スタンダードプードルの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容

スタンダードプードルの皮膚の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:尾の毛がなくなってしまいました。

飼い主からの相談

相談者:長野県 あずき&まめさん
はじめまして、アドバイスを頂きたく質問させて頂きます。
トイ・プードル2か月のですが、先日尾っぽの毛がすべて剥げてしまい
ました。他の箇所ははげてはいません。
病院に連れていってみたけど・・・
原因がわかりませんでした。
原因はなんですか?
病名は何と言う病名ですか、アドバイスお願いします。

重本 仁先生(王子ペットクリニック)からの回答

写真を拝見しましたが、何ともいえません。痒みや炎症、痛み等はありませんか?いつから脱毛しはじめたのかなど情報が少なすぎますし、診察していないので限界があります。
それに脱毛といっても様々な原因があります。検査等も必要になってくるので、主治医の先生と十分話をしてください。

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相談内容:体中に赤い湿疹

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 ともりんさん
初めまして。プードル(8ヶ月)のことでご相談させていただきます。
・5/1に始めての狂犬病の予防接種をしました。
・5/7からドックフードをかえました。(パーフェクトフィット プードル用)
・食欲がなく5/8に吐いたり下痢をしました。(1日で治りました)
・5/10の夜に目のふちやお腹、耳の中、体も赤くなっているのに気が付きました。この夜レトルトのフードのみであげたところ2袋あっという間に食べてしまいました。(食欲がないわけではなくドライに飽きてしまったのかと思っていました。)
狂犬病の副作用でしょうか?それともアレルギーでしょうか?体を掻いたりはしますが日常的にで普通にゲージから出したときなどに少し掻く程度です。アドバイスをお願いできたら助かります。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 症状や状況証拠から判断いたしまして、食物アレルギーの可能性がありえると思います。狂犬病ワクチンからは約10日離れておりますので、ワクチンの副作用は考えにくいと思います。
 しかし、この時期は色々な皮膚病が発症しやすいですので、即断せずによく状況を観察し、状態を説明できる方が病院へ連れて行ってください。動物は言葉がしゃべれませんので、状況説明が出来ない方がお連れになると、診断が不能な場合がございます。

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相談内容:ハウスダストアレルギーの場合、ドッグフードは変更すべき?

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 シロンママさん
はじめまして。Mプードル2歳♂未去勢です。
昨年から、目の周りをかゆがり、今年になり、アレルギー検査を行い、
ハウスダスト陽性(数値は250位)・ストレージマイト陽性一歩手前
食物に関しては、数値はあるが陰性(鶏3、牛・ラム1 米3)
となりました。
現在、抗生物質と低容量のステロイド剤1日半粒を飲んでいます。
現状は、目の周りの赤みは随分減ってきているのですが、まだカユミは完全になくなっておりません。
フードを数値のないものに変更したらどうかと言われ、現在サーモンとさつまいもの低アレルゲンフードというものに変えて2ヶ月たちましたが、
足先を噛む頻度は、前のフード(鶏七面鳥ラム魚米入り)より、増えた気がします。
魚のフードを食べていたら、そのうち、魚のアレルギーになるのではないかと心配です。
違うフードに変えてもいいのでしょうか?その場合、同じ魚系がよろしいのでしょうか?
病院に話をすると、療法食と言われそうで・・。経済的な問題もありますし。
宜しくお願いいたします。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 アトピー性皮膚炎の治療を考えるとき、私はアトピー性皮膚炎を2つに分けて治療計画を立てています。
1つはハウスダストや花粉などの環境アレルゲンに対するアトピー、もう1つは環境アレルゲンと食物アレルゲンに対するアトピーというふうにです。
食物アレルゲンのみのアレルギー反応を起こすのは、一般にアトピー性皮膚炎とは言わないので含めていません。
 そして、アトピー性皮膚炎の動物に食事療法を実施するのは1つの立派な治療だと私は思っています。
アトピー性皮膚炎の治療は様々な治療を組み合わせることで、1つのお薬に頼りすぎないようにするのも重要なポイントになります。
特にステロイド剤や免疫抑制剤においてはこの考え方が非常に重要です。
ステロイド剤や免疫抑制剤による副作用は投薬量に比例する傾向がありますので、投薬量を減らすための1つの手段として食事療法を併用しています。
食事療法で食物アレルゲンに対するアレルギー反応を抑えると、その分お薬の量が減り副作用を軽減あるいは避けることができます。
ただ、環境アレルゲンに対するアレルギー反応がある限り、食事療法だけで症状が全くなくなるということはないかもしれません。
この考え方は"アレルギーのコップ"という人のアレルギー性疾患の治療概念にもあります。
 しかし、食事療法を取り入れる前には必ず除去食試験を実施しておくことをお勧めします。
食物アレルゲンを調べるにあたって、血液検査では様々な限界があり、検査結果と症状に関連があるかどうかは不明なこともあります。
現在、食物アレルゲンを調べる最も信頼できる方法は除去食試験です。
この試験は食物アレルゲンを調べるだけではなく、治療を兼ねることもあります。
当院ではステロイドを減量できなかったり、中止できない動物には必ず除去食試験を実施します。
適切に実施された除去食試験は、診断と治療に十分な価値がある試験です。ぜひ、実施してもらいたいと思います。

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相談内容:皮膚を痒がります。

飼い主からの相談

相談者:静岡県 まっちゃみるくさん
はじめまして。
プードル3歳メスを飼っています。
生後45日くらいで我が家にやってきたのですが
6~8ヶ月くらい(正確な時期はわかりません)から皮膚を痒がるようになり
しょっちゅう噛んだり舐めたりして
今ではちょうどくびれの左側あたりがはげてしまっています。
痒がる部位としては脇腹・陰部・前肢付け根あたり・耳・顔です。
シャンプーは週に1回のペースでしていますが
洗って2~3日するともう体臭がキツくなっています。
病院でも診てもらいましたが、処方してもらった薬でも
完治するまでには至っていません。
現在はプレドニンとラリキシンで痒みをギリギリ抑えているという状態で
だいぶ続けていますが効果はだんだん薄れてきてしまっているように思えます。
1歳くらいの時に血液でのアレルギー検査をしてもらい
生活環境や食べる物などのアレルギー項目からアレルゲンを調べてもらったのですが
それも別の獣医師の方に言わせると「あまり信頼できる検査ではない」と言われました。
このまま薬を投与し続けても身体に悪いと思うのですが・・・
何かアドバイスをいただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。

今本 成樹先生(新庄動物病院)からの回答

今本です。
確かにアレルギー検査は、信用できる検査ではないかもしれませんが、時に、必要となる事もあります。
食餌アレルギーや、皮膚の寄生虫、その他環境からくるアレルギーに対して色々と調べて行く必要があるかもしれません。
ステロイドも使い方によっては素晴らしい薬ですけど、あまり連続して使用することは勧められていません。原因の除去まず先決であって、今回の場合には、症状が抑えられている程度です。
最近では、アレルギーに対して効果のあるような、インターフェロン療法等もありますので、そちらの方も考慮されてもいいかもしれませんね。若いうちに原因をはっきりとさせて、気分的に楽になれたらと思いますので、ぜひこれを機会に原因を探っていけばいいのではないかと思います。
おだいじに!

熊谷 大二郎先生(くまがい動物病院)からの回答

アレルギー性皮膚炎という診断でよろしいのでしょうか?
まず最初にアレルギー性皮膚炎の根治はかなり困難です。減感作療法という治療方法を試してみるのも一つだと思いますが、すべての動物病院で行っている治療方法ではありませんので、そういった治療をしている動物病院で相談されることをおすすめいたします。
根治出来なくても症状を軽減させるという目的で、生活環境から食餌も含めてアレルゲンを極力なくしてもらうことが重要だと思います。すべてをなくすことは不可能でも少なくすることで症状は軽減すると思います。そのためにもアレルゲンの検査は有用であると考えます。信頼出来る検査かどうかよりもその検査結果を上手く利用する方がいいと思います。
もう一つ、アレルギー性皮膚炎の場合、他の細菌性皮膚炎、真菌性皮膚炎を併発している場合もあります。それらの治療可能な皮膚炎の検査治療も忘れずに行った方がいいと思います。
それとプレドニン、ラリキシンの服用ですが、いずれも長期的な服用はおすすめ出来ません。状況によっては短期的に使わざるを得ない場合もありますが、プレドニンは副腎皮質ホルモンですので、重篤な副作用が出る場合があります。ラリキシンは抗生物質ですので耐性菌の出現なども心配するところです。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 アレルギー検査の結果でアレルゲンが見つかりましたか?
確かにアレルギー検査の結果だけを見て、アトピー性皮膚炎の診断や原因物質を特定すると誤った診断を下すかもしれません。
 アレルゲンとされた物質に実際に接しているのか? あるいはアレルゲンと接触する時期に症状が悪化するかなど、病歴と検査結果を比較して正しい結果が得られているかを検討する過程が欠かせません。
 たとえば、これまでに食べたことのない食べ物がアレルゲンであったり、これまでに触れたことがない物質がアレルゲンであったりするときは、それらがアレルギーの原因になっている可能性は低いと判断します。
 この解釈が適切にされたとき、アレルギー検査は有効に活用できます。アレルゲンが確定しないとできない治療もあるのですが、この治療をする際はアレルギー検査の解釈が治療結果を左右します。
ですから、私達は結果と症状を比較することの大切さを実感しています。
 しかし、文面からはアレルギー以外の併発症がないかどうか検討する必要がありそうです。
シャンプーをして2-3日後に体臭がきつくなったり、プレドニンの効果が弱いときは必ず診断を感染症や食物アレルギーなどの併発症がないかどうかを調べてあげましょう。

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相談内容:食物アレルギー

飼い主からの相談

相談者:東京都 Loverinさん
はじめまして。
どうのように対応したら良いか解らず困っています。アドバイスを頂きたいと思います。
トイ・プードル 2歳8ヶ月 女の子です。
今年の5月頃からよく手・足・顔を掻いたり、舐めたりしていました。
掛かりつけの獣医さんに見てもらいました。ご飯を食べた後に顔を拭いてあげることとお薬を頂きました。その後、少し良くなりましたが、手・足の舐めていたところが剥げてしまっていました。また手・足・顔を掻いています。
左後ろ足の付け根の辺りが、剥げていて皮が剥けています。(人間が日焼けをした後に皮が剥ける感じです)
獣医さんは、「ここが一番重症なんだよなあ」と言っていました。
これは皮膚病になっているのでしょうか?
始めは獣医さんも「蚤かダニかな」と言っていたので、蚤ダニのお薬を月1回付けていただいています。それでも、痒いのが取れないので「食物アレルギーかな?」と言う事で先週の土曜日から食事を「食物アレルギー」のご飯に切り替えました。それでも、変わらないようだったら血液検査をすることになっています。
以前よりは、掻く回数は減ったかな?といった感じです。まだはっきりとはしていません。
そのご飯がおいしくないのか(私にも臭いがきついです)全然食べてくれません。野菜などを温野菜にしてご飯に混ぜると少しずつですが、食べてくれました。
アレルギー食はみんな同じなのでしょうか?
また、アレルギーの原因が解らないので食事やおやつを選ぶ際はどうしたらよいでしょうか?
宜しくお願いします。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

血液検査で、アレルギーを起こしている原因物質(アレルゲン)が判ります。ただし、アトピー体質ですと、このアレルゲンは20数種類に及びことが有ります。こういう状況ですと、餌を含めて環境からアレルゲンを排除できません。
従って、カユミを軽減する薬物(抗ヒスタミン剤)を処方します。副腎皮質ホルモン剤は使いません。カユミ軽減の目標は初診時のカユミの50%程度軽減することとします。飼い主も犬もともに我慢が出来る程度とします。こうすることで副作用の少ない治療が生涯にわたって可能となります。抗ヒスタミン剤は2種類くらいを併用することで、確実な効果が期待できます。獣医師によくお尋ねになって下さい。

今瀬 覚 先生(アン ペット クリニック)からの回答

こんにちは。まず、食餌アレルギーに関してですが、判定に一番有効なのは自家食によるものです。現在の血清アレルギー検査では、食餌抗原の特定はできません。(食餌以外のアレルギーの判定には、有効です)判定には、今までに何度か食べた事のある食材は全て除きます。つまり、ドックフードに含まれる、例えば、鶏肉とか米とかを除いて、その他の蛋白質と炭水化物を調理して与えるようにします。もちろん、おやつ等も同様です。つまり、今までに食べた事の無いお肉やお魚等を2~3種類と炭水化物(ポテトやかぼちゃ等)を7:3位の割合で調理して与えます。これを、1~2ヶ月位続けて症状の改善があるかどうかで、食餌アレルギーの判定をすることになります。2ヶ月以上続けても全く症状の改善が見られない場合、食餌アレルギーの可能性は、否定できるでしょう。処方食のアレルギー食は、色々な種類がありますが、判定用の食餌としては、自家食に劣りますので担当医とよく相談して決めてください。

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