チンチラペルシャの便・肛門の異常に関する獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

チンチラペルシャの便・肛門の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:猫の下痢と食物アレルギーについて

飼い主からの相談

相談者:大阪府 ふく子さん
初めてご相談させていただきます。チンチラシルバーのオス、6歳半(去勢済み)です。生後4ヵ月でペットショップからうちに来ました。来てすぐと、その後、年に1度くらいの割合でひどい下痢をして病院にかかっています。毎回、特に理由もなく、フードも環境も変わらないのに、いつも突然起こります。季節も関係ありません。ドロっとした糊状の便を1日に3~4度し、嘔吐が伴うことも多いです。下痢をする時はお腹が痛いらしく、うろうろと歩き回って頻繁に鳴きます。1度引越しをしたせいでこれまでに3件の動物病院で見てもらいましたが、診断は、1.長毛種は大量の毛を飲み込むせいで下痢をする、2.生まれつき腸が弱い、3.食物アレルギー、というものでした。過去6年間、毎回検査をしても異常は見られないということですが(便の中に悪玉菌と毛が多く、レントゲンで腸にガスが溜まっていると指摘されました)、常に白血球値が低く(3200~6400、最新値4200)、肝臓の値が高い(ALT75~89、最新値89)ようです。今回、この肝臓の値のため、食物アレルギーではないかと言われました。食事は仔猫の時からずっとサイエンス・ダイエットのドライフードが主で、ここ1年くらいは水分補給を考えて1日に1/2缶程度のレトルトフードか缶詰を与えていました。今回、動物病院でアイムスの「腸管アシスト」とサイエンス・ダイエットの「w/d」を勧められました。アイムスは食べますが、w/dは頑として食べません。このような場合、やはり食物アレルギーの疑いが強いでしょうか?その場合、どのようにして原因物質を突き止め、適切な食事を与えられるでしょうか?とても楽しみにしている缶詰は今後一切与えてはいけないでしょうか?下痢は病院で貰った薬を飲ませると治まります。軽い下痢の時は病院に行かなくても1日で自然に治る時もあります。下痢が治まれば食欲はあり、元気もあります。肝臓の値が高いのが特に気になります。完全室内飼いで他に動物はいません。どうぞよろしくお願いいたします。

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 食物アレルギーとすると、
その原因となる食物があるはずです。
もし、おやつを含めた食生活にほとんど変わりがない、というときは常に下痢や腹鳴(おなかがゴロゴロいうこと)など何らかの症状が出ているはずです。
この点はいかがですか?
食物アレルギーの検査は除去食試験という方法が1番確実です。
方法はかかりつけの獣医師に聞いて下さいね。
血液検査だけで全ての病気が見つかるわけではありません。
特に胃腸の病気は見つからないことが多いです。
これほど慢性化しているのであれば、レントゲンは内視鏡検査も必要かもしれません。
また、全ての検査をしても慢性下痢の原因がわからないことがあります。
このようなときは、心理的な要因なども考えていく必要が出てきます。
こんなときは、食物繊維をたくさんあげると改善した例もあります。
気軽にはじめるには食物繊維は私はいいと思っています。

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相談内容:日々、心配でしかたありません

飼い主からの相談

相談者:東京都 イヴイヴさん
はじめまして。私は、(猫)チンチラ12歳を飼っているものです。ご相談内容は、去年の夏くらいから嘔吐し始め、1日1回はありました。酷い時は血が混じる事も多々ありました。急いで、病院に連れて行き検査をした所、腸の肥厚とコロナウィルス感染でした。ウィルスは過去に感染したもので、完全には完治しないと言われ、腸の肥厚も同じく直らないと言われました。今は、嘔吐は落ち着きましたが、毎日、下痢が酷く、1日に3回~4回します。最初は、柔らかい便ですが、回数を重ねると水状になってきています。それと、時々、下半身の痙攣も起しますし、日々、下半身も痩せ細ってきています。病院の話によれば、食事が合わない可能性があるかもしれないです。と言われました。痙攣は、栄養不足
との事ですが、日々、心配で他の病院に連れて行こうと、考えています。血液検査の結果は、白血球は22.9、赤血球は371、ヘモグロビンは4.7、Htは13.9、CREは0.4、血糖値は207が、通常より悪いそうです。どうしたらいいか教えてください。
よろしくお願いします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

 文章からの推定ですが、おそらく猫伝染性腹膜炎といわれるコロナウイルス感染症の一つの病態だと思われます。コロナウイルスに感染した猫が必ず発症するわけではないのですが、一度発症いたしますと多臓器にわたる炎症を起こしていきます。病変は中枢神経に及ぶ事もございます。
 この炎症はウイルスに対して免疫が過剰に働くアレルギーの状態ですので、治療の中心は免疫の抑制になります。
 免疫抑制剤を使いますと、他の感染症にかかりやすくなり、糖尿病や肝臓病も併発しやすくなります。そのあたりをいかにコントロールしていくかが重要になります。
 おそらくイヴちゃんもこの治療を受けておられ、病気と戦っておられるのだと思います。本当に辛い事だと思いますが、完治させる特効薬がございませんので、免疫抑制剤(ステロイド)の使用とその子その子で現れる多様な症状に対する対症療法しかないのが現実です。
 良い治療法がいまだ開発できないのは我々獣医師の責任として申し訳なく思っております。
 ただ、罹患している病気はコロナウイルス感染だけではなく他の疾患も併発しているのかもしれませんので、よく相談してみて必要な検査治療を受けてください。
 どうかお大事にしてください。イヴちゃんに少しでも長く安息が訪れるようお祈り申し上げます。

伊東 彰仁先生(イトウペットクリニック)からの回答

コロナウイルスは、FIP(猫伝染性腹膜炎)のことでしょうか。それとも腸管型のコロナウイルスのことでしょうか?FIPを除くコロナウイルスは、通常の免疫力を持つ猫にとっては、ほとんど問題はないと思います。Ht値が13.9は危険な状態です。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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