シェットランドシープドッグの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容

シェットランドシープドッグの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:足のできものについて。

飼い主からの相談

相談者:愛知県 じろうさん
1週間ほど前から足にできものができており、少しづつ大きくなっていきました。
最初は全く気にしていませんでしたが、今日舐めて気にしているようだったので、足の毛を少し刈りました。見ると赤黒い瘡蓋のような物があり、刈ってからは舐めるのがエスカレートし、赤黒い瘡蓋はなくなりました。
明日なるべく早く病院には行くつもりですが、心配で気になります。
画像での判断でいいので先生方の意見を教えて下さい。

今瀬 覚先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは。
年齢と写真の様子から判断すると、組織球腫という良性腫瘍の可能性が高いと思います。
組織球腫は、一般的にある程度の大きさになると、無治療でも自然消退することが多いです。
ただ、似たようなもので悪性の肥満細胞腫や形質細胞腫などもありますので、一応、病院で細胞診をおこなって確認する事をお勧めします。
お大事になさってください。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:犬血管周皮腫

飼い主からの相談

相談者:静岡県 kaoさん
どうか知恵をお貸しください。
12歳5ヶ月になるシェルティ(雄)の
前足の指の間の出来物が大きくなってきたため
先日病院で出来物を除去してもらい、
生体検
査をお願いしたところ、
下記のような診断結果でした。
【診断】
犬血管周皮腫canine hemang i operi cytoma
【所見】
性多結節状の腫瘍增生巣が形成され、
皮膚面は一隆起部皮膚深部には充実
で潰瘍化しています。
錘形細胞で、錯綜する束
巻状配列が認められます腫瘍細胞間に豊富な
膠原線維を伴う部分も
ます。細胞異型性は軽度から中等度で、
壊死は認められません。
核分裂像は少
状から指紋状の配列で増殖し、
一部は血管周囲性の渦数です(強拡大10視野あたり2個)ん。
。腫瘍細胞の脈管内浸潤は認められません。
【付記】
犬の軟部組織肉腫の組織学的グレード評価ではグレード1 (低悪度)に分類されます。腫瘍細胞は切除縁には及んでいませんが、 しばらくの間
は局所再発に対する経過観察が必要です。
正直なところ、診断書をよんでも
何がなんだかよくわからず、、、
分りやすくいうと症状はどんなかんじなのでしょうか?余命を脅かすような悪性のものなのでしょうか?
なにか、飼い主として気をつけること、してあげられることも含めてアドバイスいただけると幸いです。
なお、上記テキスト文章は、診断書画像からテキストを抽出するアプリを使用したため、
文章が不完全な箇所があるかもしれませんので画像を念のため添付します。

平片 修先生(アイラ動物病院)からの回答

kaoさん
はじめまして アイラ動物病院  平片と申します。
病理診断書… そのまま読んでもよくわからないですよねOrz
結構定型文をつかってたりもしますし。
血管周脾腫 Hemadiopricytoma
こちらは現在 皮下にできる類似した組織所見と臨床的な経過をとる腫瘍群として、軟部組織肉腫 と呼ばれることが多くなりました。
粘膜や皮膚・腺の表面を構成する細胞の悪性腫瘍を  癌
簡単に表現すると その表面の下にある構成細胞の悪性腫瘍を 肉腫
と表現します。
なので… 軟部組織肉腫 の分類は 悪性腫瘍 となります。
転移する確率は低め(0ではない)ですが、特に下方向の浸潤(腫瘍細胞が染み込んでいくイメージ)が強く、アメーバのように脚を伸ばして入り込んでいくような感じで… 完全に取り切れず再発を繰り返しやすい腫瘍です。
>腫瘍細胞の脈管内浸潤は認められません。
 血管内に腫瘍細胞はなかった。という事です。 → 血液循環に乗って転移する可能性は低め
>組織学的グレード評価ではグレード1 (低悪度)
 悪性腫瘍だけど、それほど細胞が増える速度も早くなさそう。 
>腫瘍細胞は切除縁には及んでいません
 切り取った腫瘍の病理検査をした所では、切り口を超えて腫瘍細胞は見当たりませんでした。
 
 腫瘍自体が取り切れている可能性はある
*あくまでも切片(顕微鏡で検査する為、すごく薄く切ってスライドグラスにのせた物)上の話であって…
 病理検査医も怪しげな所を見ますが、全ての面を見てるわけではありません。
>が、 しばらくの間は局所再発に対する経過観察が必要です。
 前述の様に局所浸潤が激しい腫瘍なので…
 取り切れてると思っても、細胞単位で残っている可能性はあるので…
 今後、数ヶ月単位で経過をみることを忘れないでくださいね。
軟部組織肉腫は一回目の手術で再発した場合、一回目の手術範囲よりもさらに大きくマージンを取って切らなくてはなりません。
再発の場合は指を摘出しなくてはならないこともあります。
とりあえず、こんな所でいかがでしょうか。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:肛門や陰部の炎症や痒みの原因や適切な薬を教えて下さい。

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 ピスタチオさん
どうしたら良いのかわからずご相談申し上げます。
シェルティー、12歳メスです。
長くなりますが今までの経緯をお話し致します。
6歳頃突然身体中に黒い斑点が出来て毛も抜け始めました。
慌てて病院に行った所、真菌があるという事でセファレキシンを処方されました。その後、身体のあちこちが肥厚しベタついたカサベタや大きなフケの固まりが沢山できました。半年以上経過しても改善されず担当医師が変わりました。
いろいろ検査した結果、甲状腺低下症が判明し、チラージンの処方、そしてシャンプーはノルバサンに、ご飯はロイヤルカナンの消化器系サポートへ変更となりました。その結果、お陰様でチラージンを飲みはじめてからは、黒い斑点も消え、毛も生え始めました。そしてその間、抗菌薬はオーグメンチンに変わり(この頃の検査では酵母菌が検出されていました)、至る所にできるベタついたカサベタやフケフケの箇所も始めの頃に比べれば少しずつ減り良くなっていきました。
しかし、こちらが治ってもまた別の所に出来るという常にスッキリしない状態が4年半位続いた頃、大腸菌も検出されたということでホスホマイシン(500mg2/3錠を1日2回)に変更となりました。その後1年間位は、一旦は完治するけど、暫くすると再発するろいう状態まで改善されました。
11歳になったころは、背中以外は再発しなくなりましたが、今までも時々見られた陰部やお尻が赤くなって痒がるという症状が、ホスホマイシンだけでは治らなくなってきて、プレドニロゾン5mg(1日1錠を1週間、その後1日おきに1週間服薬)を追加されると赤みが引くという状態です。
しかし出来るだけステロイドは飲ませたくありませんし、そして前々からもしかしたら皮膚病はマラセチアではないのか、またお尻が炎症するのも酵母菌も含めて真菌(家人に水虫持ちがいるので)が悪さをしているのではないかという懸念が拭いきれず、遅まきながら素人なりに調べた所、益々その思いが強くなりました。
その場合、抗生物質ではなく、抗真菌薬や抗真菌薬のシャンプー、塗り薬の投与になるそうですね。ただ抗真菌薬の投与も飲み合わせや期間に慎重を要するようなので、今の所内臓の健康状態は問題無いのですがチラージンを飲んでいるうちの子には合わないと考えられたのでしょうか?
でも飲み合わせ的にはあまり問題無いような?、、
確かに大腸菌が出た時点で更に効くホスホマイシンに切り替えられたのは何となく分かるような気もしますが 、でもその前から真菌や酵母菌が検出されており、皮膚も明らかにマラセチアの状態を呈していた(今回調べてみて確信しざるをえません)にもかかわらず、先生は「皮膚病には、まずセファレキシン、その次にオーグメンチン、大抵の犬はそれで治るけど効かないようだからホスホマイシンに」と言われ、ずーっと抗生物質だけ出され、今まで一言もマラセチアかもと言われないのが、益々不思議に思えてくるのです、、、
素人判断の勝手の思い込みでしょうか?
次回、またお尻が炎症した時には再度菌の検査をしてもらい、結果次第では抗真菌薬の処方についてもお願いしたいと思いますが(また大腸菌も検出された場合にはホスホマイシンと抗真菌薬の併用が出来るのかも良くわかりませんが。その上とても勇気が要りますが)如何なものでしょうか?
先生のご判断を頂きたく長々と書いてしまいました。
どうかよろしくお願い致します。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

真菌が検出されたりマラセチアが繁殖しているのであれば、抗生物質だけでは効きません。
セファレキシンもオーグメンチンもホスホマイシンも残念ながら上記病原菌には抗菌作用がございません。
しかし、細菌による2次感染が皮膚病を悪化させるので、抗真菌薬と併用する事は良く行われる手法です。
当院ではよくイトラコナゾールを処方いたします。
ただし、皮膚病は本当に完治には時間がかかります。
真菌(カビ)やマラセチア(酵母菌)がいてもそれが原因ではないことも多々ございます。
甲状腺機能低下症を改善したり漢方で免疫力を改善したり、逆に免疫抑制剤でコントロールできることもよくあります。
シャンプーやリンスを変更したり食事療法で改善することもございます。
飼い主も獣医師ももちろんワンちゃんも根気のいる治療です。
お大事にして下さい。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:ノミ・ダニ予防

飼い主からの相談

相談者:群馬県 冷霖ありりさん
シェルティー13歳です。
先週、フィラリア検査をし、体重が10.4kgでした。
ノミ・ダニ予防は今までした事がありませんでしたが、
5月~12月中旬に蚊をみかける事を考えると、室内飼いでも
ノミ・ダニ予防もした方がいいのかと思いはじめました。
フロントラインを使用する場合、10.4kgの犬は
2~10kg用と10~20kg用のどちらになりますか?
どちらでもよくても、値段の高い10~20kg用を
進められるなんて事はないかなと思いまして
質問いたしました。

今瀬 覚先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは
基本的には、ノミ・ダニの駆除・予防のことを考えた場合、当然10~20kg用を使用します。
ただし、ノミ・ダニともほとんど付く可能性が低く、とりあえずの予防的に考えるならば、2~10kgでも良いのかもしれません。
血液中に入る薬ではありませんので、使用した場合のデメリットは、価格面だけと考えて良いと思います。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:長文ですが宜しくお願いいたします。

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 もんもんおりょりょさん
はじめて相談させていただきます。
シェルティー、メス、14歳です。今回相談させていただくにあたり、今までの病歴をお伝えします。長文ですがお願いいたします。
【生後1ヶ月】首を傾げるので診てもらったところ、安楽死を勧められる。
      それを拒否し、首のマッサージをしていたとこと傾げなくなった。
【生後6ヶ月】雷に怯え、全身が震えるが、その後はない。
【9歳】脱毛が始まる。
【11歳】脱毛がひどいので近医を受診。アトピー性皮膚炎と診断され、プレ
    ドニンを内服開始。
【12歳】7月 左そけいヘルニアで手術。血液検査異常なし。
    12月 右そけいヘルニアで手術。血液検査異常なし。
【13歳】1月~5月頃
    足が震えるので近医を受診し、神経痛と診断される。同時に胃腸炎
    になる。
    6月 検査で腎臓機能低下と診断され、CRE 1.7。
    (その後7月CRE 2.1、8月CRE 1.7)
【14歳】1月 検査でCRE 2.4と上昇したため、クレメシンを内服開始。
※9~12歳までの間、年に2~3回、急に舌で口まわりを舐め始め、そのご全身が硬直する、といった発作があった。
    
そして、今回相談させていただきたい内容は以下のとおりです。
【今年6月12日、14歳4ヶ月】 
  外出時に興奮して足をつまずいたが、近医では異常は見当たらず。
【6月14日】
  夕方、排便時にいきんだところ、手足をバタバタさせて大暴れし、呼吸は荒くパニック状態に。死んでしまうかというくらいだった。慌てて救急病院へ連れて行く。そこでは『椎間板ヘルニアの可能性があるのでMRIで見て、必要なら手術をするが、全身麻酔に耐えられるか心配』、と言われる。とりあえずは様子を見ることにして帰宅。その足でかかりつけ医のもとへ行くと、『ヘルニアではない、ヘルニアだったら両足ともに症状が出るし、これは神経からきている』と言われ、しばらくプレドニンを朝晩6錠ずつ内服。
【それから1週間、今日まで】
プレドニンでは変化が見られないので、脳に作用する?薬へ変更した。しかし、呼吸が荒く苦しそうなので3日間で中止し、プレドニンへ戻す。
病状に変化はなく、歩行時には右後ろ足をひきずる。今までのようにスタスタ歩けず、フラフラしている。排便排尿は可能だが、立っているのが辛い時にはそのまま座ってしまう。食欲はプレドニンのせいか、出てきている。
このような状態ですが、このままプレドニンを内服して様子をみていたほうが宜しいのでしょうか。長期戦になるであろうとは思いますが、早く少しでも改善して欲しいです。最後までお読みいただき有難うございました。アドバイス等がございましたらお願いいたします。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 今年1月の血液検査でクレアチニンが2.4と出たようですね。
最近の検査ではいかがでしょうか?もし、まだしていないならもう1度実施してみてはいかがでしょうか?
そして、腎臓だけではなくできるだけ多くの項目に付いて血液検査で調べておくとよいでしょう。
 それと同時に病歴や現在の症状をより細かく把握することも大事ですよ。
食欲はありますか?あるとしても最近減ってきていませんか?
元気はありますか?あるとしても最近散歩の距離が少なくなったりしていませんか?
以前から時々でも手や足を引きずることはありませんでしたか?
手足の関節の痛みはどうでしょう?
下痢や軟便になることが月に1回でもないでしょうか?
嘔吐は?咳は?くしゃみは?体重は減っていませんか?
など家庭で観察できる症状は正確に把握しておきましょう。
 また、6月14日のパニック状態の際、意識があったかどうかも大事と思われます。
椎間板ヘルニアとあるので意識はあったと思いますがどうでしょうか?
意識があるのか、あるいはなかったのかで大きく診断は分かれます。
その他にも痛みがないかを触診したり、痛覚の有無を調べたり、かっけの検査、あるいはその他の神経学的な身体検査も有効な手段です。
 また、手足、心臓さらに腹部のレントゲン検査や尿検査も有効になるかもしれません。
もし、どんな病院でも実施できる検査でまだ実施していないものがあれば、それらを駆使してできる限り全身のいたるところまで調べると何かがわかるかもしれません。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る
だいじょうぶ?マイペットで
皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容をもっと見る
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

ペット保険について

大切なペットの万が一に備えてペット保険を検討してみませんか?

ペットが病気やケガをしたとき、治療費の一部または全額を負担してくれるペット保険には提供しているペット保険会社によって様々なプランがあります。

ペット保険比較サイト「みんなのペット保険」なら、犬種・猫種、年齢から補償内容・保険料を比較し、そのまま資料請求やお申し込みも可能です。

実際にペット保険をご利用の方の口コミや各種ランキングも多数掲載しておりますのでペット保険にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

※みんなのペット保険に移動します

この記事に関連するキーワード

関連する記事

おすすめ特集

おすすめ特集をもっと見る

おすすめブリーダー特集

みんなのペットライフでは子犬・子猫に優しいブリーダー直販を推奨しています。

シェットランドシープドッグ(シェルティ)の人気記事ランキング

ミテミテ 写真・動画特集

「ミテミテ」はペットの写真投稿や悩み相談ができるコミュニケーションサービスです。

里親募集情報特集

事情があり飼えなくなってしまったペットや飼い主がいないペットの里親募集情報を掲載しています。

てくてく ペット施設特集

「てくてく」はペット施設情報口コミサイトです。

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
みんなのどうぶつ病気大百科
犬との暮らし大百科