しわしわフェイスのシャーペイはどんな犬?

シャーペイの成犬の体高は46~51cmで、体重はオス・メスともに20~25kgのがっしりした中型犬。大きな顔はしわしわで、くぼんだ小さな目と三角の耳、カバのような鼻をしています。知らないと驚くかもしれませんが、舌が青いのもシャーペイの特徴です。

皮膚を引っ張るとゴムのように伸びますが、これは闘犬時代に噛まれても致命的なケガをしないように改良されたことによるそうです。
子犬のころは、顔はもちろん体の皮膚もダルダル。古くから中国にいたタイプは成犬になると体のたるみは減って、背中辺りの大きなしわのみが目立つくらいになりますが、アメリカで改良したタイプは成犬になってもしわだらけでマズルもずんぐりしています。

シャーペイは常に冷静で落ち着いていて、あまり感情を顔に出しません。無表情で不機嫌そうに見えることがありますが、飼い主や家族と認めた人には忠実。ベタベタ甘えることはありませんが、内心では飼い主のことが大好きです。
愛情表現が下手なところがなんだかいじらしいですね。

その反面、闘犬だった歴史から警戒心や闘争心が強く、見知らぬ人には攻撃的になってしまうことも。子犬のうちから社会性を身に付けるようしっかりしつけし、たくさんの人や犬と触れ合わせることが重要です。

壮絶! 歴史に翻弄されたシャーペイのこれまで

シャーペイは紀元前200年ごろ、中国でつくられた古代犬「ハンドッグ」が祖先だと言われています。シャーペイは舌が青いのが特徴ですが、同じく中国出身のチャウチャウも舌が青いことが特徴のため、この2種は同じ祖先から派生したのではと考えられています。

古くから中国で暮らしていたシャーペイは、農作業やイノシシ猟を手伝う作業犬でした。闘犬競技の人気が高まれば闘犬として活躍したり、ときには食用(!)として食べられたり、中国の人々と密接にかかわっていました。

しかし、1950年代に文化革命が起こると状況が一変。犬の飼育が禁じられ、シャーペイを含む多くの犬が処分されてしまったのです。シャーペイは絶滅寸前となり、こっそり香港に持ち出された数十頭がわずかに繁殖を続ける状態になりました。

1973年、この状況に危機感を覚えたある香港のブリーダーは、アメリカの雑誌でシャーペイの置かれた立場と魅力をアピールしました。
アメリカ人の愛好家たちはこれに応え、すぐに200頭を輸入。個体数増加計画が開始され、なんとか復興を遂げることができたのです。

今アメリカにいるシャーペイは、大半がこのときの200頭の子孫です。

シャーペイに長生きしてもらうための健康管理

シャーペイと暮らすうえで知っておきたいのが「シャーペイシンドローム」です。シャーペイ特有の病気で、正式名称は「Familial Shar-Pei Fever(家族性シャーペイ熱)」と言います。

2歳までの若い犬や子犬に発症することが多く、40℃以上の熱が1~3日続くというのをたびたび繰り返します。シャーペイシンドロームはマズルの腫れや下痢、腹痛を伴うことがありますが、多くはうしろ足の関節が腫れるため、「Swollen Hock Syndrome(かかとが腫れる病気)」という別名もあります。

抗炎症剤などを適切に投与すれば、シャーペイシンドロームはそう恐ろしい病気ではありません。しかし、合併症として腎臓や肝臓の臓器不全を招く「アミロイドーシス」があり、そちらは治療法のない厄介な病気です。
シャーペイが熱を出したり、かかとが腫れたりしたら、速やかに動物病院に相談してください。

そのほか、独特のしわのせいで目に毛が当たっているため眼病を起こしやすく、しわとしわの間の汚れから皮膚病に発展することもあります。日々の生活でシャーペイの健康に異変がないか、しっかり観察し、早めに対処しましょう。

ブサカワなシャーペイの飼い方のポイント

シャーペイの毛は短いので、ブラッシングは週に一度くらいで十分です。しかし、しわの内側は毎日拭いて清潔に保ってください。比較的体臭が強い犬種のため、1カ月に1~2回のシャンプーが必要です。前に折れた耳も蒸れやすいため、週に1回程度は掃除し、常に清潔を保つようにしましょう。

激しい運動は必要ありませんが、ストレス解消のためにも毎日の散歩は重要です。1回30分程度、朝晩1回ずつ連れ出しましょう。警戒心の強いシャーペイにとって、散歩は社会科訓練にもなりますよ。

シャーペイは賢いですが、頑固な面や飽きやすいところがあって、しつけには時間がかかるかもしれません。褒めながら教えることを基本に、遊びを通して主従関係を理解させるといいですね。

また、シャーペイを飼うなら大豆に注意が必要です。栄養価が高く、人間の食事でも犬のフードにも用いられることの多い大豆ですが、シャーペイを含むいくつかの犬種は大豆の耐性がないと言われています。アレルギーを起こすことがあるので、与えないようにしてください。

まとめ

個性的な風貌のシャーペイは、激動の歴史をたどった犬種でした。クールに見えても実は愛情深く、一緒に暮らせば飼い主だけはシャーペイの気持ちがわかるようになるのではないでしょうか。

日本にはまだブリーダーが少なく、なかなかシャーペイと出会うのは大変かもしれませんが、飼えばきっと「ブサカワ」な魅力のトリコになりますよ♪

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シャーペイのブリーダーについて

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