというようなことを言われましたが、他院では超音波で腎臓のことなんてわからないはずだよ。と言われました。
尿に糖が出てるのに、血糖値は正常値で、ファンコニー症候群じゃないかともいわれました。
今までステロイドも使わず、自然の方法で痒みを抑えようと頑張ってきましたが、効果が出ず、アトピカを勧められ、使おうか迷っております。
アトピカを調べると効果は高いが、免疫を抑制してしまうので感染症や癌になりやすく肝臓・腎臓にも負担がかかるということでした。
ラブ16歳でもこのお薬は使えるのでしょうか?かなりの高齢の為、もともと免疫が低下しているところをアトピカで免疫を抑制して何かあったらと思うと心配です。
でも年々、症状が酷くなり、毛も薄く、必死に掻き掻きしてなかなか眠れないでいる姿はとても可哀想で余生だけでも快適な生活を送らせてあげる方がこの子の為かもしれないとも思い始めました。
16歳ラブにアトピカを使えるのかご意見よろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 今晩は。
 アトピカと言う薬は免疫抑制剤でシクロスポリンが主成分です。人間の場合でも高齢で臓器移植を受けた方の拒絶反応を防ぐためにもつかわれておりますので、慎重に用いれば通常は問題ございません。しかし、もともとこの薬には腎機能低下・肝機能低下などの副作用が一定の確率で起こりえますので、年齢にかかわらずそのことを踏まえなければいけません。腎機能がもともと低下しているという事であれば血液検査などでクレアチニンや尿素窒素の濃度をモニターしながら使用した方が良いでしょう。
 しかし、ここで話は変わりますが、アトピーは消去法で診断をせざるを得ない病気ですので、疥癬・毛包虫・マラセチアがいないかどうか、膿皮症・真菌症などの感染症の有無等ももう一度検討すべきかもしれません。IGE検査により原因の分かるアレルギーがないかどうかも検討すべきかもしれません。
 副作用の少ない方法としてインターフェロン療法もあり私の経験からは60%くらいの有効性があると思われます。注射ですのでアトピカよりも飼い主の負担は大きいかもしれませんが、考慮してみてください。
 余談ですが、エコーである程度腎機能が把握できる事もございます。腎の大きさや硬さ委縮の度合いや表面の凹凸から経験的に推測する事が可能な事もございます。しかし、数値化する事は困難です。
 お大事にしてください。

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相談内容:爪の扁平上皮癌

飼い主からの相談

相談者:広島県 クロラブさん
はじめまして。先生方のご意見を聞かせてください。
ラブラドールレトリバー 8歳 オスです。
半月前に前足親指の爪付近に出来た腫瘍を切除しました。
傷は骨まで達していて、親指ごと骨も切除となりました。
検査の結果、扁平上皮癌とわかりました。
質問したいのは、最近足を浮かせ痛がるそぶりをすることです。
手術直後から全く痛がるそぶりを見せず、普通に走って足に均等に体重をかけていたのが、ここ2,3日足を浮かせて引きずるような歩き方をします。
手術跡は抜糸も済んで綺麗に直っていますが、手術前からあった腫瘍の辺りはまだ赤ムケの傷口が開いていて膿も出ています。
これは癌が取りきれていないためまた痛みが出てきたのでしょうか?
それとも癌に伴う傷は治りにくいのでしょうか?
今の状態で何か病院でしてもらったほうが良い事(レントゲン等)あればアドバイスを宜しくお願いいたします。

今瀬 覚先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは
早めに、レントゲン検査は受けた方が良いと思います。
扁平上皮癌は、遠隔転移は少ないですが、かなり浸潤〜拡大は早い為、慎重な経過観察が必要になります。
痛みがあるとすると、癌の再発も考えなければいけないと思います。

杉浦岳先生(すぎうらペットクリニック)からの回答

こんにちは。
扁平上皮癌は浸潤の強いがんのため、通常は腫瘍から一定の距離(マージン)をとって切除します。爪付近にできた場合は指や場合によっては脚を犠牲にしなければならない場合もあるかもしれません。
手術の際には骨も含めて切除したとありますが、「手術前からあった腫瘍の周りのキズが開いている」というのは、腫瘍自体はすべて取り切っていないという意味でしょうか。この腫瘍の周りの病変は場合によっては腫瘍の一部ということも考えられますから、その場合は「取り切れていない」ということになります。
手術の際、おそらく「病理組織検査」というものを行っているはずで、その検査により腫瘍を全部取り切っているか、残っている可能性が高いかどうかがある程度わかるはずですので、一度その検査結果を見せてもらってはどうでしょう。病院によってはコピーなど渡されているかもしれません。
いずれにせよ、足の痛みがそれと関係しているのかどうか、その部分が扁平上皮癌なのかどうかは実際に診察をしてみないとわかりません。かかりつけの病院でもう一度診てもらってはいかがでしょうか。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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