シェルティの特徴は?

体高:33〜41cm
体重:6〜10kg
原産国:スコットランド(イギリス)


正式な犬種名はシェットランドシープドッグですが、「シェルティ」の愛称で親しまれています。
美しい毛並みと首回りの白い毛が印象的で、風を切って走る姿はとても優美。引き締まったバランスのよい体型をしています。

シェルティはラフコリーとよく似ていて、先祖の犬は同じだと言われていますが、ラフコリーを小型化した犬ではありません。

シェルティの歴史

シェルティはスコットランドのシェットランド諸島にいる牧羊犬がもとになったと言われています。その先祖犬を他の犬種と交配させ、現在のシェルティが生まれました。
家畜が畑や作物を荒らさないよう、吠えて威嚇する番犬の役割があったそうです。

シェットランド諸島は厳しい気候で牧草地が限られており、家畜が小さかったため、シェルティも小型化が進んだのではないかと考えられています。

シェルティはどんな性格? 牧羊犬ならではの癖も

シェルティは非常に明るい性格で、人を喜ばせることが大好きです。飼い主に従順で愛情深く、子どもとも仲よくできます。

ただし、牧羊犬だったために警戒心が強く、家族以外の人には慣れにくいという特徴があります。噛みついたり吠えたりといった問題行動を起こすこともありますが、これらはしつけで抑えることが可能です。

訓練性能のいい犬なので、主従関係を築いてしっかり訓練してください。

シェルティを飼育するポイント

シェルティは小型犬ですが、体の大きさの割に体力があるため、それなりの運動量が必要となります。1回30分以上、1日2回程度の散歩を心がけてください。家族とふれあうことが大好きな犬種なので、ボールやフリスビーを使って一緒に遊んであげるといいですね。

毛量の多い長毛で、ダブルコートのため抜け毛は多めです。ブラッシングはできるだけ毎日してください。毛玉は毛並みの美しさを損なうだけでなく、皮膚が引っ張られて痛んだり、皮膚が蒸れたり、寄生虫などの温床となることもあります。

基本的にトリミングは必要ありませんが、肛門まわりや内股、足の裏は定期的にカットするといいでしょう。

健康上の注意点は?

シェルティには、甲状腺機能低下症になりやすい犬種だと言われています。
甲状腺ホルモンの機能低下によって発症する病気で、元気がなくなり、脱毛や乾燥といった皮膚症状などさまざまな症状が現れます。原因はよくわかっておらず、クッシング症候群などと併発する場合もあるようです。

残念ながら予防法はないので、早期発見早期治療がカギとなります。シェルティに気になる症状があれば病院を受診してください。

遺伝的にてんかんが起きやすいともされているので、シェルティの異常のサインを見逃さないように日ごろから観察しましょう。

まとめ

シェルティの特徴や性格・飼い方のポイントなどについて紹介しました。

シェルティは賢く従順な犬種ですが、牧羊犬ならではの警戒心の強さがあります。また、ふさふさの豊かな被毛を保つためのお手入れは欠かせません。

きちんと主従関係を築き、シェルティならではの魅力あふれる犬に育ててくださいね。
 執筆者プロフィール

シェットランドシープドッグ(シェルティ)のブリーダーについて

魅力たっぷりのシェットランドシープドッグ(シェルティ)をあなたも迎えてみませんか? 

おすすめは、ブリーダーとお客様を直接つなぐマッチングサイトです。国内最大のブリーダーズサイト「みんなのブリーダー」なら、優良ブリーダーから健康的なシェットランドシープドッグ(シェルティ)を迎えることができます。

いつでもどこでも自分のペースで探せるのがインターネットの魅力。「みんなのブリーダー」では写真や動画、地域などさまざまな条件で理想の犬を探せるほか、多数の成約者の口コミが揃っています。シェットランドシープドッグ(シェルティ)が気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

※みんなのブリーダーに移動します