シーズーの目の異常に関する獣医師さんへの相談内容 (2ページ目)

シーズーの目の異常に関する獣医師さんへの相談内容をご紹介します。
※グループサイト『だいじょうぶ?マイペット』からの提供記事になります。

相談内容:水晶体が脱離…?

飼い主からの相談

相談者:三重県 koedaさん
はじめまして。
今年で18歳になるシーズーを飼っています。
白内障など老犬に見られる症状は色々出てきています。
1日の大半は寝ていますが、大きな病気はなく、食欲も適度にあり、歩行もできる状態(ただよくぶつかったり転びます)で、病院にはかかっていませんでした。
けれど今日、私が見た時久しぶりに起きていたので、顔をよくよく見ていると、目の横に白い直径1cmくらいの粒が…血の気が引きました。
水晶体が脱離してしまっていたようです。
もうかなり高齢ですし、手術など体に負担になるようなことは避けたいと思うのですが…やはり動物病院で残っている眼球を摘出してもらうべきでしょうか?近くに病院がないので、応急処置で生食で洗浄しておきますが、できるだけ清潔を保っていても、このままおいておけば、やはり化膿してしまいますか?
手術での体への負担が怖いのと、このままではいけないという気持ちとの葛藤で本当に迷ってしまって…。眼球摘出の負担はどの程度でしょうか?どうかアドバイスをお願いいたします。

橋本 祥男先生(シンシア・ペットクリニック)からの回答

水晶体が眼の外に出る場合は、
角膜が裂けたりした場合ですから、
普通には考えられないのですが、
画像もなく判断できません。
心配でしたら、まずは病院で診てもらうべきでしょう。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:脈絡膜新生血管について

飼い主からの相談

相談者:東京都 kozukozuさん
こんにちは。
今回はシーズーの花子について質問させていただきます。
もともと、軽い乾性角膜炎があり、オプティミューンを
1年以上続けています(両目)
2週間ほど前、左目に沢山目ヤニがつき、白眼が真っ赤だったので
すぐに獣医さんへいきました。
その際、蛍光っぽい?黄緑色の液体を左目に垂らすと
先生が、角膜に傷が付いていますと言い、
NeomycinとAtropine(Ophthalmic Ointment)という
2種類の軟膏を出して頂きましたが、それを点眼しても
全然良くならず、むしろ光を頼りに歩いている感じで
物が見えていない様子。水とご飯の入れ物もどっちかわからない程。
(右目は、ずいぶんまえからなんとなくしか見えていませんが
左目は見えていました)最初の診察から5日後に再診。
また、黄緑色の液体を垂らし、だいぶ良くなっていると言われ
2種の軟膏は中止し、オプティミューンに戻すよう指示されました。
(この日、眼があまり見えていない様子の話をしましたが、
先生は『そのようだね』と言うような応対のみでした)
が、この時点で白眼はまだ赤かったです。
2回目の診察から10日後、角膜の表面が白濁して盛り上がり、
黒眼の一部が赤くなっていることに気付き再び病院へ。
しかし、この日も白眼がまた赤くなってる事だけ話をされ、
黄緑色の液体を垂らし、また少し傷があるみたいだから
前回の軟膏2種を再開するように言われ、4日後の今日
また来るように言われました。
そして、今日再び病院へ行き、ここでやっと眼圧と
涙がどれだけつくられているか?の検査をし
初めて、Corneal neovascularizationかも?と言われました。
このとき、緑内障ではないとも言われました。
眼圧は正常だったらしく、
先生はどうして黒眼の血管がでているのかわからないと言い、
あと1週間、今回はNeomycinのみを、
なぜか『両目』に点眼するよう指示が出され、1週間様子を見て、
変わらないようなら、大学病院(フロリダ大学)で検査するよう
言われましたが、
先生がなんでだかわからないのに、1週間も様子を見てるだけで良いのか
不安になり今回の質問に至ります。
出身地は東京ですが、現在フロリダに在住しております。
英語での医療用語はさすがに難しく
日本の獣医さんに日本語でアドバイスしていただけたら
本当に助かります。
今後の治療でも、前もって日本語で理解できていれば
英語でも少しはわかりやすくなると思います。
長くなってしまいましたが、
今の、花子の状態はどう推測されますでしょうか?
ご回答の程よろしくお願い致します。

中津 賞先生(中津動物病院)からの回答

この病気は乾燥性角(膜)結膜炎 keratoconjunctivitis sicca,またはdry eye と言いまして、涙の量が不足している状態です。涙液の分泌不全により二次的に角膜と結膜に炎症が生じています。涙は涙腺で作られていますが、自己免疫性autoimmune reactionにこの涙腺細胞を自分が作った抗体で壊している病気です。濃い膿性の目やにが特徴です。今起こしている症状は角膜びらんcorneal erosion あるいは角膜潰瘍corneal ulcerと表現されます。角膜は3層からなっていて表面の層は平滑です。でもこの層が剥がれますと激しい痛みで眼が開けられなくなります。この層が剥がれているのかを検査するのが蛍光色の点眼液で、フルーオロレセンスfluorescenceと言う色素です。この色素が角膜表面の表相が剥がれてざらざらになった部位に付着して残り、紫外線で蛍光を発します。2回目の検査でこの部位が狭くなって来たようですね。乾燥性角(膜)結膜炎および角膜潰瘍のある眼は人工涙液artificial tearsを一日に10回以上頻回に点眼して、常に湿潤な角膜表面を保つようにします。涙が角膜に酸素を運んでいますので、乾かさない事が一番大切です。また角膜潰瘍部からは再生を阻害するコラゲナーゼcollagenaseという蛋白分解酵素が出て来ます。頻回の人工涙液の点眼は、この酵素を希釈して治癒を促進するという意味も有ります。角膜血管新生Corneal neovascularizationは角膜に酸素が充分に行き渡らない事が長く続くと角膜の損傷部位から血管新生neovascularizationを促す物質を分泌して周囲の黒目から新しい血管が伸びて、酸素を角膜に供給します。この状態がCorneal neovascularizationです。角膜潰瘍の治癒が遅れている事を示しています。眼圧は17mmHg前後が正常です。緑内障glaucomaでは倍以上に上がり、数時間以内に失明します。逆に10mmHg程度か、それ以下では虹彩炎iritisの状態で、眼内炎endophthalmaitisとも称されます。これは非常に重篤な症状で、直ちに強力にステロイドのような消炎剤を投与します。網膜retinaの機能に異常が出ないうちに治療を始めないと失明します。      中津動物病院 獣医師・獣医学博士 中津 賞

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:眼圧

飼い主からの相談

相談者:青森県 オトヤンさん
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思い質問させていただきました。6歳の雌のシーズーです。右目が充血していたので、23日に動物病院受診したところ、眼圧が24あり緑内障と診断されました。白内障もでているとのこで、点眼タリビットとレスキュラがだされ、一週間後にまた診察してもらったら、今度は眼圧が30になっていて、今度はキサラタンを3日してその時は眼圧が正常にもどりました。しかし、充血はとれないままで、点眼ジクロードが出され、その後一週間後、診察してもらいに行ったら眼圧が高いところでは、50もありました。そのため、点滴をしてもらい眼圧は23までは下がったのですが、充血は、とれません。このまま、失明とか左の目までも、緑内障になるのではと、心配です。せめて、痛みが取れてくれればと思うのですが。強い薬で副作用はないでしょうか?

山上 洋介先生(ベーネ動物病院)からの回答

はじめまして、ご心配ですね。
右眼の視力はあるのでしょうか?通常40~60の眼圧が1~2週間持続すれば、一般に失明していると考えられます。現在右眼は痛みがあるのでしょうか?視力があるなら、レーザー毛様体光凝固術と内科的に目薬等でなんとか維持する事になると思います。視力がないなら、目薬で眼圧を痛みが出ないようになるべく下げるか、ゲンタマイシンの硝子体内注射、シリコン義眼挿入術、眼球摘出術の選択になると思います。片目が緑内障になった場合には、もう片方の眼にもいずれ緑内障が出る確率が高いので、予防的に目薬を点眼したり、レーザーで予防的に毛様体光凝固術をするなどの方法があります。レーザー治療は、眼科専門医の先生を紹介してもらった方が良いかと思います。お大事に。

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:甲状腺機能低下症

飼い主からの相談

相談者:愛媛県 ちゃいままさん
はじめまして アドバイスをいただきたく思い質問させていただきました 11歳 シーズー 9キロですが 半年ほど前に 甲状腺機能低下症がわかり T4の薬を3ヶ月半ほど飲みまして その時の 血液検査では正常値で維持できていますとの事でした       ですが 見た目の状態は 少しもよくなっていなく 一日中寝てばかりで 呼んでも反応がなく 特に歩行障害がひどくなっているように思いました。ネットで T3の薬もあることを知り 使ってみたい事を先生に伝えましたが あまりすすめたくないと言われました  今までに こうゆう例がなかったそうです。                     お願いして  試しにT3をしばらく飲ませてみることになり現在も 続けていますが 最初の2週間ぐらいは よくなってきていましたが それからは また同じような状態です 間違っているかもしれませんが 私が 感じた事は この子には T4だけでも T3だけでもだめで  両方併用して飲ませたほうがよいのではないかと...人間の場合は 併用療法は 当たり前のようですが 犬の場合は どうなのでしょうか?          もし 出来るのならば 両方のバランスの取れる薬の維持量を教えていただきたいのです        よろしくお願いいたします                  

今道 昭一先生(きたのさと動物病院)からの回答

 まず、甲状腺機能低下症についてお話しましょう。
この病気は原発性と続発性の2つに分類できます。
原発性とは甲状腺の問題によって、甲状腺ホルモンが分泌できない状態、続発性とは他の病気によって一時的に甲状腺ホルモンがはたらかない状態をいいます。
 この2つの区別は他の病気がないかどうかを徹底的に調べることにかかっています。それに加えて、中には甲状腺ホルモン値に影響するお薬もありますので、現在までの投薬歴もきっちりと調べておきましょう。
 もし、原発性の甲状腺機能低下症なら大半はレボチロキシンに反応します。中には甲状腺成分に対する抗サイログロブリン抗体を作る病態があり、T3製剤を必要とするケースもあるようですが、やはり私も今までに経験したことはありません。
 私の基準では、血中甲状腺ホルモン濃度の低下が見られ他に基礎疾患がないときは、レボチロキシンを投与して、その効果から診断を下すことが多いです。
つまり、明らかな効果が得られれば原発性甲状腺機能低下症、効果が不十分だと、他に病気がないかを調べていきます。
特に、T4は正常値にもかかわらず、症状だけが改善しないときは他の原因を探すことが必要かもしれません。
私もこれまでにしつこいくらいの検査をして見つけてきた病気もあります。1回の検査では見つからなくても、数回繰り返すことで見つかることもあります。
もう1度、血液検査、レントゲン、尿検査など基本的な健康診断をしっかりとしてみてはいかがでしょうか?そこで問題があれば、さらに精密な検査へ進むとよいと思いますが、いかがでしょうか?参考までに。
 

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る

相談内容:失明すると言われましたが・・・・

飼い主からの相談

相談者:福島県 ジョンママさん
こんにちは。シーズー雄7歳の事でお聞き致します。先日白目が充血し、目やになどが酷く病院に行ったところ、オプティミューン眼軟膏と硫酸ゲンタマイシン点眼液を処方されました。失明を遅らせる薬だと言うことです。
どのような病名なんでしょうか?特にこれから気を付ける事などありましたらアドバイスお願い致します。

飯田 恒義先生(いいだ動物病院)からの回答

 オプティミューン眼軟膏は、シクロスポリンを成分とする免疫抑制を目的に使用される薬剤です。
 通常は、ドライアイや続発する色素性角膜炎などの治療に用いられます。
 ゲンタマイシンは抗生物質です。
 主治医から病名や失明する理由などの説明は、お聞きにならなかったのでしょうか。
 次回、通院された際に、説明を受けられるべきです。
 

だいじょうぶ?マイペットで相談の回答の詳細を見る
だいじょうぶ?マイペットで
目の異常に関する獣医師さんへの相談内容をもっと見る
 執筆者プロフィール
『みんなのペットライフ』編集部スタッフが、わんちゃん・ねこちゃんの飼い方、しつけのアドバイスなど、毎日のペットライフに役立つ知識や情報をお届けします。

ペット保険について

大切なペットの万が一に備えてペット保険を検討してみませんか?

ペットが病気やケガをしたとき、治療費の一部または全額を負担してくれるペット保険には提供しているペット保険会社によって様々なプランがあります。

ペット保険比較サイト「みんなのペット保険」なら、犬種・猫種、年齢から補償内容・保険料を比較し、そのまま資料請求やお申し込みも可能です。

実際にペット保険をご利用の方の口コミや各種ランキングも多数掲載しておりますのでペット保険にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

※みんなのペット保険に移動します

この記事に関連するキーワード

関連する記事

おすすめ特集

おすすめ特集をもっと見る

おすすめブリーダー特集

みんなのペットライフでは子犬・子猫に優しいブリーダー直販を推奨しています。

シーズーの人気記事ランキング

ミテミテ 写真・動画特集

「ミテミテ」はペットの写真投稿や悩み相談ができるコミュニケーションサービスです。

里親募集情報特集

事情があり飼えなくなってしまったペットや飼い主がいないペットの里親募集情報を掲載しています。

てくてく ペット施設特集

「てくてく」はペット施設情報口コミサイトです。

グループサイトのご案内

健康で楽しいペットライフをお手伝い
犬・猫・小動物などのペット里親情報サイト
てくてく ペット施設情報検索・口コミサイト
みんなのどうぶつ病気大百科
犬との暮らし大百科