パピヨンの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容

パピヨンの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:犬の尾の付け根、後ろ足に円形状の脱毛、かさぶたのような症状

飼い主からの相談

相談者:新潟県 もみじさん
8歳のパピヨン、女の子です。
令和6年7月22日に尾の付け根、両後ろ足に円形状の脱毛、かさぶたのような症状が突然現れました。
本日(7月23日)病院へ行き、ヒビクス軟膏を塗っています。
毛を採取し顕微鏡を見たり、真菌の検査中です(培養)が、真菌を見つけるライトを当ててもあまり光りませんでした。
痒がったり痛みはなく、元気です。下痢もしていません。触るとポロポロと毛と皮膚が簡単に剥がれます。
脱毛の症状が、皮がめくれて痛々しいです。
濃皮症なのか皮膚糸状菌症なのか、わかりません。今までこのような症状はなかったので、驚いています。
原因はなんでしょうか。
画像は、薬を塗るために、毛を少し刈った後です。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
全身的に皮膚症状があり、心配ですね。
皮膚被毛の検査の他、血液検査などは実施しましたでしょうか?
あくまでお写真のみですが、見た目としては、我々が「ホットスポット」と呼ぶ急性湿疹に近いように思います。
概ね、皮膚における細菌感染が原因となることが多いです。
高温多湿の環境や、不適切なスキンケア、肌質など原因は様々ですが、一部ホルモンの病気があったりすると起こりやすかったりもします。
年齢的にも、包括的に検査をした方がいいでしょう。
治療経過が芳しくない場合はご検討ください。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:免疫介在性血小板減少症

飼い主からの相談

相談者:東京都 みっさんさん
9月12日 1ヶ月前に免疫介在性血小板減少症と診断されました。紫斑などはなかったのですが、耳の中が引っ掻いたよう痣が見つかり血液検査をしたところ、血小板がゼロと発覚し、その診断を頂きました。その日から3日間、皮下点滴でプレドニン、ガスター
バイトル、オラメールで治療。結果 3日後は変わらず
血小板はゼロ。紫痣などはなく、白血球、赤血球も異常がないので、飲み薬 プレドニン、ガスター、ランソプラゾール、バイトルに変更して様子を見ることに。5日後にやっと血小板が1万から2万になりました。先生からは ステロイドを、始めるとそろそろ増えても良いころといわれましたが。一気に増える様子はなく、数日後4万から6万までは増えましたが2週間たってもそこから横這いで変わらず。早めの発見で、まだ血便血尿もないし、親玉はいるから増えるの待ちましょうと言われ、
数日後 免疫抑制のセルセプトを始めました。しかしやはり先生の期待とは逆に6万からは増えず。ステロイドを減らさないとならない期間になったからと言われ、10月8日からステロイドを減らし処方されたものを頂きました。
5日後の血液検査で 血小板が増えてなかったら、一度入院してガンマガードで治療を考えてると言われました。この時点でガンマガード治療を行った方が良いのでしょうか?CRP検査では骨髄などには異常はないとわかりました。元から肝臓の数値が高く、6年間ウルソ50を飲んでいます。こちらもMRなどとりましたが、原因不明です。血便血尿は今まで一度もなく、紫痣などもありません。耳も綺麗です。血小板が減る病気はほかにあったりしますか?またガンマガード治療はおねがいした方が良いのでしょうか。効き目がない子は1ヶ月しか持たないと聞きました。セカンドオピニオンなど必要でしょうか?長くなりましたが、とっても元気に過ごしてる ウルルを見ると 本当に免疫介在性血小板減少症なのかな?と思ってしまいます。
回答よろしくお願い致します。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

血小板減少症は突発的に発症する直前までは健康そうに見えます。
しかし、いざ発症すると皮下の出血(紫斑)だけでは無く、下血・吐血・喀血がコントロールできなくなり死に至ることもございます。
今受けられている治療は標準以上に素晴らしい治療内容です。しかし、治療は数字を見ながらの試行錯誤になります。
通常はプレドニゾロンの投与から開始して徐々に減らしていきます。改善しないときにはプレドニゾロンを増やしますが肝臓などが悪化する場合には増量できないので免疫抑制剤(シクロスポリンやセルセプト)を利用します。
平行してグロブリン療法(ガンマガード)を行うことも報告がございます。
お大事にしてください。

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相談内容:マセラチア?

飼い主からの相談

相談者:京都府 ビリーブファイブさん
はじめまして
アドバイスをお願いしたくご質問させて頂きます
パピヨン6歳です。最近、常に・・・と言うほどではないのですが、背中を痒がっている姿をよく見ます
トリミング先で見てもらったところノミなどはいないとの事でした
5か月ほど前に黒い耳垢が出て、病院で投薬治療をしましてすっかり完治したので今回の件との関係は疑ってもいませんでした
が、色々とネットで調べてみまして「もしかしたらマセラチアを疑うべき?」と思っております
ちなみに私も赤くプツっとしたものが出来、とても痒いんです
この季節なのでたちの悪い蚊にでも刺されたのかと思っていたのですが・・・
アドバイスのほどよろしくお願いします

岩田 賢一先生(いわた動物クリニック)からの回答

はじめまして
黒い耳垢はマラセチア(酵母様真菌)の他に細菌の場合もあります。この場合は人にも感染しやすく上記のようなかゆみ、発疹等の症状が出やすいです。
処方する薬も違ってきますのでかかりつけの病院で検査ください。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 背中を痒がる、黒い耳垢、そして、オーナー様の発疹、
こんな問題があるときに、どうするかを考えてみましょう。
 背中を痒がる、
といっても、それが病的なものか、あるいは生理的な範囲なのかの判断がまず必要でしょう。
 ワンちゃんは嬉しさを表現するときに、背中を地面にこすり付けることがあります。
もし、こすり付けるだけで、口で背中を咬んだりするなど、明らかに痒いときに見られる行動をとるのか確認しましょう。
 また、脱毛や毛が薄くなっている場所があるときは、痒みや他の原因があると考えてもよいかもしれません。
もし、明らかに痒がっているというときは原因を確かめていきましょう。
 
 次に黒い耳垢、
マラセチアや耳ダニは黒い耳垢が出やすくなります。
ただ、細菌感染のこともありますので色だけで判断するのは注意が必要です。
というのも、原因によって治療法が変わるためです。
この点もまずは確認してもらいましょう。
 最後に、オーナー様の発疹、
私が人へ感染する皮膚病として、よくお伝えしているものは、
 疥癬、ノミ、糸状菌でしょうか?
しかし、稀な病気を含めるとまだまだありますので。
raisinの診断がつくと、その病気が人に移る病気かどうかがわかります。
人に感染したという心配があるときは、raisinちゃんの診断を急ぎましょう。

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相談内容:抜糸の後の、皮膚について

飼い主からの相談

相談者:東京都 あにー5さん
こんにちは。アドバイスを頂きたいと思い質問させて頂きます。
パピヨン 8歳です。
8/6に乳腺腫と、子宮をとる手術をしました。
お腹の抜糸も終わり、今は通常の生活をしています。
抜糸が終わったお腹の傷跡が気になっています。
縫い合わせた皮膚の下(内臓の縫い合わせ部分??)に、4,5個ほど
突起があり、皮膚から透けてみえます。その突起は、紫色をしています。
手術をしてもらった獣医さんがみたところ何も問題ありませんとおっしゃ
っていましたが、少し心配になってご意見を聞かせて頂けますか?
お忙しいところお手数ですが、よろしくお願い致します。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 腹膜か筋膜あるいは皮下組織を縫合した糸が透けて見えるのでしょう。問題ございません。
 吸収糸であれば徐々に消えていくでしょうし、吸収糸でなければそこにとどまります。糸にアレルギー(拒絶反応)が無ければ、そのままでも何も心配する事はございません。

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相談内容:子犬 アレルギーの可能性

飼い主からの相談

相談者:愛知県 あちゃちゃさん
はじめまして。パピヨン五ヶ月です。来たときから涙が多い子で二週間ほど前から痒がるようになり目の周りが赤くただれて脱毛してしまいました。初めは目薬を処方してもらいましたがよくならず、次に処方された抗生物質とサプリメントを飲ませエンシェントクリームを塗るようになり、涙が減り、赤みがとれました。抗生物質がなくなったのでやめてみたら、また戻ってしまいました。先生によれば皮膚に検査ではわからない虫がいるかもしれないので、駆虫薬を注射してみようとのことです。質問はつぎのとおりです。
1.子犬で食物アレルギーの可能性は少ないと言われたのですが、私は身体はきれいで目だけなので食物アレルギーを疑っています。いままでのフードから低アレルギーのフードに変えたほうが良いでしょうか?
2.抗生物質をやめたらぶり返したので飲ませ続ける、または副作用が怖いのでネットで見つけた天然成分の抗生物質をあたえてみる
3.先生の言うとおり注射を打つ。その場合には副作用はどうでしょうか?
どの方法がいいのかアドバイスお願いいたします。痒がってかわいそうで
なんとかしてあげたいのです。この子に負担のかからない方法で、、、
どうか宜しくお願いいたします。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 眼の症状は眼瞼炎のように思えるので、この病気について考えてみましょう。
 サプリメントが急に効果を出すとは思えませんので、効果のあったお薬は抗生物質かエンシェントクリームでしょう。
ということは細菌感染または真菌とくにマラセチア感染を疑う必要がありそうですよ。
まずはこの点について鑑別しておきましょう。
 眼瞼炎の主な原因はアレルギー性皮膚炎、細菌感染、マラセチア感染、多少少なくなりますが、アカラスなども時折見かけます。
その点を考えてみると、
1.食物が原因のかゆみは食物アレルギーと食物不耐性という両側面があります。これらはご飯を変えるだけで症状がなくなる可能性があるのであちゃちゃちゃんが問題なく食べてくれるなら試すことをお勧めします。先にお話しましたが、眼瞼炎の原因でアレルギーは多いと思います。
2.抗生物質を使った治療で重要なポイントは治るまで続けることです。病気が治りきらないうちに抗生物質を辞めることが実は危険なことで、副作用というより耐性菌を作ってしまう大きな要因になります。
3.ダニとして疥癬を疑っているときは、診断的治療といって診断と治療をかねて注射をうつことがあります。そのようなケースであれば実施するべきでしょう。
 しかし、アカラスを疑っているのであればあまりお勧めできません。アカラスの治療は数ヶ月かかるような治療で、しかも、ゆっくりと改善するという特徴があるので、注射が効いたのか、それともその他に使ったお薬が効いたのかよくわからないという結果になりがちです。
 私なら、細菌感染やマラセチア感染がないかを確認します。
見つかればこれらを確実に治療します。
これらの感染がないときは、アカラスや疥癬を確認します。
これらは先にお話したとおりです。
これでも何も原因がわからないとき、あるいはお薬をやめると眼瞼炎が再発するというときは、食物アレルギー/食物不耐性、アトピー性皮膚炎を念頭において診断や治療を進めていくでしょう。

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 執筆者プロフィール
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