犬がケイレンをおこす症状に関する獣医師さんへの相談内容

犬がケイレンをおこす症状に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:目を細め上半身ピクピク 睡眠時 口パクパク

飼い主からの相談

相談者:大阪府 まみりんさん
ご相談です。今年に入り、初めててんかん発作起こしました。とっさのことで、大変驚きました。
日曜日たったので、空いてる病院探して病院へ行き、採血してもらいました。
BUNの数値以外は異常なしでした。
脳だけは何も検査していません。
又発作起こった時はと、注射器見入ったお薬、鼻に入れてと言われました。その後まだてんかん発作は起きていません。
BUNの数値が高く週一で皮下点滴いっています。
数値は50くらいさがってます。
高い時で78くらいでした。(一年位前)
ここ2、3日、チック症状がひんぱんに起こり、倒れる時もあります。が、すぐに立ち上がります。
いつも行く病院の先生に話すと『その程度なら大丈夫や』と言われましたが、回数も増えてるので、気になります。散歩中も光や日差しで、トラックが通ったりすると、症状おこるので、散歩ためらったりしますが、行きたがるので、ゆるりと行っています。
MRIは高齢なので、リスクあるから、難しいかな?と言われてます。
ご飯は、しっかり食べます。
晩には毛布など、ほりほりして何度も目をつぶって、顔を後ろにさげるチック症状が見えます。
てんかん起こしてるので。とても心配です。
ハーブやアンチノールは飲ませておりますが、
仕事の時は、とても気になります
話が前後してしまいすみません。
何か気を付けることとかあれば、お話し聞きたいです。
長文になり、すみません。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは、とても心配な状況ですね。
さて、今回は、高齢になっての初発の発作、そして続くチック様症状、血液検査で異常がないというところから、やはり脳の病気を疑います。
初発が高齢ということで、いわゆる特発性てんかんより、脳炎や脳腫瘍などの病気を疑います。
これはMRIを撮らないと確定はできないでしょう。
ただ、個人的には脳の病気と仮定して治療をしてあげても良いと思います。
具体的にはステロイドと発作を止めるお薬になります。
かかりつけの先生が治療に積極的でない場合は、脳神経を積極的に扱っている病院へセカンドオピニオンに行くのも良いでしょう。
なかなかお薬以外の対策がなく、また急な体調変化もあり得る状況かと思います。
お仕事中、心配であれば留守番カメラを設置するなどして、日頃体調を細かく見てあげるくらいかなと思いました。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:2つの病院を受診したが震えと腹痛が改善しません

飼い主からの相談

相談者:群馬県 もえさん
1/25の夕方から震えていて元気がなく尻尾も垂れていて様子がおかしいと感じました。お腹を触ると嫌がり痛そう?な様子もありました。なんとなく肋骨のところが張っているような気もします。ベランダで飼育しています。
次の日26日かかりつけの病院に受診、体温、心音、瞳孔を見てもらい異常なし、少し腹圧があるとのことでステロイド系の注射をしてもらいましたが症状変わらず
27日別の病院を受診、血液検査、X線(腹部)、超音波で見てもらいましたが異常なし
プリンペランとセスデン、ビタミン剤の注射をしてもらい内服でプリンペラン、プロナミドを処方してもらいました。
少し様子みていますが29日になっても様子はかわりません。
波があるように感じますが震えがひどい時もあるように感じます。
食欲はあり、下痢なし
病院を受診してから餌を減らすように言われ少なくしてから排便なし
排尿はあります。まだお腹は痛そうな様子あります。
検査も異常がないので今後どのように対応すれば良いのかわかりません

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
とても心配な状態ですね。
わんちゃんが震える場合、まず病的でない要素は環境(低温)、心因性(恐怖、興奮)、加齢などが挙げられます。
心当たりがあるものはありますでしょうか?
次に、病的な場合は、痛み、脳神経の異常などが挙げられます。
今回はお腹の痛みを中心に治療、検査をされていますが、例えば他見逃されがちなのは、椎間板ヘルニア、脳脊髄炎などの神経の痛み、または多発性関節炎などの関節の痛みが挙げられます。
特に、それら脳神経、骨格の異常はあまり血液検査に異常が出ません。
次に行うべき検査としては、まず入念な身体検査だと思われます。
頸部痛や背部痛がないか、全身の四肢の関節の曲げ伸ばし、または腫れのような異常はないかどうか、です。
飼い主様の方でも、姿勢の異常や歩様の異常がないか、入念に見てみましょう。
特に、尾が垂れているというのは椎間板ヘルニアではよくある症状です。
あとありうるとしたら、胸部の異常でしょうか。
心臓腫瘍など、珍しいところも痛がるように見えるかもしれません。
胸部レントゲンや超音波検査を行いましょう。
それでも分からなければCTやMRIに進むと思いますが、その前に今回は「痛み止め」による治療が行われていないようなので、そういった大掛かりな検査の前に試験的な治療を行った反応性を見ていくことも一つだと思います。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:痙攣と内蔵疾患

飼い主からの相談

相談者:埼玉県 もかさん
10歳 チワワ(女の子)1.2キロです。
皮膚疾患で通院中、アポキルを服用してます
今年の4月に初めて痙攣をおこしました。薬は皮膚の状態が酷くなったので アポキルと抗真菌薬を服用してました。
救急病院に行き、採血した時は薬の影響もあって 肝機能の数値が異常に高くなっていました(3000台)
主治医の先生に相談して抗真菌薬は服用中止、 ウルソを処方してもらい 肝機能の数値も戻ったのでウルソもやめました。
その後 痙攣はなかったのですが、11月21日深夜 再び痙攣
その時は3回痙攣がおこってしまいました
今回の採血結果で高値だったのが、グルコースが212、BUNが33、ALTが735、GGTが61でした
胸部レントゲンは肺が少し白くなっていると言われました
脳疾患を疑われたのですが 前回、今回とも内蔵の数値が異常に高かったのでそれが原因じゃないかと思ってます
MRIやCTを撮らないと脳疾患の確定病名がつかないとのことですが 麻酔は呼吸器の心配があるのでやりたくないので 痙攣の原因が何とかわかればと思ってます
つたない文章で申し訳ありませんが 肝機能低下で痙攣が起こる可能性があるかご教授頂ければと思います 宜しくお願い致します

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
そうですね、血液検査的には内臓からの可能性は低いと思われます。
他、お話頂いた範囲で痙攣発作に関係がありうるものとしては、血糖値が軽度に高いのは、発作によるアドレナリンの放出によるところと推察されます。
胸部レントゲンでの肺の白さも、もしかしたら神経原性の肺水腫に近いものかもしれません。
あとは、痙攣発作の「型」が脳神経学的な発作のような感じがすれば、ほぼ脳の疾患だと思われます。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
繰り返す痙攣で、とても心配ですね。
仰る通り、痙攣には脳神経から来るもの内臓から来るものと、二パターンあります。
脳神経に関しては、MRIを撮らないと判断がつきにくいです。
原因としては、年齢的には脳腫瘍・脳炎が挙げられます。
内臓から来るものに関しては、尿毒症、アジソン病、低血糖、電解質異常などがあり、肝臓でいうと「高アンモニア血症」で痙攣が起こります。
ATL,GGTは肝酵素値であり、実際の機能は示しておりません。
肝機能を推察する数値は、BUN、ALB、GLU、T-chol、T-Bil、HN3(アンモニア)、TBA(総胆汁酸)です。
これらの項目はすべて測定していますでしょうか?
そこに異常がある場合、慢性肝炎などによる「後天性門脈シャント」が形成され、痙攣をおこしている可能性があります。
追加のご質問があれば宜しくお願い致します。
ご参考になれば幸いです。

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相談内容:からだの痙攣?ぴくぴくについて

飼い主からの相談

相談者:神奈川県 ちいなさん
よろしくお願いします。
ここ3か月前くらいからですが、起きてるときに体がビクッビクッ、と動きます。本人もどうしていいか分からないような感じで動こうとします。
てんかんのようなのたうちまわったり意識がないとかはないのですが、だっこしてるときもビクッビクッとなります。
特にこの夏の暑い日、ずっとエアコンの室内にいましたが、少し散歩がてら涼しい場所や日陰ですが少し歩いたあとはぁはぁと息したときに、体がビクッ、ビクッとなりました。
昨日も散歩して落ち着いたときとかに症状が出たり、車の中でだっこしてるとビクッビクッとなりました。体に少し負荷がかかるとなる感じはします。
安静にして伏せした状態だとなる回数も少ないようですが、たまになります。
食欲はあり、水も飲みます。
病院に、相談したところ、そのビクッというのは別の診察時に先生が気づき、先生これです、といって、脳の伝達の、なんとかといってまして、
のたうちまわったり意識がないとかあったらすぐ連れてきてくださいと言われました。
特に検査はされませんでした。
参考に今現在、前足関節の痛みがありますがなんとか歩けてます。
また、肝臓数値が高かったので数年ウルソを1日一粒飲んでいます。
アンチノールも1日一粒あげています。
体重は8キロほどです。
からだのびくつきが、本人もいやみたいで、
私も見ていて何とかしてあげたいですが、
どうして良いか分かりません。
悪くならないうちに何とかしてあげたいのですがどうしたら良いでしょうか。
よろしくお願いします。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

追加のご質問ありがとうございます。
プレビコックスは非ステロイドの消炎鎮痛剤ですね。また、その副作用としての胃腸障害を予防するために、サイトテックを使用しています。
ある意味これも痛みに対する治療ですが、比較的弱めの治療です。
例えば頸部の椎間板ヘルニアであれば、また違ったお薬を使用すると思われます。
また、脳の疾患に対する検査は、概ねMRIになります。
椎間板ヘルニアの検査もMRIとなりますので、推奨される検査ですが、基本全身麻酔で高額な費用がかかります。
検査なくして治療を行うことも可能ですが、その際はステロイド剤や、もし本当に部分発作であれば発作を止める薬を使用します。
いかんせん今回は文章のみのご相談なので、上記の方針は正しくないかもしれません。
まずは血液検査やレントゲン検査など、基礎的な検査を積み重ねて診断を進めていくことを推奨致します。
ご参考になれば幸いです。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんにちは。
高齢ですし心配ですね。
現状、治療はされていないという認識で宜しいでしょうか?
このビクッという症状から、文字だけですが想像されるのは、痛み、もしくは脳の疾患(かかりつけの先生が言う脳の伝達)になります。
具体的に言うと、痛みであれば頸部の椎間板ヘルニア、脳の疾患だと脳炎や脳腫瘍による部分発作が考えられます。
前肢の関節炎もあるとのことでしたが、そちらの症状は落ち着いてますでしょうか?
頸部の椎間板ヘルニアだと前肢に何か症状が見られる事もあります。
本人もつらいでしょうから、その辺を含めて検査を進めてみてはいかがでしょうか?
追加のご質問があれぼご相談下さい。
ご参考になれば幸いです。
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相談内容:痙攣のような発作が起こります

飼い主からの相談

相談者:大阪府 もしゃやんさん
1度目は昨年2022年5月、コンセーブを処方され一回半錠(1日2回)を飲み、その後発作無く過ごしていましたが、
2023年9/10かなり大きな発作を起こしました(体がローリングするように転がり手足を少し突っ張る感じ。1分未満)
9/11かかりつけへ。
目、耳に特に異常なく、薬を一回一錠(1日2回)に増やす指示。
9/14再度発作(よろよろした後半分上を向くような状態で意識が朦朧としており2分半弱。その後10分後に再発作。1分未満)
翌9/15かかりつけへ。目、耳の異常なし。
クッシングがある為、コートロシン投与後の採血待ちをしている間に再発作(14日と同じような上を向いて目の焦点が合わない+尋常でないくらいの涎、脱糞。1分ほど)
コンセーブを、一回1.5錠(1日2回)に増やすよう指示あり。
9/19再発作(トイレに行こうとして、ヨロヨロとよろめきそのまま倒れて体がローリング(4回ほど)し、目の焦点が合わず大量の涎、1分ほどでおさまるが、しばらく起き上がることができず、脱糞。初めて少し舌の色が悪くなる)
その後、呼吸、涎、ふらつきもおさまり、舌の色も普通にもどる。
年齢的なこともあり、MRIは撮らず対処療法でいくとかかりつけの先生の判断です。
薬の量含め、今のままでいいのかも含めてご相談です。
子宮嚢腫、乳腺腫瘍の、術歴あり。毎月検査をしており再初は有りません。
クッシングの薬はアドレスタン5mgを飲んでいます。

浅川雅清先生(フリーランス獣医師(ペット家族動物病院成城店))からの回答

こんばんは。
発作が繰り返しており、とても心配ですね。
さて、今回の発作が一番最初に起きたのは12〜13歳の頃で宜しいでしょうか?
この段階で、脳炎や脳腫瘍などの脳の疾患を第一に考えます。
となると、今年9月の発作は、そういった基礎疾患の進行で起こっているものと予測されます。
また、コンセーブは効果が現れるまで最低5日は要する事が知られています。
今回のように発作が頻繁に起こるときは、レスキューとしてレベチラセタムのような即効性のある薬を併用します。
コンセーブの量が適切かどうかは、外注検査の血中濃度測定が必要になりますので、治療と平行して行いましょう。
それが低値であればコンセーブを増やせばなんとかなると思いますが、お話を聞く限りはコンセーブのみでのコントロールは難しいように思います。
すなわち、即効性のある薬を併用することはもちろんのこと、根本原因にアプローチするような、例えばステロイドの薬を併用するなど、治療の角度を変えていく必要があると思います。
クッシング症候群なのでステロイドの使用は躊躇われますので、それは最終手段となるでしょう。
ご参考になれば幸いです。
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