【猫の病気】胸水が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容

胸水が疑われる症状に関しての獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:慢性腎不全 胸水

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 とまもさん
20歳猫、今年から慢性腎不全悪化。去年から血尿頻尿あり。抗生剤使うも治らず、膀胱癌の疑いあるが高齢のため検査していません。その頃から慢性腎不全悪化し、クレアチン4・9毎日やっている補液を60㍉から90㍉へ増量。1週間後3・8になり安堵したら苦しそうな呼吸あり。調べると胸水貯留あり。200抜く。加水を疑い、ほ液をまた60㍉にもどす。3日後また溜まり100抜く。また3日後100抜きました。ご飯は食べず強制給餌にて高栄養食(市販のご飯)150kcal目標で食べさせてます。かなり痩せました。余命宣告もされていますが頑張ってます。苦しいことはさせたくないです。胸水で息が苦しのはみたくないです。胸水は腫瘍とかではないと言われました。色々考えて低アルブミンで胸水なのか、心臓が弱って胸水なのか。胸水はまた溜まるのか。どのくらいで病院に連れて行っていいのか。主治医は苦しそうでなけれ場1週間後で良いと。呼吸は30回くらい。比較的早めです。強制給餌中ですが少しは自分でも食べます。もし心臓が
悪く、利尿剤とかかけたら胸水は減っても腎不全悪化するかもと。前回胸水抜いて3日経ちますが溜まっているのではないかと不安です。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
かなりシビアな状況ですね。
お伺いする限り、予想される状況としては、肥大型心筋症からの過剰輸液(ご相談者様が仰る加水?)による胸水貯留です。
確かに利尿剤が適応されるべきでありますが、腎臓の数値が上がる可能性はあります。
最近ではそれ以外の治療薬(ピモベンダンなど)を適応外使用で使用するケースもあるそうです。
かかりつけの先生と相談してみましょう。
予想としては今後、胸水は溜まり続けると思われます。
胸水の方が命に直結するので、補液は最小限にし、呼吸数が早い場合が随時胸水を抜いてあげた方が本人は楽だと思います。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:呼吸が苦しそうです

飼い主からの相談

相談者:和歌山県 きじさん
9歳のオスで10日前から呼吸があらく食欲不振、発熱のため病院に行ったところ、感染症として抗生剤を処方されました。なかなか症状がよくならず2日前に再度病院を受診しレントゲンを撮ってもらうと肺が真っ白にうつり胸水が溜まっているとのことで胸水穿刺をしていただきました。170ccの血性漿液を抜いてもらい、血液検査では白血球の増加以外に異常所見はありませんでした。胸部強打による外傷を疑われましたが心当たりはありません。翌日になっても呼吸があらく頻呼吸だったため胸水を抜いてもらうと昨日よりも血液量が増えていました。点滴と感染症検査をしていただき、猫エイズと白血病は陰性でした。昨日から水も飲まなくなり今朝もまだ息苦しそうにしているため、ご質問させていただきました。どうぞよろしくお願い致します。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
なかなかシビアな状態ですね。
胸水が溜まるとなると、心臓の疾患(肥大型心筋症)、腫瘍(胸腺腫、リンパ腫)、肺の疾患(肺葉捻転?)などが疑われると思います。
胸水を抜ききってからのレントゲン検査や、心臓の超音波検査は行っていますでしょうか?
胸水に関しては、お伺いする限りは毎日抜かないとだめなようですね。
対症療法として胸水を抜きながら、原因疾患を特定し治療を行うとよいのかなと思いました。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:レントゲンに映る小さい腫瘍

飼い主からの相談

相談者:兵庫県 赤とんぼさん
9歳でもう亡くなった雄猫なのですが、
2歳頃に数軒の病院で診て貰った事があり、
田舎なのであまり大きな病院がなく、どこもあまり解らないようだったので
何の病気だったのかなと思いご質問させて戴きました。
症状は、2歳になった頃、じゃらしで走り周った後すぐ息切れがするようで、喉の辺りからコトッコトッと変な音がするようになりました。
毎回なので怖くなり、あまり運動は止めました。
1日1回くらい痰がからんだような苦しそうな咳をするようになりました。
それ以外はフードもよく食べてましたが、
水を飲む量は多かったと思います。
しばらくして膀胱炎のような症状が出て、病院でエコーや
レントゲンを撮った所、
肺と膀胱辺りに1ミリから2ミリくらいの無数の白く映る点々がありました。
その病院でははっきり細胞検査はしませんでしたが
癌じゃないかと言う事で入院して抗がん剤を打って、
腫瘍が消えたと言う事で退院しました。
ピロキシカムを2年ほど飲みました。
そことは違う病院に聞いてみた所、
そんな癌はないよと笑われてしまいました。
抗がん剤じゃなくて、一緒に使った抗生物質が効いたんじゃないかなとも。
このような症状だとどんな病気が疑われるでしょうか?
まだ数匹飼っていて、たまに咳が出る子もいるのでご質問させて戴きました。
宜しくお願い致しますm(_ _)m

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
なかなか難しいお話ですね。
まず、癌だったと仮定するケースからいきましょう。
肺に小さくしこりを形成するものは、どこか別の所からの転移か、もしくはリンパ腫が考えられると思います。
リンパ腫であれば抗がん剤で消えたように見える可能性はあると思います。
か、リンパ腫で膀胱炎様の症状を示すことは多くなく、また2歳で発症し、再発なく9歳まで元気であることも少ないでしょう。
では、腫瘍ではなくて炎症(肺炎、猫喘息など)であったと仮定するケースであれば、あり得ると思います。
が、1.2mmの病変は、基本的に石灰化しないとレントゲンには映りません。
あまり炎症っぽい所見でもないように思いました。
お力になれず申し訳ありませんが、やはり「不明」なんだとおもいます。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:ただの肺炎ではないのでしょうか?

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 ノアっちさん
マンチカン 雄 9歳。元気な時の体重、7キロ。
ひと月前頃、みたことのないような「咳」の後、食欲不振、元気消失、心配になり病院受診。
血液検査…目立つ異常は無しでしたがSAAは少し高め。
レントゲン撮影の結果も、目立つ問題はないが、心臓まわりが不明瞭。
等の点から、
気管の炎症かな?との診断。
その後、ひと月ほどの間に、約10回ほど治療の為、受診、内容的には皮下点滴と、状態に合わせた濃度のインターフェロン投与。
2週目あたりで、一旦、少し「食欲回復」するも… 
3週目あたりで、また、食欲不振。
通常、療法食ドライフード、1日で30グラムですが、食欲あるときで半分ほど、食欲ないときは1日で、5グラム程度。
途中…食欲不振酷い時には、ペース状のフードをシリンジにて強制給餌。
食欲不振ですが、初回の診察で、脂肪肝等の症状はみられず。
繰り返し診察してもらうも、具体的な病名の確定に至らず。
体重…3週~ひと月経過する間に、で、7キロから5.8キロまで減少。
体重減少と比例して、歩くときフラつきも目立つように。
フラつき症状出た後には、首の傾きも確認。
「斜頚」の疑いも…ここでも、斜頚だとして、その原因、神経系からなのか、脳の障害か…  
確定するほどの症状表れず…断定するほどの材料は無し。
しかし、日に日に元気も体力も無くなっていく感じ。
原因も病名も判明しない状況が続き…MRI、CT検査受けられれば、原因はわかるかも…との話出るも、
全身麻酔のリスク等々、考慮して、なかなか決断も出来ず… 
でも、それで何かわかるなら…と、体力的に問題ないか等、確認する為、受診したところ、聴診器で…片方の肺の音聞こえない…とかで、
初診以来、ひと月ぶりにレントゲン撮影すると…
片方の肺、全て真っ白な状態。
この状態から…肺炎では?と、進行の早さから、数日連続で…皮下点滴、インターフェロン集中的に治療するも、
全然、改善みられない状態、ただの肺炎でもなさそうで… 
先生的にも、初めてのケースで、ほぼ、お手上げ状態。
現状、弱っているので、麻酔無しでのCT検査を検討中。
片方の肺だけで、この先、生存可能なのでしょうか?
病名も確定したとしても、治療法あるのでしょうか?

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

お返事ありがとうございます。
穏やかに、苦しむこと無く最期を迎えられるようお祈り申し上げます。
またどうぞ宜しくお願い致します。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

おはようございます。
詳細に経過をありがとうございます。
ご相談者様の仰る通り、本人の状態がかなり悪いようです。
また、血液検査の異常が多かったとのことで、診断がついても間に合わない、または治せない可能性は大いにあります。
超音波検査にて肺を確認して、胸水抜去などの処置が難しいとなると、CTを撮っても結局手術しか方法がない、となるかもしれません。
そうなると、血液検査の異常が多かった今、麻酔下での処置は厳しいかもしれません。
以上わ踏まえて、かかりつけの先生ともう一度CTに関してはご相談の上、検討し直してもいいと思いました。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
とても心配な状況ですね。
個人的には、可能であれば無麻酔CTを早めに推奨します。
レントゲンのお写真が、左側のものが悪化したときと理解していますが、ポジションが悪く評価しにくいです。
確かに右の肺が全域均一に白く、可能としては、液体貯留(血液、膿など)、腫瘍、無気肺などが考えられますが、いずれにせよ超音波検査かCTによる精査が求められます。
確かにここまでくると治療は困難な可能性もあり、悩ましいところです。
ふらつき、斜頸などの神経症状も、関係があるかまだ分からないところかと思いますが、そちらも治療の可否に関わってくるでしょう。
またCT後に診断がついたらご相談お待ちしております。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:FIPの猫にGS441524を使い治療中です。

飼い主からの相談

相談者:大阪府 koyukiさん
里親に出した猫が10日程前から元気が消失。
その後病院で検査をして頂いた所FIPと診断。
(手元にデーターがありませんが、A/G比が0.5 肝臓の数値が高かったと記憶しています)
1週間モルヌティラビルを飲ませましたが効果が無く、1週間後病院に同行した際、覆水が溜まりお腹がかなりパンパンになってました。
ステロイドを併用し、もう少しお薬を続けて欲しいと病院で言われましたが、お薬の効果が有れば、3日位で元気になる事が多い様ですが、効果が無かった為、他病院で昨日からGSを使い治療を始めました。
コロナの研究をされてる先生から、モルヌティラビルを使った際はステロイドを併用した方が良いと伺いましたが、GSでも、ステロイドの併用は可能でしょうか?
又、昨日から兄弟の猫に胸水が溜まり、FIPと診断されました。
その為、里親様宅から猫を引き上げる予定ですが、
ケージでしばらくは生活をしてもらうつもりですが、他の猫達と一緒にすると移りますか?移る場合はどれ位の間隔離が必要でしょうか?
ご回答頂けたらありがたいです。
宜しくお願いします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
FIPの治療経過が芳しくなく、大変ですね。
わたくし自身、モヌルピラビル、ムティアン等を使ったことが無い為、勉強した範疇でのお答えとなります。ご了承ください。
さて、上記薬剤は、今まで治療法がなかったFIPの治療薬として現在注目を浴びています。
上記薬剤は、ウイルスの増殖を直接STOPさせる薬剤で、今までは腹膜炎(本態は血管炎)を止めるべくステロイドを中心としてインターフェロンや対症療法をを行ってきました。
ですので、基本的に今までの治療に上記薬剤を加えて治療することが多く、併用可能だと理解しています。
また、基本的にFIPは伝染しにくいと考えられています。
腸コロナウイルスが体内で変異しFIPになるとされていますが、経験上同居のねこちゃんに感染しているケースが多いです。
ですので、基本的に隔離を推奨します。期間に関しては申し訳ございませんが存じ上げません。
ご参考になれば幸いです。
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井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

FIPにはまだ標準治療がございません。
ですので今私が答えているのも正解と決まっているわけではありません。
各動物病院がそれぞれに努力研鑽して、治癒率を上げている最中です。
どうか頑張って治療を続けてください。
我々も少しでも完治する子を増やすため、日夜励んでいきます。
お大事にしてください。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

エネアラは強く推奨されます。私は必要だと考えております。
FIPでは貧血も起こりやすく新陳代謝も悪化します。
エネアラに含まれる5ALA(アミノレブリン酸)は北里大学・長崎大学医学部の研究でコロナウィルスに対する効果が発表されておりますし、ミトコンドリアを刺激して貧血を改善することが確認されております。
どちらもまだ農林水産省は効果を動物薬として認めておりませんが期待できる薬です。現時点では法律上サプリメントとしか言えません。
当院では説明をした上で希望があればに処方しております。
プレドニゾロンは体重1キロあたり1㎎/日で処方します。ただ、肝酵素が上昇したり高血糖になる場合には適宜減らします。

井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

FIPは非常に感染しにくいですが同腹の兄弟猫にはかなり高率に感染します。血のつながりがないと数年間一緒にいてもまずうつりません。仮説としては遺伝的にFIPにかかりやすい遺伝系統がある・幼少時にすでに同じ株に感染している等が考えられます。
当院では年間数十頭のFIPを治療しておりますがムチアン内服より圧倒的にGS441524注射の方が完治率が良いです。費用もリーズナブルです。12週間注射をしますとほぼ全ての猫でコロナPCRが陰性になります。ただし、20%弱の猫はそこまで行きつかずにドロップアウトか亡くなってしまいます。
GS441524の注射とステロイド(プレドニゾロン)は基本的に併用してください。GSでウィルスを退治しながらプレドニゾロンでサイトカインストームによる種種の症状を抑え込むイメージです。84日間は長いですが完治を期待して頑張りましょう。
お大事にしてください。

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 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

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