相談内容:毛は生えてくるのでしょうか
飼い主からの相談
チワワのオス6ヶ月1.8kg未去勢 レオのことでアドバイスを頂きたいのですが・・・2ヶ月で我が家に迎えたのですが、少したった頃から顔の脱毛が始まり耳の付け根と体も皮膚が見えるほど脱毛しました。脱毛したところは産毛が生えていたので今現在 体はしっかり毛が生えています。でも顔は一度生えてきたのですが、また脱毛して毛が薄くおでこの所は左右対称に脱毛したまま産毛も生えておらずツルツルの状態です。耳の付け根は毛が薄いままです。何度も何度も皮膚の検査をしましたが何も出ません・・・痒がっている様子もありませんし皮膚もきれいです。
毛が抜け始めた頃から 抗生剤・抗真菌剤のクリームを1日2回塗っています。主治医は成長期なので何とも言えないが、ホルモン異常や内臓からくるものかもしれないから近いうちに検査をしましょうと おっしゃっていました。やはり内臓やホルモンの異常なのでしょうか・・・?そして、いずれ毛は生えてくるのでしょうか?お忙しい中申し訳ありませんがアドバイスお願いします。
今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

生後6ヶ月齢で脱毛を起こしたときは、感染性による皮膚疾患なのか先天性の皮膚疾患なのかを区別する必要があります。
感染性の皮膚疾患には膿皮症、アカラス、皮膚糸状菌などが考えられます。アカラスと糸状菌は検査で除外しておきましょう。
何度も検査をしたということですから、アカラスと糸状菌検査も含まれていると思います。
この点は担当の獣医師に確認して下さい。
疥癬症も脱毛を起こしますが、脱毛が見られるほど重症感染を起こすと必ず強いかゆみがあるはずです。
感染性皮膚疾患が除外されたら、次は先天性のものを検討していきましょう。
この年齢でホルモン性疾患は稀と思われますが、可能性がないわけではありません。
内臓疾患や栄養状態は身体検査、血液検査などで評価ができます。
しかし、私ならまずは被毛検査で被毛の成長ステージと異常な被毛がないかを評価します。
この年齢のチワワでは、黒色毛や淡色毛に関連した毛包形成不全が見られることがあります。
相談内容:ふけ
飼い主からの相談
こんにちは。何度か質問させていただいています。
13才♂・12才♀・10ヶ月♀のMシュナを飼っています。
6月に10ヶ月の♀が来てしばらくしてから、3匹ともがかゆみを発症し、獣医さん4件めで疥癬とわかりました。10月23日から4週にわたり毎週注射をしてもらい、かゆみは3匹ともとれましたが、13才の♂と10ヶ月の♀は今現在ふけを出しています。
13才の♂のふけはかなり大粒で、皮膚の皮がめくれてふけになっているような感じです。
前足の肘の部分が疥癬の為、毛が抜けてしまっているのですが、その肘の上の部分がひどく、お腹、耳、後ろ足の甲の部分も同じ症状です。
10ヶ月の♀はお腹の脇からふけがで出いますが、13才の♂ほどひどくありません。
かゆみはあまりないようです。
疥癬の後、皮膚がまだ元に戻っていないだけなのでしょうか?
それともまた何か病気でしょうか?
アドバイスよろしくお願いします。
今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

疥癬症が完治しないときは、4週間だけではなくもう少し治療を続けるとよいでしょう。
特にたくさんのワンちゃんがいるときは、全員が完治するまで治療を続けましょう。
治療がうまくいかないときは、常に何らかの要因があるのでは?と考えていく必要があります。
もちろん、疥癬が完治しきっていない、疥癬がいなくなった後に皮膚炎だけが残っているなども考えられます。
しかし、疥癬以外にも皮膚疾患があるかもしれません。
正確な診断のためには、病歴の把握、病変の分布、症状などを正確に判断する必要があります。
相談内容:子犬の引き取り前の疥癬
飼い主からの相談
はじめまして。現在念願のコッカースパニエルの子犬を飼えることになり、引渡しの日程まで決まっていたのですが、引渡しの前日に子犬が疥癬にかかってしまったらしく、引き取りは完治してからということになりました。
ブリーダーさんからネットの業者さんを通して購入する形なのですが、引き取り前に疥癬にかかるとは、やはり子犬に今後も皮膚病の病気があるか、体の弱い子犬なのか、など家族が引取りを反対しております。
ほかの子犬にかえてもらうことも可能なのですが、私としては前からお願いしていた子犬で引き取りたいのですが、家族が今後の病気を心配する声もわからなくはないので、とても判断に迷っています。
疥癬にかかるということは、やはりなにかその子犬に問題があるのでしょうか?そして今後も病気にかかりやすい可能性が高いのでしょうか?
とても判断に迷っています。
どうかなにかご意見いただけたらとても心強いです。
どうかお願い致します。
ちなみにその子犬は今年の7月31日生まれの雄で、疥癬の状態は比較的軽そうで、あまり毛を抜かなくて済みそうだと言うことでした。
大村 知之先生(おおむら動物病院)からの回答

疥癬症は,病気の動物から移る病気で,
アレルギー様の反応を起こしかなり痒い病気です.
集団で生活しているワンちゃんに多く見られ,
しっかり治してあげる事が必要です.
「体が弱い子犬なのか?」と言うことを心配されていますが,
疥癬がうつったからと言って一概に体が弱いとは言えません.
しかし同じダニの仲間で「ニキビダニ」は,
すべてのワンちゃんに少数ですがいる(寄生している)虫で,
正常のワンちゃんでは増えませんが,
子犬だったり,病気をもっていたりして抵抗力が落ちている子に
発症します.
心配でしたら
良くブリーダーさんと相談されると良いと思います.
また,
新しいワンちゃんが家に来たら
早いうちにかかり付けの動物病院を決め,
身体検査を受け,飼い方,食事,予防,しつけの仕方など
相談してみる事をおすすめいたします.
相談内容:フケ・かさぶた・湿疹などが治りません。
飼い主からの相談
チワワ♂2歳半(去勢済み)です。
以前から、湿疹や皮膚の赤み・脱毛(耳先・ひじ・太もも・口の周り・手足の先・首・胸元の脱毛)がひどく、病院に通っていました。
先月半ば頃からはますます悪化し、湿疹・赤み・湿疹が潰れたようなかさぶた・脱毛・大量の乾いたフケがあります。
ネットで調べて疥癬ではないかと思い、病院へ行きましたが、皮膚を削る検査をしても細菌や真菌は見つかりませんでした。
以前、私自身が顔以外の全身に湿疹ができ、1ヶ月以上治らない事がありました。(皮膚科では問診のみで、原因不明とされました)
私の症状と犬の症状に共通するものが疥癬だったので、疥癬だと思ったのですが、医師に「疥癬は人には移らないから違う。今時、疥癬のダニを持っている犬はほとんどいない。」と言われました。
疥癬は本当に移らないのでしょうか?疥癬の可能性は低いでしょうか?
医師はアトピーかストレスを疑っているようで、ステロイドばかり出します。薬を飲ませれば飲ませるほど悪化していくような気がするのですが、このまま医師の指示に従っていて大丈夫なのか、とても不安です。
井上 平太先生(井上動物病院 動物取扱業登録第56-104号)からの回答

疥癬症とは、主として穿孔ヒゼンダニの寄生で起こる皮膚病です。非常に痒いのと細菌の二次感染を起こし化膿性皮膚炎を伴う事が特徴です。ステロイドの投与で悪化する事があります。
穿孔ヒゼンダニは検査ですぐ見つからない事も多いです。数回検査して初めて捕まえる事ができることもございます。しかし、症例としてはめったにいないわけではなく、地域差もあるのでしょうが上尾では時々見かけます。
穿孔ヒゼンダニは一時的には人にも感染いたします。私自身は感受性が強いのか、疥癬症の患者を拝見した後に皮膚の痒みとフケを伴う皮膚肥厚が腕に起こる事がございます。イバメクチンを塗布するとすぐ治りますのでたいした事ないのですが、おそらく一般的な外用薬でもすぐおさまるのでしょう。
今回の皮膚病が疥癬症かどうかはわかりません。もう一度皮膚の顕微鏡検査や真菌培養を受けてみた方が良いかもしれません。
今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

やはり疥癬は疑うべきだと考えます。
症状が出ている部位も疥癬と一致するところがあるし、皮疹からも疥癬は疑う必要があります。
ステロイドで悪化するなら、アトピーがないとは言い切れませんが、もっと他の原因が今の状態にしていると考えるべきではないでしょうか?
また疥癬は人に感染します。しかも、検査で疥癬が見つからないこともよくあります。
検査で見つからなくても、他の所見から疥癬が強く疑われる場合はまず疥癬の治療をして症状が改善するかどうか確認する必要があります。
相談内容:原因と改善方法がしりたいです
飼い主からの相談
2005年8月頃から耳を痒がるようになり、耳顔回りの毛が薄くなりました。病院に通うようになり、蚤ダニ等はなく(念の為薬は投与)血液検査は肝臓の数値が低いとの結果でしたが、数週間後の再検査では安定。掻き毟り蘭hの為エリザベスカラーをしていますが、その上からも掻き毟りカバーに血やかさぶたが付着しています。カバーになれた頃には、自分で体を舐めれる様になり、腹部や腿等も毛が抜け赤くなっています。朝晩全身を濡れタオルで拭くのと皮膚病の薬は必ず飲ませています。2ヶ月目にもうだめかと思うくらい動かなくなり体臭もきつく肉球もはれあがり、奇跡的に5~7ヶ月め位に初期症状位に回復しました。その間も薬は飲んでいます。8~10ヶ月回復し始めてから毛も生えそろい始めました。耳だけは朝晩拭いても瘡蓋や黒い汚れがありました。病院で相談して、ステロイドがはいってあるクリームを塗るよう指示されました。3日目位に掻き毟りが酷くなり、クリームはやめましたが、症状が悪化し始めまた去年と同じ様になり始めています。病院に相談するのも少し考えてしまいます。(勧められたシャンプーで、酷くなった事有)出張が多いので、ストレスだと言われましたが、必ず人に預けて行きます。ちなみにもう1匹は普通です。
野矢 雅彦先生(ノヤ動物病院)からの回答

こんにちは。すでに1年以上も経過しており症状もかなり重いようですね。皮膚や全身の状態がみられないので原因をお答えすることはできませんが、今後のアプローチについて書いてみます。まず、皮膚の掻爬検査、毛検査、血液検査、血液化学検査、レントゲン検査、超音波検査を行い、悪性腫瘍や臓器障害の有無を再度調べます。さらに、追加検査として皮膚糸状菌の培養検査を行い、以上の検査で原因がはっきりされないときは皮膚の生検検査を行います。費用はかかりますが経過が長く状態もよくないので思い切って行っておくことをお薦めします。また、生命の関わっている状態ですので、担当医に皮膚科の専門医あるいは得意な先生を紹介していただくのも良い方法です。鑑別しておきたい疾患としては、食事過敏症、免疫介在性疾患、悪性腫瘍、真菌症、疥癬症、アレルギー、その他です。お大事に。
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