聖書やコーランにも登場する最古の犬種

サルーキは現存する飼育犬種のなかで最古の犬種です。中東で生まれ、古くは紀元前8000年前の壁画にサルーキに似た犬が描かれているとのこと。コーランにはサルーキを犬ではなく「アラーの神が恵んでくれた贈りもの」と記してあり、聖書に「犬」と書かれていたときはサルーキを指しているそうです。
長きに渡り人の手が加えられていないため、太古の姿をそのまま残している犬種と言われています。

体高はオス58~71cm・メス55~59cm、体重はオス20~25kg・メス14~22kgと、体高のわりに軽量で、オスよりメスがかなり小さいのが特徴。華奢でやせすぎに見えますが、あばら骨が浮いて見えるほどスリムなのがサルーキの標準体型です。

一般的にサルーキというと耳の長い毛を想像しますが、サルーキの被毛のタイプは2種類。耳やしっぽ、四肢に長い飾り毛があるフリンジ(またはフェザー)と、全身が短い毛で覆われたスムースがいて、どんな毛色も認められています。

優雅な姿から考えられないほどのスピードと持久力があり、飼うときは広い場所で自由に走らせる機会が必須です。

サルーキはまるで「大きな猫」のよう

サルーキは群れで狩りをしていたため、仲間意識が強いが強い犬種です。飼い主や家族と一緒に過ごすことを好み、多頭飼いにも向いています。飼い主や家族に危機が迫ったときには守ろうとする姿勢を見せるでしょう。
しかし、「なでて」と催促したりくっついたりするわけではなく、付き合い方はあくまで距離を保ったもの。

知能は高く飼い主の言うことをよく理解しますが、従うかどうかはそのときのサルーキの気持ち次第。意志が強く、一般的な犬のように主従関係を築くのが難しい犬種です。だからといって始終いたずらしたり、傍若無人な態度を取ったりで飼い主を振り回すことはないでしょう。
室内ではおだやかに過ごし、何事にもあまり執着せず、サルーキの飼い主はそんな姿を「大きな猫と暮らしているようだ」と話します。

帰宅を大歓迎してくれたり呼んだらすぐに走って来たり、犬は「飼い主が大好き!」と全身で表現してくれるものですが、サルーキの場合はそういったことは望めません。
決して万人受けはしませんが、気ままで誇り高く、束縛を嫌う姿勢こそがサルーキの魅力。ただ甘やかすのとは違いますが、サルーキの性質を理解し、敬意を払って暮らせる人がサルーキに向いているとされています。

サルーキを飼うなら走らせる環境の確保を!

サルーキは運動量が多い犬種です。散歩は毎日30分~1時間程度行い、ジョギングなどを組み合わせましょう。加えて、ときどきは思い切り走れるドッグランなどに連れて行くことが必要です。

体が大きくスピードのあるサルーキは、狭い空間だとトップスピードに至る前に旋回しなくてはならなくなったり、フェンスや木などに激突してしまったりすることもあります。サルーキが満足できる大きなドッグランを探すことも重要ですね。
サルーキの足は水かきが発達しています。これはラブラドールレトリバーのように泳ぐためのものではなく、砂地を歩くためだと言われていて、そのためサルーキは砂地でもうまく走れるそうです。広いドッグランが見つからない場合、海辺へ連れて行くのもおすすめです。

日本ではまだメジャーではありませんが、「ルアーコーシング」に参加するのもいいですよ。1km程度の直線コースを、電動のモーターで引っ張られる疑似の獲物を追って走るドッグスポーツで、犬の速度や判断力、持久力などを競います。走るのが大好きなサルーキにぴったりの競技ですね。
さまざまなトレーニング教室や愛好家のコミュニティがあるため、興味のある方はぜひ検索してみてください。

サルーキのお手入れはどうしたら

サルーキは全体的にスムースコートなのでお手入れは簡単です。体臭はほとんどなく、自宅でのシャンプーも可能。多少汚れた程度なら濡らしたタオルなどで体を拭くだけでも十分です。
フリンジタイプの場合は長い飾り毛が絡まりやすいので、毎日コームでさっとブラッシングしてください。食事の際は耳の汚れ防止にスヌードをつけるといいですよ。体高があるので、フードのボウルは床に直置きせず、台などに置くとサルーキが食べやすいです。

サルーキはアクティブなわりに食が細い犬種。ただし、骨が浮いて見えるほどスリムなのがサルーキの適正な体型と言われるほどなので、無理して食べさせる必要はありません。食べてほしいからとフードのトッピングやおやつで甘やかし、偏食させないようにしましょう。

短毛種で体脂肪も薄いサルーキは、気温の変化や寒さが苦手です。室内で飼い、温度調整に気を配ってください。冬の散歩の際は服も用意しましょう。また、体が痛くならないよう、ベッドは柔らかくクッション性のあるものを用意してください。

まとめ

見た目の印象そのままに、高貴で誇り高いサルーキ。自己判断能力に優れ、ほかの犬種のように飼い主に従うことを喜びと感じず、飼い主であっても簡単に媚びることをしません。
「人がサルーキを飼うのではなく、人がサルーキに選ばれるのだ」と言われるほど手強く難しい犬種ですが、その姿こそがサルーキの魅力です。

飼うときはサルーキの性質をよく理解し、美しく疾走する姿に魅了されましょう。

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