パピヨンの便・肛門の異常に関する獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

パピヨンの便・肛門の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:覚悟してますが・・・

飼い主からの相談

相談者:富山県 ファーギーさん
はじめまして、アドバイスお願いします!11歳のメスでパピヨンです
肛門腺が腫れて病院にかかりました。一週間化膿止めを飲みましたが腫れが引かず腫瘍だと診断されました。
歳なのですが血液中のカルシュウム?はしっかりしてると言う事で今週金曜に手術になりました。
が独自に調べていたらメスの場合は悪性が多いらしく万が一悪性なら手術しても転移したりするんですよね???
母が手術してダメなんだったらしない方が良いのでは?と言い出して・・・私はダメでも最善が手術なんだったらやってみよう!と言っていますが・・手術してなお悪化したりはしないでしょうか?
決めてはみたものの、すごく心配です・・・
排便なども普通に出来るのですか?最近便も黒いです・・・
術後の生活の変化などアドバイス頂けたらありがたいです

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 肛門周囲腺の腫瘍は圧倒的にオスに多くこの場合はほとんどが良性です。メスの発生例は少ないのですがひとたび発生した場合には確かに悪性の場合が多く見受けられます。
 例え悪性でも手術をしませんと大きく育って行き、やがて潰瘍を起こし痛みや出血が起こり排便が非常に困難になります。手術で摘出しきれるようであれば手術を受ける事をお勧めいたします。
 判断に迷われているようであれば、バイオプシー(生検)だけでも先に行い病理検査の結果を見てから手術を受けるかどうかを決断するのも一法だと思います。

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相談内容:便の量

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 marie_yoneさん
一ヶ月ほど前からパピヨン雄6歳が、便の量が一日に6~7回あり、そのせいか食欲もあってよく食べるのにやせてきてしまいました。
便の色も以前に比べ黄色くやわらかめです。回数だけでなく、量もたくさんでます。
ほかの犬は同じえさでも 普通の便の量 (2回くらい)です。
便の量が異常にふえるというのは、何かお腹の病気なのでしょうか?
アドバイスをお願いします

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 ほとんどの場合は、あまり心配の無い消化不良や、腸内細菌のバランスの崩れや、季節の変わり目などによる下痢ではございますが、重要な病気による症状であることも考えなければいけません。
 消化管に分泌される消化酵素や胆汁の量が必要量に満たなくなりますと、今回のように便の色が黄色くなったり回数や量が増えます。また、便のにおいも通常と異なり酸味のある発酵臭に変わります。
 この場合には治療をしませんと脂性の栄養素が吸収できなくなりますので、徐々に衰弱してしまいます。源疾患がある場合にはそれ自体も治療しなければいけませんし、対症療法も必要です。
 大まかな推定としては吸収不良性症候群が疑われますが、その中には多種類の病態が混在し、稀には膵臓や肝臓の大きな病気が隠されていることもございます。
 日単位の緊急性はございませんが、早急な鑑別診断が必要です。便を持って動物病院へ行ってください。
 お大事にしてください。

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相談内容:脱腸の手術について

飼い主からの相談

相談者:岡山県 かなちんさん
はじめまして。先生方のアドバイスを頂きたく思い質問させていただきます。パピヨン9才、オスです。半年ほど前より便が細く、1回の便の量が少なくなり、回数が増えました。最近では便をする時、痛がって悲痛な泣き声をあげはじめました。心配になり近く動物病院で診てもらうと「脱腸」と診断されました。さらに「袋が破けている。手術をしたほうが良いでしょう」と言われました。うちの犬はよく吠えるのですが、よく吠える犬は「脱腸」なりやすいと聞き、去勢手術をすれば幾分吠えなくなるので去勢手術と脱腸の手術を進められました。実は10/20に自分の尻尾を噛んでしまい、切断手術を行ったばかりで、一度に複数の手術を行った時の犬への負担を考えると大変心配です。一度に手術をしても大丈夫でしょうか?年と共に術後の回復を考えると早いうちにした方がいいのでしょうか?尻尾が治ってから手術を行うということで、今は便をやわらかくする薬を処方されていますが、それまでの間、食事療法などわたしが犬の為に出来ることはありますか?。まだレントゲンとかもとってないのですが「脱腸」の手術とは一般的にどのように行うのでしょうか?よろしくお願い致します。

東山 哲先生(ひがしやま動物病院)からの回答

かなちんさん,こんにちは。
脱腸はお話からすると会陰ヘルニアのことでしょう。お尻の筋肉が男性ホルモンの影響で薄くなってしまい,吠えたり,咳をしたり,便をするのにいきんだりすることで筋肉が裂け,腸や脂肪,膀胱などが皮下に出てきてしまう病態です。
治療は担当の先生のおっしゃる通り,脱腸の手術と去勢手術を同時に実施することが普通です。
脱腸【会陰ヘルニア】の手術法はいくつかありますが,裂けた部分をふさぐための筋肉の量(薄くなっているので基本的に少ない)がどのくらい残っているかによります。裂けた部分を縫い縮めることが困難であれば,他の部分から筋肉や組織を移植することもあります。穴をふさぐための人工材料を使用した術式もありますが,再発が多くあまりお勧めできません。
手術の直前にレントゲンや超音波検査を実施しておおよその予定を立てますが,実際は開けてみて変更になることもあります。
会陰ヘルニアだけでしたら,なるべく早く手術したほうが良いのですが,断尾手術の後ということもあり,回復を待ってというのが賢明でしょうね。
自宅で出来るケアとしては,軟便で断尾手術の傷が汚れないようにすること,安静にすること,排尿・排便の様子をみて変化があれば病院へ連れて行く,などです。食事の内容については病院の先生に指示してもらうと良いでしょう。
一番大変なのはチビ君です。手術のあとは入院になるでしょう。チビ君のストレスを癒せるのは飼主さんだけですから,今一番大事なのはそういったことかもしれません。
チビ君頑張って!
お大事になさってください。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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