相談内容:SAAと膵炎について。
飼い主からの相談
7/18頃からウンチがずっとゆるく、ホイップ状でした。
その時は特に詳しい検査はせず、腸内環境をよくする薬を飲んでいました。今日までうんちが緩い時もあれば通常の時もありました。
8/4の朝から全くご飯を食べず、えずく様子が見られ胃液を一度吐きました。
かかりつけ医がお休みのため近くの病院でエコーを見てもらった所、膵臓が少し腫れてるように見えるが問題はなさそうとの事でした。
しかしその日の晩、目が虚になり心配のため夜間病院へ連れて行きました。
熱が39.9度。そして一枚目の画像がその日の検査結果です。
8/4の体重→5.75kg
8/4、8/5とご飯を食べた合計は7g程です。
そして今日8/6にかかりつけ医へ。
熱は38.5度。体重が5.45kgに減っていました。。
SAAを測った所8/4よりもさらに上昇。膵炎の可能性が捨てきれないとのことで外注検査にだしています。
本日、ステロイドなどの処置を注射でしていただきました。
ご飯も食べてくれて、40g食べました。
2枚目が8/6 SAAの結果と処置した注射。
3枚目が8/6 尿検査の結果。→膀胱内に浮遊物有。過去にストロバイト結晶があったことがありますが今回はなかったとの事です。
膵炎の可能性が捨てきれずかなりショックです。
ガンの可能性やFIPの可能性もあるのでしょうか?
3つの病院でエコーを見てもらいましたが問題なし。
腸が少し波打ってるとのことでした。
8/5.6と嘔吐はありません。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
とても心配な状況ですね。
詳細に検査結果もありがとうございます。
さて、今回は、スタートが持続する軟便でしたので、確かにお腹のトラブルのようですね。
血液検査、エコー検査の他、検便などはされていますでしょうか?
FIPに関しては、発症年齢、血液検査の所見からはあまり疑わしくないように思いますが、可能性としては捨てきれないでしょう。
どちらかというと、尿検査の所見が強く出ているように思いますが、細菌性膀胱炎は否定的でしょうか?
エコー検査で異常所見があまりないようなので、明らかなガンの可能性も低そうに思います。
どちらかというと慢性腸症のような経過ですが、消化管型リンパ腫などは所見がでないケースもありますので、注意が必要です。
まずは、外注の膵特異的リパーゼの結果を見て、その治療反応を見て追加の検査を検討しましょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:胃腸炎と言われましたが
飼い主からの相談
急に元気がなく、食事をしなくなり、嘔吐したため、診察して貰ったところ血液検査ではBANDの結果「可能性」があり急性炎症ということで胃腸炎と言われました。吐き気止めの皮下注射、点滴をしていただきました。
それから4日ほど通院で点滴と飲み薬を飲ませていただきましたが回復せず再度血液検査をしてもらうとWBC17250、好中球数13720まで上がり総蛋白、グロブリンが低下していたため入院になりました。
点滴、飲み薬朝晩2回と処置していただいてますが食事は全く摂らないため、再度血液検査をしていただいたところ、総蛋白6.2、グロブリン3.6、WBC16140と正常値になったのですが、好中球数12460、好酸球数も1640とあがり、今度はALT539、TBIL1.5、SAA9.34と、肝臓の数値が異常で黄疸も出てると言われてしまいました。
その後の病名などはお聞きしてないのですが、治ると断言されました。
医師の仰ってくれてることを信じるしかないのですが、心配でセカンドオピニオンも考えています。
このまま病院に入院させておいて大丈夫でしょうか
ご飯を少しでも食べてくれればと思っていますが、食べてくれません。どうしたらいいでしょうか。
処方して頂いた薬は不明です。
よろしくお願いします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
こちらはとても心配な状況ですね。
若い猫ちゃんで、肝臓の数値が急に上がることは、胃腸炎ではあまり無いと思います。
特にビリルビンも上昇しているので、猫伝染性腹膜炎や、食欲不振による肝リピドーシス、外に出るのであればウイルス感染(SFTSなど)なども考えなければいけないと思います。
治療が上手くいかない場合は、セカンドオピニオンを検討しても良いでしょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:肺炎治療中です
飼い主からの相談
7/2、夕飯の時に1階に来なかったので2階に行ったところ呼吸が浅く早く様子がおかしかった為救急で病院へ行き、超音波検査で肺炎と診断。
凄く興奮状態にあり、鎮静剤使用やレントゲンはリスクが高いと判断され酸素室をレンタルし抗生剤を投与して帰宅。
7/3 朝一番で近所のクリニックを受診。
血液検査、レントゲンで肺炎に間違いは無いとのこと。ただ白血球は基準値内、熱も無し。
とても臆病でまた興奮状態になり症状が悪化しても
困るので2週間程効果があるという注射を打って戴き現在自宅にて酸素室の中にいます。
質問①ご飯をあまり食べません、総合栄養食のチュール等で大丈夫でしょうか?食事量の目安とかがわかりません。
②ユキカゼの母親と兄弟も同居してるので2匹の姿を見たり気配や鳴き声がすると短くニャッニャッニャッとずっと鳴き続けるのでシーツで酸素室を覆い見えなくしていますがこちらも様子が解らず困っています。やはり視認性は良くするべきで、出たがったりするのは諦めるしかないでしょうか?
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問、ありがとうございます。
マタタビに関しては、呼吸状態によると思いますが、使わなくてよい場合は使わない方がよいでしょう。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
とても心配な状況ですね。
1日経って少しは様子は改善したでしょうか?
まず、ご質問からお答えすると、食事に関しては、現在は酸素室という環境、呼吸が苦しいという状況で食欲がないものと推測されます。
現時点で食べれるものを食べれる範疇で食べていくしかないと思います。
総合栄養食ちゅ〜るでも、量が採れればいいと思います。
また、酸素室を覆っていらっしゃるとのことですが、やはりこちら側から様子が見れないのは危険だと思います。
呼吸困難は急変することがありますので、様子は見れたほうがいいでしょう。
難しいかもしれませんが、全面覆うのではなく、一面だけ見えるようにして、落ち着ける空間を探して酸素室を設置することを推測します。
また、急に肺炎になる理由にお心当たりはありますでしょうか?
何も無いのに急に肺炎になることも不思議ですので、必要に応じ抗生剤の治療の他、利尿剤なども併用した方が治りは早いかもしれません。
状態の改善がない場合は、無理のない範疇でもう少し細かく状況を把握してあげましょう。
ご参考になれば幸いです。
相談内容:12歳高齢猫、麻酔をかけての歯石取り、クリーニング、抜歯を勧められて迷っています
飼い主からの相談
はじめまして。アドバイスをいただきたく登録させていただきました。海外在住の12歳、オスの雑種猫です。
2年ほど前にご飯を食べなくなったことがあり、動物病院に連れて行ったところ、歯石がたまっており炎症を起こしていると言われました。麻酔をかけての歯石取りに抵抗を感じ、デンタルバイオを1日1粒と飲み水にトーラスの歯磨きリキッドを混ぜてこの2年間与えていました。
日々食欲にはムラがあるのですが(もともと小食です)、ここ数日は特によく食べてくれると喜んでいたところ、急に昨日丸1日元気がなく、まったく飲まず食わずとなってしまいました。夜にデンタルバイオをつぶして少量のちゅーると混ぜたものを舐めてくれましたが、口元までチュールを近づけてもペロペロ舌なめずりはするのですが、食べませんでした。
今朝、動物病院に連れて行ったところ、食べない原因はやはり口が痛いからだとの診断でした。麻酔をかけての歯のクリーニングを勧められました。しかし12歳の高齢のため、躊躇しています。何歳くらいまで麻酔をかけての治療をしてもよいのでしょうか?
特に持病はないのですが、若い時は最高5.2kgだった体重が現在は3.8kgまで減っています。
こちらの医者からは、麻酔のリスクはあるが、歯の歯石取りをしなかったら食べられないのでだんだん弱ってきて死んでしまう、長生きさせるためにはリスクがあってもしたほうがいいと言われました。
日本のスタンダードな治療はどのようなものなのでしょうか?どうぞアドバイスを頂けますようによろしくお願いいたします。
栗尾雄三先生(konomi動物病院)からの回答

獣医師の栗尾と申します。
麻酔をかけるのに特に年齢制限のようなものはありませんが、処置の内容は年齢はかなり気にしておくことが多いです。
例えばお腹の内臓系の手術なら14歳を越えるとかなり厳しいですし、一方で、皮膚などの表面の手術なら16歳くらいまでできるかもしれません。
今回の歯石などの処置であれば、15歳くらいまでは年齢的には問題はないように思えますが、持病などの兼ね合いもありますので、事前に血液検査を含めていろいろチェックはしておくべきかと思います。
確かに歯石の問題であれば、歯をキレイにすることで食べが良くなる可能性はありそうです。しかし、懸念点は歯の問題じゃないかもしれないということです。歯をクリーニングすることはとても大切なことですが、処置をしても食べがよくならなかった時のことも考えておく必要があるかもしれません。
12歳であれば歯の処置は問題ないとは思いますので、まずは処置をしてみてもよさそうです。
(スタンダードな治療というのは、その処置の中での話になってくるので、回答が難しい内容になります。例えば、歯の処置をする際にどういうことをするのか?ということであればスタンダードというのがありますが、どのタイミングやどの状態で歯の処置をするのかは個体差が大きいためスタンダードはありません。)
どうぞよろしくお願いいたします。
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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三
アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
可能であれば以下より評価や感想・応援メッセージなどをお願いいたします。
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■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
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どうぞよろしくお願いいたします。
相談内容:いつもと様子が違う気がして通院したら
飼い主からの相談
こんにちは。
以下、時系列で説明いたします。
4/30
何度もおしっこに行く行動があった為、通院。
突発性膀胱炎と診断され、抗生剤を注射。
5/9〜11
3日連続で朝5:30〜6:00ぐらいのタイミングで吐いた為、
通院。吐き気止めの注射を打ってもらう。
5/18 朝方嘔吐。
5/19 なんとなく便の量が少ない気がした。
5/30 朝5:30頃吐く。
6/1 朝6:30頃吐く。かかりつけ医を受診。
大体最後のゴハンが24:00〜24:30ぐらいにあげており、
食後5時間後ぐらいに毎回吐いている感じです。
この1ヶ月ぐらいの間の変化としては、一度人間のベッドの上でウンチをしてしまうという粗相を初めてしました。
ベッドのシーツも取り替えきれいにしましたが、
その後2度ほど繰り返したので、トイレに不満があるのかと思い、
トイレを総取替えし、1つトイレを増やしました。
※ちなみに我が家は5匹いるので、トイレは3つありましたが、4つに増やしました。
そうしてからは粗相をしなくなりましたが、ベッドのシーツをカリカリする行為は続き、
その行為に気づく度にトイレの方に促すと、トイレで用を足すというような状況になりました。
その時、かかりつけの獣医さんにはストレスがあるのでは?ということで、精神安定作用のあるサプリを処方してもらい、数日飲みましたが、いまは飲んでいません。
そういうトイレの粗相後、なんとなく気にかけるようになってから、
食べたいと主張する割に、ご飯を食べる量が減ったような気がして、
量が減ったからか、便の量も前より少なくなりした。
※割と大きめで7キロ弱あります。
さらにはいつも居ないエリアに滞在することが増えたような気がしました。
気にしてるからか、なんとなく元気もないような気がしますし、ずっとおかしいなという気がしていました。
そんな矢先、何度も続いた為、6/1にかかりつけの病院を受診。
血液検査とエコー検査を実施。
エコーの検査は特に問題なく、血液検査も大きな問題はないということで、先生からは慢性腸症の可能性があるのではと
言われ、食事療法としてロイヤルカナンのアミノペプチドフォーミラを食べさせてみて1ヶ月様子を見ようということになりました。
そしてゴハンを切り替えてみたところ、嫌がらず食べてはいますが、やはり食べる量は少ない気がします。
また、切り替えて約1日経ったタイミングで便がかなり軟便になっていました。
アミノペプチドフォーミラで軟便になるということはあるのでしょうか??
また、このまま食事で改善しない場合は、内視鏡で細胞をいくつか取って検査することになるといわれました。
現時点で、炎症性腸疾患やリンパ腫といった可能性はあるのでしょうか??
血液検査の結果と、今朝の便(軟便になる前の便)を
添付します。
去年大腸癌で、同じ猫種を亡くしており心配でたまりません。
何かお気づきな点などあったら教えて頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
CTに関しては、行ってもいいと思いますが、得られる情報は多くないことが予想されます。
リンパ節の腫れや、明らかなしこりがないか程度しか分からないように思います。
ご参考になれば幸いです。
浅川雅清先生(フリーランス獣医師)からの回答

こんにちは。
とても心配な状況ですね。
詳細に添付頂きありがとうございます。
経過からお伺いする限り、現時点で慢性腸症、リンパ腫の可能性は十分ありうると思います。
血液検査で気になったことと言えば、血の濃さ(ヘマトクリット)がやけに高いこと、中性脂肪・コレステロールが高いこと(食後の採血?)、カルシウムが高いこと(腫瘍の可能性あり)です。
一概に、血液検査で異常は無しです、と言える範疇では無いように思いました。
不安を煽るようで申し訳ございませんが、体力があるうちに内視鏡検査を行い、リンパ腫でなければ一度ステロイドを使用して体調を戻した方がいいように思いました。
ご参考になれば幸いです。
ペット保険について

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