シーズーが飼いやすいといわれる理由

シーズーは活発で遊び好きでありながらも、基本的には落ち着いた性格の犬です。おおらかなので子供がいる家庭でも飼いやすいといわれています。体重は5kg前後で抱っこしやすく、散歩は1日30分~1時間程度で良いので、高齢の方にもおすすめできる犬種です。

抜け毛が少ないことも飼い主にとっては嬉しいところ。ただし、伸びるスピードが早いため、定期的にカットをした方が良いとされています。

毛が長く伸びる分、色んなスタイルのカットができることも魅力の1つ。個性的なカットのシーズーも少なくありません。

シーズーは一般的に飼いやすい犬種といわれていますが、飼育の際にはいくつか押さえておきたいポイントがあります。シーズーとの生活をより豊かなものにするために、是非参考にしてください。

熱中症に注意! 徹底した温度管理を

シーズーは寒さには強いですが、暑さには弱い犬種。ダブルコートで熱がこもりやすい毛並みのため、夏場に熱中症になりやすいのです。暑い日には涼しく過ごせる対策を取る必要があります。

シーズーは室内犬として飼われていることがほとんどなので、まず室温調整を徹底しましょう。暑い夏の日にはエアコンで室温を25℃前後に調整して様子を見てあげてください。また、涼しく感じる犬用マットを用意してあげましょう。

夏場は涼しくなるカットスタイルがおすすめです。厚い被毛のままでは蒸れやすいため、皮膚病や体臭の原因になります。
ただし、切りすぎないよう注意してください。散歩のとき照り返しで地肌が熱くなってしまうので、あくまで少し短くする程度に。できれば、散歩は朝晩の涼しい時間帯が望ましいです。

食欲旺盛なので肥満に注意

シーズーは小さい体ながらも、かなり食欲旺盛といわれ、欲しがるだけあげるとすぐに太ってしまいます。愛嬌のある顔で甘えられると、ついついおやつをたくさんあげてしまいそうになりますが、肥満は心臓病のリスクが高まり、関節や腰の病気の原因に。食事の量は厳しくコントロールしてください。

また、食事管理だけでなく、適度な運動も大切です。毎日の散歩はもちろん、室内でもおもちゃなどで遊んであげると良いでしょう。活発なシーズーですが、太って体が重くなると散歩も嫌がってしまいます。食事と運動のバランスが大事です。

子犬の頃からきちんとした主従関係を

おとなしく穏やかなことで知られるシーズーですが、プライドが高く頑固な一面もあります。

友好的で優しい性格のはずなのに、一定の人には吠えかかったり唸ったりする場合は、シーズーが相手のことを格下だと思っている可能性があります。特に、赤ちゃんや小さな子供相手に強気な態度を取ることが多く、子供を噛んでしまうトラブルが起きることも。こういった事態にならないためにも、子犬の頃から家族全員と主従関係を明確にしておく必要があります。

頑固な一面を持つシーズーは、一度自分で決めたことは曲げないところがあり、飼い主との関係も同じように考えます。子犬の頃の、しつけがしやすい時期に良い関係を築くことは、シーズーと暮らす上で必須事項なのです。赤ちゃんや子供に対しては、嫉妬心からマウンティングをしてしまうことがあるので、十分な愛情をかけながら、しつけを行うようにしてください。

まとめ

穏やかで飼いやすいシーズーにするためには、子犬の頃のしつけが重要です。頑固な性格なので、最初はしつけに苦労するかもしれませんが、根気よく教えれば優しいシーズーに育ってくれますよ。
また、夏場の暑さ対策や、カロリーコントロールをしっかりして、元気なシーズーとの生活を楽しみましょう。
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 執筆者プロフィール
京都でミニチュアダックスと4匹の黒猫と暮らしているフリーライターです。可愛くて生活にかかせないペットたちの情報をお届けしています!

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