中型犬の基準は?

そもそも中型犬とは、どのような犬を差すのでしょうか?
日本のペット業界では、慣習的に犬を「小型犬」、「中型犬」、「大型犬」の3種類に分類して扱うケースが多いです。しかし、実は各犬種がどのカテゴリに入るのかは、厳密に定められているわけではありません。

日本の血統登録機関であるJKCでは、犬種ごとにスタンダードとなる体高、体重の基準を設けています。ところが、「小型犬」、「中型犬」、「大型犬」などのように、サイズによって犬種のカテゴリ分けをしていないのです。
よって、この3つの区分けは、ドッグラン、ドッグカフェ、トリミングサロンなどの施設、またペット関係のメディアサイトによっても定義が異なります。
例えば、日本犬としてお馴染みの柴犬は、「中型犬」に分類されることもあれば、「小型犬」として扱われることも少なくありません。

中型犬の特徴・飼育上のポイントは?

実は定義があいまいな中型犬ですが、ここに分類される犬たちはどんな特徴を持っているのでしょうか?

中型犬の寿命

一般的に、大型犬より長く、小型犬より短い傾向にあります。
ちなみに、子犬が成犬になるスピードは大型犬よりも早く、逆に老化のスピードは緩やかになります。人間の年齢に換算すると、中型犬は1歳で17歳になり、5歳で36歳、10歳で56歳になる計算です。

必要な運動量

小型犬よりも多く、大型犬よりは少ない傾向です。1日の散歩の目安は、小型犬の場合30分~1時間、大型犬の場合は2時間程度となりますが、中型犬はその中間ぐらいが目安になります。
しかし、同じ中型犬にカテゴライズされるボーダーコリーブルドッグでは1日のお散歩時間に違いがあり、必要な運動量は犬種による部分も大きいです。

飼育のメリット

中型犬の場合、大型犬を飼うときのような広いスペースを必要としません。また、食べる量も大型犬よりは少ないため、エサ代の負担も軽くなるでしょう。
また、トリミングサロンやペットホテルのようにサイズによって料金が異なるサービスにおいても、利用料金を押さえられるメリットがあります。

飼育の注意点

愛玩犬として品種改良されてきた小型犬とは異なり、中型犬の多くはもともと猟犬や使役犬として活躍していた犬たちです。自立心に富んでいる反面、無駄吠え、噛み癖などの問題行動を起こしやすい傾向もあります。
飼い主と犬が互いにストレスなくらすためには、きちんとしたしつけが重要です。

人気の中型犬は?

フレンチブルドッグ 

ユニークな“鼻ぺちゃ顔”と、がっしりとした体格が特徴の家庭犬。一見コワモテな印象ですが、家族に対しては愛情深く平和的な性格で、無駄吠えも少ない傾向にあります。
中型犬のなかでは必要運動量が少なく、短毛のため比較的お手入れの時間もかかりません。
短頭種(鼻が短い犬)の特徴から、夏の暑さに弱いため、熱中症には十分注意が必要です。

おすすめのフレンチブルドッグの子犬

ブリーダー情報から、グループサイト 『みんなのブリーダー』子犬紹介ページへと移動します。 2024年04月29日更新
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コーギー

正式な登録名は「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」。イギリス王室の犬としてもお馴染みの胴長短足犬です。
中型犬としては小さい部類に入りますが、もともとは牧羊犬として活躍していたことから、驚くようなスタミナを見せる活動的な一面もあります。
基本的には友好的な性格で人間と一緒に遊ぶことも大好きですが、犬によっては無駄吠えが多いことも。吠え癖をつけないためには、子犬時代からのしつけがカギになります。

おすすめのコーギーの子犬

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ビーグル

世界的な人気キャラクター「スヌーピー」のモデルになった犬として知られるビーグル。かつてはイギリスで “小さなハウンドドッグ”と呼ばれていた猟犬です。
集団で狩りをしていた習性から、ほかの犬と仲良くできる友好的な性格である一方、子どもなどに過度に構われるのはあまり好まないようです。
猟犬らしく、かなりの運動量を必要とします。また肥満になりやすいため、1日1時間の散歩は欠かさず行ってください。

おすすめのビーグルの子犬

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アメリカンコッカースパニエル

イギリスで鳥猟犬として活躍していた「イングリッシュコッカースパニエル」が祖先で、アメリカに持ち込まれ愛玩犬として改良されました。
性格は明るく、飼い主によく懐き、野外での運動も大好きです。
大きな垂れ耳とシルクのように輝く毛並みが特徴で、足元に向かって裾広がりになるようなカットが人気です。美しい被毛を保つためには、毎日のブラッシングが欠かせません。

おすすめのアメリカンコッカースパニエルの子犬

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ボーダーコリー

古くはイギリスのスコットランドの牧羊犬として暮らしていたボーダーコリー。犬のなかでも大変頭が良く、洞察力や状況判断力に優れています。
バランスの取れた体格をしており、運動能力・耐久力も抜群です。現代においても、ドッグスポーツで活躍している犬が多いのもうなずけます。
とても賢く活動的なため、運動が足りないとストレスを溜めてしまうことも。毎日の散歩に加えて、頭を使わせる遊びを取り入れるといいでしょう。

おすすめのボーダーコリーの子犬

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ブルドッグ

“ブル・ベインディング(牛に噛みつく)”と呼ばれる見世物で使われていた闘犬を、家庭犬として改良したのが、現在のブルドッグです。
がっしりとした体形と下あごの突き出たいかつい見た目に反して、飼い主への愛情が深くユーモラスに溢れた性格です。
運動量は多くありませんが、肥満防止のために毎日30分~1時間程度のスローペースな散歩を行いましょう。また、やや頑固な性格のため、しつけには根気が必要です。

おすすめのブルドッグの子犬

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ウィペット

小さな頭にスラリと伸びた手足が特徴のウィペットは、「グレーハウンド」を祖先とするハウンド種です。
無駄な肉をそぎ落した身体から繰り出される美しい走り姿が魅力の一つで、古くは庶民の娯楽である小さなドッグレースで活躍していました。
とても走ることが好きな犬であることから、毎日の散歩にはジョギングを取り入れられるとベストです。また、冬の寒さには極端に弱いため、服を着せるなどといった寒さ対策は必須になります。

おすすめのウィペットの子犬

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日本スピッツ

洋犬であるスピッツ種やサモエドをルーツに持ち、日本で育種が進められた犬種です。
真っ白な長毛に覆われた姿が愛らしく、日本スピッツブームが盛り上がっていた当時は、JKC登録数ナンバーワンとなった人気犬でした。
無駄吠えの多い犬として敬遠されることもありましたが、現在では穏やかな性格のスピッツも増えてきました。毎日十分な運動時間を取り、ストレスを解消してあげることで、精神的に落ち着いた飼いやすい犬になります。

おすすめの日本スピッツの子犬

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甲斐犬

日本の甲斐地方(今の山梨県)に土着した犬で、日本犬の一つに数えられます。
山岳地帯で鹿狩りに使われていたことから、荒野にも負けない足腰とタフさが特徴です。愛玩犬としての品種改良は好まれず、現役の猟犬として活躍している犬でもあります。
性格はまさに「一代一主」を体現するような忠実さがあり、飼い主以外に懐きにくい傾向です。家庭犬として育てるには、子犬時代からのしつけと社会化が重要になるでしょう。

おすすめの甲斐犬の子犬

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まとめ

物覚えがよく、運動好きな犬種が揃っている中型犬。小型犬と大型犬のちょうどよいところを取ったような飼いやすさが魅力です。
犬種のバリエーションも豊富ですので、ぜひあなたのお気に入りの中型犬を見つけてくださいね。
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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