アメリカンショートヘアの尿の異常に関する獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

アメリカンショートヘアの尿の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:腎臓結石に尿管結石療養食でいいのでしょうか

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 chopin-gakuさん
ネコ(アメリカンショートヘア、オス去勢済み、満8歳)です。先天性の腎臓奇形および細かな腎臓結石があることがレントゲンにより確認されています。もう片方の腎臓は正常です。
慢性的に血尿が見られ、抗生物質を毎日投与しています。その他にACE阻害剤と吸着炭も毎日与えています。
最近の血液検査では、BUN42.7、Cre1.9でした。これらの数値は、3ヶ月ごとの検査でほぼ横ばいです。
尿の溶血は多くなったり少なくなったりを繰り返しています。
腎臓の結石は細かく多数あり、おそらく組織に癒着しているので尿管へ流れることはないと診断されました。
しかし先日あらたに渡された療養食は、下部尿路疾患用(主にストルバイト結石およびシュウ酸カルシウム結石)なので、疑問に感じています。エサをこれに切り替えて大丈夫でしょうか?
腎臓機能が低下すると尿管結石になりやすいそうなのでその予防としてなのかとも思いましたが、これまで腎臓サポート(慢性腎不全用)の療養食をずっと食べさせていたので、やや不安です(じつは病院側の都合で主治医が変わってしまい、新しい担当医から下部尿路結石療養食を渡されました)。
ちなみにネコは食欲があり、体重変化なし、毛づやもいいです。
次回の通院時に詳しくたずねてみるつもりですが、その前に他の先生のご意見もいただければと質問を投稿しました。よろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

今晩は。
 腎臓で作られた尿は尿管ー膀胱ー尿道と、流れていきます。
 下部尿路疾患用の療養食は腎臓から尿道までの全ての行程で結石の成長を抑制あるいは溶解をする事が出来ると考えられております。
 したがって、腎結石・尿管結石・膀胱結石・尿道結石の全てに対して適応となります。安心してお使い頂いて良いと思われます。
 しかし、ショパンちゃんの病態を私が存じ上げているわけではないので、あくまでも一般論です。腎不全と尿石症と、どちらを優先するのかは主治医の先生と良くご相談ください。
 お大事にしてください。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:ネコの腎不全の検査について

飼い主からの相談

相談者:福島県 だいちゃたろうさん
初めて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
アメリカンショートヘアー、♂ 7歳です。年に一回健康診断として血液検査をしていただいております。10月10日の血液検査でクレアチニン値の異常を指摘されました。クレアチニン2.2(昨年1.2)BUN21.0 リン5.3でした。腎機蝿ル常の疑いがあるので3ヵ月後に再検査をしましょうといわれました。
ネットなどで調べて見ますと、クレアチニン値に異常がでるのは腎臓の75%以上の機白瘟コがあるということ、と書いてありまして非常に心配になりました。私自身が人間の病院勤めなので尿検査を勝手にしてみますと、比重は1.015~1.025、タンパクは1+、±くらいです。
尿タンパク定量は13.8mg/dl、尿クレアチニンは358mg/dlと尿タンパククレアチニン比としてはかなり低いと思いました。
獣医さんには人間の病院で出来ることがあれば調べて結果を教えてくださいと言っていただきましたが、どんな検査が他に有効な検査なのかは分かりません。
もともと水を飲む子なので多飲多尿の症状は分かりません。
もちろん現在は3ヶ月後の結果を待つしかないとは思っておりますが、何かできることはありますでしょうか。
もう一匹ネコを飼っているのですが、血液検査が正常でもけして安心はできないと思うと心配になります。
ご多忙中恐縮ですがご助言をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

尿比重についてですが、ペーパーを用いたのでしょうか?
比重計で計ったほうが正確です。
試験紙に浸み込ませて色調を見る検査ですと、
かなりの誤差が出るので、
腎不全による低張尿を確認するのでしたら、
必ず比重計で測定する事をお勧めします。

北森 隆士先生(北森ペット病院)からの回答

ご存知かもしれませんが、腎臓の機能を正確に測定する為には、糸球体ろ過値を測定しなければいけません。しかし、動物では蓄尿(24時間尿)もなかなか出来ません。そこで、糸球体ろか値の代用として血液のクレアチニン値を測定します。一般的には、クレアチニンが正常値を超えると75%程度腎臓機能が障害を受けている可能性があると考えます。米国のヒトの医療ではクレアチニンから糸球体ろ過値を産出する計算式もありますが、動物ではそのような式もありません。しかし最近、国内でネコの糸球体ろ過値を正確に測定できる方法が開発されました。蓄尿せずに、採血で調べる画期的な方法です(なにせ蓄尿が問題だったのですから)。イオヘキソール血漿クリアラス法といって、九州の某動物病院と、確か日獣大が行っています。興味あれば、担当の先生に聞いてみてください・
さて、蛋白/クレアチニン比(UPC)ですが、これは蛋白尿の定量法です。イヌでは、どの時間帯にとってもUPCは変らないとの報告がありますが、ネコの場合は、まだ時間帯による検討はなされていないかもしれません(人では早朝は低値でしょ?)が、必ず時間帯を決めて測定すべきです。UPCの値を如何に見るかですが、ネコは、正常は0.2以下で、0.4以上で蛋白尿であると考えられています。更にこれに加えUAC(アルブミン/クレアチニン比)がありますが、この場合は、30mg/gを正常、30-83を微量アルブミン尿とした報告もあります(もっとも、アルブミン量は人の機械では誤差校正が必要です)。UPCですが、国際腎臓内科学会(IRIS、獣医の学会)の専門医の提言では、ネコの場合、0.4を超えた場合は、ACE阻害剤の投薬の検討を行うとしています。
人と違い動物は、蓄尿ができないので、糸球体ろ過値や蛋白尿の測定がなかなか難しいので、一般的には、血中クレアチニンのみに、進行状況の把握をたよらざないのが現状です。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:排尿後の異常興奮行動について

飼い主からの相談

相談者:東京都 堀田京子さん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思い、質問させていただきました。アメリカンショートヘアMIX2歳メスです。1年ほど前より排尿後トイレから勢いよく飛び出し家中走り回る行動があり、それが最近と特にひどくなり、うなり声をあげる事もあります。←これは排尿時痛みがあるのでは?と思い、またトイレのトレイには尿の結石?のような固まりがいつもこびりついており、もう1匹飼っている猫(メス3歳)はそうのような事が一切ないため、病気では?と心配しております。排便は2日に1回程度と便秘気味ですが、食欲もあり、普段は元気です。尿シートを見る限り血尿は出てないとは思うのですが、膀胱、腎臓系の病気の可能性がありますでしょうか?

是松 壮一郎先生(アイ動物病院)からの回答

こんにちは、堀田さん
さくらちゃんの排尿後の行動ですが、たしかに排尿時の痛みなどの可能性があると思います。
もちろんただの癖という可能性もあるのですが、膀胱の中に出来た尿砂や結石が尿道を通過するときに痛みを伴うのかもしれません。一度病院で尿沈渣を含む尿検査や、エコー検査を受けて確認をしておいた方がいいと思います。
オスに比べるとメスは尿道が太くて短いので、尿道閉塞などの重大な病気は少ないのですが、それでも尿砂や結石があると排尿時に痛みを伴います。安心のためにも診察を受けてみてくださいね。
どうぞお大事になさってください

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:尿の回数が減りました

飼い主からの相談

相談者:岡山県 みさぽんさん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。アメショー5歳女の子です。避妊手術はしておりません。出産経験もありません。11月5日に仕事から帰宅した時に、トイレに尿がなく、他でした様子もありませんでした。(毎日3回ほどしていました)翌朝やはり尿が出ていませんでしたので、午前中のうちに動物病院受診し、レントゲン上は石もなく正常でしたが、膀胱がパンパンになっているので注射を打ってもらい帰宅しましたところ、1時間後にトイレで排尿し、その後も1週間ほどは、今までどおり順調でした。
12日の夕方、トイレの前でうろうろしているのを確認し、様子を見ていましたところ、トイレを離れ皮素材の鞄の上で排尿してしまい慌ててトイレに入れました。その後トイレで排便をしましたので大丈夫だろうと思っておりましたが、13日の朝、トイレの外から前足をトイレにかけそのまま床に排尿いてしまいました。それ以降トイレで排尿、排便することは無く、カーペットの上でするようになってしまいました。トイレは常にきれいに掃除しておりました。
14日に新しいトイレに買い替えてみたのですが効果はありませんでした。
トイレで排尿、排便をしなくなりました頃から、以前より水を飲む量が増えている気がします。排尿の回数も2日で3回と極端に少なくなっております。また、量もカーペットにしてしまうので確認ができておりません。
トイレのしつけの問題だけでしたら根気よく気長に、彼女の気に入るトイレを探せばよいと考えるのですが、排尿の回数が少ないのがとてもしんぱいです。動物病院受診時、尿道結石ではないと言われましたが、他の病気という可能性もあるのでしょうか?もう一度受診したほうがよいのでしょうか?
どうぞ宜しくお願いいたします。

青柳 伸介先生(ペットメディカル久が原)からの回答

常に膀胱がパンパンになってから排尿しているのでしょうかね?膀胱アトニーとか膀胱、尿道の調節をしている神経系の問題も考えておかなければいけませんから、再度受診したほうがいいと思います。もちろん尿検査もして異常はなかったんですよね?

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:マーキング?

飼い主からの相談

相談者:東京都 さとうさん
はじめまして、さっそくの質問失礼いたします。
生後2ヶ月で去勢済みの我が家の猫(アメショ/オス/6歳)なのですが、
最近急に何度も同じ場所でオシッコのようなものをするようになってしまいました。
透明に近い黄色でさらさらさらしており、匂いは多少あるもののそこまで臭いというわけではありません。
生活は普段と変わらず、排便や尿の回数も大した変わりが見られません。食事も遊び食いで自分のペースで食べています。
それでもはじめてのことで何かの病気では、と家族で心配しております。。
マーキングだとしてもこの年でいきなりはじめたりするものなでしょうか?
その場合しつけはどうすべきなのでしょうか?
お忙しい中恐れ入ります、
どうぞよろしくお願いいたします。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

まず、健康診断を受けてください。膀胱炎の有無を調べるために採尿して、ネコと一緒に持参して下さい。健康ということになれば、
1持続性黄体ホルモンの注射で気分が変わり、排尿行動が変わるかもしれません。確実に効果が期待できる訳ではありませんが。試してみる価値はあります。
2フェリウエイというネコのフェロモン製剤がネコの問題行動(尿マーキング、爪とぎ)の軽減のために使われます。
どちらか、あるいは2つの方法で解決できるかもしれません。動物病院で相談してみて下さい。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る
だいじょうぶ?マイペットで
尿の異常に関する獣医師さんへの相談内容をもっと見る
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

ペット保険について

大切なペットの万が一に備えてペット保険を検討してみませんか?

ペットが病気やケガをしたとき、治療費の一部または全額を負担してくれるペット保険には提供しているペット保険会社によって様々なプランがあります。

ペット保険比較サイト「みんなのペット保険」なら、犬種・猫種、年齢から補償内容・保険料を比較し、そのまま資料請求やお申し込みも可能です。

実際にペット保険をご利用の方の口コミや各種ランキングも多数掲載しておりますのでペット保険にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

※みんなのペット保険に移動します

この記事に関連するキーワード

関連する記事

おすすめ特集

おすすめ特集をもっと見る

おすすめブリーダー特集

みんなのペットライフでは子犬・子猫に優しいブリーダー直販を推奨しています。

アメリカンショートヘアの人気記事ランキング

ミテミテ 写真・動画特集

「ミテミテ」はペットの写真投稿や悩み相談ができるコミュニケーションサービスです。

里親募集情報特集

事情があり飼えなくなってしまったペットや飼い主がいないペットの里親募集情報を掲載しています。

てくてく ペット施設特集

「てくてく」はペット施設情報口コミサイトです。

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
みんなのどうぶつ病気大百科
猫との暮らし大百科