子猫にケージって必要?

猫は、こたつの中や家具の隙間など、狭くて囲まれた場所が大好きです。箱にきれいにハマっている猫の写真など、ネットでもよく見かけますよね。

野生動物は外敵から身を守るために、安心できる場所に隠れようとします。猫は特にその習性が強く、室内に程よく狭い空間や隠れられるスペースがあると、リラックスできるのです。

そのためケージは閉じ込めるものではなく、猫にとって居心地の良い場所を作るという目線で見ると、決して悪いものではないといえます。

ただし、大人になってから無理にケージに入れるのは厳禁です。子猫のころから上手くしつけて、ケージ生活を覚えさせましょう。

子猫をケージで飼うメリットとは?

子猫はとっても好奇心旺盛。飼い主の留守中に自由にさせておくと、さまざまな事故や問題が起きる可能性があります。

まず心配なのは盗み食いによる誤飲誤食です。人間の食べ物には猫の身体に良くないものが多数あります。食べ物は前もって隠すなどの対処をしていても、何かの拍子に口に含んでしまうと大変危険です。

また、暴れまわって家具を転倒させたり、怪我をしてしまったりすることも考えられます。部屋を閉めきっていたつもりが、隙間から外に出てしまい、そのまま行方不明になる場合もあるかもしれません。

飼い主の留守中だけでもケージに入れておくことで、これらを防ぐことができます。日頃からケージに慣れておくと、病院などで外出する際にも嫌がることなく、少しはストレスを軽減できるでしょう。

さらに、トイレのしつけにもメリットがあります。子猫のころからケージ内のトイレで用を足す癖をつけておくと、部屋が砂で汚れることがなく後処理が楽になりますよ。

ケージの利用をやめたほうが良い場合

猫は自分だけの狭い場所が好きですが、それにも限度があります。ケージに入れておくのは、最長でも5~6時間を目安に、それ以上になりそうな場合は別の対策を考えましょう。

例えば一人暮らしで猫を飼っていて、仕事で毎日8時間以上は家を空けるケース。この場合はケージは使用せず、部屋全体を猫が留守番できる形に変えたほうがいいです。

猫によっては、閉じ込められるのが好きではない種類もいます。ケージの中が散乱しているなど、明らかにストレスを感じていると見受けられたら、使用を中止しましょう。

飼い主が帰宅した後は、必ずケージから出してください。どんなに慣れていても、ケージの中にいるストレスはゼロではありません。その分在宅中はたくさん遊んであげ、コミュニケーションを取ってくださいね。

どういうケージを選べば良い?

猫は横移動よりも縦に動くのが大好き。タンスなど家具の上に登りたがる習性を持っています。ケージも高さと段差のある構造のものを選んであげましょう。

2段タイプ、飼い主が留守にする時間が長いようなら3段タイプが理想です。階ごとに食事、寝床、遊び場など目的を分けてあげるといいですね。飲食水を絶やさないこと、ケージを置く場所の温度や日差しの有無などに気を付け、猫にとって快適な環境を作ってください。

子猫のときは良くても、大きくなってきたらケージの利用は不向きになる場合もあります。いたずらや食事のしつけがしっかりと身についてきたら、ケージの入り口は常に開けっ放しの状態に変えていくのもいいでしょう。

まとめ

ケージはしつけや事故防止に役立ち、子猫が安心できる場所にもなります。使い方次第で、飼い主の負担もかなり楽になるので、ぜひ活用してみてくださいね!
 執筆者プロフィール
webライターです。犬が好きです。猫はもっと好きです。でも犬も好きです。

猫のブリーダーについて

魅力たっぷりの猫をあなたも迎えてみませんか? 

おすすめは、ブリーダーとお客様を直接つなぐマッチングサイトです。国内最大のブリーダーズサイト「みんなの子猫ブリーダー」なら、優良ブリーダーから健康的な子猫を迎えることができます。

いつでもどこでも自分のペースで探せるのがインターネットの魅力。「みんなの子猫ブリーダー」では写真や動画、地域などさまざまな条件で理想の猫を探せるほか、多数の成約者の口コミが揃っています。気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

※みんなの子猫ブリーダーに移動します