警戒心の強さからくる「無駄吠え」

散歩中にほかの犬とすれ違っただけで興奮して吠えたり、家のなかの物音やインターホンなどに敏感に反応して吠えたりするなど、一般的にポメラニアンは警戒心が強い性格のためよく吠えます。

無駄吠えをしないようにしつける方法として効果的なのが、「おすわり」や「ふせ」の体勢をとらせること。特に「ふせ」は、落ち着きを取り戻させますし、無駄吠えができない体勢になります。
吠えた際には「ふせ」をさせて、吠えるのをやめたらしっかりと褒めてあげましょう。

飼い主の言うことを理解しようとするポメラニアンは、褒めてあげることでしつけの覚えがよくなります。

「おすわり」「ふせ」の教え方

「おすわり」や「ふせ」は、おやつを使って楽しく教えます。

まずはポメラニアンが座っている時に、おやつを見せましょう。注目したところで、おやつを床に近づけていくと自然に頭が床へ近づきます。

犬の胸が床につきそうになったら、「ふせ」と声をかけます。犬の胸が床についたらほめて、おやつをあげます。だんだんとおやつを減らしながら、おやつがなくても「ふせ」ができるようにしつけていきます。

トイレの場所を教えよう

室内飼いが主流のポメラニアン。トイレのしつけは最低限必要ですね。トイレは子犬のうちにしつけます。寝起きや運動後、食事やお水を飲んだ後は、排泄しやすいので注意しましょう。

失敗しても叱らない

よく観察していると、床をくんくん嗅ぎまわり、くるくると落ち着きのない行動をとっていることがあります。そこが排泄のタイミングです。トイレに連れて行き、そこで成功したら、おやつをあげるなどして褒めてあげましょう。

失敗した時に、強く叱り叩いたりすると、隠れてトイレをするようになることも。失敗しても叱らず、成功した時に褒めることを心がけます。

また、決まった位置でトイレをさせるよう、トイレの位置は動かさず固定しましょう。

噛み癖は子犬のうちに直しておこう

歯が生え変わる時期は、口のなかがムズムズするので、人の手や家具などを噛む子犬は多いものです。ポメラニアンも例外ではありません。

小型犬のポメラニアンの場合、手や家具を噛んでも被害があまりないことから、可愛さのあまり、ついつい許してしまう飼い主が多いようです。

しかし、子犬の時には痛くなかった甘噛みが、成犬になると、思わぬ怪我につながることもありますのでしっかりとしつけましょう。

噛み癖をしつけるポイント

人の手を噛んだ場合には、「痛い」と大げさに声を出し、不愉快な顔をします。その後も、また噛むようなら、無視するのが効果的です。こうしている内に、噛んでしまってはダメだということが伝わります。

甘えん坊のポメラニアンは、無視されることを非常に辛く感じます。「噛んだら遊んでもらえなくなる」とポメラニアンに感じさせることが大切です。

まとめ:ポメラニアンのしつけは「無視」と「褒める」の使い分け

「ダメなことをした場合は無視する」「できたら褒める」この二つのポイントを上手く使い分けることで、ポメラニアンはしつけることができます。

ドッグショーで人気のポメラニアンは、知的でしつけがしやすい犬として知られています。
しつけがなかなかうまくいかないのは、ぬいぐるみのような愛らしさに、ついついしつけが甘くなりがちになるからかもしれませんね。

かわいいからこそ、お互いに楽しく心地よく暮らせるように、そしてかわいいポメラニアンが、素直で賢く愛らしいポメラニアンになるように……時には厳しく、そして優しくしつけましょう。
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