犬と雪遊びができるのはどんな場所?

犬と遊べる専用スペースや有料の施設、入場無料の公園など、雪遊びスポットは意外にもたくさんあります。

犬と雪遊びができる場所

  • スキー場
    雪遊びの定番スポットともいえるスキー場ですが、なかにはドッグランや犬専用スペースなどを備えている施設があります。「犬と冬を楽しみたい」という飼い主さんに向けて、愛犬と一緒に参加できる雪遊びイベントを企画しているところも。ぜひWebサイトなどをチェックしてみてくださいね。

  • ドッグラン
    春から秋にかけては通常のドッグランフィールドとして運営しているところでも、雪が降ると雪遊び場として開放している場合があります。とくに雪が多く降る地域の施設では、雪遊びイベントを開催しているケースも少なくありません。雪国住まいの方は、いつものドッグランで雪遊びができるか確認してみるとよいでしょう。

  • 河川敷・公園など
    スキー場やドッグランなどの専用施設に行く場合、遠出のための交通費や利用費がかかるケースがほとんどです。もっと気軽に雪遊びをしたいという方は、普段のお散歩コースや身近な公園などで雪遊びができる場所を探してみてはいかがでしょうか。
    普段のお散歩と同様に必ずリードをつけ、危険なところには近づけないようにしましょう。

  • じわじわキテる?愛犬とのスノーシュー
    深雪が積もる山や森を散策する「スノーシュー」。冬の大自然を満喫できるとあって、アウトドア派にはピッタリです。スキー場など、愛犬と一緒に体験できるプランを提供しているところも増えてきています。気になる方は要チェックです!

愛犬と気軽にできる雪遊び3つ

犬と一緒にできる雪遊びには、どんなものがあるのでしょうか? 道具がなくても気軽に楽しめる雪遊びを3つご紹介します。

雪玉キャッチ

雪合戦のように手のひらで軽く握る程度に雪玉を作り、ボール遊びの要領で愛犬に向かって投げるだけの簡単アクティビティ。雪玉キャッチの場合も口のなかで雪が崩れる感覚や、キャッチしきれず落ちた雪玉が地面の雪に埋もれる様子に大興奮する愛犬の様子が見られるでしょう。

注意点は、雪玉を硬くしすぎないこと。また、キャッチした雪玉を食べ過ぎてしまって、おなかを壊してしまう子もいるので、やりすぎは禁物です。

宝探し

きれいに雪が積もっている場所を見つけたら、宝探しにチャレンジしてみましょう。雪のなかにおやつを詰めたコングを埋め、犬に探させるゲームです。狩猟本能と知的好奇心を満たせるため、遊び好きの犬におすすめ。

お宝を隠す前には、必ず犬をおすわりさせ、目の前でコングにおやつを入れるのがポイントですよ。
みんなのペット健康専門店 コング

なかの空洞におやつを詰めて使用する大人気のおもちゃです。トレーニングはもちろん、お留守番や来客時などおとなしく過ごしてもらいたいシーンにも大活躍!専用ペーストもあります。

みんなのペット健康専門店 コング レバー味ペースト

大人気おもちゃコングの専用ペースト。エアゾールタイプで注入しやすく、食いつきも抜群です。

追いかけっこ

「犬は喜び庭駆けまわり♪」という童謡の一説が有名ですが、真っ白に積もった雪のなかを走り回ることが大好きな犬は多いです。

勢い余って、深い雪のなかにダイブしてしまうことも。一緒に追いかけっこする飼い主さんにとっても、冬場の運動不足解消によさそうですね。

愛犬との雪遊びで注意したいこと

ケガなく安全に雪遊びするためには、以下のようなポイントに注意しましょう。

寒さ対策をしっかりしよう

雪が積もる野外で遊ぶ際は、飼い主とともに犬の寒さ対策もしっかりと行う必要があります。最近では、防寒、防水、撥水加工のある犬用の服がたくさん売られており、デザインも豊富です。犬種や大きさに合わせて選んでみるとよいでしょう。

肉球トラブルに気を付けよう

犬にとって非常に重要な器官である肉球。むき出しの肉球で氷や雪の上を歩くことは、思わぬケガを引き起こすことも。雪の下に隠れた植物や木の枝などで肉球を傷つけてしまったり、融雪剤を踏むことで肉球が荒れてしまったりといったトラブルがよくあります。

犬用として販売されている靴や靴下を履かせることで、肉球のケガ、しもやけや融雪剤による肌荒れなどのトラブルが防げるのでおすすめです。

足になにかを付けられることを嫌がる犬もいますので、最初は室内で履かせることからはじめ、徐々に慣れさせていきましょう。

犬の体に絡みつく雪玉のケア

愛犬と雪のなかを駆け回って帰宅したら、手足が雪まみれに……というのはよくある話。とくに雪玉が絡みつきやすい長毛種は注意が必要です。雪玉が被毛に絡むことで体温を下げる恐れがあります。また、毛が絡んだまま引っ張ると犬に痛い思いをさせてしまうため、注意が必要です。

プードルや、コッカースパニエル、シュナウザーといった長毛種は、雪玉ができやすい犬種です。雪のなかでもOKの防寒・防水服をうまく活用しましょう。

雪遊びが好きな犬種、苦手な犬種

「犬=雪が好き」と考える人は多いですが、実はすべての犬が雪遊びを好むわけではないのです。雪遊びが好きな犬種、苦手な犬種を見ていきましょう。

とくに雪遊びが好きな犬種

  • サモエド
    全身真っ白な長毛に覆われた“もふもふ犬”。シベリア原産で、古くはトナカイの警護やそり引きで重用されていました。雪のなかでの活動に適した皮下脂肪と豊富な体毛を備えており、真冬の極寒にも耐えられます。

  • シベリアンハスキー
    輝く被毛が美しい大型犬。シベリア原産で、「犬ぞり」の引手として有名なだけに雪は大の得意です。

  • バーニーズマウンテンドッグ
    大きな体と大らかな心を持ったマウンテンドッグ。スイス原産で、山岳使役犬として活躍した歴史を持ちます。

  • ポメラニアン
    家庭犬としても人気の小型犬。サモエドやジャーマンスピッツといったそり引き犬の血を継いでおり、寒さに強く活発です。

  • グレートピレニーズ
    真っ白な被毛の超大型犬。スペインとフランスに跨るピレネーの山岳地帯で番犬として活躍していた犬種です。

  • セントバーナード
    スイスの雪中遭難救助犬として使役していた大型犬。がっしりとした体格の持ち主で、深い雪のなかの歩行も難なくこなします。

寒いのが苦手な犬種

雪遊びが好きな犬の多くが北国出身であるのに対し、温暖な地域で生まれた犬種や短毛種、シングルコートの小型犬は寒さに弱い場合が多いです。

<主な犬種>
チワワトイプードル、ヨークシャーテリア、イタリアングレーハウンドウィペットミニチュアピンシャーなど

雪遊び後のケア

雪遊び後の犬は、全身濡れて雪玉を付けており、そのままにしておくのは禁物です。たっぷり遊んだあとは、しっかりケアしてあげましょう。

ケガのチェックをしよう

夢中で遊んでいるうちに、肉球などに傷を負っていることがあります。出血や皮膚の裂傷などが見られないか、全身チェックしましょう。

濡れた体はしっかり乾かして

全身を丁寧にタオルドライしたあと、必要に応じてドライヤーを使います。濡れたままの状態は体調不良や体臭の原因になりますので、しっかりと乾かしてください。

雪玉の落とし方

長毛種の場合、毛に雪玉が絡んでしまうことが多いもの。無理に引っ張るのではなく、スリッカーブラシやコームを使ってブラッシングをする要領でケアしましょう。ドライヤーの熱で雪をとかす方法もおすすめです。

肉球の保湿をしよう

冬場は肉球が乾燥しやすい季節です。専用の「肉球クリーム」のような犬が舐めても大丈夫な素材を使用した保湿剤で、大切な肉球を保護してあげてください。
みんなのペット健康専門店 Apple Care メンテナンスクリーム

オリーブオイルや蜜蝋など犬が舐めても大丈夫な素材を使った、肉球ケアクリームです。リンゴのさわやかな香りに飼い主さんも癒されること間違いなし!

まとめ

愛犬と雪遊びを楽しむための方法や、注意点について解説しました。
寒い冬だからこそできる雪遊びは、愛犬との信頼関係を強める絶好の機会でもあります。愛犬とウィンタースポーツを楽しみながら、寒い冬を乗り切りましょう!
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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