誕生~生後6カ月:猫の年齢(月齢)は「歯の生え方」で見分ける

生まれて間もない子猫の年齢を見分けるのは簡単です。歯が生えていない、目が開いていない、しっかり立って歩けない……など、まさに赤ちゃんらしい特徴が見られます。

生後間もない子猫は体温調整もミルクを自力で飲むことも難しいので、まず温かいタオルで子猫の体を温めましょう。子猫用のミルクをスポイトなどでゆっくり与えるようにします。

生後1~6カ月の子猫

この頃の子猫は、歯の生え方で見分けます。小さな歯が生え始めていたら生後1カ月は経過しているので、離乳食が食べられるようになります。
乳歯が生えそろっていたら生後3カ月以降の目安となります。離乳食から普通の猫用ご飯に切り替えましょう。

生後3~6カ月の子猫の大きな特徴は、「乳歯から永久歯に生え変わる」という点です。猫らしいりりしい顔つきなら、生後6カ月を過ぎていると見てよいでしょう。

生後6カ月~1歳:「被毛の生え変わり」と「発情」が猫の年齢を見分ける

生後6~9カ月にかけては、体も大きく成長し、綿毛のようなふわふわした毛からサラサラした猫らしい毛に生え変わります。

9カ月を過ぎた猫に見られる特徴として、まずメスの場合は初めての「発情」があります。オスも1歳を迎えるころには生殖可能な状態に成長します。去勢や避妊手術をするなら、この時期に決断したほうがよいでしょう。

生後1~6歳くらいの成猫は「毛艶」で見極め

子猫時代は歯の生え方で、年齢を見分けてきましたが、大人の猫は主に毛並みの様子でおおよその年齢を見分けることができます。

2~4歳までは、最も毛艶がよく手触りもとても滑らかな、猫らしい毛並みがキープされる時期。目が澄んでいて、にごりなどは見られません。6歳くらいまでの猫は動きも活発で、好奇心旺盛です。

7歳以上のシニア猫は「体全体の様子」で年齢を見極めて健康維持

歳を重ねた猫にとっての年齢の見分け方は「体全体の様子」を観察することで、判断します。老猫の身体的な特徴として「白髪が増える」「肥満」「病気にかかる」「歯の色素沈着」などがあげられます。そういった兆候が見られたら、老年期にさしかかったと見ていいでしょう。

また、運動量が減るので激しい運動などをしなくなります。今まで大好きだったおもちゃに関心を示さなくなったり、寝ている時間が増えたりしても老化の表れです。

毛の艶がなくなってボソボソという感じになってきたり、ヒゲの本数が減ったりしたら高齢、8歳以上と考えられます。えさを高齢猫用に変更したり、定期検診を受けたりして健康維持と穏やかな老後に備えてあげましょう。

まとめ

猫の年齢について、大まかではでありますが見分けられるポイントを紹介してきました。生後6カ月までは歯の生え方、1歳までは被毛の生え変わりや発情、6歳までの成猫は毛艶や運動量、6歳以上の老猫は白髪や肥満などの身体的特徴や健康面での症状を通して判断ができます。それぞれの年代に合わせた飼い方や健康管理へと役立てましょう。
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『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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