パピヨンの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

パピヨンの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:アレルギーについて

飼い主からの相談

相談者:大阪府 あさっちさん
はじめまして。アドバイスをいただきたいと思い、質問させていただきます。
パピヨンの9ヶ月の男の子なのですが、去年の年末(11月くらい)に
気づいたのですが、後足の膝のあたりの毛が薄くなってきていて、
かゆいのか、自分で足をカミカミしていました。
おなかのところも全体的に赤くなっていて、目の周りも興奮すると
赤くなります。
もともと母犬が目の病気を持ってはいたのですが、成犬になったら
治っていたので大丈夫かと思っていたのですが、遺伝なのかもしれません。
今年の1月に動物病院で見ていただいたところ、アレルギーのようだと
診断されました。
抗生物質と炎症を抑える薬をいただき、ご飯もアレルギー用のフード
(ウォルサムの低分子プロテイン)に変えて、シャンプーも
アレルギー用のシャンプーを週一で行っています。
少し赤みがマシにはなったかなとは思うのですが、たまにまだ痒いのか
足をカミカミします。毛も少しは生えてきてはいるのですが・・・。
土曜日に見せに伺った時はあと2週間くらい薬を飲んで、
終わりにしましょうか、とお話がありました。
ただ、原因が分からないままなので、少し不安が残ります。
血液検査もできますとはおっしゃっていたのですが、やはり一度
受けたほうがよいのでしょうか。
よろしくお願い致します。

和泉谷 研 先生(マック動物病院)からの回答

皮膚病はどの病気も似たような症状になるので、しっかり検査をして原因を診断することが重要です。皮膚を掻き取りダニがいないか確認したり、湿疹の部分をスライドグラスにとって顕微鏡で細菌やカビがでていないか確認するなど検査をしてもらいましたか。
こういった皮膚病とアレルギーとは見た目だけでは鑑別できないことが多いのでしっかり検査して、病気の除外を行うことが必要です。
アレルギーの中でも食物に原因がある場合(人でも卵、そばなどででることがありますよね)、その原因の食物を含まない食事にすれば症状は治まってきます。今食べていただいているアレルギー用フードが原因物質を含まない食事になります。
もしその食事だけで症状がおさまれば、食物アレルギーの診断になりますが、原因を調べるには、それからひとつずつ食物を与えて、症状がでるかどうかで特定していくことになります。
もう一つのアレルギーはアトピーになります。アトピーに関してははっきりわかっていないのですが、接触や吸引によって原因を体に取り込むことにより皮膚症状がでると考えられています。食事以外の原因によるため原因を除外できません。
したがって食物アレルギーと違って治らない、ないしは治りにくい、繰り返す可能性が高いです。症状を軽くするにはステロイドなど免疫を抑える薬を使用しますが、長期で使用すると副作用が怖い薬になります。
そのため、皮膚病はしっかり診断し、どの治療で症状が治まるのか確認する必要があります。
またアトピーはその他の病気を除外して初めて診断可能なので、順序立てて診断していかなければなりません。
もう一度原因についてしっかり主治医と話し合ったほうがよいと思います。
血液検査に関してはそれによりアレルギーかどうか診断するといったものではありませんので、いまのところあまり必要ないでしょう。食物アレルギーに関しては診断できないですし、検査センターによっては検査自体全く信頼できないセンターもありますので、注意が必要です。

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相談内容:抜け毛について

飼い主からの相談

相談者:佐賀県 KOUJIさん
初めて質問します、よろしくお願いします。
パピヨン♀2歳半 についてお願いします
今年の6月位から、ちょっと毛が薄くなったことに気付きました
最初は季節の変わり目に良くある換毛と思っていて、あまり
気にしてなかったのですが、なかなか抜け毛が収まらないので
よく見てみると、4~5本くらいの毛がまとまって抜けています
しかも直径0.5ミリくらいの小さな、消しゴムのかすを丸めたような
物に全部がくっついて抜けているのです、病院に連れて行ったのですが
原因も病名も解らないようで、チューブ入りのサプリメントを
貰って帰りました、家に帰り皮膚をかき分けて、その消しゴムかすを
すべて取り除きました、やはり取ったすべての消しゴムかすに複数本の
毛がくっついていました、寒くなったら冬毛が生えてくると思って
様子を見ていたのですが、12月になっても増毛しません
元々がものすごく毛がフサフサの犬でしたので心配です
ただ、現在は消しゴムかすの発生はありません、これからの対処の仕方を
教えて頂ければ幸いです。
抜け毛の場所は腰より後ろの部分だけです(尻尾含む)よろしく
お願いします。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

他の部分に比べて薄くなっているのでしたら皮膚病の可能性はあります。皮膚病の検査は、病院により異なっていると思いますが、うちでは次のようなスケジュールで行っています。
1:皮膚セロテープ染色
2:抜毛検査
3:皮膚掻爬検査
4:真菌培養(真菌、酵母の同定まで)
5:特異的IgE抗体検出による、アレルギー検査(各項目)
6:血液性化学検査(項目ごと)
7:血液塗抹染色(血球像、百分比)
8:ホルモン検査(各項目)
9:パンチバイオプシー
現在のところ、1~4まではルーチンで行っている検査で、必要に応じて5以降の検査をしています。
しかし、以降の治療や誤診を防ぐためにも、5~7はルーチン化しようと考えています。
皮膚病は、獣医師でも見た目診断は避けるべきです。
むしろ経験上分かったという場合は、改めて検査をして裏づけを取るべきです。

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相談内容:のど(皮膚)の腫れ

飼い主からの相談

相談者:三重県 ちこさん
初めまして。我が家のパピヨン(1才)の症状について質問させて下さい。
1ヶ月位前にのどの辺りに4~5cm大の腫れがあるのに気づき、ある朝腫れの一部から出血しました。すぐに病院につれていくと、膿がたまっているとのことでした。のど内部、外部にも外傷がないため、原因がわからないとのことで管を通し膿を排出する手術を受けました。3日後には膿はほとんど出なくなり、5日後には管をとってもらったのですが、その2日後にはまた同じ部分に小さな腫れができ、出血しました。病院には再手術すると言われました。このまま抗生物質(いま服用しているのはセンセファリン125です)を飲み続け、また膿がたまる度に手術を繰り返さなければいけないのでしょうか?
まだ1歳なのでかわいそうですし不安です。
ご意見を頂ければ幸いです。

若山 正之先生(若山動物病院)からの回答

化膿の原因が取り除かれていないか、抗生物質があっていないか…
そう考えます
同じ事を繰り返すのは嫌ですよね!
先生と、良く相談して下さい

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相談内容:皮膚炎でしょうか?

飼い主からの相談

相談者:東京都 パピころさん
初めまして獣医師様。
我が家の愛犬パピヨン♂5歳の事なのですが
数日前からやけに足や体中のあちこちをかむように
なって皮膚が全体的に赤くなっています。
(いつもは薄いピンク色なのですが赤くなっています)
おちんちんの辺りに、ポツポツと赤い湿疹のような
ものがいくつかできており、痒がっているようです。
思い当たる事と言えば
●玉ねぎが入った食事を盗み食いしてしまった
●始めてドッグランにつれていった
(ドッグランではリードをつけていました)
●美容院でシャンプーとリンス
(シャンプーを変えると報告してくれるのですが
最近、手抜きが見られる事が多いです)
●家庭内のストレス
●犬の主食は変えていません(サイエンスダイエット)
狂犬病ワクチン・フィラリアや七種混合ワクチン
ダニやノミよけのものなどをやっているのですが
何が原因かよく分かりません。今まで病気ひとつ
した事がなかったので心配ですし、痒そうなので見ていて
可哀相です。これは皮膚病なのでしょうか?また
病院ではこういう場合、どんな検査をしますのでしょうか?
宜しくお願い致します。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 痒みを主体とする皮膚疾患として考えさせてもらいました。
この場合、原因究明するには、絶対に適切な検査と治療をしなければいけません。
まずは、外部寄生虫(ノミ、アカラス、疥癬)、微生物感染(細菌、マラセチア、皮膚糸状菌)は初日に全て調べて下さい。これらに異常がなければ、あとは症状次第で検査を追加することになります。
 そして、何よりも皮膚の症状と症状が出ている場所、これまでの病歴は大切です。これらの情報は診断を左右します。特に耳を掻いたり、指先を舐めるという行動をチェックして下さい。
 また、玉ねぎで痒みがでることは考えにくいでしょう。ストレスによる痒みは最終的に原因がないときに検討します。
 ドッグランや美容室で他のワンちゃんと一緒になるなら、ノミや疥癬などの外部寄生虫感染も検討します。シャンプーの変更によって痒みがでることも考えなければいけません。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

皮膚病系統では、再三同じ事を書いているのですが、まず何かしてしまう前に、ちゃんとしたプログラムの上に成立した、検査スケジュールを立てて、それに沿って病因、病気を確定すべきです。
皮膚表面のセロテープ染色、抜毛検査、皮膚掻爬検査、真菌培養をし、それからその後の検査スケジュールを立てます。
ここまで出診断が確定しなければ、特異的IgE抗体の測定、パンチバイオプシーなど専門的な検査にうつります。
良くちょっと診て「アトピー」などといわれる方も多いようですが、アトピーを確定診断するのはとても難しいのです。通常のアレルギーと症状が似ていて、またアレルギー検査でも複数のアレルギーが存在しているからです。
思い当たることの中で、一番可能背が高いのはシャンプー&リンスですが、この場合シャンプーの翌日ぐらいから出ていることが条件です。

久山 昌之先生(久山獣医科病院)からの回答

 皮膚疾患はいろいろな原因が考えられます。まずは詳しい問診と身体検査である程度の判断をします。検査の内容については、その結果考えますので、まずは一度病院へ行かれた方がよいでしょう。場合により、検査を行なわずに原因と考えられる環境の改善や薬浴などの効果を診てから、判断することもありますし、検査が必要ない場合もあります。
 玉ねぎは、皮膚病の原因とは考えにくく、むしろ玉ねぎ以外の食物も入っていたはずでそちらが怪しいかもしれません。また、玉ねぎは溶血性貧血の原因になり、命に関わる中毒を起こします。感受性に差があるので、丸々食べても症状が出ないこともたまにあり、中には煮込んだスープを少し食べただけで亡くなった子もいます。元気に見えても、溶血が起こっている事がありますので、本当は誤食後すぐに病院へ行くべきです。
 ドッグランや美容院、家庭の事情なども原因となりますし、アトピーや膿皮症も疑えます。

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

皮膚病です。
おそらく玉ねぎは関係有りません。
ドッグランや美容院は寄生虫などを
うつされる可能性のある場所です。
病院に行ってください。
少なくとも、皮膚表面を引っかいて、
顕微鏡で観察すると思います。
その他にはアレルギーの検査やホルモンの検査が、
行われるかもしれませんが、
最初の診察で全てを行う事は少ないと思います。
皮膚の異常は
原因が違う病気でも見た目には殆んど違いが無い事も多く、
診断の難しい分野です。
一日でも早く病院に行かれてください。

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相談内容:皮膚のピンク色が濃くなり、よく身体を震えさせます

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 円さん

初めて質問させて頂きます。
よろしくお願い致します。
実家で飼っている6歳のパピヨン
最近皮膚のピンク色が濃くなり、
身体をよく震えさせているようです。
実家の方から連絡があり、
気になって調べています。
何かの病気なのでしょうか?

遠藤 薫先生(遠藤犬猫病院)からの回答

こんにちは。
これだけの情報ですと、なんともお答えできません。
最善の方法は実家の方が動物病院に連れて行くことです。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 皮膚がピンク色になるのは、病的なこともあるし、生理的なこともあります。たとえば、同時にかゆみや湿疹もあるのであれば病的なものでしょう。かゆみもなく湿疹もなく、今後も何ら皮膚の症状がなければ生理的なものかもしれません。
 体を震えさせることも同じで、病的なこともあるし、生理的なこともあります。たとえば、恐い、寒いときも震えます。あるいは痛い、しんどい、吐気などでも震えます。
 心配なときは、安心のためにも動物病院で診察を受けましょう。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

ピンクになるのは全身くまなくなのか、それとも決まった場所なのか。痒みはあるのかないのか。皮膚病変があるのかないのか。
そのへんは重要です。震えるのは、皮膚に違和感があるので震えるのか、それとも寒さ怖さのような震えか。
ネットで調べても、結論は出ません。やはり専門家にちゃんと見てもらい、確定診断をつけてください。
獣医師でも、ちゃんと診なかったがために、失敗することがあります。
こうなると信用問題で、患者さんが離れてしまいます。
やはり面倒でもひとつづつ検査をして確定診断してください。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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