シーズーの歴史と特徴

大きく丸い瞳とぺちゃんこの鼻がとても愛らしいシーズー。「シーズー」は中国語で“ライオン”の意味を持つとおり、権力の象徴として中国王宮で長い間大切に飼われていました。清王朝末期の権力者・西太后もシーズーを溺愛していたといわれています。

辛亥革命に伴う清王朝の崩壊の際に、中国国内に生息していたシーズーのほとんどは惨殺されてしまいましたが、生き残った数頭は1930年頃にイギリスへと輸出。第二次大戦後にアメリカへと渡ったことをきっかけに人気が高まり、世界中に広がっていきました。

シーズーの性格

シーズーはかわいらしい見た目だけでなく、愛情深く陽気で活発な性格も愛されています。訓練には従順に従いますし、とても優しい性格をしているので子供とも仲良く生活できると言われています。

シーズーの被毛-あらゆるカラーが認められている

シーズーはあらゆる毛色が公認されています。ゴールド、ブラック、ホワイト、ブルー、シャンパンなどの単色や、ホワイトをベースにこれらの色がまだらに混ざったパーティカラーなどがあります。成長とともに毛色が変化することもあり、シーズーを育てる楽しみのひとつです。

シーズーの被毛は二重構造のダブルコートですが、毛量の割には抜け毛が少なく放っておけば被毛はどこまでも伸びていきます。

これぞシーズー! フルコート

シーズーのカットスタイルは、主に、伸び続ける被毛を活かしたフルコートと、さっぱり短くカットしたサマーカットの2つがあります。

シーズーの魅力を最大限に引き出すスタイルといえば、やはりフルコートです。床につくほど長いツヤツヤの被毛は、気品がありとても美しいですよね。

一度はやってみたいフルコートですが、毎日のお手入れは大変です。
もつれや毛玉を防ぐためのブラッシングやシャンプー、被毛の裾を紙で包んで保護するラッピングは欠かせません。また、長いコートを保護するために外出は控えた方がよいでしょう。

食事やシャンプーは、毛艶を良くするために高品質のものを選びましょう。乾燥を防ぐために加湿器も必要です。

このように、フルコートは手間をかけて被毛のケアを行なう必要があります。しかし、いくら大変とはいっても、やはり可憐な姿のフルコートには憧れますよね。毎日のお手入れを楽しめる飼い主さんは、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

さっぱりサマーカット

サマーカットは、その名の通り夏の暑さ対策に行うイメージが強いですが、一年を通してサマーカットのシーズーも多いです。

シーズーの毛が伸びてくると、毛が絡みはじめて毛玉ができやすくなります。汚れやすくもなるので、注意しなければいけません。

あまりお手入れに時間をかけられない飼い主さんは、サマーカットがおすすめです。耳の毛だけ長く残して残したり、頭の毛だけ長く残して結んだりすると女の子らしい印象になりますよ。

まとめ

シーズーのカットスタイルには、大きくわけて「フルコート」と「サマーカット」があります。フルコートは毎日お手入れが必要ですが、シーズーを飼っているからには一度はチャレンジしたい可憐なスタイルです。サマーカットは夏だけでなく、あまりお手入れの時間が取れない忙しい飼い主さんに一年を通しておすすめのスタイルと言えます。

どちらのスタイルもきっとシーズーには似合うので、飼い主さんの都合や好みで選んでみてくださいね。
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『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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