ポメラニアンの体重の異常に関する獣医師さんへの相談内容

ポメラニアンの体重の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:腎臓と糖尿病

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 ぽめこさん
15歳4ヶ月になるポメラニアンの♀について質問させて頂きます。
4.5年前から心臓が悪くなり、処方された心臓の薬を毎日飲ませていました。
最近は心臓の調子も落ち着いていたのですが
4月に入る少し前から急に食欲がなくなりました。
それまでも高齢の為なのか食欲はあまりなく
好きな物を好きな時に少量食べていた状態でしたが
自分からはまったく食べなくなりました。
口臭も酷くなり、以前から歯を磨く習慣をつけていなかったので
歯周病などが原因なのかと思っていました。
ですがしきりに毛布や布団などに歯をこすりつけ
アゴをなでると自分から歯や口を押し付けてくるようになりました。
ドロドロにした離乳食のような物やミルクを小さいスプーンなどで
無理に口に入れて飲み込ませていましたが一向に食欲が戻らず
かかりつけの近所の動物病院へ行きました。
その日はビタミン注射をしてもらい、それで食欲が出るはずだと言われ
家に帰るとあれほど食べなかったのに自分からdryフードを
少量食べ、少し元気になったと思いましたが
次の日になると全身がぐにゃりとしてしまい
かろうじて立ってはいますが歩けない状態になってしまいました。
昨日、状態が変わらないので病院に連れて行き、詳しい検査をしたところ
腎臓の数値が良くないのと糖尿病もあると言われました。
即入院となり、点滴治療をされました
今日、病院へ行った所、以下の数値のカルテを頂きました。
GLU 143
BUN 140 腎
CRE 2.2 腎
GPT 42
ALP 189
Na+ 146
K+ 4.9
CL- 111
PCV 40%
TP 7.1
それから3時間後に突然亡くなったと電話がありました。
こちらが色々説明を聞いてもあまり話してくれない先生で
昨日の入院の際にも状態が悪いなら最悪家で看取りたいと思い
連れて帰るつもりだったのですが連れて帰るのはとんでもないと言われ
入院をさせました。
命に関わる重病だとは言われず、暫く点滴入院をし
腎臓の数値が下がれば家に帰れるとだけは言われ
希望を持っていたの所でしたので突然の事でショックを受けています。
先生の話によると、腎臓と糖尿の状態が急に悪くなっての急死との事でしたが
上の数値を見る限りで命の危険はかなり高かったのでしょうか?
このまま点滴を続け良くなる可能性はあったんでしょうか?
午前10時に母親が面会に行った時は点滴をして寝ており
呼び声にも反応せず、檻の外から指を入れて顔をなでたら
やっとピクリと顔だけ動いたそうですがぐったりしていたそうです。
高齢という事は十分わかっていたし、亡くなってしまったので
もうどうしようもないのですが判断が正しかったのか
今後良くなる可能性もあったのかがどうしても気になり
先生に聞いてみたのですがまったくお答えしてもらえない状態ですので
納得がいきません。
もし宜しければ上記の数値での状態を教えて頂ければと思います。

今本 成樹先生(新庄動物病院)からの回答

今本です。
突然なくなるリスクは、われわれでもそうですが常にあります。それが入院や治療中であれば、その疾患が原因であると考えてしまうかもしれません。
腎臓の数値は確かに悪く、同時に心臓も悪いのであれば、リスクは高く、「数値が下がれば、、、、帰れる。」とのことですけど、数値が下がらなければ危険な数値であると思います。私もこのような数値であれば入院を勧めてしまうと思います。
今後、よくなるかどうかの判断は数日の点滴治療などへの反応を見ながら考えていく必要があるので、この段階では誤解を招く可能性があるのでコメントできません。BUNがそこまでいきなり上昇したのであれば、急激な変化の可能性もありますし、徐々に数値が上昇したのかもしれません。今となっては知る由もありません。
病気は時として急激に進んでしまいます。同じような経過をたどる子は皆無に等しいと考えています。今回がどうであったのかは分かりませんが、本当に突然の訃報はつらかったと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

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相談内容:腎臓病

飼い主からの相談

相談者:宮崎県 らんぶーさん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いましてメールを遅らせて頂きました。ポメラニアン14歳です。4月位から食欲が落ち、水を多量に飲むようになり、下旬頃には嘔吐したりしたので病院に連れて行きました。血液検査の結果、BUN130.7 CRE3.3 P7.8 GPT90 ALP566の結果でした。診断は腎臓病と言う事で、皮下の点滴をしています。その時の体重は3.75キロでしたが、徐々に落ちてきて、今は2.85キロになっています。
最近では点滴後はかなりきつそうで、何も食べず1.2度戻したりします。
次の日は食欲にはムラがありますが、少しずつ何回かに分けて食べます。
尿毒症になってしまったのでしょうか? 他にもお薬などいい治療法はあるのでしょうか? 宜しくお願い致します。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 腎不全の診断を始めて受けた時には、おそらく病気の重大性が飲み込めなかった事と思います。きっと何度か病院に通ううちに、ランちゃんに訪れた慢性疾患の状況が受け入れられた事でしょう。この病気はどんなに早期発見をしても治癒させる事は出来ません。飼い主の方と獣医師とでスクラムを組んで尿毒症の進行を遅らせる事が最善の策といえます。
 腎不全になると言う事は飼い主の方は今までしっかりと色々な病気の予防をされ、色々な病気を早期発見し早期治療をし食事管理をしていたと言う証拠です。ランちゃんのためにもご自身のためにも迷わずしっかりと治療を続けてください。
 
 本題に入ります。
 尿毒症の治療としては他に透析と言う方法がございます。人間と同じ様に外部に血管のループを作り血液を洗う透析機を使う方法や、腹腔内に透析液を入れて一定時間後に抜く事を繰り返す腹膜透析という方法がございます。透析機を使う方法は2キログラム代の超小型犬にはリスクが高いと思われます。また腹膜透析は常に腹膜炎の危険がございます。
 上記の理由でほとんどの動物病院が皮下補液という点適法を治療の主力にしております。私も動物には一番負担が少ないと信じております。この方法は補液の当日は多少動物は辛いと思います。これは前回の治療から一番時間がたっている事による尿毒症症状・補液の重み・一時的な循環血液量の増加・・・などが原因です。そのかわり、補液の翌日からは尿毒症がある程度改善されて、楽になります。症状が重い場合には補液の回数を増やすのが一番だと思います。
 他にできる事としては、コバルジンなどの吸着剤の服用・腎臓をサポートする処方食の使用などです。しかし、食べないのに無理させるほど効果的なわけではございません。食べてくれれば理想的だと言うところです。
 どうかお大事にしてください。
 

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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