相談内容:猫のアレルギーについて
飼い主からの相談
◯猫/5歳/4.1kg/アレルギー持ち/歯肉炎で通院中/
1歳頃から突然、黒い耳垢、頭を振る、耳を掻き過ぎて出血、体も舐め壊して出血、という状態が始まりました。
病院ではアレルギーだと言われましたが、アレルギー検査はしていません(かかりつけ獣医も私自身も、検査の精度が不確実だという認識の為)。
かかりつけ獣医からいくつかフードを教えて頂き、ロイヤルカナンの療法食に変えたところ、上記の症状は全て治まりました。
ロイヤルカナン製品以外(他社フードや蒸したササミ、魚等色々試しました)を少しでも与えると痒がる為、検査はしていませんがアレルギーだと考えております。
また、花粉が飛ぶ季節にも反応する為、花粉の季節の換気は夜間に行うようにしました。
しかし、今度は歯肉炎の症状が現れ、現在通院中です。
ステロイドの服用と皮下点滴を受けると、1か月程は症状が治まります。
それ以降徐々に「食事中に悲鳴を上げる」「ヨダレが増える」「頻繁に口をペチャペチャ鳴らす」「同居猫にイライラする」「顔周辺を触られる事を嫌がり、伏せた状態が続く」「グルーミングが出来ない」等の症状が再び現れ、限界を感じる頃(2ヶ月前後)に病院へ連れて行って上記の処置を受ける。その繰り返しを2年ほど続けて来ました。
臆病な性格で通院のたびに怯える為、通院期間を限界まで延ばして2ヶ月前後です。
抜歯の相談もしましたが、口内を獣医と共に見ながら「歯に接する部分には炎症が無い」「歯茎を噛んだりして傷付けるような形状では無い」「元々アレルギー持ちの為、アレルギー性だろう」という事から「歯が原因では無い為効果は望めず、余計な負担をかける確率が高い」という事で抜歯は断念しました。
獣医の見立てでは「今後喉にも進行するのを、なるべく遅らせている」という状態だそうです。
「弱い個体であり、アレルギーも酷く、長生きを期待しない方が良い」とも言われました。
長生きは勿論大切で幸せな事ですが、猫自身の負担を増やしてまでの延命は望んでいません。
セカンドオピニオンも考えましたが、上記の耳や皮膚が荒れていた頃に数件病院を巡り、様々な処置を受けても改善せず、やっと辿り着いたのが現在のかかりつけ獣医の為、正直再び信頼出来る病院を探す為に猫を連れ回すストレスを思うと行動に移せません。
また、現在のかかりつけ獣医の「納得出来る説明」「猫の負担を考えた上でリスクが上回る処置を行わない・勧めない」「これまでの処置の効果」を信頼している為、セカンドオピニオンのハードルが一層高く感じています。
ただ、かかりつけ獣医の事は信頼しているものの、いくら長生きが望めないかもしれないとはいえ、まだ5歳です。痒みや痛みに耐え、通院のたびに怯え、一時的な緩和を繰り返す生活が、あと何年続くかわかりません。
アレルギー性の歯肉炎に対する治療法や緩和法、セルフケア、その他サプリや市販品、何でも構いません。「アレルギー性では無く、別の病気の症状に当てはまる」というご意見でも構いません。今後の選択肢を増やす為の知識が欲しいです。私のエゴを押し付けたくは無いものの、なるべく穏やかに幸せに生きて欲しい。どうかよろしくお願い致します。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
猫の歯肉炎(口内炎)はなかなか難しいですよね。
現状、ステロイドや抗生剤での治療のみとの理解で宜しかったでしょうか?
診断に関しては、文章のみなので詳細にご回答申し上げられないこと、ご了承下さい。
あと私が知る選択肢としては「インターベリー」や「アニミューン」くらいしでしょうか。
是非一度、かかりつけの先生に相談してみてください。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:猫のアレルギーについて
飼い主からの相談
約半年ほど前から、ソマリ5歳女の子体重3kg弱(避妊済み)に首周り、腰、尻尾、様々な所に人間のにきびみたいな物ができ始めました、その後かかりつけ医に相談するとアレルギーとの事でステロイド治療をし症状はマシになりましたが、ステロイドを辞めるとまた再発したので、現在シクロスポリンを2錠飲んでいます。
症状はマシになったり、すこしアレルギーがでてきたりと繰り返していますが、方向的にはなくなっていっています。
下痢の症状が出てかかりつけ医と相談し、整腸剤or薬を辞めるとマシになるので、間違いなくシクロスポリンのせいかと思います。
現在の方針としては、シクロスポリンを平日のみ飲ませ、土日は休薬を作る方向で話が進んでいます。
通院歴は約1年半前の猫カビ(完治済み)のみです。
他にも猫が4匹(アメリカンショートヘア、マンチカン、キジトラ、サイベリアン)居てます。
ノミダニの薬も毎月1回やってます。
現在ご飯はピュリナワンのグレインフリーを食べています。
以前は、普通のピュリナワンを食べていました。
アレルギーが出てからヒルズの食物アレルギーのご飯も与えましたが、特に変わらずでした。
1つ目に、シクロスポリンは飲ませ続けて下痢等は大丈夫なのでしょうか?下痢以外は食欲もあり、元気でもあるので気になる点はありません。
2つ目に、他の治療方法はありますか?血液検査をしたのですが、アレルギーを特定できずにいます、もし他の検査方法でアレルギーを特定できるのであれば、その方法を試したいと思っています。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
繰り返す皮膚症状で心配ですね。
仰る通り、シクロスポリンの副作用で嘔吐や下痢が出ることは多いです。
が、多くは一過性と言われているので、現在のところ大きく問題視されていないのが現状です。
が、やはり下痢をされると困りますよね。
シクロスポリンは、効果のある最低限の投薬で良いお薬と言われているので、投与回数を効果のある最低の回数にすると、その分副作用も回避できるかと思います。
猫のアレルギー検査においては、現時点では犬ほど良い検査は確立されていません。
あまり期待しないほうが良いでしょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:上皮癌でしょうか?
飼い主からの相談
おはようございます。
先生方にはお忙しいところ、お手数をお掛けいたしまして大変恐れ入ります。
まず病院にて診察を、ということかとは存じますが、その前に先生方の所見をいただけましたら誠に有難く、もし可能でございましたら、よろしくお願い申し上げます。
〇6歳半くらい(mix猫 / ♀)
〇2025年1月頃~:
・両耳の毛がうっすらと薄くなり、真菌かな?と思っていた
・痒がる素振りあり
・右の鼻(毛と鼻の境い目あたり)が焦げ茶色でカサっとした変色部分あり
〇2025年4~5月:
・両耳の薄毛部分はよくならず、時々痒がる素振り
※潰瘍などにはならず、そのまま薄毛部分が数ヶ月かけて拡がった
〇2025年5月18日:
・今日、ふと見ると、昨日はなかった濃い赤茶色っぽい色素変色部分ができていた
※添付画像3枚
・痒がる素振りが少し見られる程度で、もしかしたら知らない間に掻いた痕かも知れません
・血が凝固したような色で、しかし触っても質感は変わらず
・いきなりシミができたような感じ
・鼻の(本猫の右鼻孔上の毛並みとの境い目部分)にも同様の赤茶色のシミが急にできた
今日未明にいきなり赤茶色のシミができたため、心配になり、ご相談させていただけましたら大変有難く存じます。
お忙しいところお時間をいただき、大変申し訳ございませんが、ご教示いただけましたら誠に有難く、よろしくお願い申し上げます。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
仰る通り、確かにこちらはお写真だけだと判断は難しので、ご受診頂くのがベストです。
猫の扁平上皮癌は、色素が薄く日光が当たりやすい部分に出来やすいということが知られています。
ですので、外観としてあり得なくはない、と思います。
が、同時多発的に、耳にも鼻にも扁平上皮癌が出現することはまれかと思います。
経過としてはアレルギー性皮膚炎や蚊アレルギーを疑いますが、お写真のみで言えるのはここまでだと思います。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:猫同士の喧嘩により怪我をした
飼い主からの相談
今日の夕方20時頃、野良猫と喧嘩をしてしまい
下の歯の犬歯が1本無くなり
右腕の辺りから数箇所の出血があり
その他にも引っかき傷や噛み傷のような創傷が複数あり
トイレもトイレで行えず
ご飯も食べれません
触ると痛がり
右前脚は少し腫れています
帰ってきた時は泥まみれでした
傷の状態を見るために水洗いしています
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんばんは。
3日経ってご様子は如何でしょうか?
こちらはかなり外傷が酷く、感染するリスクも高いため、早急に受診が必要だと思います。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:足の怪我がなかなか治りません
飼い主からの相談
初めまして。よろしくお願いします。
高齢(正確な年齢はわかりませんが若くても14歳)で猫エイズ陽性の猫についてです。
去年の末頃に後ろ足の上部に傷ができました。1ヶ月間は様子見していましたが、患部が少しずつ大きくなってきたので2月から通院しました。
通院して患部に皮膚再生クリームを塗ってプラスモイストのシートを貼り、包帯を巻く湿潤療法を開始しました。
1週間ごとに通院し、その度に患部を洗浄してもらいました。(自宅での洗浄は、猫が痛みで暴れるので不可)
しかし、
湿潤療法開始後に患部が膿んできて傷口が大きくなったので、抗生剤が処方されました。
3週間ほど抗生剤を飲ませることになりました。
湿潤療法を1ヶ月しましたが、皮膚は再生されませんでした。
3月14日からは、かかりつけ医の判断で湿潤療法はやめました。エリザベスカラーを終日付けるようになりました。
かかりつけ医の指導のもと、患部には何も貼らず、薬も塗らないでいます。
(皮膚再生クリームを患部に塗っても、猫が座り込んだりするたびにお腹にもクリームがついていました。)
かかりつけ医には、「高齢でエイズ待ちだから、傷が治らないこともあります」と言われました。
その後は積極的な治療はされていません。。
藁にもすがる思いで、免疫力を上げるサプリやアンチノールを飲ませています。(アンチノールについては数年前から投与)
画像は今日のものです。右後ろ足です。
扁平上皮癌の可能性もあるのでしょうか?
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
お写真も詳細にありがとうございます。
お写真の方は、仰る通り痂皮や膿で覆われており、患部が拝見できない状況のようです。
これだけ治りにくい皮膚炎となると、扁平上皮癌を含め腫瘍の可能性は十分あり得ると思います。
その他、深在性膿皮症のような感染性疾患、珍しいですが免疫疾患も選択肢です。
痂皮を剥がして炎症部分から採材し、細菌培養検査や細胞診を行うと、何か診断のヒントが得られるかもしれません。
しっかりとした診断がつけば、適切な治療方針が決められると思います。
ご参考になれば幸いです。
ペット保険について

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