相談内容:緑膿菌
飼い主からの相談
知り合いの飼い犬(シーズ、10歳)の耳が緑膿菌におかされていると診断を受けました。この菌は完治が不可能だけでなく、人間にも犬にも菌がうつるので隔離が必要である言われました。飼い主は安楽死が自分のため、犬のために最善ではないかと思っています。
我が家には犬3匹、猫2匹が家族としていますが、なんとかそのシーズ犬を迎え入れたいと思っています。
質問ですが、緑膿菌は空気感染するのでしょうか?
そんなに簡単にうつるのでしょうか?
隔離とはどのていどのものが必要なのでしょうか?
消毒液は何が有効なのでしょうか?
その他、気をつけること治療方法があればアドバイスをお願い申し上げます。
見た目にまだまだ生きれるわんちゃんです。
何とか、助けたいです。
今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

緑膿菌は慢性化した外耳炎でよく見られます。
また、元々緑膿菌は自然界や健康な動物の皮膚、腸管などに存在します。緑膿菌感染は日和見感染を起こす細菌で、極端に抵抗力の落ちた人や動物にとって有害になる可能性はあります。
しかし、そんなに簡単に感染することはないと考えています。
当院でも緑膿菌は比較的よく見られますが、安楽死の必要性はないと思っています。
このような外耳炎を治すためには、
耳の洗浄をしっかりとして、まず耳の膿を洗い流して下さい。
きれいにした後で効果のある抗生物質を点耳します。
しかし、膿があるところに消毒液や抗生物質などの点耳薬を使用してもほとんど効果はありません。
通院してしっかりと治療してあげましょう。
また、耳の穴の皮膚内でも感染が起こっていますので、これに対して抗生物質の飲み薬で内から治療します。
ちなみに緑膿菌に効く消毒薬はごく限られたものだけになります。
緑膿菌に対する私の意識が低いのかもしれませんが、消毒薬を処方したことはありません。
また、中耳炎は要注意ですので、レントゲンで確認してもらいましょう。
相談内容:改善が見られないのですが命にかかわりますか?
飼い主からの相談
まず便についてです。8歳になるシーズー犬ですが、ウンチをするのにうめき声をあげて踏ん張っていたので最初は私がゴム手袋をはめて肛門に指を差込んで出口付近のつまった便をとってあげていたのですが餌をかえても何をしてもよくなる気配がなく病院に連れて行ったらレントゲンに腸につまった便があり手術をして取り除き退院後は改善されたと思っていたら再び踏ん張っても自力ではでない状態で背中を丸めて
うめきながら出す量は一円玉サイズのコロコロとしたものばかりで肛門に手を入れて出しても最近では肛門のあたりがベチョベチョなるような便はでないのに軟便を肛門付近でつけた状態で、食べたり飲んだりする割には痩せて便は出ない状態です。改善方法や病名などありましたら教えてください。
もう一点は打撲等で片目が真っ白に濁って反対の耳から膿のような悪臭があり掃除してあげてもとまりません。これも目・耳の影響からにおいがくるのでしょうか?改善はないのでしょうか?
縄田 龍生先生(くすのき動物病院)からの回答

便秘の原因は様々です。
手術をしたということなので、確定診断若しくはある程度の診断は付いているのではないのでしょうか?
主治医の先生によく説明してもらったほうが良いと思います。
耳は外耳炎を起こしていると思われますので、治療してあげてください。
犬之介さんは眼も耳も異常であることは分かっているのだと思います。ここで相談されるよりも異常だと感じることは動物病院で診てもらいましょう。
久山 昌之先生(久山獣医科病院)からの回答

眼は、角膜の変性や角膜炎、ぶどう膜炎が考えられます。耳は、重度の化膿性外耳炎、場合により腫瘍も考えられます。もちろん、直接診てみなければ分かりませんが、十分治療にて良化する疾患だと思われます。ただし、良化しても日常のケアで維持することが大切です。
排便については、宿便には生活環境や食事、運動、胃腸疾患、消化吸収機能、蠕動機能、神経系、内分泌疾患、腫瘍、ヘルニアなどいろいろな原因があります。以前の手術は、あくまで詰ってしまった便を摘出してその場を楽にするための手術と思われ、根本的な解決には至ってないのではないでしょうか。
まずは、宿便の原因を確定することが重要です。
相談内容:特発性前庭症候群
飼い主からの相談
はじめまして。
シーズー メス 11歳が 特発性前庭症候群と思われる症状を発症しています。
斜頚、眼振が見られますが、眼振は上下で回転はしません。
また眼振が上下の為なのか旋回運動は見られませんが、歩行は困難ではあるようです。
眼振が上下だという事で、Webで調べると前庭疾患よりも内耳神経疾患だと思われるのですが、糖尿病を併発してインスリン投与している為、ステロイドの投与が難しいと思われます。
このような場合、どのような投薬治療の方法があるでしょうか?また、内耳神経疾患だとしてもステロイドは有効でしょうか?
また、ジフェンヒドラミンの投与もWebで見つけたのですが、血糖上昇等はあるのでしょうか?
また、糖尿病だという事で、アルドース還元酵素阻害薬、末端循環改善薬等の投与は有効でしょうか?
素人の付け焼刃程度の知識ですが、治療の方向性のアドバイスをお願いいたします。
伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

嘔吐はありますか?内耳神経疾患ならば嘔吐が出ていると思えます。そのために抗ヒスタミンを使うのです。血統上昇はないと思いますが、このケースで効くかどうかは疑問です。現在インシュリンでコントロールできているのならば、ここに手を付けたくはないですね。むしろ進行が見られないようなら、特発性前庭症候群は様子見ですね。
ただし、特発性の場合のみで、続発性の前庭疾患ならまったく論外ですが。
橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

ステロイドの効果は疑問です。
とくにぽんちゃんのケースですと、
ステロイド投与は不適切だと思います。
内耳神経疾患を考えておられるようですが、
その場合だと、感染症も検討すべきですから、
抗生剤の投与が必要になるのではないかと思います。
それよりも、この件について、
かかりつけの先生の指導なり意見なりは
お聞きになったのですか?
その方が大事ではないですか?
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