犬のためにマットやカーペットは敷いたほうがいい?

洋室で犬を飼うとき、マットやカーペットは必要になるグッズです。

現在は愛玩犬として飼われている犬でも、ルーツをたどるともともとは猟犬であった、というのはよくある話です。小型犬でも驚くほどの跳躍力があり、活発で元気に走り回る犬も多いです。

そんな犬たちの足の裏側を見てみると、肉球の間にも毛が生えていることが分かります。肉球が乾燥したり、足裏の毛が伸びたりすると、足を滑らせる原因になります。
特にフローリングの床は滑りやすく、関節を痛めるケースや、ひどい場合は骨折や椎間板ヘルニアを引き起こす原因にもなります。

マットやカーペットを敷いたほうがいい場所は、犬が走ったりジャンプしたりすると滑りやすい箇所です。玄関から続く廊下や曲がり角、階段、犬が飛び乗る場所(ベッドやソファー)の周辺は特に注意したいポイントです。
畳張りの床は滑りにくいため、わざわざカーペットを敷く必要はないでしょう。

犬用のマット、カーペットの選び方

犬のために床に敷くマットやカーペットはどのように選べばいいのでしょうか? ここで紹介する4つのポイントを押さえましょう。

①簡単に洗える

犬を飼っていると、どうしても毛が抜け落ちたり気になるニオイが付きやすかったりします。さらに子犬の頃は、粗相で汚れてしまうのもよくあることです。
そんなときでも、汚れた部分を取り外して洗える、または洗濯機で簡単に丸洗いできるものだと便利です。

②表面が滑りにくい、裏側に滑り止めが付いている

犬が上を走ったりジャンプしたりしても、滑りにくい素材というのも重要なポイントです。また、マットやカーペットが滑りにくいことに加えて、裏側に滑り止めが付いているなど、マット自体が床からズレないかかどうかという点も考慮しましょう。

③爪が引っかかりにくい

犬の爪は伸びるスピードが早く、また猫のように爪をしまうことはできません。そのためカーペットなどに爪が引っ掛かりやすく、転倒やケガの恐れがあります。
毛羽立ちが少なく、引っ掛かりがないカットパイルがおすすめです。ループパイルを選ぶときにも、毛足が短いものを選びましょう。

④厚みがある(防音効果)

集合住宅の上の階で犬を飼うとき、案外気になるのが犬の足音です。厚みがあるマットやカーペットを敷けば、犬の足音はかなり軽減できます。また万が一犬が転んでも痛みが少なく、ケガをしにくいという利点もあります。

おすすめの犬用マット、カーペット

素材の種類やカラーバリエーション、サイズも豊富なペット向きなマットやカーペット。
「たくさんあって悩んでしまう」という飼い主さんのために、おすすめの商品を5つ紹介します。用途やインテリアに合わせて、お好みのものを選びましょう。

リッチェル やさしいペットマット フリースペース用

みんなのペット健康専門店 やさしいペットマット フリースペース用

アンモニア臭カット効果、洗濯機で丸洗いなどペットを飼っているおうちにはうれしい機能がたくさん。ハサミでカットして好きな大きさに調節できるのも高ポイントです。

サンコー 撥水タイルマット

薄くてズレにくく、汚れにくいと3拍子揃ったタイルマットです。表面は撥水加工により汚れに強くなっており、また裏面にはフローリングにぴたっと吸着する素材を使用しています。

ハサミで簡単に切れるので、動かしにくい家具回りのカバーもOK。お好きなスペースに。
カラーバリエーションは、ベーシックカラーのブラウン、ベージュ、アイボリー、グレー、ダークグレー。さらにカラフルなオレンジ、ブルー、グリーン、ローズもランナップされています。
みんなのペット健康専門店 撥水タイルマット

撥水加工で粗相の掃除も簡単。カラーバリエーションが豊富で、インテリアに合わせて選ぶことができます。

おくだけ吸着 滑らない 防水 犬用保護マット

フローリングに置くだけで、床のキズやペットの足腰への負担を軽減してくれるカーペット。暑い夏場でもひんやりと心地よく過ごせる冷感素材です。薄型なので扉の開閉もラクラクで、ペットがつまずくこともありません。ハサミでカットすればさまざまなスペースで活用できます。
ベーシックなブラウン、ベージュカラーに加えて、シックなインテリアにも似合う大理石風、ナチュラルな風合いが優しいウッド調もラインナップされています。
Amazon おくだけ吸着 滑らない 防水 犬用保護マット

滑り止め効果があり、掃除も簡単な犬用保護マットです。ウッド調や大理石風の柄があり、部屋の雰囲気を壊したくないという方にぴったりです。

ジョイントマット カーペット

マット同士を繋ぎ合わせて使うジョイントタイプのマット、カーペット。軽くてソフトな素材で肌触りもよく、小さなお子様がいるご家庭にもぴったりです。
夏場はさらりと涼しく、冬場は柔らかく温かみを感じます。床暖房やホットカーペットの上でもOK。抜け毛が絡むこともないため、毎日のお掃除のラクラクです。
「ノンホルムアルデヒド素材」を採用することで、ペットの健康面にも配慮しています。
カラーはワイン、グリーン、ピンク、ブラウン、アイボリー、グレーの6色展開です。
Amazon ジョイントマット カーペット

厚みがあるジョイントマット。クッション性に優れているので、犬の足腰の負担軽減のほかに、防音効果も期待できます。

サンコー 折り曲げ付階段マット

普通のマットでは使いにくい階段をカバーする専用のマットです。置くだけでしっかり吸着し、ペットが駆け上がってもズレる心配はありません。
汚れたときも丸洗いOK。簡単に貼って剥がせるタイプで、床面を傷つけません。
直線の階段のほか、らせん階段にも使えます。サイズが合わない部分は、ハサミでカットして自由にサイズや形を変えられるので便利です。
みんなのペット健康専門店 折り曲げ付階段マット

階段用の滑り止めマットです。階段を昇り降りするペットがいる家庭におすすめ。デザインも4種類あり、色やペットに合わせて選べます。

マットやカーペットのお手入れ方法

犬を室内飼いしているとき、どうしても気になるのが抜け毛の問題ですよね。さらに、粗相や嘔吐などでマットやカーペットが汚れてしまうのはよくあること。お部屋をいつでも清潔に保つためのお手入れ方法を押さえておきましょう。

抜け毛の取り方

マットやカーペットに犬の細い毛が入り込んでしまうとなかなか厄介です。抜け毛掃除をするときは、まず絡まった毛を取り除き、掃除機をかけるのがコツです。
毛を取り除くためには、抜け毛専用のお手入れグッズのほか、台所用のスポンジやゴム手袋で床の表面を擦るのも有効です。目立つ部分の抜け毛は、コロコロクリーナーやガムテープで取り去りましょう。

粗相や嘔吐をしたときの掃除方法

放置するとイヤなニオイの発生源になってしまう粗相や嘔吐による汚れ。トイレトレーニング中の子犬は、粗相のニオイが付いてしまった場所をトイレだと勘違いしてしまうこともあります。
汚れに気付いた時点で、手早くニオイまで拭い去ることを心がけましょう。トイレットペーパーやペットシーツでの乾拭きと水拭きを上手に使い分けるのがコツです。

まずはトイレットペーパーや新聞紙で固形物を取り除き、カーペットやマットにしみ込んだ水分も大まかに拭き取りましょう。
次に汚れの部分にペットシートをかぶせて、上から軽くたたくようにして吸い取ります。汚れが深くまでしみ込んでしまっているときは、シートの上に重しを乗せた状態で少し放置してください。
汚れが吸い切れたら、固く絞ったタオルなどで水拭きをしましょう。仕上げに消臭スプレーを使う方法もありますが、汚れが中途半端に残っている状態だと効果も半減してしまいます。

まとめ

犬にマットやカーペットが必要な理由や、おすすめ商品、上手なお手入れ方法について解説しました。
犬の室内飼いに適したマットやカーペットには、毛足のタイプやカラーバリエーションも豊富にあります。ぜひインテリアの雰囲気やお好みに合わせて、ぴったりのものを選んでみてくださいね。
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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